
901 さんからのコメントで昭和ガールズ歌謡シリーズの再開のご要望を頂いた。こんな偏向趣味の音楽ブログ(笑)にリクエストを頂くなんて、ホンマにありがたいことである。前回は2週間という長期に亘っての大特集でそろそろ潮時かなというのもあったし、何よりネタが尽きかけてきたこともあって最終兵器 “ミコたん” を投入したのだが、こーなったら無い袖を振ってでもやるしかない(>_<) ということで、今日から再び “昭和ガールズ歌謡・アンコール・シリーズ” に突入だ。
記念すべき(?)再開第1号は私が生まれて初めて買ったレコードにしよう。ピンキーとキラーズの「恋の季節」である。1968年7月に発売され、同年9月から12週連続でチャート№1を独走し、1週だけその座を明け渡したものの、再び№1に返り咲いた後は更に5週間そこにに居座ったウルトラ・メガ・ヒット曲だ。トータルで17週№1(←歴代最高記録!)ということは、単純計算で1年の 1/3 の間、最も聴かれ売れまくっていたことになる。まだ音楽が今のようにファスト・フード化していなかったあの時代に200万枚以上を売り上げたというのだから、これはもう恐れ入谷の鬼子母神だ。1968年後半は日本中が「恋の季節」一色に染まっていたと言っても過言ではないだろう。
当時の私はまだ小学生にもなっていなかったが、必殺のイントロ、絶妙なテンポ設定、心の琴線をビンビン震わせる魔力を秘めた旋律、伸びやかなピンキーの歌声、山高帽にパンタロンスーツというユニークなファッション、思わず真似したくなるようなカッコイイ振り付けと、もうすっかり「恋の季節」にハマッてしまい、 “夜明けのコーヒー♪” の意味も分からぬままに(←当り前やん!)来る日も来る日も黒い画用紙で作った帽子をかぶり新聞紙を丸めたステッキを持ってピンキーのモノマネをしていた。特に “死~ぬまで私を~♪” のところで帽子に手を置いて足をクロスさせる動きがめちゃくちゃ好きだった。
当時は “セルジオ・メンデスを目指す新進気鋭のグループ” と紹介されており、それはつまりボサ・ノヴァのグループとして売り出していたということだ。又、この曲をレコーディングした時、ピンキーこと今陽子さんはまだ弱冠17才だったというのもビックリだ(゜o゜) YouTube で見つけた映像は当時のモノクロのものと2008年期間限定再結成時のものの2種類で、40年の時を経て平成の世になっても、いや、薄っぺらい音楽が蔓延するこんな時代だからこそ余計にこの昭和歌謡史上屈指の名曲の素晴らしさが胸に沁みるし、ピンキラのパフォーマンスも色褪せるどころかむしろ輝きを増しているように思う。そこにはノスタルジーの一言では説明のつかない何か、素晴らしい音楽だけが持つ “時代を超えて輝き続けるパワー” が溢れている。
尚、ピンキラは「恋の季節」だけの一発屋のように思われているが、実際はコレに続く「涙の季節」も№1になっており、ファンの中にはこちらの方が好き!という人もいるかもしれない。折角なので一緒に貼っときますんで、キョーミのある方は聴いてみて下さい。
恋の季節/ピンキーとキラーズ
ピンキーとキラーズ 「恋の季節」(2008バージョン)
記念すべき(?)再開第1号は私が生まれて初めて買ったレコードにしよう。ピンキーとキラーズの「恋の季節」である。1968年7月に発売され、同年9月から12週連続でチャート№1を独走し、1週だけその座を明け渡したものの、再び№1に返り咲いた後は更に5週間そこにに居座ったウルトラ・メガ・ヒット曲だ。トータルで17週№1(←歴代最高記録!)ということは、単純計算で1年の 1/3 の間、最も聴かれ売れまくっていたことになる。まだ音楽が今のようにファスト・フード化していなかったあの時代に200万枚以上を売り上げたというのだから、これはもう恐れ入谷の鬼子母神だ。1968年後半は日本中が「恋の季節」一色に染まっていたと言っても過言ではないだろう。
当時の私はまだ小学生にもなっていなかったが、必殺のイントロ、絶妙なテンポ設定、心の琴線をビンビン震わせる魔力を秘めた旋律、伸びやかなピンキーの歌声、山高帽にパンタロンスーツというユニークなファッション、思わず真似したくなるようなカッコイイ振り付けと、もうすっかり「恋の季節」にハマッてしまい、 “夜明けのコーヒー♪” の意味も分からぬままに(←当り前やん!)来る日も来る日も黒い画用紙で作った帽子をかぶり新聞紙を丸めたステッキを持ってピンキーのモノマネをしていた。特に “死~ぬまで私を~♪” のところで帽子に手を置いて足をクロスさせる動きがめちゃくちゃ好きだった。
当時は “セルジオ・メンデスを目指す新進気鋭のグループ” と紹介されており、それはつまりボサ・ノヴァのグループとして売り出していたということだ。又、この曲をレコーディングした時、ピンキーこと今陽子さんはまだ弱冠17才だったというのもビックリだ(゜o゜) YouTube で見つけた映像は当時のモノクロのものと2008年期間限定再結成時のものの2種類で、40年の時を経て平成の世になっても、いや、薄っぺらい音楽が蔓延するこんな時代だからこそ余計にこの昭和歌謡史上屈指の名曲の素晴らしさが胸に沁みるし、ピンキラのパフォーマンスも色褪せるどころかむしろ輝きを増しているように思う。そこにはノスタルジーの一言では説明のつかない何か、素晴らしい音楽だけが持つ “時代を超えて輝き続けるパワー” が溢れている。
尚、ピンキラは「恋の季節」だけの一発屋のように思われているが、実際はコレに続く「涙の季節」も№1になっており、ファンの中にはこちらの方が好き!という人もいるかもしれない。折角なので一緒に貼っときますんで、キョーミのある方は聴いてみて下さい。
恋の季節/ピンキーとキラーズ
ピンキーとキラーズ 「恋の季節」(2008バージョン)
最近、高田みづえ(single)とサザン(LP)の「私はピアノ」をゲットしてよく聴いております。名曲、名唱ですな。
シリーズ再開、何とか頑張ってみます。
あんまりネタ残ってないですけど...
