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shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

11・12最強ブート盤決定戦

2014-11-16 | Paul McCartney
 今日も11・12ネタである。あの日ポールのライヴを初体験してすっかり舞い上がった私は、アウト・ゼア日本公演のブートをまるで何かに憑かれたようにガンガン買い漁った。特に自分が参戦した大阪2日目の音源は見つけ次第全部買うようにした。同じライヴを録音した盤を何種類も買うなんて一般ピープルから見れば狂気の沙汰かもしれないが、録音位置や使用機材、マスタリングによって音がかなり違ってくるので、実際に自分の耳で聴いてベストの1枚を手に入れずにはいられなかったのだ。
 そういうわけで私の手元には何種類もの11・12盤が集まったのだが、少し前に taizoさんから “EV盤とT&J盤ではどちらが良いか?” というコメントをいただいたこともあり、今日は1周年を記念して “11・12最強ブート盤決定戦” をやってみることにした。エントリーは購入順に、①PMJP盤、②Sylph盤、③Lighthouse 6枚組CDセットのDisc3と4、④Picadilly Circus盤、⑤Empress Valley盤、そして⑥T&J 盤の6枚だ。それではそれぞれの盤のインプレッションと独断的総合評価を書いてみたい。尚、比較音源はオーディエンスによるコーラス・パートがある「オブラディ・オブラダ」にしたので、興味のある方はヘッドフォンで聴き比べてみてくださいな。
 ①のPMJP盤はオーディエンス録音としては平均レベルの音で、音質を追求せずにただ思い出に浸るだけならこれで十分という感じ。低音がややブーミーに響くが決して不快ではない。臨場感たっぷりでドーム特有の残響音も多少感じられるが、むしろスタンド席で自分が聴いた音に一番近いので愛着のある1枚だ。オーディエンスのチャットも拾ってはいるが、奇声は入っていないので安心して聴けるのがいい。10点満点中6.5点。
PMJP


 ②のシルフ盤は何と言ってもリッチで厚みのある低域が特徴で、ダイナミックなライヴサウンドが堪能できる。マスタリングでかなり音を作り込んであるような感じをうけるが、まるでカブリつきで聴いているかのようなド迫力サウンドが気持ち良い。オーディエンスのチャットが気になる箇所がいくつかあるが、奇声は入っていない。ただ、プレス盤でなくCD-R盤というのが残念。10点満点中7点。
Sylph


 ③のライトハウス盤は3公演6枚組で5,800円というコスパ最強盤だが、音の方も文句なしの高音質で、迫力と臨場感のバランスも絶妙だ。Sylph盤のド迫力やEV盤のウルトラ・クリアネスのような突出した特徴こそないものの、大きな欠点のない非常に平均点の高いサウンドだと言える。ただ、裏を返せば強烈な特徴のない無難な音という感じなので、EV盤やT&J盤と聴き比べると少し物足りないかも。ウザい奇声やチャットといったオーディエンス・ノイズが入っていないのが何よりも嬉しい。10点満点中8点。
LH


 ④のピカデリー盤はネットでの前評判が非常に高かったのだが実際に買って聴いてみると中低域がスカスカで、まるでノートパソコンのスピーカーで聴いているかのような芯の無い音にガッカリ(>_<) これのどこが高音質やねん!とCDをブチ割りたくなったガッカリ盤だ。ひょっとするとウチのシステムとの相性が最悪なだけかもしれないが、ピカデリーは東京2日目がめっちゃ鮮烈な音だったのに(←コレはホンマに凄いです!)、よりにもよって大阪2日目がこんな薄っぺらい音だなんて、この違いは一体何なんだろう? この盤で敢えて良い点を探せば、オーディエンス・ノイズをほとんど拾っていないことぐらいか。10点満点中4点。
PC


 ⑤のEV盤は音質だけに限って言えば他の盤とは激しく一線を画す異次元のスーパー・ウルトラ・ハイ・クオリティ・サウンドで、サウンドボード録音と間違えそうなくらいにポールのヴォーカルをダイレクトに捉えたオンな録音は圧巻の一言。ひょっとするとオーディエンス録音ブート史上屈指の高音質録音かもしれない。しかし好事魔多しで、聴くに堪えない奇声もクリアな音で(!)結構拾ってしまっており、車に例えるなら “鳥の糞まみれのフェラーリ” という感じ。奇声が邪魔でポールの歌声に気持ち良く浸ることが出来ないのが最大の難点だ。あーもったいない!!! 全6公演中で大阪2日目の奇声が一番ひどい(←EV盤買うなら大阪初日か東京最終日に限ります!)というのも悲しい。よって私的総合評価は10点満点中8.5点。
EV


 ⑥のT&J盤は上記5枚とは違ってこのブログでは初登場なので、まずはメーカー・インフォから抜粋すると、“「T&J」というテーパー名のオーディエンス録音” で、“クリアネス重視な録音が多い昨今、このアナログチックな厚みのある音質は別格” とのこと。実際に聴いてみるとまさに看板に偽りナシのナチュラルでどっしりと腰の据わったサウンドで、全体のバランスや音の厚みなども文句ナシだ。中低域が分厚く録音されておりマイルドで聴き疲れのしない音に仕上がっているので、人によっては高域が少し物足りないかもしれないが、そんな時はトーンコントロールで高域を少し上げてやればいいだけのこと。不快なオーディエンス・ノイズが入っていないのもT&J盤の良いところだ。10点満点中9点。
TJ


 ということで優等生録音賞はLH盤、最優秀音質賞はEV盤、そして当ブログの “11・12最強ブート盤” グランプリはT&J盤に決定! 実際に上記の中で最もターンテーブルに乗る回数が多いのが他でもないこのT&J盤なのだ。EV盤は音質最高なだけに返す返すも残念だが、どうしてもあの奇声だけは耐えられないので滅多に聴かない。因みに上の6つの音源をYouTubeにアップした時に “第3者のコンテンツと一致しました” という警告が出たのがLH、EV、TJ盤の3つだけだったというのは単なる偶然だろうか? taizoさん、これが私なりの結論ですが、参考になりましたでしょーか?
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ポール大阪公演の思い出(^o^)丿

2014-11-12 | Paul McCartney
 11月12日は私にとって1年で最も大切な記念日である。そう、あの興奮と感動のポール大阪公演から今日でちょうど1年が経ったのだ。仕事を早引けして意気揚々たる気持ちで京セラドームに着いた時のあのワクワクドキドキ感も、カオスと化したグッズ売り場で延々と並んでポールとお揃のハッピが買えた時のハッピーな気持ちも、あの日のすべてをまるで昨日のことのようにハッキリと思い出せる。そうそう、開演を待っている間、コーフンを抑えきれずに思わず友達に電話して “今ドームにいてるねん! もうすぐポール始まるねん!” とまくしたてたっけ(笑)
ポール・マッカートニー 京セラドーム大興奮!アウト・ゼアー ジャパン・ツアー | PAUL McCARTNEY OUT THERE JAPAN TOUR 2013 OSAKA 大阪観光


 コンサートの詳細に関してはもうこのブログに書き尽くした感があるので、今日はYouTube上の大阪2日目公演映像の中からいくつかピックアップしながらあの日の思い出に浸ってみようと思う。
 コンサート開始は確か7時15分頃だったか。オープニングの「エイト・デイズ・ア・ウイーク」が始まると同時に感極まって目頭が熱くなった。黒のロング・ジャケット姿でヴァイオリン・ベースを弾きながら歌うポールがめちゃくちゃカッコ良かったなぁ(^o^)丿  「セイヴ・アス」を歌い終えての第一声 “マイド、オオサカ! タダイマー!” や「オール・マイ・ラヴィング」の後の “コンバン ニホンゴ ガンバリマス” もヨカッタデス。
ポール・大阪ドームコンサート  オープニング3曲


 “これはこの曲をレコーディングした時に使ったギターだよ。” とポールが言って始まったのが大好きな「ペイパーバック・ライター」。ビートルズが半世紀前に武道館公演でやった曲を今自分がリアルタイムで聴いているなんてまるで夢のようだった。エンディングのちょっとアヴァンギャルドな味付けのアレンジが面白い。でもバックのスクリーンのナースたちは何者なんやろ???
Paul McCartney - Paperback Writer (live) - Osaka, Japan Nov-12-2013


 “次の曲はリンダのために書いたんだ。” と言って歌い始めた「メイビー・アイム・アメイズド」にもグッときた。もちろん今はナンシーさんとラヴラヴのポールだが、リンダがいなければ70年代のあの快進撃はなかったのではないかと思う。バックのスクリーンに映し出されたスコットランドの農場の頃の髭面のポールの写真はもちろんリンダが撮ったものだ。
Maybe I'm Amazed - Paul McCartney Live@Osaka 2013.11.12


 「レディー・マドンナ」が始まってしばらくしてからバックのスクリーンに古今東西の “レディー” が映し出されているのに気付き、“あっ、マザーテレサや。おぉ、モナリザもにビリー・ホリディも... 次は誰や?” と楽しみながらスクリーンを見ていると “See how they run♪” で陸上競技のシーンが出てきたりと、細部まで徹底的に作り込まれたエンターテイメント・ショーに大満足だ。
Paul McCartney "Lady Madonna" at Osaka 12th.,Nov.,2013


 この日のMCで一番印象に残っているのが「ラヴリー・リタ」の曲紹介MCで、 “次は「サージェント・ペパーズ」からの曲だよ。日本で初めてやるんだ... いや、2度目か... だって昨日やったからね。” と言い直しておどけてみせるお茶目なポール。その前曲「オール・トゥゲザー・ナウ」でバックのスクリーンに映し出されたチビ・モンスターも可愛かったなぁ...(^.^)
ポール・マッカートニー2013・11・12大阪  All Together Now ~ Lovely Rita


 “イッショニ ウタッテェヤ。” というポールの大阪弁で始まったのは「オブラディ・オブラダ」。エンターテイナーの鑑とも言うべきポールのサービス精神にはホンマに頭が下がる。それにしてもミドルのシング・アロング・パートはドーム全体がホンマに盛り上がったなぁ...(^o^)丿 曲が終わった後、 “ヴェリー・グッド! グッド・シンギン!” とポールも上機嫌やった。
京セラドーム 大阪弁のポールマッカートニー Ob La Di, Ob La Da ~ Band on the Run (Paul McCartney / Osaka Japan) 2013.11.12


 ポールのライヴに参戦する楽しみの1つは何と言っても「ヘイ・ジュード」の大コーラス大会だ。男女別のコーラスをそれぞれ “ダンセイ ダケ”、“ジョセイ ダケ” と日本語で仕切っているところはさすがという感じ。4万人がひとつになるこの一体感がたまりません!
Hey Jude (The Beatles song) - Paul McCartney Live@Osaka 2013.11.12


 ポールの大阪弁の極めつけがこれ。ノリノリの「デイ・トリッパー」の後、 “モット キキタイ?” とオーディエンスを煽っておいて、 “ホナ イコカ...” この絶妙な間の置き方にはもう参りましたという他ない。ポールは何をやっても天才やね。この時は私の周りのオーディエンスも大爆笑でめちゃくちゃ盛り上がってた。
京セラドーム 大阪弁のポールマッカートニー Day Tripper + Hi,Hi,Hi + Get Back (Paul McCartney / Osaka Japan) 2013.11.12


