新年あけましておめでとうございます♪ 何やかんやでこのブログも3回目のお正月を迎えることができました。今年もこれまでと同様ノリノリのロックンロール、萌え萌えの女性ヴォーカル、古き良き昭和歌謡、ノスタルジックなスタンダード・ソング中心の、独断に満ちた極私的音楽ブログでいきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。
私は音楽を聴くのは三度の飯よりも好きだが自分で歌うのは大の苦手なので、この十何年かカラオケに行っていない。たとえ行ったとしても大好きな B'z はキーが高すぎて歌えないし、ワケのわからん J-Pops を延々聞かされて作り笑顔で耐えるのも鬱陶しいだけだからだ。ところが先月、我が朋友のサムから “カレシトカラオケイクンダケド、イッショニイカナイ?” とお誘いを受けた。 “カラオケに行くって... 英語の歌あるんか?” と訊くと “タクサン アリマス。ラモーンズもアルヨ!イコウヨ!” と言われ、話のネタに面白そうなので行ってみることにした。
当日は土曜の夕方ということもあって大渋滞を避けるためにバスと電車で行こうとしたのだが、待てど暮らせど肝心ののバスが来ず、結局待ち合わせの時間に20分以上遅れるハメに(>_<) 心優しい二人は笑顔で迎えてくれたのだが、奈良交通への怒りで頭が一杯で “ジョー・ペシ憑依状態” だった私は思わず “So sorry to have kept you waitin'. The fuckin' bus came 20 minutes late!” と口走ってしまったのだ。後でサムから聞いた話だと、彼氏のデイヴィッド(←偶然やけどこのカップル、“サム&デイヴ” なんよね...)はめっちゃシャイな性格で私と会うのにかなり緊張していたらしいが、初対面の日本人がいきなり fuckin' を連発するのを聞いて一気に緊張感が吹き飛んだらしい。おかげですっかりリラックスして音楽の話で盛り上がったのだが、聞くところによると彼は今、琴を猛練習中だという。彼の人柄が気に入った私は、自分のコレクション中唯一の琴CDを焼いて彼に進呈することにした。それがこの「琴・ビートルズ」である。
この盤を買ったのはCD1枚がまだ3,500円もしていた1984年頃だったと思うが、当時からビートルズと名の付く盤には何でもかんでも見境なく手を出していたようだ(笑) 内容は読んで字の如く、ビートルズの名曲の数々を琴で演奏したもので、いかにもユピテル・レコードらしい企画である。当時は興味本位で買って聴いていたのだが、すぐに飽きてそれ以来ずっと CD 棚の奥深く眠っていたものだ。
で、今回約25年ぶりに聴いたのだが、今の耳で聴くとコレが結構面白い。演奏はすべて琴4面(4台とは言わないらしい...)で構成された “琴アンサンブル” で、リードギターならぬリード琴(?)は白根きぬ子という人。この名前どっかで聞いたことあるなぁとネットで調べてみたら、何とあの和ジャズ名盤「祭りの幻想」(白木秀雄)のタイトル曲のアタマで琴ソロを弾いていた人ではないか!音楽の世界はジャンルの垣根を越えて意外なところで繋がっているところが面白い。
アルバムは全16曲収録で、すべてのトラックが3分前後の演奏だ。取り上げられている曲も⑨「イエスタデイ」や⑩「ミッシェル」、⑭「サムシング」といったビートルズ・バラッドの定番から⑤「オブ・ラ・ディ・オブ・ラ・ダ」や⑦「ノー・リプライ」、⑪「デイ・トリッパー」のような “一体コレをどーやって琴で演奏するねん!” と言いたくなるような意外なナンバーまで、ヴァラエティーに富んだ選曲になっている。しかもどのトラックもこの手の盤にありがちなやっつけ仕事的な演奏ではなく、曲に合わせて演奏パターンやアレンジに工夫が凝らされており、単なる色物盤として片付けてしまうには惜しい内容だ。
特に印象に残ったのは①「ヒア・カムズ・ザ・サン」のギター・アルペジオや②「イン・マイ・ライフ」の間奏のバロック風ピアノ、⑧「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」のオーケストレーション・パートを見事に琴で表現しているところ。⑯「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」における繊細な琴アレンジも素晴らしい。まぁこの盤は個々の演奏についてどうこう言うよりも、日本の古典楽器である琴独特の音色でビートルズの名曲の旋律を楽しむ、ということで良いのかもしれない。お正月に琴で聴くビートルズっていうのも中々味があってよろしいで(^o^)丿
ヒア・カムズ・ザ・サン
イン・マイ・ライフ
【おまけ】ジョー・ペシをご存じない方はコレ↓をご覧下さい。映画「カジノ」のワンシーンですが、新年早々 fxxk ネタですんません...
