shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

「Get Back」US版 Blu-ray キタ━━━(゜∀゜)━━━!!!

2022-06-24 | The Beatles
 待ちに待った「Get Back」US版 Blu-ray が届いた。購入の翌日にセラーが発送してくれたので、それからというもの、1日に数回のペースでトラッキング情報をチェックしながら「Get Back」の到着を今か今かと待っていたのだ。eBay の Global Shipping Programは米国内の動きがトロいので “いつまでオハイオにおんねん?”“何でケンタッキーなんかでウロウロしとるんや?” と気が気じゃなかったのだが、所在地表示が NARITA, JAPAN になってからはアッという間で、サクッと税関をクリアして佐川急便が届けてくれた。アメリカから11日で到着というのは悪くない。
 その日は「Get Back」が届くことが分かっていたので仕事をさっさと切り上げて速攻で帰宅。テーブルの上に置かれた eBay のパッケージを見てテンション爆上がり状態(笑)で梱包を解き、ディスクを取り出す。何はさておき、まずは字幕の確認が最優先だ。ブルーレイは大画面で見ないと意味がないので(←パソコンの小っちゃい画面ならMP4で十分でしょ?)、早速リビングのブルーレイ・プレイヤーにセットしてみたところ、他のUS版ブルーレイと同様に下のような言語選択画面が出てきたので「日本語」を選択すると、毎度おなじみの “明るい部屋で見て下さい” とか “著作権云々” といった文言が並ぶ青い画面に切り替わり、更にしばらく待つと Part 1 本編 / チャプター / 音声・字幕 という画面が現れた。
      
      

 まず「字幕」を見てみると、「字幕オフ」「英語」「フランス語」「スペイン語」「ドイツ語」「日本語」の6つの選択肢が出てきたので当然「日本語」をチョイス。次に画面を戻して「音声」に行くと、「ドルビーアトモス」「リニアPCM 2.0ch」「音声ガイド付き」の3つの選択肢が現れた。私は最新テクノロジーに疎いので「ドルビーアトモス」と「リニアPCM 2.0ch」の違いが分からない。“ドルビーってカセットデッキのドルビーBとかCとか、何か前時代的な感じがするなぁ。” “リニアPCMって何かリニアモーターカーみたいでこっちは最先端っちゅー感じやな。PCMっていうのも高音質っぽい響きやし...” ということで、とりあえず「リニアPCM 2.0ch」を選択。さぁ、いよいよ視聴開始だ(^o^)丿 この数ヶ月間ずーっと気になっていた字幕は、そして不具合があるとネズミ-が回収理由として主張していた音声は果たして大丈夫なのか...
      
      

 ディスク1の最初の10分ほどの “超短縮版Eight Days A Week” みたいなパートはどーでもいいのですっ飛ばして(←個人的には不要... あのパートを全カットして代わりにGet Back関連の映像をもっと増やして欲しかった...)チャプター2... DAY 1(1月2日)のトゥイッケナム・スタジオのシーンから観始める。字幕も音声も全く問題なしだ。てゆーか、やっぱりテレビの大画面はエエなぁ... 字幕のフォントがネズミー・プラスよりも見やすいのも◎だが、それより何より、もうパソコンの画面でチマチマと観なくていいと思うとめっちゃ嬉しい。
 すっかり安心したので途中まで見たところで試しに音声を切り替えてみた。すると上記の「ドルビーアトモス」は画面右上に「Dolby TrueHD 3/4.1 48kHz」 と表示され、「リニアPCM 2.0ch」は「PCM 2/0 48kHz/24bit」と表示されるのだが、驚いたことに「ドルビーアトモス」の方が音量が2~3割ぐらい小さいのだ。ネズミ-が言ってた “ドルビーアトモスの不具合”ってひょっとしてこのことなのか... と不安になった私は一旦視聴を中断して「ドルビーアトモス」でググってみたところ、“2021年に導入された空間音響技術” “とても立体的な音で、音楽に包み込まれているような感覚を味わえる” とのこと。ただ、デメリットとして “音量が低く感じる” とも書いてあったので大いに納得。どうやら音の小ささは “不具合” ではなかったようで、とりあえずは一安心だ。常日頃ラウドカット盤ばかり聴いているので(笑)ついつい気になってしまったのだ。
 それともう一つ、配信を観た時の感想にも書いたが、ディスクは日割りでチャプター分けがされているので観たい “日” を選べるのがめっちゃ便利。当然MP4なんかと比べモンにならんくらい画質もキレイやし、ホンマにエエことだらけで、このUS版ブルーレイを買って大正解だった。
 結局ディスク1を何の問題もなく見終わり、すでに時間が遅かったこともあってこの日のうちに3枚全部見る時間はさすがに無さそうだったので、とりあえずルーフトップ・コンサートだけは観てから寝ようとディスク3を観始めた。するとちょうどそこへ風呂上りのおかんが通りかかり、屋上コンサートの物珍しさや通行人のインタビューに興味を持ったらしく、横で一緒に観始めよったのだが、例の巡査二人がデビー嬢にあしらわれているシーンで “おぉ、真っ赤になって怒っとる怒っとる...” と大喜び。向かいのビルのオッサンにも “アホ丸出しの面しとるなぁ、ハハハ...” と大笑いで、結局最後まで一緒に観ながら “この映画オモロイやん... また見せてや(^.^)” とめっちゃご満悦だった。そーかそーか、「Get Back」ってオモロイ映画やったんか...
 思い起こせば2月の発売決定→土壇場で延期→強制キャンセルとスッタモンダの末、やっとのことで手に入れた「Get Back」ブルーレイだが、画質も音も字幕も問題がなかったのでホンマに嬉しい。首尾よくUKアマゾンで予約された方も、不本意ながら国内版を購入される予定の方も、実際に手に入れて本編を観始めれば発売に関するこれまでのネガティヴな思いなんぞ消し飛んでしまってきっと満足されるに違いない。ただ、これだけファンに不快な思いをさせたことをアップルは深く深~く反省し、今後は二度とネズミーとは関わらないでいただきたいと思います。