 「イエスタデイ」、「ヘルター・スケルター」と両極端な2曲を立て続けに歌った後、ピアノの前に座ったポールの “ソロソロ カエル ジカンデス”... この何とも言えないガイジン・イントネーションがファンとしてはタマランのです。それにしても「アビーロード・メドレー」が始まるとどうしても “これが最後か...(*_*)” という思いがこみ上げてきて万感胸に迫るものがありますな。コンサートが終わった後も “オオキニ!” “ホナマタ!” とコテコテの大阪弁を連発するなど、骨の髄までエンターテイナーなポール。去年見に行っといてホンマに良かったわ。
 ポールの2013アウト・ゼア・ジャパン・ツアーのコンサート・チケット代:17,500円、ツアー・グッズ代:30,000円、そして一生の思い出:priceless (≧▽≦) また行きたいな...
Paul McCartney 2013-11-12 Osaka
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Back Home Liverpool / Paul McCartney

2014-07-13 | Paul McCartney
 この前の金曜日に久々に「全日本レコードCDサマーカーニバル」に行ってきた。この何年かはレコード祭りで目ぼしい収穫が無かったこともあって案内ハガキが来てもパスすることが多かったのだが、5月の東京レコ屋巡りが楽しかったのと仕事のストレス解消の狙いもあって、昼から有休を取って梅田のアクトスリーホールまで出かけて行った。
 3日間の初日と言うことで当日は3時スタートだったが予定より早めに大阪に着いてしまったので、私は近くのレコ屋に入って少し時間をつぶすことにした。しかしディスクユニオンや西新宿エリアのブートショップが活況を呈する東京とは違い、関西のレコ屋はほぼ壊滅状態と言っても過言ではない。かつては何店舗も構えて隆盛を誇っていたカーニバルレコードやディスクJJも時代の流れには勝てず閉店ラッシュで規模縮小を余儀なくされ見る影もないし、日本橋エリアでしぶとく生き残っているサウンドパックの各店も品揃えがイマイチでわざわざ足を運ぶ気がしない。私にとって今の関西エリアで “行ってみようかな...” という気にさせるお店は京都の太陽レコードとホットライン、元町のハックルベリー、そして梅田のミュージックインぐらいしかない。ということで、祭り参戦前の時間つぶしのために会場近くにあるミュージックインに立ち寄った。
 このお店の良いところはディープなマニアをも満足させるこだわりの品揃えと良心的な価格設定だ。私はまずビートルズ・コーナーに直行したのだが、特にポール関連のブートレッグが棚一列分ぐらいドバーッと並んでいて大コーフン(^o^)丿  既に持っているアウト・ゼア・ジャパン・ツアー関連のブツが多いが、ついに “おぉコレは!” という1枚を引いた。このジャケット写真はピカデリーサーカス・レーベルがポールの2003年バック・イン・ザ・ワールド・ツアーのライヴ盤に採用しているデザインのものだ。タイトルは「バック・ホーム・リヴァプール」で2,500円の値段が付いている。
 BFのグリーンアップル・レーベルが1,000円のプレス盤をリリースしている今となっては “永久保存がっちりプレス盤” の謳い文句で6,000~7,000円というボッタクリ価格のピカデリー盤を新品で買うのには思い切り抵抗があるが、中古で2,000円台なら許容範囲内だ。裏をひっくり返して演奏曲目を確認すると、ドライヴィング・ジャパン・ツアー2002でお馴染みの曲に混じって「ハニー・ハッシュ」や「アイ・ロスト・マイ・リトル・ガール」といったレアなナンバー、「ヒア・トゥデイ」「サムシング」に続いてリンゴに捧げたと思しき「イエロー・サブマリン」、そしてポールがライヴで演ったなんて初耳の「マギー・メイ」など、“コレを買わずに何を買う?” と言いたくなるような内容だ。もうコレだけでも有休を取った甲斐があったわい!と喜び勇んでレジに向かうと、嬉しいことにこの日は20%オフのセール中ということで、結局ポールのレアな3枚組ライヴが2,000円で手に入ったのだ。これはもうこの後のレコード祭りが消化試合と化してしまうぐらいの大収穫だった。
 家に帰って調べてみると、同じデザイン&黒バックのジャケットでミスタークローデル・レーベルから高音質の別マスターで再発されたばかりらしい。確かにディスク1の低音はブーミーでキレがないがアンプのトーンコントロールで補正してやればそこそこ聴けるレベルだし、ディスク2と3ではすっかり音質も安定し、もはや音をいじる必要もない優良オーディエンス録音になっている。何よりも演奏の出来が素晴らしく、また会場の盛り上がりも凄まじいので、音質云々に関してはあまり気にならないというのが正直なところだ。
 このライヴ盤は2003年バック・イン・ザ・ワールド・ツアーの最終日である6月1日リヴァプール公演の時のもので、キングス・ドックという港に隣接している大きなスペースに仮設の会場を設営し、3万人もの大観衆を集めて行われたという。そのせいかポールの気合いの入り様もハンパなく、ノリノリの歌と演奏でオーディエンスを煽りまくっている。
 上記のレア曲の中で一番の聴き物はやはり「マギー・メイ」だろう。アルバム「レット・イット・ビー」の中でわずか40秒弱でフェイドアウトという不憫な扱いを受けていた曲だが、リヴァプールに古くから伝わるトラディショナル・ソングということでこの日のみセトリ入りしたのだろう。とにかくポールの歌声でフル・コーラス聴けるだけでも貴重だ。これでこの曲もようやく成仏できた(?)のではないだろうか?
マギーメイ


 99年キャヴァーン・ライヴの冒頭を飾っていた「ハニー・ハッシュ」はヤードバーズやエアロスミスでお馴染みの「トレイン・ケプト・ア・ローリン」の元歌で、ビートルズもゲット・バック・セッションで取り上げていた(←私にはアナログ・ブート「スウィート・アップル・トラックス」D面の「ハイホー・シルヴァー」として刷り込まれている...)ノリノリのロックンロール。こういうロックンロール・クラシックスを歌う時のポールってホンマに楽しそうやねぇ(^.^)
ハニーハッシュ


 ポールが14歳の時に初めて書いたという「アイ・ロスト・マイ・リトル・ガール」も「マギー・メイ」や「ハニー・ハッシュ」と同様にバック・イン・ザ・ワールド・ツアーではこのリヴァプール公演でしか演奏されていないが、やはり故郷であるリヴァプールでの凱旋公演ということでポールなりに特別な思い入れがあったのだろう。オーディエンスの温かい手拍子が醸し出すアットホームな雰囲気がたまらんたまらん(≧▽≦)
アイ・ロスト・マイ・リトル・ガール


 一つ面白かったのが「バンド・オン・ザ・ラン」のイントロ部のアレンジで、まるでリヴォルヴァー期のようなサウンド・エフェクトをバックにいきなりサビから入るイントロにビックリ(゜o゜)  こんなのは初めて聴いたがいかにもポールらしい実験精神に満ちたアレンジだと思う。その後のツアーでは元のアレンジに戻されているようなので、この時期のライヴでしか聴けない貴重な音源といえるだろう。
バンドオンザラン


 それと、ジョン、ジョージとトリビュート・ソングが続いた後でオーディエンスがリンゴの「イエロー・サブマリン」を大合唱し、ポールが即興で同曲を歌うというのはファンとしては聴いてて実に微笑ましいものがある。2012年のロッテルダム公演の時なんか即興イエサブでめっちゃ盛り上がっとったなぁ...(^o^)丿 まぁ去年のブラジル・フォルタレザ公演では「サムシング」の後で湧き起った “リンゴ・コール” をシレッとスルーしてたけど...(-。-)y-゜゜゜
 とにかく聴きどころ満載のこんな傑作ライヴ盤を2,000円でゲット出来るなんてホンマにラッキーだった。それもレコード祭りの時間待ちで...  やっぱりエエ盤を手に入れようと思ったら家でネットにかじりついてるだけではあきませんな(^o^)丿
イエローサブマリン
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DCC Compact Classics盤で聴く70年代ポール特集

2014-06-22 | Paul McCartney
 前回に続いて今日もDCC盤のポール特集だ。真空管を採用したマスタリング機材を使うことによってアナログ・レコードが持っていた温かみのあるサウンドをCDというメディアで再現することに情熱を注ぐエンジニア、スティーヴ・ホフマンがリマスターしたポールのシングル曲を「ウイングス・グレイテスト・アンリリースト」で聴いてその骨太サウンドの大ファンになった私は彼が手がけた他のポール盤も聴いてみたくなり、早速ネットでDCCのディスコグラフィーを調べてみた。
 その結果、 DCC Compact Classics シリーズで出ているポールのアルバムは「マッカートニー」、「ラム」、「レッド・ローズ・スピードウェイ」、「バンド・オン・ザ・ラン」、「ヴィーナス・アンド・マース」、「スピード・オブ・サウンド」の6枚ということが判明、「ワイルド・ライフ」と前回取り上げた「ウイングス・グレイテスト」はマスタリングが済んでいるにもかかわらず何故か未発売となってしまい、スティーブ・ホフマンの公式サイト上で公表れたテストCD-Rをコピーしたものがブートレッグとして(←当然ゴールドCDじゃないですが...)出回っているとのことだった。
 しかし1990年代にリリースされた初期のDCC盤はとうの昔に廃盤になっており、その音の良さもあってか中古市場でもビックリするような値段で取り引きされている。CD1枚に即決価格で$300~$600とか、呆れてモノも言えない。そこで私は eBayやヤフオク、アマゾンマーケットプレイスetcで網を張って辛抱強く待ち、3ヶ月ほどかかったものの上記の6枚すべてを比較的安く(約4,500~7,500円)入手することができた。
 これら6枚のホフマン・リマスター盤を聴いて感心したのは、どの盤も中低域が太く高域の伸びもナチュラルで、リミッターやコンプレッサー類を使って音をいじるということをしていないために柔らかくて温かみのある音でありながら一つ一つのアタック音は力強く表現されているという、アナログ・ライクな音作りに成功しているということ。ただ音圧を上げただけの凡百リマスター盤の類とはモノが違うのだ。とにかくウチの巨大スピーカーでヴォリュームをガンガン上げて聴いてもまったく聴き疲れのしない気持ちの良い音なので、アーカイヴ・コレクションのオフィシャル・リマスター盤を差し置いて(!)ついついこれらのDCC盤に手が伸びてしまう。
 DCC盤のような高音質盤は使用するオーディオ装置との相性も重要な要素だが、私の場合、プライマーのCDプレイヤー、マッキンの真空管アンプ、そしてアルテックの大型スピーカーという組み合わせがスティーヴ・ホフマンの作り出すサウンドとドンピシャにハマったという感じ(^.^)  他の装置でも同じように聞こえるという保証はないが、私なりに感じたそれぞれの盤の印象を書いてみたいと思う。

【マッカートニー】
 1曲目の「ラヴリー・リンダ」の最初の一音を聴いただけで “CDでこんな音が出せるのか!” と驚かされた。そのアナログライクな質感は2011リマスター盤を凌駕する素晴らしさ。アコギの音色がとにかく魅力的で、ポールのヴォーカルも実に生々しい。やはり人の声の再現は中域に尽きるということを再認識させられた。「メイビー・アイム・アメイズド」の入魂ヴォーカルも必聴だ。これら “リンダノタメニ カキマシター” な2曲を始め、どのトラックもシンプルな音作り故にホフマン効果が際立つ逸品に仕上がっている。
Paul McCartney - The Lovely Linda - McCartney - 1970 [24 Karat Gold Disc - 1992]


