shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

Abbey Road Anniversary Super Deluxe Edition①

2019-10-16 | The Beatles
 先月末に「Abbey Road」の50周年記念盤が発売されてからというもの、このブログもすっかりアビー・ロード祭り状態だが、アナログ盤の方は自分なりに一応の決着がついたので、今回はCDとブルーレイ・オーディオがセットになったスーパーデラックス・エディションの感想を書いておこう。
 まずは CD1の本編リミックス盤。聴いた第一印象としては音圧が上がって各楽器の音がクリアーになっており、やっぱりこうきたか... という感じ。特にヘッドフォンで聴いた時なんかはその生々しさに驚かされたりオリジナルに入っていなかった音がリミックスされているのに気付いてニヤリとさせられたり...(^.^)  “このリミックスはアリやな...” とか、“コレはイマイチかな... ” といった風に曲によって出来不出来の差を感じるが、全体的には大体予想した通りのサウンドになっていた。
 今回のリミックスはかなり現代的なサウンドに仕上がっているのでオリジナルの音に拘る人は抵抗感があるかもしれないが、前回のUKオリジナル盤との聴き比べの時にも書いたように、あくまでもこれはオリジナル音源の “リマスター” ではなく “リミックス” なのだから、オリジナルとの優劣を云々するのではなく、「イエサブ・ソングトラック」や「レリビー・ネイキッド」のように全くの別物として広~い心で楽しむのが正解だろう。とは言え、私の場合「ペパーズ」や「ホワイト」のリミックス盤と同様に “一応持ってはいるけどターンテーブルに乗る機会が圧倒的に多いのはやっぱりUKオリジナル盤” ということになりそうだが...
The Beatles - Here Comes The Sun (2019 Mix)


 次はブルーレイ・オーディオ・ディスク。本編CDとどれくらい音質差があるのか確かめようと興味津々だったのだが、ここで大問題が発生。1年前に「White Album」のブルーレイ・オーディオをマッキン+アルテックのオーディオ・システムで聴くためにパソコンにインストールした 4Videosoftブルーレイプレーヤーというソフトが30日間の無料お試し期間を過ぎてしまっていて、今回の「Abbey Road」を再生できないのだ。もちろんリビングのブルーレイ・プレイヤーで難なく聞けることは聞けるのだが、テレビのスピーカーで聴いてもCDとの音質差など分かるはずがない。う~ん、これは困った(>_<)
 私はPCオーディオに金をかける気はサラサラないので(←ディスク3枚しか持ってないし...)有料版にアップグレードするという選択肢は無く、しつこく有料版を進めてくる4Videosoftプレーヤーにブチギレて(笑)即刻削除。代わりになるようなフリーソフトをネットで調べてみたところ、Leawo Blu-ray Player というのが一番わかりやすそうだったので早速ダウンロード。性能も使いやすさも 4Videosoftプレーヤーには多少劣る感じだが、ブルーレイ・オーディオなんてどうせ滅多に聴かないだろうからこれで十分だ。音出ししてみた感想としてはCD1の音を更に磨き上げたような感じで、その情報量の多さはさすがブルーレイ・オーディオといったところ。
 ただ、このブルーレイ・オーディオというメディアも以前買ったUSBハイレゾと同様に私にとっては “高音質なのはわかるけど何故かあまり魅かれない音” なので(←いちいちPCやら何やらのセッティングするのも面倒くさいし...)、これも「ペパーズ」や「ホワイト」のブルーレイ・ディスクと共にCD棚で埃をかぶることになりそうだ。やっぱり私にはアナログ・レコードが一番合ってますわ。  (つづく)