shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

マッシュアップ・ビートルズ特集2015 Part 2

2015-09-05 | Mashup
 私は異なった楽曲を組み合わせるマッシュアップが大好きで、これまでも当ブログで何度か特集してきたが、いつ何時面白い新作が出てくるわからないのでヒマさえあれば YouTube をチェックしている。そこで今日は4月にやったパート1以降に見つけた秀逸なネタをご紹介しようと思う。

①「Paperback Writer」+「My Sharona」(The Knack)
 ザ・ナックと言えば70年代の終わりに彗星のごとく現れ「マイ・シャローナ」の特大ヒットでポップス・ファンの記憶に残る偉大なる一発屋だが、その小気味よいロックンロール・サウンドから短期的とはいえ “ビートルズの再来” として騒がれた彼らの曲を本家本元のビートルズと組み合わせてみるという、今までありそうでなかったアイデアを上手く結実させたのがこの「マイ・ペイパーバック・シャローナ」だ。いくらザ・ナックがビートルズ直系のバンドとは言え、「マイ・シャローナ」の “ズズチャチャ ズッチャ♪” という軽快なリズムに「ペイパーバック・ライター」がこれほどぴったりハマるとは...(゜o゜)  後半部で繰り広げられる "Paperback writer...♪” と "My Sharona!" の掛け合い合戦(?)がたまらんたまらん(≧▽≦)
Go Home Productions: My Paperback Sharona (The Beatles vs The Knack)


②「I Saw Her Standing There」+「Micky」(Toni Basil)
 トニー・ベイジルの「ミッキー」は “ポップでダンサブル” という80'sポップスの方向性を決定づけた重要なナンバーのひとつだが、その曲を初期ビートルズ屈指のロックンロール「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」と組み合わせてみようという発想自体が凄い。特にポールの “One, Two, Three, Four!” というカウントに続いて「ミッキー」の重厚なダンス・ビートが炸裂する瞬間の可笑しさを何と表現しよう? エンディングを上手くまとめられなかったのが玉にキズだが、ポールの声をサウンド・コラージュとして使うなど、それ以外のパートは実によく出来ており、これはもう職人さんのセンスとテクニックに脱帽するしかない。それにしてもコレ、何回聴いてもホンマにオモロイなぁ(^.^)
Beatles/Toni Basil - I Saw her Standing There - Mickey Mashup 2011 - PHILIPPINE MASHUP


③「Michelle」+「The Crystal Ship」(The Doors)
 ドアーズに関しては、「ライト・マイ・ファイアー」や「テイク・イット・アズ・イット・カムズ」といったアップテンポな曲は大好きなのだが、スローな曲になるとその度し難い暗さに辟易させられることも多い。ファースト・アルバムに入っていた「クリスタル・シップ」という曲もそういう理由であまり好きではなかったのだが、「ミッシェル」と組み合わされたこのマッシュアップでは驚いたことに私が苦手とする暗さが見事に中和されていてビックリ(゜o゜)  あの「ミッシェル」にこんな浄化作用があったなんて... マッシュアップは奥が深いわ(≧▽≦)
DJ Rozroz - Crystal Michelle (Doors/Beatles) MASHUP


④「Come Together」+「The Happiest Days Of Our Lives~Another Brick In The Wall, Part II」(Pink Floyd)
 ピンク・フロイドとビートルズのマッシュアップと言えば何はさておき「ウィッシュ・ユーワー・ヒア」と「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」の組み合わせが頭に浮かぶが、「カム・トゥゲザー」をフィーチャーしたこのマッシュアップもそれに負けず劣らず素晴らしい。どうやらフロイドのプログレ・サウンドはジョンの声との相性が抜群に良いようだ。尚、動画では「ダーク・サイド・オブ・ザ・ムーン」のジャケットになっているが、フロイドの「ザ・ハピエスト・デイズ・オブ・アワ・ライヴズ」という曲はアルバム「ザ・ウォール」に収録されているのでお間違えなく。
MASH UP - VALERIO ZAPPA - BEATLES VS PINK FLOYD MASH UP


⑤「Can't Buy Me Love」+「Rehab」(Amy Winehouse)
 エイミー・ワインハウスの曲で私が唯一知っているのが「リハブ」という曲で、たまたま YouTubeでビートルズとのマッシュアップを見つけて聴いてみたらコレが実にエエ感じ。マージービートで換骨奪胎されたこの「キャント・バイ・ミー・リハブ」(笑)は何度も聴くうちに脳内リフレインを誘発する中毒性の高いマッシュアップに仕上がっており、その組み合わせの妙に唸ってしまう。中間部におけるギター・ソロのテンポの落とし加減も絶妙だ。
Can't Buy Me Rehab (Beatles/Amy Winehouse Mashup)

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