ビートルズの各国盤に関しては、圧倒的に情報が不足しているのと私の勉強不足のせいもあって、買ってから “こんなはずじゃなかった...” と後悔し、再チャレンジでマトモな盤を買い直してリベンジした... というパターンが少なくない。以前このブログに書いた「White Album」のウルグアイ盤なんかがその最たる例だが、最近「Hey Jude」のペルー盤でまたまた同じような経験をしたので、今日はそれについて書きたい。
ビートルズのペルー盤の音の良さはこれまで何度も書いてきたが、悲しいことに市場に出てくる数が圧倒的に少なく、見つけたら即買ってしまわないと次いつ巡り合えるかわからないのでついつい購入を焦ってしまう。しかも1枚目のペルー盤「Hey Jude」を Discogs で見つけたのがちょうどペルー盤にハマり始めた直後でペルー盤に関する知識が乏しかったこともあって、しっかり調べもせずに購入を即決したのだった。
ところが届いた盤のセンター・レーベルを見ると、自分が知っているのとは微妙にデザインが違う。しかもよくよく見るとレコード番号が “CPCS 106” ではなく “CPCS-02.08.106” ではないか! これは偽物をつかまされたのか... と一瞬焦ったが、番号の真下にはちゃんと “PERU 11562” と書いてある。つまりペルー盤はペルー盤でも Discogs の写真に載っていたのとは別の盤だということだ。ペルーの「Hey Jude」が2種類存在したとは知らんかった... と思いながら私は盤に針を落とした。
A面1曲目の「Can't Buy Me Love」、曲が始まってすぐに感じたのは生々しさや迫力よりは細かい音まで全部出し切ってしまう類の美音であり、これはこれでとても良い音だとは思うが、あくまでもペルー盤に濃厚な音を求める私としては “何かが違う感” が拭えなかった。繰り返すが決して悪い音ではない。むしろペルーの “あの音” を期待して聴かなければ十分満足のいく高音質盤と言えるだろう。ジャズのレコードに例えるなら、ブルーノートみたいな音を期待して買ったら MPS のサウンドだったでござる... みたいなものだ。
要するに私はただ、ペルーの“濃い音”で大好きな「Hey Jude」を聴きたかっただけなのだ。同じペルー盤ということで写真と違う盤を平気で載せてしまうアホバカ・セラーにもムカついたが、常日頃から Discogs のセラーなんて信用しないと公言しているにもかかわらずちゃんとメールで現物写真を送らせて事前確認しなかった私の油断が招いた失敗とも言える。まぁ音そのものは良いので、隣室送りにはしないでおこう(笑)
ウルグアイの「White Album」の時もそうだったが、私はこのようなヘマをしでかした時は絶対にオトシマエをつけないと気がすまない。だからそれ以降ずーっとリベンジのチャンスを狙っていたのだが、この5月に入ってついにその時が訪れたというワケだ。もちろん今回は事前に現物のレーベル写真を送らせて確認済み。ペルー盤でありながらフランスのセラーからということで送料が€11とめちゃくちゃ安かったのも嬉しい。
届いたレコードはジャケットが赤みがかっているものの、1stプレスだけあってちゃーんとコーティングされている。盤に針を落とすといきなり“キャン バミィ ラ~ァン♪” とポールの張りのある声がリスニングルームに響きわたった。これこれ、この音を待ってたんや...(^.^) と小躍りしたくなるようなド迫力サウンドだ。A③「Paperback Writer」A⑤「Lady Madonna」のえもいわれぬ疾走感やA⑥「Revolution」のロック魂大爆発、A④「Rain」のサイケ感横溢超絶ドラミングにB①「Hey Jude」の品格したたり落ちるポールのヴォーカルなど、ペルー盤の生々しい音で聴くとその魅力を再発見できること請け合いだ。B①「Hey Jude」とB③「Don't Let Me Dow」というポールとジョンの名曲に挟まれてこれまであまり気にも留めずB面の箸休め的存在だったB②「Old Brown Shoe」ですら(←失礼!)その生々しいベースの音に耳が吸い付き思わず身体が揺れてしまうのだからもう嬉しくってたまらない。ということで「Hey Jude」ペルー盤のリベンジは大成功... 9ヶ月越しでようやく本懐を遂げることが出来た。
