shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

「Abbey Road」東南アジア盤

2021-09-21 | The Beatles
 B-SELSで「Abbey Road」の東南アジア盤を手に入れた。東南アジア盤というのはシンガポール、マレーシア、香港の三国共通盤のことで、UKマザーを使ってシンガポールでプレスされており、ガイド本「アナログ・ミステリー・ツアー」で湯浅氏が “音の鮮度が高く、まるでUKの若いプレスを聴いているかのような印象” と高く評価されているのを読んで興味を持っていたのだが、これまでイタリアやらウルグアイやらトルコやらで忙しくて(笑)東南アジアまで手が回らなかったのだ。
 ところが先日 B-SELS の日記のコラムを見るとSさんがこのシンガポール・プレスの「Abbey Road」を取り上げて “並の UK盤より遥かに良い状態で音も素晴らしい” とべた褒めされている。自分は今ペルー盤祭りの真っ只中だが、音にうるさいSさんが絶賛する「Abbey Road」となると話は別。こーなったらペルーとシンガポールの二刀流で行ったるわい!と心に決めた私は早速B-SELSへ聴かせてもらいに行った。

 私:今日は日記に書かれていたシンガポールの「Abbey Road」を聴かせて下さい。
 Sさん:おぉ、それはそれは。ぜひ聴いていって下さい。ヘタな UK盤の5倍くらい音良いですよ。さすがに盤質の良い UKのスタンパー1桁盤には負けるかもしれませんが...
 私:盤質の良い UK 1桁盤なんて滅多にお目にかかれませんやろ。
 Sさん:とにかくこれほど盤質の良い「Abbey Road」は中々無いですよ。
 私:すごい自信ですね。なんかワクワクしてきました。
 Sさん:(A①「Come Together」を聴き終えて... )どうですか?
 私:コレはビックリです。曲間ノイズほぼゼロの「Abbey Road」を聴ける幸せ♡
 Sさん:ありがとうございます。
 私:A②「Something」もA③「Maxwell's Silver Hammer」も個々の楽器の音がめちゃくちゃ瑞々しいですね。
 Sさん:何と言ってもA面はマザー1ですからね。
 私:ホンマにエエ音ですね。思わず聴き入ってしまいます。
 Sさん:さっきshiotchさんが仰ったようにこれほど盤質の良いスタンパー1桁盤なんて中々無いでしょうね。
 私:B①「Here Comes The Sun」ってオーディオ再生的には非常に難しい曲やと思うんですけど、これは繊細さと力強さの両方を兼ね備えて高い次元で見事に両立させた素晴らしい音ですね。いやぁ、これは参りました。
 Sさん:50年前のレコードがこの状態で残っていること自体すごいですよ。
 私:このB面はマザー8ですけど十分すぎるくらい良い音ですね。やっぱり「Abbey Road」は盤質こそが大正義なんですね。
 Sさん:B③「You Never Give Me Your Money」のイントロのピアノの音がキレイでしょう?
 私:はい、こんなんもう笑うしかないですよ。
 Sさん:そしてこのメドレー...
 私:B⑩「The End」のエンディング、もうタマランですね。動から静へのコントラストに涙ちょちょぎれますわ。コレ、いただきます!
 Sさん:いつもありがとうございます。
 私:こちらこそ感謝感謝ですよ。いやぁ、今日はホンマにエエもん聴かせてもらいました。来て良かったですわ(^.^)