【ラム】
 我が最愛の「ラム」をホフマン・リマスターで聴ける喜びを何と表現しよう? とにかく全編を通して濃厚でリッチなサウンドに仕上がっており、メロディーの洪水とでも言うべき「ラム」の魅力を最大限に引き出している。改めてホフマンの音楽的センスの良さと腕の確かさ、そして何よりもマッカートニー・ミュージックに対する造詣の深さが分かろうというものだ。2012リマスター盤も悪くはないが、私としては豊潤なサウンドのDCC盤に軍配を上げたい。
Paul & Linda McCartney - Monkberry Moon Delight - RAM - 1971 [DCC Remaster - 1993]


【レッド・ローズ・スピードウェイ】
 この盤はアップテンポな曲が少なく一聴して地味に聞こえるが、そんな中で冒頭の「ビッグ・バーン・ベッド」の切れ味鋭いサウンドは既発のオフィシャル盤とは激しく一線を画するカッコ良さ(^o^)丿  B面ラストのメドレーの聴く者を包み込むような雄大なサウンドも聴き応え十分だ。ボートラで「Cムーン」「ハイ・ハイ・ハイ」「ザ・メス」「アイ・ライ・アラウンド」の4曲が入っているのも嬉しい。尚、この「レッド・ローズ・スピードウェイ」は他のDCCポール盤よりもレアらしく、総じて高めの値段で取り引きされている。
Big Barn Bed [DCC Ver.]


【バンド・オン・ザ・ラン】
 私がこれら6枚の中で最初に買ったのがこの「バンド・オン・ザ・ラン」なのだが、ぶっといベースがブンブン唸る「ミセス・ヴァンデビルト」を聴いて完全KOされ、“スティーヴ・ホフマン恐るべし” を痛感、その後DCC盤にハマるきっかけとなった記念すべき1枚だ。テンポ・チェンジから一気に加速するカッコ良さがたまらないタイトル曲、ノリ一発で突っ走る熱気ムンムンの「ジェット」、重心の低いグルーヴ感にゾクゾクさせられる「レット・ミー・ロール・イット」、スリリングな展開の波状攻撃がたまらない「1985」など、すべてが圧巻だ。
Mrs Vandebilt [DCC Ver.]


【ヴィーナス・アンド・マース】
 この盤は何と言っても「ヴィーナス・アンド・マース」から「ロック・ショー」へと移行する瞬間に音量が一気にハネ上がるパートが一番の聴き所。このガツン!とくる衝撃はハンパなく、コンプレッサーのかけられたオフィシャル音源と聴き比べればその凄まじさが実感できるだろう。「ワインカラーの少女」における重戦車のような低音の響きもたまらんたまらん... (≧▽≦)  終盤の「トリート・ハー・ジェントリー」~「ロンリー・オールド・ピープル」~「クロスロードのテーマ」と続く雄大な流れに身を任せるとまるで温泉に浸かっているかのように癒し効果満点で、日頃の疲れも吹き飛ぶというものだ。
ワインカラーの少女 [DCC Ver.]


【スピード・オブ・サウンド】
 この盤の一番の聴き所はやはり「心のラヴ・ソング」におけるポールの歌心溢れる自由闊達なベース・ラインに尽きるだろう。“ベースの音を骨太に再現することに命を懸ける問答無用の仕事人” ことスティーヴ・ホフマンのリマスタリングでこの曲を聴くだけで10年は若返れそうだ(笑) パワフルにロックする「ビウェア・マイ・ラヴ」のゴリゴリした押し出し感も手持ちの95年盤を軽く一蹴するカッコ良さだ。
心のラヴソング [DCC Ver.]
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Wings Greatest Unreleased / Paul McCartney

2014-06-14 | Paul McCartney
 私は “好きな盤は少しでも良い音で聴きたいし、そのためには金に糸目を付けない” という主義で、旧譜が “○○ビット・リマスタリングされ高音質で蘇える!” みたいな美辞麗句を纏って再発されるたびについつい買ってしまう。2009年のビートルズ・リマスター騒動しかり、ポールのアーカイヴ・コレクションしかりである。今のオーディオ装置にグレードアップして以来、 “自分好みの音” に徹底的に拘るようになったのだ。
 そんな旧譜再発において最終的な音の良し悪しは、何ビットというスペックでもSHMやGold Disc といった材質でもなく、ひとえにマスタリング・エンジニアの手腕にかかっているのではないかというのが私のこれまでの音楽体験、オーディオ体験を通して得た結論だ。マスタリングというのは簡単に言ってしまえば “ミックスダウンが済んだマスターテープを基にして、イコライザーやリミッターなどのエフェクター類を駆使して音響処理を行い、アーティストが意図したサウンドに仕上げていく作業” のことで、料理に例えるなら素材の良さを最大限に引き出すための最終的な味付けのようなもの。マスタリング・エンジニアの耳と感性によって、その作品全体の印象までもが大きく左右されるというワケだ。
 ひとえに “良い音” と言っても音の好みというのは十人十色なのだが、私的には “アナログ・オリジナル盤の持つナチュラルで生々しい音” が聴ければそれでOK。ベースがブンブン唸ってリスニングルームが地鳴り鳴動し、まるで目の前で歌っているかのようにヴォーカルがスピーカーから飛び出してくれば大満足だ。そんな私好みの音作りをしてくれるマスタリング・エンジニアがDCCコンパクト・クラシックスのスティーヴ・ホフマンとアナログ・プロダクションズのダグラス・サックスの二人で、共に真空管を採用したマスタリング機材を使っているというのが大きな特徴だ。そして最近ハマっているのがスティーヴ・ホフマンのマスタリングによる DCC Compact Classics シリーズで、先月の東京ツアーでも2枚ゲットしたことは前にも書いた通り。ポール・ロスの淋しさをブートとDCC盤で紛らわす毎日だ。
 実を言うと私がDCC盤を買い始めたのは今年に入ってからで、それまではこの手の “高音質盤” には懐疑的だった。昔オーディオショップで聴かせてもらったMFSL(Mibile Fidelity Sound Lab)盤がいかにもオーディオマニアが好みそうなキレイキレイな線の細い音であったことや、“最強音質”の謳い文句に騙されて買ったゴールドCD(←いわゆる純金蒸着というヤツですわ)をオリジナルLPを聴き比べてみてそのあまりのプアーな音に呆れ果てて思わず叩き割りたくなった苦い経験を持つ私としては、“MFSLと双璧を成す高音質盤” で “24 Karat Gold” が売りのDCC盤など聴いてみたいとも思わなかった。
 そんな私がDCC盤に瞠目したのは今年の1月に買ったポールのブートレッグ「ウイングス・グレイテスト・アンリリースト」がきっかけだった。DAPレーベルがオルタネイト・アーカイヴ・コレクション・シリーズの1枚としてリリースしたこのCDは、ディスク1が “マルチトラック・マスターからの初登場リミックスを中心にレア・バージョンをコンパイル” 、ディスク2が“DCCコンパクト・クラシックスからリリース予定がありながらお蔵入りとなった「ウイングス・グレイテスト」のオリジナル音源を収録” とのこと。2枚組で1800円というリーズナブルなお値段に釣られたというのもあるが(笑)、 “初登場” や “レア” といった謳い文句に弱い私はディスク1目当てにこの盤を買ったようなもので、ディスク2はオマケみたいなものと考えていた。
 実際に聴いてみるとディスク1には「アナザー・デイ」のアセテート・モノ・ミックスや「死ぬのは奴らだ」のクアドラフォニック(4チャンネル)・ミックスなんかが入っていてたまに聴く分には面白いが数回聴けばそれで十分で、日常聴きとなるとやはりオフィシャル音源に戻ってしまう。そんな中ではポールのヴォーカルがグッと前面に出てくるミックスでリアルな質感が楽しめる「マイ・ラヴ」や「夢の旅人」が印象に残った。尚、片チャン・イントロ(?)の「心のラヴ・ソング」やハイハット・イントロ付き「愛しのヘレン」、フェイド・アウトなしの「メイビー・アイム・アメイズド」ショート・ヴァージョンは以前取り上げた「DJサンプラー」に入ってたのと全く同じミックスだ。
マイラヴ


 ディスク2はDCCコンパクト・クラシックス社からリリース予定がありながらお蔵入りとなってしまった「ウイングス・グレイテスト」のオリジナル音源を収録したもので、スティーヴ・ホフマン公式サイトで公表されたテスト盤CD-Rからのマスター・コピーとのこと。最初はDCCの高音質盤がナンボのモンじゃいと思いながら聴き始めたのだが、1曲目に置かれた「アナザー・デイ」のポールの生々しいヴォーカルと地を這うようなベースの重低音にビックリ(゜o゜)  ポールの自由闊達に躍動するベース・ラインに耳が吸い付く「心のラヴ・ソング」や雄大なスケール感を感じさせながら爆走する「死ぬのは奴らだ」など、どの曲にも素晴らしいリマスタリングが施されており、私のDCC盤に対する偏見は木端微塵に吹き飛んだ。目からウロコとはまさにこういうことを言うだろう。
 このディスク2はどのトラックにもホフマン入魂のリマスタリングが施されていて必聴と言える素晴らしさなのだが、中でも私が一番気に入ったのが「ジュニアズ・ファーム」だ。爆裂するイントロに続いて怒涛の勢いで疾走するポールのベース音の凄さを何と表現しよう? 地を這うようにズンズン腹に来るこのベース・サウンドが聴けるだけでもこの盤を買った甲斐があるというものだ。
 ポールのアルバムはDCCから公式に6枚出ているが、それらのオリジナル・アルバムに入っていない「アナザー・デイ」「死ぬのは奴らだ」「ジュニアズ・ファーム」「幸せの予感」「夢の旅人」のホフマン・リマスタリング・ヴァージョンはこの盤でしか聴けない。そういうワケで、ポールのブンブン唸るベース音が好きなファンはこのディスク2だけでも持っている価値があると思う。
ジュニアズファーム
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東京レコ屋巡り弾丸ツアー (Pt. 2)

