shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

モノラルで聴くゼップ④ 「Black Dog」「Rock And Roll」

2013-04-26 | Led Zeppelin
 “モノラル特集” もいよいよ終盤戦に突入だ。前にも書いたように一般に市販されているゼップのシングル盤は2枚目の「胸いっぱいの愛を」までがモノラルで3枚目の「移民の歌」からステレオに完全移行したのだが、ラジオ局に配られるプロモ・シングル、つまりDJコピーに関しては何と1976年リリースの「キャンディ・ストア・ロック」までAMラジオのオンエアー用にモノラル・ヴァージョンが作られていた。
 今日取り上げるプロモ・シングルは「ブラック・ドッグ」と「ロックンロール」の2枚なのだが、あまり市場に出てこないせいか日本では結構高値で取り引きされており、ヤフオクではシングル盤の分際で(?) “激レア★爆音mono!!” という煽り文句(笑)と共に10,000円~18,000円ぐらいで出品されているし、ディ○クユ○オンのサイトでも16,000円前後の値が付けられている。私はまだ1ドル=80円台の頃にeBayでそれぞれ $28と $20で手に入れたので何かめっちゃ得した気分だ(^o^)丿 今はもう1ドル100円を突破するのも時間の問題みたいだが、1ドル=75円だった頃がホンマに懐かしい... eBay ユーザーとしては Fuckin' Abenomics! と言いたくなってくる。
 この2枚は共にモノラル・サイドが赤/白レーベルで、裏面のステレオ・サイドは「ロックンロール」の方がオール水色レーベル、「ブラック・ドッグ」の方が赤/水色の2色レーベルになっている。しかも「ブラック・ドッグ」は両面とも3分50秒のショート・ヴァージョンが収録されており、何故か両面に “PLUG SIDE” の表示がある。これはラジオ局のDJに “こっちの面をかけてね” という、いわゆるひとつのA面表記のことなので、両面に表示しても意味がないように思うのだが...
 音の方は1枚目の「コミュニケイション・ブレイクダウン」や2枚目の「胸いっぱいの愛を」ほどの衝撃性はないが、それでもモノラル特有のエネルギー感は十分に感じられるし、ヴォリュームを上げていくとヴォーカル、ギター、ベース、ドラムスが一つの音の塊となってドドーッと襲い掛かってくるようで、イケイケのハードロックが大好きな私としては快感そのものだ。特にボンゾの一発一発がビシバシきまる「ロックンロール」は強烈で、“モノラルのゼップはボンゾを聴くためにある!” と言い切ってしまいたくなるぐらいカッコイイ(^o^)丿  残念ながら YouTube では著作権の関係から “全世界でブロック” されちゃったので、ニコ動の方にアップした音源でモノラル・サウンドを楽しんで下さいませ。