ビートルズのペルー盤の音の良さはこれまで何度も書いてきたが、悲しいことに市場に出てくる数が圧倒的に少なく、見つけたら即買ってしまわないと次いつ巡り合えるかわからないのでついつい購入を焦ってしまう。しかも1枚目のペルー盤「Hey Jude」を Discogs で見つけたのがちょうどペルー盤にハマり始めた直後でペルー盤に関する知識が乏しかったこともあって、しっかり調べもせずに購入を即決したのだった。
ところが届いた盤のセンター・レーベルを見ると、自分が知っているのとは微妙にデザインが違う。しかもよくよく見るとレコード番号が “CPCS 106” ではなく “CPCS-02.08.106” ではないか! これは偽物をつかまされたのか... と一瞬焦ったが、番号の真下にはちゃんと “PERU 11562” と書いてある。つまりペルー盤はペルー盤でも Discogs の写真に載っていたのとは別の盤だということだ。ペルーの「Hey Jude」が2種類存在したとは知らんかった... と思いながら私は盤に針を落とした。
A面1曲目の「Can't Buy Me Love」、曲が始まってすぐに感じたのは生々しさや迫力よりは細かい音まで全部出し切ってしまう類の美音であり、これはこれでとても良い音だとは思うが、あくまでもペルー盤に濃厚な音を求める私としては “何かが違う感” が拭えなかった。繰り返すが決して悪い音ではない。むしろペルーの “あの音” を期待して聴かなければ十分満足のいく高音質盤と言えるだろう。ジャズのレコードに例えるなら、ブルーノートみたいな音を期待して買ったら MPS のサウンドだったでござる... みたいなものだ。
要するに私はただ、ペルーの“濃い音”で大好きな「Hey Jude」を聴きたかっただけなのだ。同じペルー盤ということで写真と違う盤を平気で載せてしまうアホバカ・セラーにもムカついたが、常日頃から Discogs のセラーなんて信用しないと公言しているにもかかわらずちゃんとメールで現物写真を送らせて事前確認しなかった私の油断が招いた失敗とも言える。まぁ音そのものは良いので、隣室送りにはしないでおこう(笑)
ウルグアイの「White Album」の時もそうだったが、私はこのようなヘマをしでかした時は絶対にオトシマエをつけないと気がすまない。だからそれ以降ずーっとリベンジのチャンスを狙っていたのだが、この5月に入ってついにその時が訪れたというワケだ。もちろん今回は事前に現物のレーベル写真を送らせて確認済み。ペルー盤でありながらフランスのセラーからということで送料が€11とめちゃくちゃ安かったのも嬉しい。
届いたレコードはジャケットが赤みがかっているものの、1stプレスだけあってちゃーんとコーティングされている。盤に針を落とすといきなり“キャン バミィ ラ~ァン♪” とポールの張りのある声がリスニングルームに響きわたった。これこれ、この音を待ってたんや...(^.^) と小躍りしたくなるようなド迫力サウンドだ。A③「Paperback Writer」A⑤「Lady Madonna」のえもいわれぬ疾走感やA⑥「Revolution」のロック魂大爆発、A④「Rain」のサイケ感横溢超絶ドラミングにB①「Hey Jude」の品格したたり落ちるポールのヴォーカルなど、ペルー盤の生々しい音で聴くとその魅力を再発見できること請け合いだ。B①「Hey Jude」とB③「Don't Let Me Dow」というポールとジョンの名曲に挟まれてこれまであまり気にも留めずB面の箸休め的存在だったB②「Old Brown Shoe」ですら(←失礼!)その生々しいベースの音に耳が吸い付き思わず身体が揺れてしまうのだからもう嬉しくってたまらない。ということで「Hey Jude」ペルー盤のリベンジは大成功... 9ヶ月越しでようやく本懐を遂げることが出来た。