Joe Pesci Owns Robert De Niro in Casino 22 Fucks in 2:22
私は音楽を聴くのは三度の飯よりも好きだが自分で歌うのは大の苦手なので、この十何年かカラオケに行っていない。たとえ行ったとしても大好きな B'z はキーが高すぎて歌えないし、ワケのわからん J-Pops を延々聞かされて作り笑顔で耐えるのも鬱陶しいだけだからだ。ところが先月、我が朋友のサムから “カレシトカラオケイクンダケド、イッショニイカナイ?” とお誘いを受けた。 “カラオケに行くって... 英語の歌あるんか?” と訊くと “タクサン アリマス。ラモーンズもアルヨ!イコウヨ!” と言われ、話のネタに面白そうなので行ってみることにした。
当日は土曜の夕方ということもあって大渋滞を避けるためにバスと電車で行こうとしたのだが、待てど暮らせど肝心ののバスが来ず、結局待ち合わせの時間に20分以上遅れるハメに(>_<) 心優しい二人は笑顔で迎えてくれたのだが、奈良交通への怒りで頭が一杯で “ジョー・ペシ憑依状態” だった私は思わず “So sorry to have kept you waitin'. The fuckin' bus came 20 minutes late!” と口走ってしまったのだ。後でサムから聞いた話だと、彼氏のデイヴィッド(←偶然やけどこのカップル、“サム&デイヴ” なんよね...)はめっちゃシャイな性格で私と会うのにかなり緊張していたらしいが、初対面の日本人がいきなり fuckin' を連発するのを聞いて一気に緊張感が吹き飛んだらしい。おかげですっかりリラックスして音楽の話で盛り上がったのだが、聞くところによると彼は今、琴を猛練習中だという。彼の人柄が気に入った私は、自分のコレクション中唯一の琴CDを焼いて彼に進呈することにした。それがこの「琴・ビートルズ」である。
この盤を買ったのはCD1枚がまだ3,500円もしていた1984年頃だったと思うが、当時からビートルズと名の付く盤には何でもかんでも見境なく手を出していたようだ(笑) 内容は読んで字の如く、ビートルズの名曲の数々を琴で演奏したもので、いかにもユピテル・レコードらしい企画である。当時は興味本位で買って聴いていたのだが、すぐに飽きてそれ以来ずっと CD 棚の奥深く眠っていたものだ。
で、今回約25年ぶりに聴いたのだが、今の耳で聴くとコレが結構面白い。演奏はすべて琴4面(4台とは言わないらしい...)で構成された “琴アンサンブル” で、リードギターならぬリード琴(?)は白根きぬ子という人。この名前どっかで聞いたことあるなぁとネットで調べてみたら、何とあの和ジャズ名盤「祭りの幻想」(白木秀雄)のタイトル曲のアタマで琴ソロを弾いていた人ではないか!音楽の世界はジャンルの垣根を越えて意外なところで繋がっているところが面白い。
アルバムは全16曲収録で、すべてのトラックが3分前後の演奏だ。取り上げられている曲も⑨「イエスタデイ」や⑩「ミッシェル」、⑭「サムシング」といったビートルズ・バラッドの定番から⑤「オブ・ラ・ディ・オブ・ラ・ダ」や⑦「ノー・リプライ」、⑪「デイ・トリッパー」のような “一体コレをどーやって琴で演奏するねん!” と言いたくなるような意外なナンバーまで、ヴァラエティーに富んだ選曲になっている。しかもどのトラックもこの手の盤にありがちなやっつけ仕事的な演奏ではなく、曲に合わせて演奏パターンやアレンジに工夫が凝らされており、単なる色物盤として片付けてしまうには惜しい内容だ。
特に印象に残ったのは①「ヒア・カムズ・ザ・サン」のギター・アルペジオや②「イン・マイ・ライフ」の間奏のバロック風ピアノ、⑧「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」のオーケストレーション・パートを見事に琴で表現しているところ。⑯「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」における繊細な琴アレンジも素晴らしい。まぁこの盤は個々の演奏についてどうこう言うよりも、日本の古典楽器である琴独特の音色でビートルズの名曲の旋律を楽しむ、ということで良いのかもしれない。お正月に琴で聴くビートルズっていうのも中々味があってよろしいで(^o^)丿
ヒア・カムズ・ザ・サン
イン・マイ・ライフ
【おまけ】ジョー・ペシをご存じない方はコレ↓をご覧下さい。映画「カジノ」のワンシーンですが、新年早々 fxxk ネタですんません...
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