ピンキラのスタイルは一貫してますね。
他の曲にも「恋の季節」の雰囲気横溢って感じのがいくつかあります。
この1曲で50年近く営業をやってるんですから
凄いですね。
今陽子さんは1951年生まれなので今年で59才のはずです。
衰えが見られないのは日頃の鍛錬の賜物でしょうか?
「私はピアノ」、エエですね~(^.^)
「そんなヒロシに騙されて」と共に
サザンの昭和歌謡路線を象徴するような名曲名演ですね。
胸毛系ひと休み・・・実はホッとしています。
ピンキーとキラーズ!懐かしい!
「死ぬまでわたしを~~」の所で帽子を摘んでピンキーになりきってました
お色気ムンムン歌謡が多かった時代の中でピンキーのマニッシュさは新鮮でした。
(って未就園児がそんな事思って無かった筈ですが・・・
>胸毛系ひと休み・・・実はホッとしています。
胸毛系、姐さん多分アカンやろなぁ...と気にはしておったんですが
幸か不幸か(?)胸毛系を聞いて育ってきましたので、
疲れた時は “リポDよりも胸毛系” で元気になるんです。
これから胸毛系が続いたら “コイツ今疲れとんねんなぁ...” と思って
スルーして下さい(笑)
ピンキラ、懐かしいでしょ(^.^)
姐さんも、帽子つかんではったんですか!
同じやぁ... ピンキー仲間ですやん(笑)
でも未就園児って...ひょっとして同い年やったりして???
この曲が流行った頃、僕は幼稚園児?あるいはもっと小さかったかな?
「♪夜明けのコーヒー」意味がわかる訳はない・・・(苦笑)。
今の今まで気が付きませんでしたが
言われてみれば確かにそっくりですね!!!
いずみたくは同じ頃にヒットした「夜明けのスキャット」でも
「サウンド・オブ・サイレンス」を巧くパクってたし
“アダプトの名人” と言ってもいいかもしれないですね。
他に有名なのがピンクレディーの「透明人間」。
「♪透明人間 あらわる あらわ」るー」の部分がビートルズの「I feel fine」の「♪I'm so glad that she's my little girl」のパクリですね
ウィキペディアで「夜明けのスキャット」を調べると
テレビや新聞でパクリが指摘され、“大きな話題をよんだ” と書いてありました。
レコ大受賞曲ということで大騒ぎになったらしいんですが
あんな露骨なパクリすら見抜けなかったレコ大協会は面目丸つぶれだったでしょうね(笑)
ピンクレディーはあまり詳しくなかったのでYouTubeで聴いてみましたが...........
そのまんまですやん!!!
いやー、エエこと教えていただきました。
私、こーゆーパクリ曲の聴き比べって大好きなんです。
そのうちブログで特集しようかな...(笑)
やっぱりそうだったんですか!
>あんな露骨なパクリすら見抜けなかったレコ大協会は面目丸つぶれだったでしょうね(笑)
そう思いますよ
>いやー、エエこと教えていただきました。
>私、こーゆーパクリ曲の聴き比べって大好きなんです。
喜んで頂けて嬉しいです
他にはアリスの「ジョニーの子守唄」の「♪子供ができた 今でさえ」はビートルズの「All I've got to do」の「♪Whenever I want you around, yeah. 」に似てます
アリスのこの曲は初めて聴いたんですが
ご指摘の部分、確かに似てますね。
でも一音楽ファンとしては
こーゆーのを見つける楽しみ方もありなんじゃないかと思います。