2014-05-27 | Paul McCartney
 ユニオン新宿本館を出ると雨はまだ降っていたが、いきなりの収穫に足取りも軽く(←単純!)、紀伊国屋横にある中古センターへと向かう。このお店はレコ屋が入っているとは思えないような大きなビルの3Fにあり、エレベーターを降りて店内に入るとちょうど大阪日本橋のディスクピアみたいにワンフロアにCDとレコードが見やすく並べられている。まずはビートルズ関係のCDをチェック、ポールのスーパーデラックス・エディションからブートレッグに至るまで、在庫量はかなり豊富だし値付けもかなりリーズナブルだ。モノはついでとアナログLPのコーナーを覗くと、「プリーズ・プリーズ・ミー」の金パロ盤や「ラム」のブラジル・モノラル盤、「バンド・オン・ザ・ラン」のUKオリジ・ラウドカット盤といったマニア垂涎の逸品が壁面を飾っている。今回はたまたま欲しい盤がなかったので何も買わなかったが、CD・アナログ共にコレクターにとっては要チェックなお店と言えるだろう。
 さぁ、次はいよいよ本日のメインである西入りだ。外に出ると雨が少し弱くなっている。ラッキー(^.^)  東口から西口への通路を抜けるとユニクロの前に出た。ここから道路沿いに北上し、ダイカンプラザ9Fのライトハウスを目指す。“プラザ” というから私は色んなお店が入ったショッピングセンターみたいなビルを予想していたのだが、いざ行ってみるとごく普通のマンションである。ホンマにここでエエんかいな... と不安に思いながら入居パネルを確認すると905号室に LIGHTHOUSE とある。ちょうど数年前に閉店した横浜の“日本一高いジャズ廃盤専門店”「ディービーズ」みたいな感じだ。早速エレベーターで9Fまで上がり、905号室を探すとすぐに見つかった。ホンマにマンションの一室で、入口のところに「ライトハウス」という表札(?)が掛かっている。
 中に入ると所狭しとCDやDVDが棚一面に並べられており、中にはKENTの通販リストにも載ってないような珍しい盤もいっぱいあって、それだけでコーフンしてしまう。私が行った時、狭い店内には中年女性の先客が一人いて、店主の方に今回のポールの公演中止について熱っぽく(笑)語っていらっしゃる。どうやらポールの熱心なファンらしいのだが、例の “深酒ツイート” やら “ポール仮病説” にかなりご立腹のようで、店主に対して一方的に思いのたけをぶちまけておられる真っ最中だ。 “自分の友人が武道館チケットを取るために愛用のギターを手放したのに公演中止だなんてカワイソすぎる...” だとか、“これでキョードーとポールの関係にヒビが入ったけれど、ウドーとポールは90年の来日時にポール側がウドーに声すらかけなかったことでウドーの社長が激怒しそれ以来絶縁状態やからもうポールを呼ぶプロモーターはいないだろう...” だとか、興味深い話がポンポン飛び出してくる。耳ダンボ状態(笑)の私は彼女の話が気になってCD棚に全然集中できない。
 結局30分ほど喋りまくってスッキリしたのか、その女性は何も買わずに帰って行った。さぁ、これで猟盤に集中できるぞと思ったのも束の間、今度は私と私と同年代っぽいオッチャンが入ってきた。どうやら常連さんのようで、“今日は武道館に行くつもりで有休取ったけど中止になってしまい、友人はみんな働いてて遊ぶ相手もいないから、やけ買いしに来ました...” と店長に話している。“うわー、自分とまったく同じやわ...” と心の中で呟く私。ひょっとして今日はこんなビートルズ・ファンが街に溢れているのだろうか??? しかしちょっと待て。私は他人の話を聞くためにはるばる東京まで来たのではない。自分のミッションに集中せねば...
 LHと言えば何と言ってもギフト・アイテムである。実は前もってお店のHPで “今週のギフト” を確認して目を付けてあったのが「アビー・ロード」の回収日本盤(CP35-3016)をそのままコピーしたCD-Rだ。ギフトの切り替えは水/木で、次週のラインナップには入っていないのでちょうどこの日がラスト・チャンス。LH製の盤を2枚買えば貰えるので(←本末転倒やな...)私はポールのコーナーをチェックし、まだ持っていなかった「ティーンエイジ・キャンサー・トラスト2012」と「バック・イン・ザ・USA」をチョイス、段ボール箱の中に無造作に積まれてあったギフト盤の中から選んだこの「アビー・ロードCP35-3016」と共にレジへ持っていった。しめて9,200円也。


 「ティーンエイジ・キャンサー・トラスト2012」はロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われたロジャー・ダルトリー主催のチャリティー・イベントのオーディエンス録音盤で、去年の “アウト・ゼア・ツアー” では演らなかった「ザ・ナイト・ビフォア」や「アイヴ・ガッタ・フィーリング」といったナンバーが聴けるのが嬉しい。ただ、演奏はカチッとまとまっていて申し分ないのだが、ポールの歌声に浸って油断しているとテーパーのすぐ右横にいたと思しきオーディエンスのフォーフォーという雄叫びがかなり大きな音でスピーカーから飛び出してきてビックリさせられる。オマエはレイザーラモンか! EV大阪2日目盤や福岡盤の時にも書いたが、私はこのHGみたいな叫び声が大嫌いなので、残念ながらこのCDはNGだ。ボーナス・ディスクとして付属していたYouTubeからの寄せ集め映像集DVD-Rの方にはこのウザい雄叫びは入っていないので、私はそちらの方で楽しんでいる。特にロン・ウッドやポール・ウェラーが参加した「ゲット・バック」のノリノリの演奏は必見だろう。
Paul McCartney, Roger Daltrey, Ronnie Wood and Paul Weller playing Get Back HD




 「バック・イン・ザ・USA」は1989年の北米ツアー初日にあたる11月23日のLAフォーラムでのライヴの模様をバッチリ収録したオーディエンス録音盤で、上記の「ティーンエイジ・キャンサー・トラスト2012」とは対照的なオーディエンス・ノイズ・フリーな録音環境のおかげでポールの歌と演奏を安心して楽しめるところが◎。絶好調ポールの勢いのあるヴォーカルをダイレクトに捉えたオンな録音がたまらんたまらん(^o^)丿  この時期のライヴでしか聴けない「エボニー・アンド・アイボリー」がめっちゃ貴重やし、大好きな「マイ・ブレイヴ・フェイス」も入っていて言うことナシの1枚だ。ボーナス・ディスクの「ローズモント1989・サード・ナイト」は音質的には劣るものの、「フラワーズ・イン・ザ・ダート」を上手くパロったジャケット・デザインが気に入っている。
Paul McCartney - L.A. Forum (November 23 & 29, 1989)



             
 そして今回のギフト・アイテムである「アビー・ロード」の回収盤 CP35-3016 についてだが、メーカー・インフォを要約すると、 “ビートルズ最初のCDといえば日本だけで1983年に発売された「Abbey Road」で、しかもそれがリリース直後に本国EMIからのクレームによって回収されてしまいました。CD化の際に使用したマスター・テープに余計なマスタリングを施さずにフラットな状態で収録したことにより元のマスター・テープに近い音で収録されているという幻のCDです。今回はそんなファン垂涎の1枚をEQ処理一切なしで復刻しました” とのこと。
 実を言うと、私は前々からコレを聴いてみたかったのだが、入手が超困難なコレクターズアイテム(←ヤフオクではウン万円のプレミア価格!)化していたせいもあってすっかり諦めていたのだ。それをCD-Rとはいえタダで貰えるとは... (^.^)  実際に2009年リマスター盤と聴き比べてみると音圧では負けているが、アンプのヴォリュームを上げていくとシャープで抜けの良いクリアーなサウンドがスピーカーから飛び出してきて実に気持ちが良い。私的にはどっちもアリやな... という感じで、ちょうど気分によってファッションを変えるような感覚で両方楽しんでいきたいと思う。やっぱりライトハウスはエエなぁ...(^.^)  (つづく)
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Tokyo Dome 2013 HD / Paul McCartney 【追記アリ】

2014-05-17 | Paul McCartney
 今日はポール国立公演の初日、いよいよ待ちに待ったマッカートニー・ウイークの始まり始まり(^o^)丿 この週末、東京方面は “ポール晴れ” のようでヨカッタヨカッタ。同志のみなさん、思う存分楽しんできてくださいネ! 私は来週の上京に向けて有休も取ったし、仕事の方の根回しもバッチリ... あとは新幹線チケットを買いにいかねばと奈良の金券ショップを検索していると、長居の一件でお世話になったH姐さんが天理教団参券なるものを教えて下さった。何でもそっちの方が金券ショップよりも断然お得らしい。早速JTBの知り合いに電話してチケットを手配してもらう。おかげで近鉄と新幹線併せて交通費が4,000円ほど浮いた勘定だ。生まれて初めて奈良に住んでてラッキーって思ったわ(笑)
 それにしてもあと4日で武道館だなんてめっちゃ胸熱(≧▽≦) 急な参戦決定でまだ心の準備が出来ていないのだが、この土日でしっかり休んで心身共にリフレッシュし、万全の状態で武道館に臨みたい。週間予報を見ると水曜日の東京は雨らしいが、屋内なので問題ナシ。今もコレを書きながら “もうサウンドチェック始まってる頃やなー” “今日のオープニングはやっぱり「ヴィーナス・アンド・マース」かなー” などと妄想し、気がつけば魂は一足先に東京へ行ってしまっている(笑) 席は良くないけれど、ポールと一緒に歌ったり手拍子したりして思いっ切り楽しんでくるつもりです。10万円席の人達は宝石をジャラジャラ鳴らしてくださいな(笑)
Paul McCartney - Venus and Mars / Jet (Rotterdam, 2012)


 前置きが長くなってしまったが、ここからが本題だ。以前東京ドーム最終公演SBD音源の “ルビジウム・マスター” 盤が話題になっていたが、chusanさんが “音が良い!” と仰っていたそのルビジウム盤(3,700円)と手持ちのGreen Apple盤(1,000円)で SBD対決をしてみたくなってGW前に宝盤レコードでゲットした。
 聴き比べの方法は至ってシンプル... 2台のCDプレイヤーにそれぞれのCDを入れ、オープニングの「エイト・デイズ・ア・ウイーク」から同期させて再生し、プリアンプでCD1とCD2を切り替えながら聴き比べてみたのだが、“どーせスカパーから落としたSBD音源なんやから大して違わんやろ...” という予想に反してかなり興味深い結果が出た。
 一聴してすぐにわかるのは音圧の違いで、GA盤の方がルビジ盤よりも2~3割増し音が大きく迫力がある。音のバランス的にはややハイ上がりで切れ込みが鋭い印象だ。一方ルビジ盤の方は高域の伸びと共に音に厚みと柔らかさがあって奥行き感に溢れ、聴感上非常にナチュラルで聴きやすいサウンドに仕上がっている。ここは人によって好みが分かれそうだが、例えるならGA盤は音圧競争が激しかった頃のデジタル・リマスタリングCD、ルビジ盤はその対極にあるアナログに近いマスタリングを施した高音質CDといった按配だ。これがみながわさんが仰っていたルビジウム効果というやつか...(-。-)y-゜゜゜
 まぁウチのヴィンテージ・システム(真空管アンプ+巨大スピーカー)との相性も大きいと思うが、大音量で長時間聴くということを考えると私的にはルビジ盤の方に軍配を上げたい。ディスク3の最後に例の“ウリウリ~♪” が収録されているのもうれしい(^.^)  まぁ音に拘るならルビジ盤、コスパ優先ならGA盤ということになるだろう。
Eight Days A Week [Rubidium Master]


 ボーナス・ディスクとして付いているBD-Rの画質は3月にスカチャンで録画したものと変わらず。4Kカメラで収録ということで異次元の高画質を期待していたため(←素人考え丸出し)、放送当時は “4K4Kって大騒ぎしてるけど何やこの程度か...” と少しガッカリし、“ウチのアンテナ、角度がおかしいのとちゃうか?” と疑心暗鬼になっていたのだが、この “FULL HD 1080”盤と同レベルだったのでその点に関しては一安心(←何じゃそりゃ?)... 画面右上の “スカチャン・マーク” の部分には例の“バンザイ・ポール” 画像がきっちりと被せてあった(笑)

