今日は史談会の11月例会、時習館教授・高本紫溟先生のご子孫高本保夫会員に、御先祖である高本李彌太先生の五言律詩の解説をいただいた。
まずは絶句・律詩の基本的法則に付いてお話しいただいたが、半世紀以上前の国語の時間に偶数行の最末尾に押韻するいわゆる「韻をふむ」事くらいしか覚えておらず、何とも難しいことではあったが久しぶりによい勉強ができた。李彌太先生の詩・三編と李白の詩一編、白居易の古詩「長恨歌」並びに「売炭翁」の解説をいただく。御年92歳ユーモアを交えての1時間20分程の長時間、元気に解説いただいた。自作の七言絶句四編は時間の都合で次回に再度解説をしていただくこととした。
その後、K家文書を当方からご説明をし、来年のスケジュールにのせる宇土藩主の参勤交代に随従した藩士の道中日記を御紹介して本題終了。
100数日をかけて世界一周の船旅から帰られたK会員(82歳)の旅行談などを伺い、笑い声に包まれた例会であった。
近くのホテルで昼食後T・DrとN君と三人、慈眼庵の刑部家墓所・浅井・牧・堀部家などのお墓を廻り、その後小笠原少齋家の墓所を訪ね、堀内傳右衛門のご子孫の御宅を訪ねる。某珈琲店で休憩して解散したのはそろそろ五時といった頃、今回も楽しい例会となった。
来月は例会は御休み、忘年会を開催して今年の〆と相成る。いろいろ課題を残しているが偏に事務局の至らぬところである。深謝そして感謝。