shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

We're Not Gonna Take It / Twisted Sister

2010-04-04 | Hard Rock
 やっと土曜日だ。転勤してまだ2日というのに、3月までの遊び放題な生活が祟ったのか結構疲れた。仕事そのものはめちゃくちゃラクチンやし職場の雰囲気も段違いにエエのだが、やはり通勤がネックで、一車線の道でミラー見てないオバちゃんや走るシケイン状態の枯葉マークの後ろについてしまうともう最悪、何台もの車がまるでカルガモ親子のように数珠つなぎになってチンタラ走るハメになる。モナコGPで遅い車に前を塞がれてイライラするF1ドライバーの気持ちを痛感させられているのだが、私は車に乗っている時は必ず音楽を聴いているのでそんな時の選曲は重要だ。これまでの経験からイライラした時に最適なのは、怒るのもアホらしくなるような脱力系音楽が一番で、最近ではこの前取り上げた小山ルミの「グット,, がまんして!!」が効果テキメン、 “早よ行けよ、このタコ!!!” とイラついていたのが何だかバカバカしくなってきて、“まぁエエか...” と思えてくるから不思議である。私と同じイラチの方は是非お試し下さい(笑)
 で、彼らが消えて目の前がクリアになったら遅れを取り戻そうとアクセル全開である。そんな時はやっぱりアップテンポなロックンロールがいい。ということで今日はツイステッド・シスター、バリバリの胸毛系(笑)である。1984年にリリースされ、全米だけで300万枚を売り上げた大ヒット・アルバム「ステイ・ハングリー」は、バカ丸出しのヘビメタ・ファッションに身を包み生肉にかぶり付こうとするケバいメイクの大男のジャケットは大概にせい!といいたくなるような代物だが、中身は理屈抜きの楽しさが満載のストレートアヘッドなアメリカン・ロックンロール。ナメてかかると痛い目に会う1枚だ。
 アルバムからの 1st シングルになった「ウィアー・ノット・ゴナ・テイク・イット」はめちゃくちゃキャッチーでノリの良いナンバーで、一度聴いたらそのサビのメロディーが頭から離れなくなり、気がつけばいつの間にか口ずさんでしまっていること請け合いのロックンロール・アンセムだ。クワイエット・ライオットのスレイド・カヴァー「カモン・フィール・ザ・ノイズ」を想わせるイントロのドラムから一気に突っ走る曲想は痛快そのものだし、思わず一緒に大合唱したくなるメロディーも秀逸でサビの盛り上がり方はハンパではない。私は80'sロックの名曲の一つだと思っている。
 又、この曲のビデオ・クリップも笑撃のケッサクで、いかにも MTV ウケしそうな単純で分かりやすいベタなストーリー展開がめっちゃ楽しい(^.^) まぁどう見てもアホな外見(←失礼!)からついつい冷笑・軽視・敬遠されがちなバンドだが、ロックンロールの本質を見事に突いた歌詞といい、呆れるほど覚えやすいサビのメロディーといい、シンプルの極みのようなギター・ソロといい、私のようにポップなハードロックが好きな人間にとっては座右の名曲だと思う。

Twisted Sister - We're Not Gonna Take It

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