【5/17 17:15 追記】
 これをアップした直後に衝撃的なニュースが飛び込んできた。今日のポール国立公演が延期になったというのだ。何でもポールがウイルス性炎症でダウンしたとのこと。ウイルス性炎症って、ノロウイルスちゃうの? ポール、大丈夫なん? 長旅の疲れもあったのだろうが、齢が齢だけに心配だ。アホバカ・キョードーは一体何を食べさせたんや! ボッタクリ商法でガッポリ儲けとるんやから、せめて酸素チェンバーぐらい用意せんかい、このクソバカタレが!!!  とにかく今はただ、ポールの回復を祈りたいと思う。Get well soon, Paul!!!
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ポールの武道館チケットが当たったー \(^o^)/

2014-05-14 | Paul McCartney
 先週の金曜日に生協から長居のチケットが届いた。結果はアリーナのH16ブロック... ってほとんど最後尾やがな...(*_*)  う~ん、やっぱり生協ではエエ席取るの無理やったか... 正直言うと “案外VIP席の近くやったりして...” などと淡~い期待を抱いていたのだが(笑)、世間はそんなに甘くなかったということだ。まぁ日本でポールのコンサートの良席をゲット出来る確率なんて宝くじに当たるようなものなので、観に行けるだけでも良しとしなければ。とにかくチケットを取って下さったH姐さんに感謝感謝である。それはそうと、アリーナの後ろの方ってちゃんとステージ見えるんかいな??? 私は昔大阪城ホールへエイジアを見に行った時にアリーナ後方でほとんど何も見えへんかった嫌~な思い出があるので、それだけが心配だ。
 そして土曜の朝起きてみるといきなり新聞の全面広告(←約5,000万円かかるらしい...)に「ポール・マッカートニー」「日本武道館」の文字が躍っている。え? 何それ??? という感じで私は一瞬我が目を疑ったが、真っ黒な背景の中に神々しく浮かび上がる写真はまごうことなき武道館だ。再来日の噂が盛り上がっていた3月半ば頃、ネット上では国立や長居と共に “5・21武道館” 説がまことしやかに囁かれていたのでもしかしたらと思ってはいたが、結局正式発表時には武道館の武の字もなかったし、そのまま何の動きも無く5月を迎えたので “やっぱり屋外スタジアム用と武道館用の2種類のステージ・セットを持ち込むのは無理やもんな...” とすっかり油断していた。
 それが公演10日前になっての緊急発表... 世間ではその高額なチケット価格設定が話題になっているが、そんなことよりもファンを無視したムチャクチャなチケット販売の仕方に釈然としないモノを感じてしまう。ホンマにキョードー東京のやることは何から何までムカつくわヽ(`Д´)ノ こんなクソ会社とっとと潰れてしまえ!!!
 話をポールと武道館に戻そう。とにかくビートルズ・ファンにとってポールを聖地・武道館で観れるなんて感涙モノのスーパーウルトラビッグイベント! 私としては参戦したいのは山々だったが、運が悪いことに来週の水曜には自分が起案した仕事が入ってしまっているし、VIP取れなかった反動でポールのブートをガンガン買いまくったせいで財布もスッカラカンだ。もっと早くわかっていたら仕事もお金も何とかなったかもしれないという忸怩たる思いで週末を過ごしたが、まぁ長居もあるしということで、一旦は武道館参戦の夢を諦めた。
 しかし週末中ずーっと、寝ても覚めても武道館の事がアタマから離れない。大好きな「ラム」や「バンド・オン・ザ・ラン」を聴いて気持ちを静めようとするがむしろ逆効果(笑)で、“ラストは「アイム・ダウン」かな?” とか “ひょっとしてセトリ全曲ビートルズ・ナンバーで固めたりして...” とか “MCで例のマイク・スタンドの事とか言うかな?” とか、どんどん妄想が膨らんでゆく。そして月曜朝の出勤時、ビートルズの武道館ライヴを聴こうとしてオープニングの「ロックンロール・ミュージック」のイントロが “ジャジャジャジャ♪” と車の中に鳴り響いた瞬間、私の中で何かが弾けた。
 “武道館でポールを観れる最初で最後のチャンス(多分...)を逃してたまるか!” “仕事なんて知ったこっちゃない!” “ 金なんか何とでもなるわい!”... ということでビートルズ至上主義者の本性を露わにした私は、職場に着いてすぐにチケぴのWEB抽選に申し込んだ。さすがに10万円+往復新幹線代はちょっと無理なので、B席一点狙いで勝負。どーせ良い席は関係者やらアホバカ芸能人やらが確保して我々一般庶民にはロクな席は回ってこないシステムになっているのだろうし、アリーナやS席でクソみたいな席をつかまされるぐらいなら、 “武道館へ生ポールを聴きに行く” “ビートルズゆかりの地でポールと共に楽しいひと時を過ごす” と最初から割り切っていった方がスッキリする。参加者1万人のうちの1人として、歴史の目撃者になれればそれだけで満足だ。
 結果発表は水曜の午後6時... VIPの時に協力してくれた仲良しのT君にこの話をすると、“その時はぜひ僕も呼んでください。結果をみんなで見ましょうよ!” とのこと。どうやら4・17のリベンジを楽しみにしているようだ(笑)
 で、発表当日の今日も朝から大音響でビートルズ武道館ライヴを聴きながら颯爽と出勤したが、当然のことながら朝から全然仕事にならない。VIPで大騒ぎした部屋でT君と “グレープ缶、もうすぐやなー。” と騒いでいると、同僚のK氏とY嬢が大笑い。ホンマにウチの課は楽しい職場やわ(^.^)  そしていよいよ運命の夕方6時... コンピューターの周りにT君、K氏、Y嬢が集まってきた。緑色で「結果待ち」と出ている画面を見たY嬢が “これ、どーなるんですか?” と聞いてきたので “当選やったら赤字で、落選やったらグレーで表示されるねん!” と説明しながら F5 を連打する私。数秒ごとにキーを打って7~8回ぐらい更新したその時、画面に赤い文字が現れた。
 “当選ですやん!!!!!” と大はしゃぎするT君。 “やりましたねー!”“おめでとうございますー!” と拍手してくれるK氏とY嬢。そんな中 “うそやろ... ホンマに?” と事態が信じられずにフリーズする私。“ほら、ここにちゃんと赤で「当選」って出てますよ!” とT君に言われ、やっと我に返った私は “うぉー、やったー!!!!!” と雄叫びをあげ(←今思い出すとめっちゃ恥ずかしい...)、3人と次々にハグ(笑)  感極まって “何か涙出てきた...” とウルウルしていると奥の部屋から “エライにぎやかやなぁ... 何か当たったんか?” と言いながらK部長が出てこられた。私が心底尊敬している上司だ。 “やかましゅうしてすんません。実はポール・マッカートニーの武道館チケット当たりましてん!” と言うと、“へぇー、凄いやん。良かったなぁ...” と一緒に喜んで下さった。ホンマにエエ人や(^.^)  結局7時前まで仲良しの同僚たちとワイワイ騒いでルンルン気分で帰途につき、途中セブンイレブンに寄って発券してきた。あ~嬉しい(^o^)丿
 というようなワケで、来週の水曜は1日有休を取って(←仕事はT君が変わってくれました。ホンマにエエ後輩に恵まれたなぁ... T君の好きな東京バナナ買って帰るからね!)日帰りでブドーカンを満喫してまいります。時間があればついでに西新宿も行ってみたいが、これから半年ほどはブート断ちせなアカンのでやっぱりやめとこ(>_<)  百ブーは一見にしかず(←“100枚のブートを買うよりも1回生ポールを見る方がいい” の意)やからね。行くぜー、トーキョー!!!!!
1966年以来、48年ぶりに「日本武道館(5/21)」のステージに立つ!ポールよりコメント到着!

Beatles 1966 Live In Japan Part 1

Beatles 1966 Live In Japan Part 2
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Out There Japan 2013 [SBD] / Paul McCartney

2014-04-27 | Paul McCartney
 やっぱり買ってしまった。何を?って、もちろんポールの日本公演SBD音源CDである。例のスカパー放送から1週間も経たないうちに “プロショット映像のブルーレイ/DVD” や “アビーロード・スタジオでマスタリングされたSBD音源収録のCD” が雨後のタケノコのように色んなレーベルからリリースされ始めたが、私としてはハードディスクからCDレコーダーに直接録音したらエエわいと余裕をかましていた。しかし4月に入って仕事がめちゃくちゃ忙しくなり、2FリスニングルームにあるCDレコーダーの配線を全部外して1Fリビングルームにあるブルーレイレコーダーに繋いで CD-R を作るヒマすらなく、“GWに入ったら何とかしよ...” と自分に言い聞かせながら悶々と過ごす毎日だった。
 それにしてもこの怒涛のリリース・ラッシュは何なのだろう? 著作権にうるさいはずのスカパーが何のリアクションも起こさずにただ指をくわえて見ているだけというのも不思議だが、それをいいことに有象無象の各種レーベルから明らかにスカパーが大元と思われるSBD音源CDが出るわ出るわのワンコソバ状態だ。代表的なモノを挙げてみると、
【CD】
 ①Out There Japan 2013 (Picadilly Circus) 6,500円
 ②Tokyo Dome 2013 HD (No Label) 3,700円
 ③Out There Japan Tour 2013 -Red Light Entertainment- (Broad Disc Network) 2,400円
 ④Out There Japan 2013 (Green Apple) 1,000円
【CD-R】
 ⑤The Final Show Out There Complete Live (Beatfile) 3,400円
 これらのうち、まず CD-R盤の⑤は除外しよう。遥かに安い値段でプレスCDが手に入るというのに何が悲しゅうてCD-Rに3,400円も出さなアカンのか。6,500円というボッタクリ価格のピカデリー盤①も論外だ。オープニングのDJミックスや他公演のSBDの断片をかき集めただけのボーナスディスクに3,000円分の付加価値を見出すことは私には出来ない。
 “最高級ルビジウム・システムを用いて制作された特製プリマスターにより、レンジの広さ、歌や各楽器の定位と分離の改善に伴うクッキリと抜けた音の良さ等々、原音の質感と輝きを最大限に活かしたピュア・サウンドにてCD化” という謳い文句の②は更に “1080HDプロショットを1080HDのまま完全収録したFree Bonus BD-R付き” ということで、 “ルビジウム” とか “1080HD” といった “ワケがわからんけど何となくハイテクっぽくてカッコイイ” 専門用語(笑)に魅かれてしまう。CDとBD-Rの両方欲しい人にはコレが一番良さそうだ。
 Red Light Entertainment(赤い光のおもてなし)というふざけた副題が笑える③も2,000円台という良心的(?)な値段で中々やりよるなぁと思っていたところ、Green Apple (←以前取り上げた「A Super DJ Sampler」や「Picaso's Last Words - Getting Closer」などを出している私のお気に入りレーベル)から衝撃的な1,000円という超低価格のSBD音源盤④がリリースされた。ダスティン・ホフマンとの「ピカソの遺言」も1,000円だったが、アレはあくまでも4曲入りブート・シングル。今回は約157分のコンサート丸ごとSBD収録で1,000円というのだから凄まじい価格破壊だ(≧▽≦)  これは間違いなく “買い” である。
 届いた盤は当然ながらちゃーんとした作りのプレスCDで手抜き感は一切なし。ジャケット写真は例のバンザイ・ポールだが、手持ちの日本公演ブートはどれもこれも “バンザイ” ばっかりでさすがに飽きてきたし、ピンク色がバックでほとんど同じジャケット・デザインのブートレッグを他にも持っているので紛らわしいことこの上ない。試しにジャケットの裏を見ると私が大好きなワインレッドのフロックコートを着てヴァイオリン・ベースを弾くポールである。タイトルも入っているのでリバーシブル・ジャケットっぽい。これは絶対にこっちの方がカッコエエわいということで(←前回の生協のチラシと同じ写真ですが...笑)、今はジャケットを裏返しにして入れている(^.^) 
 気になる音質の方だが、細かい楽器の音までバッチリ聞き取れるし、重低音もズンズン響いてくるしで、1,000円というのが申し訳ないくらいの高音質SBD盤だ。ウチの大型スピーカーでヴォリュームを上げて聴くと、高音がややキツく感じられエコーも少し強いように思われるが、価格を考えれば文句は言えない。リビングのAVシステムや車の中で聴くとちょうど良い感じなので、多分そういう用途を想定したマスタリングなのだろう。シルフの2002年ポール・ライヴの音が好みの人なら一発で気に入りそうな迫力満点のドンシャリ・サウンドだ。A面ラストの「オール・トゥゲザー・ナウ」が終わった後のフェイドアウト処理が下手くそなところだけが玉にキズだが...(>_<)
 そういえばスカパー放送では「アンド・アイ・ラヴ・ハー」と「ブラックバード」の間で少しエディットされていたが、このCD音源は完全ノーカットっぽいので(←他のレーベルのCDはどうなんやろ?)、少なくとも放送音源をそのままCD化したものではなさそうだ。それと、開演前にポールが歌ってた例の “ウリウリウリウリ~♪” は入ってませんので念のため(笑)
Eight Days A Week SBD
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ポール公演チケット入手奮戦記

