shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

Who Made Who / AC/DC

2010-04-05 | Hard Rock
 4月に入ってすっかりロック色が濃くなってきたこのブログだが、やっぱり物心ついて以来ずぅ~っと聴き続けてきた音楽というのは耳に心地良い。私の場合、ビートルズとハードロック一色の10代を過ごしたこともあって、この歳になっても未だにハードロックから抜け出せない。ということで今日は胸毛系の中でも異色の “半ズボン&ランドセル系(笑)” バンド、AC/DC である。
 私が初めて AC/DC というバンドの存在を知ったのは高校時代に愛読していた「音楽専科」という雑誌でヘビメタ評論家の伊藤政則氏のレビューを読んだのが最初だったと思う。NWOBHM (New Wave Of British Heavy Metal) に心酔する氏が絶賛しているのを見て、私は聴いてもいないのに彼らをアイアン・メイデンやジューダス・プリーストと同列のヘビメタ・バンドと思い込んで敬遠するようになり、当時アメリカで大ヒットを飛ばしていた「バック・イン・ブラック」や「悪魔の招待状」も結局リアルタイムでは聴かずじまいだった。
 そんな私の聴かず嫌いな偏見を木端微塵に打ち砕いたのが「ベスト・ヒット・USA」で見た「フー・メイド・フー」のビデオ・クリップだった。それは半ズボン&ランドセルのスクールボーイ・スタイルでチャック・ベリーみたいに弾きまくる看板ギタリスト、アンガス・ヤングのクローンが一杯登場してヘッド・バンギングしまくる光景がめっちゃ笑える楽しいビデオ・クリップで、番組を録画したテープを何度も繰り返し見るうちにすっかり彼らのグルーヴにハマッてしまった。彼らのサウンドはただウルサイだけのヘビメタとは激しく一線を画すブルース・ルーツのタテノリ・ロックで、一緒に口ずさめるキャッチーさも兼ね備えているところが何よりも素晴らしい。 “一体コレのどこがヘビメタやねん!” と思った私は慌ててタワレコへ走り、この曲が入っているCDを買った。それがこの「フー・メイド・フー」である。
 このアルバムは元々「マキシマム・オーヴァードライヴ」という映画のサントラとして1986年にリリースされたもので、全9曲中アルバム・タイトル曲の「フー・メイド・フー」を含め新曲が3曲と既発曲が6曲という中途半端な構成のためファンの間での評価は低いようだが、私にとっては初めて買った彼らのアルバムと言う思い入れもあるし、何よりも “ヘッドバンガー達のアンセム” ①「フー・メイド・フー」と “踊れるハードロック” ⑦「シェイク・ユア・ファウンデイションズ」という大好きな2曲が入っているだけでもう十分に大名盤だ。2曲とも、 “ソナー・ドラムの鬼” と呼ばれるサイモン・ライトが生み出す熱いビートに乗ってノリノリのギター・リフ攻撃が炸裂、聴いてて思わず身体が動いてしまうキラー・チューンだ。このプリミティヴなエネルギーの奔流がタマランなぁ...(≧▽≦) ①の “フメイフゥ~♪” 、⑦の “アイヤイヤァ~♪” と一緒に歌いたくなるような理屈抜きの楽しさも嬉しい。やっぱりロックはこーでなくちゃね(^o^)丿

AC/DC - Who Made Who


AC/DC - Shake Your Foundations

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