「Abbey Road」の50thアニヴァーサリー盤が届いた翌日、私は早速新旧2枚の「Abbey Road」を携えてB-SELSにSさんを訪ねた。
Sさん:今日は何を聴きましょうか。
私:そりゃあもう「Abbey Road」しかないでしょう。
Sさん:でも前回で手持ちの盤は全部聴き終わったんじゃ...
私:実はあの日、家に帰ってからネットで探して偶然スタンパーの若いUK盤見つけましてん。
Sさん:いやぁ、実はshiotchさんのことやから絶対に手に入れやはるとは思ってたんですが、まさかこんなに早く...
私:ハハハ... “ことやから” って何ですの(笑) そんなに分かりやすい性格してますかね? まぁとにかく聴いてみて下さい。
①UKオリジナル1stプレス盤(141g)
Sさん:おぉ、これは素晴らしい! ギターの伸びが全然違いますね。
私:シンバルの伸びも凄いでしょ。シューン、シューンと湯気を上げて立ち昇っていくようなこの感じ。
Sさん:ベースもバックでブンブン唸ってて、さすがはUK1桁盤ですね。これやったらOZ盤に負けてませんね。
私:3桁盤とは迫力が違います。
Sさん:盤質もビックリするほどエエですね。いくらスタンパーが若くても盤質が悪かったら意味ないですもんね。
私:いやぁ、ホンマにラッキーでしたわ。セラーがEXって言ってても、正直、全然信用してへんかったし。届くまでは疑心暗鬼でしてん。
Sさん:A③「Maxwell's Silver Hammer」のベースがエエ音してますね。ベースが太いです。
私:前に聴いたスタンパー3桁盤とはえらい違いでしょ。
Sさん:UK盤の底力を見せつけられた感じですね。「Abbey Road」ってめちゃくちゃ売れただけにスタンパー1桁盤って中々出てこないんですよ。
私:A⑤「Octopus's Garden」のドラムの生々しさったらないですね。ホンマに凄いですわ、これ。
Sさん:A⑥「I Want You」も完璧ですよ。こんなUK盤が聴きたかったんです!
私:B①「Here Comes The Sun」のギターの音が瑞々しいですね。
Sさん:ジョージのヴォーカルも細かいニュアンスまで聴き取れます。いやぁ、凄いサウンドですねぇ。
私:B④「Sun King」の虫の音も気持ち悪いくらいリアルですよ。まるで秋の夜に縁側で涼みながら聴いてるみたいな感じです。
Sさん:音の広がりが凄いですね。
私:いやぁ、これこそまさに究極の「Abbey Road」ですわ。B⑩「The End」のドラム・ソロもめっちゃダイナミックです。
Sさん:ドラムとベースのリズム・セクションがしっかりしてるからどこを切ってもノリがハンパないですね。
私:前回のスタンパー3桁盤の汚名(?)を晴らす逆転サヨナラ満塁ホームランって感じですかね。そもそもここでのSさんとのやり取りがなければ買ってなかった盤ですから、感謝感謝です。それじゃあ次は昨日届いたばかりのニュー・リミックス盤を聴いてみましょう。
②2019リミックス盤(197g)
Sさん:楽しみですね。豪華本目当てでスーパー・デラックス・エディションを買ったんですが、本当はアナログで一度聴いておきたかったんです。
私:ご希望に添えてよかったです(笑) どうですか、この音?
Sさん:リミックスで色んな音が入ってますね。ベースの音もギターの音もさっき聴いたオリジナル盤とは違います。ドラムの音はあまり好きになれません。音の強さが一定すぎるというか、もっと強弱が欲しかったです。何て言うか、音のレベルがもうちょっとここで上がってほしいというところで止まってる感じ。さっきのUK最初期盤の太いベースを聴くと余計にそう思っちゃいます。
私:実はそれを狙ってこの2枚を持ってきたんですよ。性格悪いでしょ?(笑) A③「Maxwell's Silver Hammer」のハンマーの音なんて全然ちゃいますしね。
Sさん:そうそう、さっき聴いたハンマー音の方が遥かに本物っぽかったです。
私:A⑤「Octopus's Garden」なんかも別物に聞こえますね。それが良いか悪いかは別にして。
Sさん:A⑥「I Want You」のギター・アルペジオの音も明らかに違います。
私:ホワイト・ノイズの再現は難しいですね。あの混然一体感はやっぱり無理なんかな...
Sさん:でも私はこれを聴いて逆にホッとしたというのが正直なところです。もしオリジナルを超えるような音やったらどうしようかと思ってましてん。
私:なるほど、確かにそうですね。ニュー・リミックスが簡単にオリジナルの音を超えるようではオリジナル盤蒐集なんてアホらしくてやってられませんもんね。
Sさん:でも曲がシンプルなB②「Because」は中々エエですね。
私:ただ、B④「Sun King」の虫の音が作りモノっぽいのがちょっと...
Sさん:そうそう、それ今言おうと思ってたんです(笑)
私:デジタル処理するとそうなっちゃうんでしょうね。やっぱりオリジナル盤の方が音が自然でエエですわ。
Sさん: 全く同感です。まぁこれはこれで面白いですけど。
私:ですよね。B⑩「The End」でギター・ソロの定位をメンバー毎にそれぞれ変えているのには笑えました。
Sさん:芸が細かい!
私:でも今回のように新しいリミックス盤が出て、それをあーでもないこーでもないと言いながらこうやってワイワイ楽しめるだけでシアワセやと思いますよ、ビートルズ・ファンは。他のアーティストではちょっと考えられませんもんね。
Sさん:はい、めっちゃシアワセです(笑)
私:来年に控える「Let It Be」も凄いことになりそうでワクワクしますね(^.^)
Sさん:今日は何を聴きましょうか。
私:そりゃあもう「Abbey Road」しかないでしょう。
Sさん:でも前回で手持ちの盤は全部聴き終わったんじゃ...