2014-04-19 | Paul McCartney
 確か先週の木曜日のことだったと思うが、ポールのチケット先行予約抽選に連続落選してすっかり凹んでいた私がたまたまジャパンツアー公式サイトを開くとそこには VIP パッケージの案内が出ていた。サウンドチェックに参加出来て、しかも本公演チケットの超優良席まで付いているというプレミアチケットである。しかしそのお値段の方も凄まじく、VIP PACKAGE 1がステージ両側の最前ブロック1列目の席で9万3千円、VIP PACKAGE 2がステージ正面最前ブロックの3列目〜7列目の席で8万3千円だ。この額を聞けば二の足を踏むのが常識的な神経の持ち主というものだろう。しかしポールに関する限り、私に常識は通用しない。ましてや私は落選続きで焦っていた。精神的に追い詰められていた。確かに10万円近い出費はめちゃくちゃキツイが数ヶ月節約すれば何とかなる金額だ。私は一発逆転を狙って83,000円の VIP PACKAGE 2 に賭けてみることにした。
 この VIP PACKAGE の申し込み受付は4月17日の木曜午前10時からで、ウェブ又は電話での先着順。平日の午前中って、これはモロに勤務時間中である。私の仕事には非番の時間帯があるのですぐにスケジュールを確認した。するとラッキーなことに木曜の10時前後はキレイに空いているではないか! 単純な私は “ひょっとするとこれまで落選してきたのもすべてこの VIP PACKAGE を取るためやったんかも...” と自分に都合の良いように解釈して(笑)急にテンションが上がってきた。
 しかしポールの VIP なら激しい争奪戦になることは必至である。ハッキリ言って自分一人では心もとない。そこで一計を案じた私は仲の良い同僚に “来週の木曜10時頃仕事空いてる???” と聞いて回り、何とか3人を確保した。私を含めた計4人が片手でパソコンF5連打、片手でケータイのスピードダイヤルをかけまくるという作戦だ。事情を話すと大笑いされたが3人とも快く引き受けてくれた。持つべきものは友である。 “これで繋がる確率が4倍に増えたわい(^.^)” と私は自分のアイデアにすっかり有頂天になり、既に VIP を取ったような気になっていた。
 そして運命の4月17日、約束通り3人がケータイ片手にやってきてくれた。いよいよ作戦開始である。9時59分50秒を過ぎ、私の号令と共に我々の一室はコールセンターへと早変わりした。だがしかし、駄菓子菓子、ウェブは回線は混み合って一向に繋がらないし、電話の方も何度かけても話し中である。時間は無情にも刻一刻と経過し、とうとう10時20分を過ぎてしまった。あと10分したら仕事に戻らねばならない...(>_<)
 もはやこれまでか... と諦めかけた矢先、T君が “あっ、ネット繋がったみたいです! ID とパスワードを入れろって出てますよ!” と叫んだ。 ID とパスワード??? 何じゃそりゃ? 慌てて彼のパソコン画面を覗くと “キョードー東京メンバーズ” とやらのID とパスワードが必要らしい。そんなもん知らんがな! 私はイライラしながら “新規入会の方はこちら” をクリックするも中々ページが切り替わらず、挙句の果てに “このページは表示できません” って... ナメとんのかヽ(`Д´)ノ ホンマにこのシステムはムカつくわ。キョードー東京なんて潰れてしまえ!!!
 ワラにもすがる思いで再度VIP申し込みページを表示すると、そこには無情にも “空席なし” を示す×が3つ並んでいた。呆然とする4人... T君「悔しいです!」 Y君「まさかこんなに凄いとは思いませんでした...」 K氏と私は無言。やり場のない虚脱感が部屋を包み込む。ケータイを見ると発信回数は181回を数えていた...
 私は “取れへんかったけど、みんなよぉやってくれたわ。ホンマにありがとうな...” と言って祝勝会用に用意しておいた(←アホやなぁ...)シュークリームを配り労をねぎらった。結果はどうあれ、貴重な休憩時間を犠牲にして協力してくれた彼らにはいくら感謝しても足りない。やがて10時半になり仕事に戻ろうとすると、入れ替わりに部屋に入ってきた別の同僚女性2人から “どうでした???” と聞かれ、“アカンかってん...(*_*)” と答えると“エーッ、そんなー” と2人とも絶句。まるで我が事のように落ち込んでいる彼ら彼女らを見ていると、 VIPチケットが取れなかったことよりも周りの同僚たちを思いっきり巻き込んでガッカリさせたことの方が申し訳なくて、そっちの方が辛かった。
 ほとんど放心状態で午前中の仕事をすませてお昼ご飯を食べに部屋へ戻ると、これまた仲良しのH姐さんが “shiotch7さん残念やったなぁ。気ぃ落とさんときや。実は昨日入ってた奈良コープ(生協)のチラシにポール公演が載ってたんで、もしもの時用に持ってきてんけど、訊いたげよか?” と声をかけて下さった。 “エエんですか? ぜひお願いしますっ!!!” と大声をあげる私。目の前で電話してもらうとコープ・サービス受付のオネーさんの “はい、承りました。” の一言であっさりとS席が取れたのだ。この2週間の大騒ぎは一体何やったんやろ...?と拍子抜けしてしまったが、VIPではないにせよとりあえずチケットが取れて一安心だ。
 姐さんが電話を切り、私がガッツポーズをするとその場に居た同僚たちがみんな拍手をして喜んでくれた。ホンマにエエ職場やなぁ...(^o^)丿 今は念願のポール公演のチケットをゲット出来てホッとしているというのが正直なところだが、それ以上に今回の一件でこれだけたくさんの同僚に気にかけてもらって自分はホンマに幸せ者やと思う。まさに With A Great Help From My Friends である(^.^)  これでこのブログもようやく “アウトゼア・ジャパン2014前夜祭” に突入だ。イクゼー、オーサカ!!!
5月に再来日公演が決定したポール・マッカートニーから、日本のファンの皆さんにメッセージが到着!
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Picaso's Last Words - Getting Closer / Paul McCartney with Dustin Hoffman

2014-04-14 | Paul McCartney
 最近面白いブツを入手した。前回取り上げた「A Super DJ Sampler」と同じ greenAPPLE から出た「Picaso's Last Words / Paul McCartney with Dustin Hoffman」という CD(←ピカソの綴りが間違ってるのはご愛嬌...)がそれで、ブートレッグとしては珍しいシングル盤でのリリース(1,000円!)だ。「ピカソの遺言」は言わずと知れた「バンド・オン・ザ・ラン」収録の名曲で、ここに収録されているのはそのデモ音源なのだが、この曲の誕生にまつわるエピソードがメーカー・インフォにわかりやすく書いてあるのでここにそのまま引用してみたい:
 “・・・そう、あの時は休暇でジャマイカにいたんだ、、、モンテゴ湾の外側にある小さな家さ。THE DAILY GLEANERという地元紙を読んでいると、ダスティン・ホフマンとスティーヴ・マックイーンが町に居て「PAPILLON」って映画を撮影しているって書いてあったんだ。彼らは沿岸に滞在していてさ、リンダと一緒にダスティンと夕食でも取れたら良いなあって話になったんだよ。そしたらリンダがダスティンの奥さんに電話してくれて、夕食に誘うと彼らも乗り気でね。彼らもジャマイカには馴染めず退屈していたみたい。それで彼らの家にお邪魔したんだ。すぐに仲良くなって、おしゃべりしてたんだ。ふと曲作りの話題になって、ダスティンが「色んなことについて曲作りできるなんて、すごい才能だね!」って言うんだ。そう考える人は多いみたいだけど、僕にしてみたらそれも色々ある才能と同じだと思うんだよ。だってダスティンが色んな役を演じることができるのと一緒さ。監督が「スタート!」って言えば、君はすぐにその役になるんだよ。君は意識してないかもしれないけど、君はそれを自然と出来るんだよ。その才能を君は持って生まれたんだよ。だからそれは僕と同じさ。曲は空気みたいに有るんだよ。いくつかのコードを弾けば、メロディーが出てくるんだよ、、、そのメロディーが前に聴いたことのないものであれば、僕はそれを覚えておくんだ。するとダスティンは「じゃあ、今、それが出来るってわけ?」って言うんだ。可愛い奴だよね、ダスティンは念を押すように「出来るの?」って言うから僕は出来るよって言ったんだ。数日後また同じ話になって、彼は雑誌 TIME に載ってたピカソの記事を考えていたって言うんだ。TIME のほんの小さな記事なんだけど、その記事が僕にはとても詩的に思えてね。音楽になると思ったんだ。彼は死に際に「DRINK TO ME. DRINK TO MY HEALTH. YOU KNOW I CAN’T DRINK ANYMORE」ってつぶやいたらしいんだ。ピカソはその後ちょっと絵を書きに行って、それから夜中の3時に寝たんだ。そして翌朝死んでたんだって。ダスティンは「DRINK TO ME. DRINK TO MY HEALTH. YOU KNOW I CAN’T DRINK ANYMORE.」は死ぬ間際の言葉としちゃ最高だね、まさにピカソの遺言だね。それでダスティンはこのネタで曲を書いてくれって言うんだ。そのとき偶然ギターを持ってきていてね。ちょっとギターをさわって、「わかったよ。もちろん、書けるよ」って言ったんだ。コードをいくつか弾きながら DRINK TO ME. DRINK TO MY HEALTH って歌い始めたんだ。すると彼はイスから立ち上がって「アニー!アニー!」って奥さんを呼んで、「すごいことが起きたぞ! ポールが曲を書いている! 今ここで!」ダスティンったら立ったり座ったり、、、まるで映画みたいに。彼があまりに喜ぶもんだからびっくりしたよ・・・
 すてきなお話ですね。名曲の裏に隠れているキラキラと輝くエピソード。これを知らなくても良い曲なのですが、知った後ではもっとステキな曲に生まれ変わっているはずです。前置きが長くなりましたが、今回の音源はその曲を作っているまさに「その時」の音源なのです! この歴史的な一場面が目の前に浮かぶような、プライベート感があふれるホーム・レコーディング。多くの人にこのステキなエピソードを知ってもらいたい。音楽、俳優、芸術の天才三人が関わった名曲が生まれた瞬間を聴いてください。” とのこと。
 いやー、これ以上何を言えばいいのだろう? 名曲誕生の瞬間を目の当たりにして大コーフンしているダスティン・ホフマンの様子が目に浮かぶようだ。それと、「ピカソの遺言」に続いて「ゲッティング・クローサー」が歌われているのにもビックリ。1979年発表のこの曲の原型が既に1973年に出来上がっていたというのが凄いし、このラフなアコースティック・ナンバーをじっくりと煮詰めてシャープなロック・チューンへと昇華させ、他でもない「バック・トゥ・ジ・エッグ」に入れたポールのセンスに脱帽だ。
paul mccartney futzing around on his guitar in 1973, picasso's last words/getting closer

Picaso's Last Words Wings Live 1975


 トラック2はマザー・グースの中の「バー・バー・ブラック・シープ」というナーサリー・ライム(日本流に言えばわらべ歌?)から始まるメドレーで、幼い娘たちに “メエメエ、黒ひつじさん、毛糸はありますか...” と優しく歌いかけるポールに思わず頬が緩む。更にここから「ハンズ・オブ・ラブ」~「ゲッティング・クローサー」~「ペギー・スー」と、寛いだ雰囲気の中で意表を突いた展開が楽しめるところも◎だ。
 タイトル曲の「ピカソの遺言」、そしてこの「メェメェ黒ヒツジさん」それぞれオリジナル音源とリマスタリング音源(←オリジナルのヒスノイズが少し低減されて聴きやすくなってる...)の2種を収録した4トラック入り(計23分8秒)のこのブート・シングル、ポール・ファンなら聴いて損はない逸品だと思う。
paul mccartney and family... baa baa black sheep, hands of love, peggy sue
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A Super DJ Sampler / Paul McCartney & Wings [Bootleg CD]

2014-04-10 | Paul McCartney
 ポール再来日公演までいよいよ50日を切った。初の屋外コンサートということで天気やら座席やら気になることは色々あるが(←チケット良い席取れますよーに... 神様お願い!!!)、私の一番の関心事はやはりセットリストである。前回の来日から半年しか経っていないし、「ヘイ・ジュード」の大合唱や「リヴ・アンド・レット・ダイ」の超大型打ち上げ花火のようにポールのライヴに必要不可欠な要素の曲も多いので、一体どれくらい変えてくるのか興味深いところだが、ポールの場合シングルヒット以外にも名曲が目白押しなのでファンとしては非常に楽しみだ。私的にはこれまでの日本公演で演っていない70年代の曲をもっと聴いてみたいなぁと思っている。ということで今日はちょっと趣向を変えて70年代ポールの特集だ。
 70年代のベスト盤としてはオフィシャルの「ウイングス・グレイテスト」が真っ先に思い浮かぶが、たったの12曲で70'sポールの一体何がわかるっちゅーねん!と言いたくなるような中途半端な存在であることは否めない。そのせいもあってかマニアの間で高い人気を誇っているのが日本の東芝EMIが独自に編集した宣伝用見本盤「ポール・マッカートニー/ウイングス – ア・スーパー・DJ・サンプラー」という非売品LPだ。
 ディスコグラフィーによるとこの盤は1978年2月のリリースということで、当時の最新シングル「夢の旅人 / ガールズ・スクール」をそれぞれ両面トップに配し、それ以外は70年代ポールのシングル曲をほぼ時系列に沿う形で完全収録しており、曲数も「ウイングス・グレイテスト」の12曲に対し、こちらはアナログAB面各9曲の計18曲を収録、ラジオ局にとっては当時アルバム未収録のシングル・ヒットが多かったポールの特集を組んだりする時に非常に重宝したものと思われる。DJサンプラーということで当然プレス枚数も限られており、ポールのアナログ盤コレクターにとっては垂涎の激レア盤(←さっき確認したらヤフオクでは22,000円、eBayでも$300で出品されている...)というワケだ。
 そんな激レア・コレクターズ・アイテムを完全復刻したのが greenAPPLE からリリースされたこのCDで、ジャケットの特殊蛍光ピンクも綺麗に再現されているし、ヘビメタ教祖の伊藤政則氏による裏面の曲解説(←今にして思えば不思議な人選やね...)まで丁寧に復刻した紙ジャケ・レプリカ仕様のプレス盤だ。私は日本盤まで集めるようなコレクターではないので上記のアナログ盤は持っていないが、このCDはアナログ通りの曲順でありながらその内容は別テイク、別ミックス、別ヴァージョン満載という珍品で、レア・ヴァージョン好きの私は迷わずゲット、これだけの内容で2,800円ならお買い得だ。
 実際に聴いてみてまず驚いたのがその音の良さである。私は頭の古い人間なので未だに “ブートレッグ=音が良くない” という偏見・先入観が拭いきれないのだが、このCDはポールの歌声の質感といい、アコギの繊細な響きといい、ベースの重低音といい、オフィシャルに比肩する高音質。少なくとも手持ちの「ウイングス・グレイテスト」旧規格CDなど足元にも及ばないハイ・クオリティ・サウンドだ。
 収録されている各曲も、①「夢の旅人」のモノラル・ミックスに始まり、④「メアリーの小羊」のアーリー・テイクに⑦「死ぬのは奴らだ」のオリジナル・サウンドトラック・ヴァージョン、⑧「愛しのヘレン」のハイハット・イントロ付きロックバンド・ヴァージョンなど、ミックス違いのレア・トラックが目白押しで、ポール・マニアなら思わずニンマリすること間違いなしの面白さだ。コスパを考えれば、ウン万円もするオリジナル・アナログ・サンプラーLPよりも、その1/10以下の値段で買えるこのブートCDの方が遥かにお買い得だと思う。
Paul McCartney & Wings - Mull Of Kintyre (Mono Edit Remaster)

Wings-Mary Had A Little Lamb-RARE LONG VERSION!

007 Live and Let Die Opening Title Sequence - Paul McCartney - 1973 - Full Video Song

愛しのヘレン(RockBand) / PaulMcCartney
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Out There Japan Tour 2013 [Blu-ray] / Paul McCartney

2014-04-05 | Paul McCartney
 先月スカパーで放送されたポール最終公演の模様が早くも複数のメーカーからブートDVD / BD-R としてリリースされ始めた。chusanさん情報によると画面右上のスカチャン・ロゴはボカシを入れて消してあるとのことだが、商魂たくましいというか、ホンマによーやるわという感じである。私は当日の放送をHDDに永久保存版として残せたが、万が一に備えて5/6の再放送分をBD-Rに焼いて残そうと思っている。
 ポールの日本公演を収録したDVDとしては、ピカデリーのCDに付属していた福岡公演や同じピカデリーから単体リリースされた東京初日公演、ノーザンディスクがそれぞれの公演別にYouTube映像を寄せ集めてリリースしたシリーズなどがあり、ポールの思い出に浸りたい私は手当たり次第に買いまくって楽しんできたが、年が明けてスカパー放送視聴のめどがつくと、 “美麗プロショット映像+SBD音源の最強セットに勝るモノ無し” ということでポールの日本公演関係のオーディエンス・ショットDVDは買い控えるようになった。EVから1月末にリリースされたこの「アウト・ゼア・ジャパン・ツアー 2013」も “スカパーがあるから” ということでとりあえず見送りにしていた1枚だ。
 で、実際にスカパー放送を見てその凄さに改めて感動したことは前にも書いたが、ファン心理とは不思議なもので、 “スカパーのプロショット映像に敵うワケないけど、EVから出たブルーレイもオーディエンス・ショットとはいえかなりの高画質らしいしやっぱり買っとこ...” という衝動に駆られ、インフルエンザの快気祝い(?)として速攻でゲットした。
 この「アウト・ゼア・ジャパン・ツアー 2013」はBD-RとプレスDVDという2種類のフォーマットがセットになった商品なのだが、画質を比較するとBD-Rの圧勝で、これやったらプレスDVDは要らんからその分安うせぇよ!と思ってしまう。それほどこのBD-Rの画質は美しい。
 内容は11/18と11/21の2日間のコンサート映像を組み合わせてほぼセットリストに再現しており、オープニングの「エイト・デイズ・ア・ウイーク」~「NEW」までと、アンコール1回目の「デイ・トリッパー」~ラストの「ジ・エンド」までが11/21公演から、中盤の「クイーニー・アイ」~「ヘイ・ジュード」までが11/18公演からの映像だ。
 11/21の映像はアリーナ中央やや左側から望遠を駆使してポールの上半身を大きく捉えたもの、11/18の方はほぼ真正面からやはりポールのアップをクリアーに捉えたもので、思わずプロショットと見間違えるくらいのハイ・クオリティな映像にビックリ(゜o゜)  手ブレもほほ無いに等しく、音の方も例のCDボックスの音源を使ってあるのでクリアー&パワフル。特に「死ぬのは奴らだ」なんかは迫力満点で実に良い絵が撮れていると思う。
 とまぁこのように画質と音質は申し分のない素晴らしさなのだが、一つ大きな大きな不満がある。編集が最低最悪なのだ。具体的に言うと曲間の映像処理が大問題で、曲が終わるたびに画面にデカデカと PAUL McCARTNEY TOKYO DOME, TOKYO JAPAN, NOVEMBER 21,2013 EVSDというテロップが出る箇所が少なくない。これはひょっとするとコピー業者対策なのかもしれないが、もしそうだとしたら何で業者間のエゴのためにわざわざ不完全にされた商品をつかまされなならんのか!本末転倒も甚だしいとはこのことだ。
 まぁ百歩譲ってテロップ挿入はまだ許せるにしても、コンサートに何の関係も無い例のバンザイ・ポールのピンク色の静止画が急に画面に大写しになるのは許容できない。ハッキリ言ってライヴの雰囲気ぶち壊しである。手持ちのノーザンディスクDVDにも同様の曲間処理がされているモノがあり、あんまり鬱陶しいので静止画像部分をすべてカットしてDVD-Rに再編集してやったが、EVといい、NDといい、ブート業者って無神経なアホばっかりなんか...(>_<) 
 中でも特にひどかったのが「エヴリバディ・アウト・ゼア」で、曲間どころか何と1曲の大半が静止画像なのだ。メーカー・インフォには “18日と21日をコンバインしてセットリスト通りの大満足のアーカイヴとなりました。” と書かれているが、大満足が聞いて呆れる。しかも言うに事欠いて “誇大広告で騙されたあなた! 信じて下さい! 最高の映像です!”って...(>_<) 確かに映像は最高かもしれんけど、編集は最低だ。とりあえず今は静止画像が出てくるたびにCMスキップボタンを連打して不要箇所をスッ飛ばして観るようにしている。
 ということでこの「アウト・ゼア・ジャパン・ツアー 2013」BD-R、上記のような欠点に目をつぶれるのなら、現存する日本公演オーディエンス・ショットの中ではベストな映像と言えるだろう。私としては前回のCDボックスといい、このBD-Rといい、Empress Valleyというメーカーはイマイチ信用できないところがあるので眉に唾をつけて見てしまうが、画質や音質が素晴らしいだけに残念なことだと思う。このEV、次は大阪公演の映像を出すらしいという噂があるが、ぜひともマトモで良心的な商品を出してファンを納得させてほしいものだ。
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Out There Japan Tour 2013 EV CD Box ~東京2nd & 3rd編~ / Paul McCartney (Pt. 4)