私:実はあの日、家に帰ってからネットで探して偶然スタンパーの若いUK盤見つけましてん。
Sさん:いやぁ、実はshiotchさんのことやから絶対に手に入れやはるとは思ってたんですが、まさかこんなに早く...
私:ハハハ... “ことやから” って何ですの(笑) そんなに分かりやすい性格してますかね? まぁとにかく聴いてみて下さい。
①UKオリジナル1stプレス盤(141g)
Sさん:おぉ、これは素晴らしい! ギターの伸びが全然違いますね。
私:シンバルの伸びも凄いでしょ。シューン、シューンと湯気を上げて立ち昇っていくようなこの感じ。
Sさん:ベースもバックでブンブン唸ってて、さすがはUK1桁盤ですね。これやったらOZ盤に負けてませんね。
私:3桁盤とは迫力が違います。
Sさん:盤質もビックリするほどエエですね。いくらスタンパーが若くても盤質が悪かったら意味ないですもんね。
私:いやぁ、ホンマにラッキーでしたわ。セラーがEXって言ってても、正直、全然信用してへんかったし。届くまでは疑心暗鬼でしてん。
Sさん:A③「Maxwell's Silver Hammer」のベースがエエ音してますね。ベースが太いです。
私:前に聴いたスタンパー3桁盤とはえらい違いでしょ。
Sさん:UK盤の底力を見せつけられた感じですね。「Abbey Road」ってめちゃくちゃ売れただけにスタンパー1桁盤って中々出てこないんですよ。
私:A⑤「Octopus's Garden」のドラムの生々しさったらないですね。ホンマに凄いですわ、これ。
Sさん:A⑥「I Want You」も完璧ですよ。こんなUK盤が聴きたかったんです!
私:B①「Here Comes The Sun」のギターの音が瑞々しいですね。
Sさん:ジョージのヴォーカルも細かいニュアンスまで聴き取れます。いやぁ、凄いサウンドですねぇ。
私:B④「Sun King」の虫の音も気持ち悪いくらいリアルですよ。まるで秋の夜に縁側で涼みながら聴いてるみたいな感じです。
Sさん:音の広がりが凄いですね。
私:いやぁ、これこそまさに究極の「Abbey Road」ですわ。B⑩「The End」のドラム・ソロもめっちゃダイナミックです。
Sさん:ドラムとベースのリズム・セクションがしっかりしてるからどこを切ってもノリがハンパないですね。
私:前回のスタンパー3桁盤の汚名(?)を晴らす逆転サヨナラ満塁ホームランって感じですかね。そもそもここでのSさんとのやり取りがなければ買ってなかった盤ですから、感謝感謝です。それじゃあ次は昨日届いたばかりのニュー・リミックス盤を聴いてみましょう。
②2019リミックス盤(197g)
Sさん:楽しみですね。豪華本目当てでスーパー・デラックス・エディションを買ったんですが、本当はアナログで一度聴いておきたかったんです。
私:ご希望に添えてよかったです(笑) どうですか、この音?
Sさん:リミックスで色んな音が入ってますね。ベースの音もギターの音もさっき聴いたオリジナル盤とは違います。ドラムの音はあまり好きになれません。音の強さが一定すぎるというか、もっと強弱が欲しかったです。何て言うか、音のレベルがもうちょっとここで上がってほしいというところで止まってる感じ。さっきのUK最初期盤の太いベースを聴くと余計にそう思っちゃいます。
私:実はそれを狙ってこの2枚を持ってきたんですよ。性格悪いでしょ?(笑) A③「Maxwell's Silver Hammer」のハンマーの音なんて全然ちゃいますしね。
Sさん:そうそう、さっき聴いたハンマー音の方が遥かに本物っぽかったです。
私:A⑤「Octopus's Garden」なんかも別物に聞こえますね。それが良いか悪いかは別にして。
Sさん:A⑥「I Want You」のギター・アルペジオの音も明らかに違います。
私:ホワイト・ノイズの再現は難しいですね。あの混然一体感はやっぱり無理なんかな...
Sさん:でも私はこれを聴いて逆にホッとしたというのが正直なところです。もしオリジナルを超えるような音やったらどうしようかと思ってましてん。
私:なるほど、確かにそうですね。ニュー・リミックスが簡単にオリジナルの音を超えるようではオリジナル盤蒐集なんてアホらしくてやってられませんもんね。
Sさん:でも曲がシンプルなB②「Because」は中々エエですね。
私:ただ、B④「Sun King」の虫の音が作りモノっぽいのがちょっと...
Sさん:そうそう、それ今言おうと思ってたんです(笑)
私:デジタル処理するとそうなっちゃうんでしょうね。やっぱりオリジナル盤の方が音が自然でエエですわ。
Sさん: 全く同感です。まぁこれはこれで面白いですけど。
私:ですよね。B⑩「The End」でギター・ソロの定位をメンバー毎にそれぞれ変えているのには笑えました。
Sさん:芸が細かい!
私:でも今回のように新しいリミックス盤が出て、それをあーでもないこーでもないと言いながらこうやってワイワイ楽しめるだけでシアワセやと思いますよ、ビートルズ・ファンは。他のアーティストではちょっと考えられませんもんね。
Sさん:はい、めっちゃシアワセです(笑)
私:来年に控える「Let It Be」も凄いことになりそうでワクワクしますね(^.^)