2014-03-30 | Paul McCartney
 前回の投稿から少し間が空いてしまったが、インフルエンザの熱も下がり5月のポール公演に向けてもうひと踏ん張りするぞー!と闘気も回復、今日は快気祝い代わりに Empress Valley CDボックス特集の最終回だ。

~11・19いくぜ東京編~
 このEV盤、東京2日目のサウンドチェックは奇声や手拍子はほぼ皆無に等しいのだが、ドーム特有の残響音の影響が他の日に比べてかなり強めに感じられてちょっと聴き辛いのが難点。因みに手持ちの同日ピカデリー盤と比べてみたところ、こちらはオーディエンス・ノイズは結構拾っているが(←コンサート本編の “EV=オーディエンス・ノイズが盛大、ピカデリー=オーディエンス・ノイズ極小” という図式とは全く正反対なのも不思議...)EV盤ほどの “過剰エコー感” はなく、聴きやすさでいくとピカデリー盤に軍配を上げたい。
 この日のコンサートの特徴としてはまず「リスン・トゥ・ホワット・ザ・マン・セッド」→「ジェット」、「アイヴ・ジャスト・シーン・ア・フェイス」→「シングス・ウィー・セッド・トゥデイ」、そして「ゲット・バック」→「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」へのセトリ変更が挙げられる。東京は3連続公演ということなので少し変化を持たせようというポールのサービス精神の表れなのかもしれない。
 更にポールの日本語MCも最終日のTV収録へ向けて着実に進化しているのにも注目だ。スカパー放送でポールのドヤ顔が見れた “カキマシター” 2連発はこの日が初披露。又、“スバラシイ” “イイネー” といった簡潔な形容詞を効果的に使ってオーディエンスを盛り上げているところ(←“チョー サイコー”にはクソワロタ...)にもポールのエンターテイナーぶりが窺える。特に “イクゼ トーキョー!” と叫んで「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」へとなだれ込む瞬間は何度聴いてもカッコイイ(≧▽≦)
 音質に関してはこの日も最高としか言いようのないレベルで前日のような目立った奇声もないのだが、その代わりに左チャンネルから聞こえる男性の甲高い歌声が耳障り(>_<)  特に「オブラディ・オブラダ」~「バンド・オン・ザ・ラン」と続くあたりから本格的にスイッチが入り、「ヘイ・ジュード」で自己陶酔モード全開に...(笑)  又、右チャンネルからは曲間のお喋りが頻繁に聞こえるのと(←こいつら、絶対に熱心なファンじゃないと思う...)、「レット・イット・ビー」や「イエスタデイ」といった超有名バラッドで観客の下手糞な歌声をマイクが拾ってしまっているのが残念。私的には大阪2日目や東京初日よりはまだマシだが、高い金を取って商品として出すのならもーちょっと何とかならんかったんか... と思う。
Tokyo 2nd SC

Tokyo 2nd Pt1

Tokyo 2nd Pt2


~11・21さらば東京編~
 さぁ、いよいよ6セット目の東京最終公演である。思えば、このボックス・セットに収録されたこれまでの5公演の中で煩わしいオーディエンス・ノイズに邪魔されずにEVのクリアーでダイナミックなサウンドを心ゆくまで楽しめたのは大阪初日盤だけだったが、この東京最終日はついに天運に恵まれたのか、テーパーの周りに奇声をあげるオネーチャンも吠えまくる兄チャンもいないという奇跡的な好条件の下でレコーディングされた決定的名録音盤!!! EVのポールはボックスではなくバラで、それも大阪初日か東京最終日かのどちらか決め打ちでいいと思う。まぁスカパーのSBD音源が複数レーベルからリリースされている今となってはEVのこの超強気な価格設定は非常にビミョーなものがあるかもしれないが、少なくとも雨後の竹の子のように色んなレーベルからリリースされたポールの2013日本公演オーディエンス録音盤の中では、私の知る限りこのEV東京最終日盤こそがベストと断言したい。
 それと、サウンドチェックに関しては確かにエコー感はあるものの、強烈な残響音で頭がクラクラした19日の録音よりは遥かに聴きやすい。そしてこの日のSCで私が何よりも嬉しかったのがオーディエンスのリクエストに応えて「ラム・オン」~「ビッグ・バーン・ベッド」をメドレーで演ってくれたこと。いや~、ハッキリ言ってこれはたまりませんわ(≧▽≦) 5月の再来日公演はセトリをかなり変更してくるとのことだが、できれば70年代初期の曲をいっぱい演ってほしいなぁ...
Tokyo 3rd SC

Tokyo 3rd Pt1

Tokyo 3rd Pt2
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スカパーのポール特番、サイコーでした (^o^)丿

2014-03-23 | Paul McCartney
 いやぁー、凄かったですねー、スカパー・ポール! 去年の12月にブラウン管テレビが壊れて今の液晶テレビへと買い替えを余儀なくされた時は目の前が真っ暗になったが、今になって思えばそれがなければこんな大画面・高画質でポール公演を観れなかったわけだからあの時壊れてくれてホンマに良かった(笑)と言えるし、それがきっかけで導入したブルーレイ・レコーダーの使い方がサッパリ分からず悶々としたり、スカパー・ダイレクトに何度も電話をかけてスカチャンでポールを見るための加入方法を確認したりといった努力も報われたわけで、特に今年に入ってからは大袈裟ではなく “3・22のためだけに生きてきた感” がある私としては、思い出の日本公演を高画質プロショットで堪能できて大満足(^o^)丿  しかもノーカットでフル収録というのだからスカパーさんに感謝感謝だ。
 それにしても12時間もテレビの前に座ってるなんて10年ほど前にスーパー・チャンネルでやった「スタートレックまるごと70時間」以来のハードな体験だったが、ポールに何の思い入れもないアシスタントのバカ女タレントが鬱陶しかった(←私としてはポール・マニアの藤田朋子さんを起用して欲しかったな...)以外は期待以上の内容で言うことナシ(^.^)  日本初放送の「イン・コンサート'91」や「サムシング・ニュー」も良かったし、93年日本公演や09年のNY公演をハイビジョン画質で録れたのも大ラッキーだったが、やはり何と言ってもメインの東京最終公演怒涛の165分が圧倒的に素晴らしかった。
 このアウト・ゼア・ジャパン・ツアーの映像はこれまでYouTubeやブートの隠し撮り動画で何十回何百回と見てきたが、当然ながら今回のプロショットによるオフィシャル映像の迫力はまさに圧巻の一言(≧▽≦)  もちろんラスベガスのアイハート・フェスやハリウッド・ブールヴァードでの路上ライヴの映像もかなりの高画質だったが、約3時間にわたる“アウト・ゼア・ツアー” のステージをこれだけの高画質でフル収録したのは快挙という他ないだろう。残念ながらウチのアンテナの受信状態がイマイチなのか、4Kカメラの凄さを実感するほどのスーパーウルトラ高画質ではなかったが、それでも今の私には十分すぎるほどの美しさだ(^.^)  昨日の今日なのでこれから観れば観るほど細かい新発見があると思うが、とりあえず本放送を観て気がついた点をいくつか挙げると...
 ①例の “カキマシター” の後のポールのドヤ顔は必見。
  「メイビー・アイム・アメイズド」を歌い始める時の “ツギノ ウタハ リンダノタメニ カキマシター” という日本語MCが上手く言えてよほど嬉しかったのか、得意満面でもう一度 “カキマシター” を繰り返した時のポールのドヤ顔と左手の握りこぶしにはクソワロタ(^o^)丿 ファンはポールのこういう茶目っ気たっぷりなことろが好きなんよね。
 ②「クイーニー・アイ」が終わった時にステージに向かってボールを投げたバカがいた。
  これにはホンマにビックリしたのだが、距離感がピッタリ合ってたのであともう少し右に逸れてたらポールかあるいは例のマジック・ピアノを直撃するところやった... ブライアンが憮然として拾っていたが、いくら歌詞の中にボールを投げて云々という行があるとはいえ、アレは絶対にあかんやろヽ(`Д´)ノ
 ③「ヘイ・ジュード」でピアノに貼ってある日本語カンペがハッキリと読み取れた。
  「リヴ・アンド・レット・ダイ」が終わって「ヘイ・ジュード」を歌い始めるシーンで、マジック・ピアノに貼り付けてあるカンペに “Wow → SUGOI NE”、 “I can't hear → KIKOE NAI”、 “OK → DIE JOE BOO” って書いてあるのが読み取れた。やっぱりハイビジョン放送って凄いなー(゜o゜)
 ④アンコールを待つ間、スタッフがモップでステージを丁寧に掃除しているシーンが見れた。
   自分が京セラドームに参戦した時はコーフンしていて全く気付かなかったのだが、モップ掛けしてたんやねー(゜o゜)  私は子供の頃プロレス中継で見た “三菱掃除機・風神でリング上をきれいにしております” のシーン(←覚えてる人いるかな?)を思い出してしまったが(笑)、アンコール前のこの “お掃除シーン” には思わず笑ってしまった。
 この他にもポールを始めとする各メンバーの表情とか使用楽器とか細かいところまでじっくり見れて実に興味深かった。これはホンマに永久保存版ですなー。でもちゃんと失敗せずにブルーレイに焼けるかどうかちょっと不安...(>_<)
 音の方はジャイルズ・マーティンがアビーロード・スタジオでトラックダウンしたもので、出来上がった音を映像に貼り付ける時に0コンマ何フレームまでビシッと合わせたとのこと。もちろん差し替え無しとのことなのでこれは凄いです(≧▽≦)  私の中ではEV盤のオーディエンス録音がリファレンスになっているので、ジャイルズ入魂のSBD音源との聴き比べという楽しみが出来た。早速CD-Rに落としてみよう。
 ネットの一部で噂になっていた今年5月の再来日の発表は無かったが、私にとってはあくまでも “あったらエエな...” 程度のオマケみたいなもの。テレビのヴォリュームを最大にしてリビングをドーム化し、画面にかぶりついてアリーナ最前列を疑似体験しながらあの思い出のポール日本公演の感動を再度味わえただけで私は大満足だ。スカパーさん、ホンマにありがとう!!! これからもずーっと入っとくから次回の来日公演もよろしゅー頼んまっせ(^o^)丿
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