津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■大名の相貌―時代性とイメージ

2014-11-13 08:36:09 | 先祖附
 大名の相貌―時代性とイメージ化 (シリーズ士の系譜1)
                高野信治
           清文堂出版

代社会のメディアに至るまで再生産され続けてきたイメージ化も射程にいれながら、政治・経済・思想・民俗などの諸観点から多面的に考察する。大名に関する総合史としての「藩」研究の一つの試みでもある。


■本書の構成

  まえがき

序章 研究と展示の交錯
  1 大名と藩   2 研究の動向   3 大名展の性格   4 問題の設定

一章 近世国家と大名
  1 大名の成り立ち   2 「公儀」と大名   3 大名の多様性と統合性

二章 大名と家臣

  1 家臣の包摂   2 家臣と知行   3 軍制と役職の組織

三章 大名の治政
  1 文武と仁政   2 民政の展開   3 「家」と「国家」

四章 大名のイメージ化
 1 記録類の編纂   2 大名像の形成   3 御家物としての鍋島猫騒動

おわりに  参考文献  あとがき
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■熊本県立図書館蔵資料「雑撰録」--7(巻35~43)

2014-11-13 07:01:48 | 史料

     「雑撰録 巻36」・・不明

     「雑撰録 巻37」

1 明徳記
2 応永記
3 嘉吉記
4 長禄寛正記附乃保利ノ始リノ訳
5 於糺河原勧進能の図 寛正5年

     「雑撰録 巻38」

1 応仁記
2 相州兵乱記 (一名関東兵乱記)

     「雑撰録 巻39」

1 荒山合戦記
2 家康公名言ノ事
3 末森記
4 小松軍記
5 蘆名家記
6 蒲生氏郷記
7 羽尾記
8 十河物語
9 後藤家彫物由来并系図

     「雑撰録 巻40」

1 三斎公御諚
2 三斎院様へ妙解院被仰上候御書 (御書節要)
3 忠利公雨中之御作意 (藩譜便覧附録)
4 幽斎公御葬礼記 (藩譜便覧附録)
5 丹後国成合寺鐘の事 (藩譜便覧附録)
6 沢村大学より清巌和尚への書付 (藩譜便覧附録)
7 境野喜十郎窺書
8 江良元昌馬之弁
9 佐藤拾蔵上書
10 高波記
11 新井白蛾諭
12 建武式目
13 信長公瀧川へ賜法度書 (信長記)
14 石田三成紙面
15 秀吉公夜話
16 関ヶ原之儀大躰 (神辺久五郎覚書)
17 秀吉公摂津国有間御入湯の時下知状 (摂津名所図会)
18 甲斐宗運紙面

     「雑撰録 巻41」

1 隈本城
2 徳太寺殿諌言 (後光明帝御行状)
3 平資盛石棺 (紫溟新報 明治16年4月15日)
4 大坂城中軍評定 (和説苑)
5 阿蘇蛍丸 (古城考)
6 諸宗門次第
7 官位
8 家康公御遺言
9 土居宗三諌言 (土佐物語)
10 鎮西八郎伝
11 武功より分別勝ると言扱 (醍醒記談)
12 佐藤次信信忠妻 (東遊記)
13 小栗言 (鎌倉大草紙)
14 渡辺番が事 (駿台雑話)
15 小山某古主を忘れず (豊公逸事録)
16 秀頼公二条城御成の時の事 (為人鈔)
17 日置宗因覚書 (藩譜便覧追加)
18 武田晴信朝臣へ山本勘助奥秘相伝 (六諭衍義附録)
19 東山公太閤深意 (六諭衍義附録)
20 板倉重宗事 (六諭衍義附録)
21 青砥藤綱
22 北條泰時無欲 (駿台雑話)
23 堀監物武の心懸 (駿台雑話)
24 月岡左門忠義 (武将感状記)
25 言語可慎事 (耳袋)
26 沢橋母子 (駿台雑話)
27 天野三郎兵衛 (駿台雑話)
28 結翁の何かし
29 浮田秀家伝并に家人八丈島へ従ひし名前 (柳あん雑筆)
30 放打之心得
31 十時摂津耳川合戦物語 (九州諸将軍記)
32 安東五郎左衛門古戦物語 (九州諸将軍記)
33 太陽寺左平次 (駿台雑話)
34 馬場美濃守 (武学拾粋)
35 吉弘加兵衛 (魔釈記)
36 武田信繁 (駿台雑話)
37 太閤奥方素性并明智次左衛門事 (雨窓間語)
38 鄭子龍日本へ加勢を乞 (綿考輯録)
39 甲斐宗運遺言 (和説苑)
40 大橋豊前 (和説苑)
41 米村権右衛門 (武将感状記)
42 小幡助六 (和説苑)
43 飯尾豊前妻 (和説苑)
44 吉岡尼妙林 (古城考)
45 米倉彦次郎事芦毛馬の糞薬に成事
46 大橋通貞考心 (古城考)
47 小宮山内膳 (和説苑)
48 宇佐美駿河 (和説苑)
49 立花三太夫 (続撰清正記)
50 千葉常胤紙面 (小窓閑話)
51 黒田如水長政へ異見并に黒田記内抜書 (黒田記)
52 大友二階崩事 (和説苑)
53 君を諌兼術を以て諌む事 (諸家評定)
54 公家衆法渡
55 二月寺末派
56 新田義興紙面
57 三斎公御作鍛治御銘 (新刀銘盡後集 5)

     「雑撰録 巻42」

1 雑集
2 細川全記之内
3 藩譜便覧之内
4 御家略集之内
5 阿蘇ノ畑之内
6 雑録之内
7 風説秘記
8 井戸家記之内
9 男子訓之内
10 醍醐隨筆之内
11 下谷集之内
12 古城考之内 (森本一瑞)
13 提醒記談之内
14 西遊記之内
15 耳袋之内 (根岸守信)
16 薦野家譜之内
17 古本之内
18 九州記之内
19 蒲生氏郷記之内
20 魔釈記之内
21 三才図会之内
22 土佐物語之内
23 小窓閑語之内
24 熊沢大学或問之内
25 為人鈔之内
26 雑記之内
27 太平記之内
28 続武将感状記之内

     「雑撰録 巻43」

1 内空閑伝記

 

 
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■「旦夕覺書」--風・24

2014-11-13 07:00:24 | 史料

                        一、松兵助咄申候亭主は御使番勤居申候 兵助も心安く枕にて咄居申所去る小姓組参候ておれも草臥たと
                          てわきに有之亭主の枕を取申候かひさに敷申候所を起上り扨々おのしはうつけ者侍の枕を足に敷と
                          ておつ取申候 兵助も氣もつぶし起扨々そゝふ成事是を召れ候へとて平助枕を遣申候 先心安く候ても
                          枕を膝に敷申事大成誤り又亭主も短慮に候 扨々そなたはふしつけ成ると候 何そ枕に成候者遣候が
                          又何とそ申様可有事に候 兵助も扨も々々短慮男と申候 箇様成事多く候能々兼々工夫可有候 喧嘩口論
                          能き侍は不仕候 双方能仕候ても犬死と古人申候 主君に命上私の心儘にあほふをつくし能ク仕候の悪
                          く仕候とは誠に双方位に貮たとへたる事を熊澤・貝原など書置候書にも喧嘩犬にたとへたる事心付見可
                          被申候 未御入國前に奥田一残と申島原にて能 光尚御代五百石にて被召出御逝去以後何と存候哉知
                          行差上一残と改致法體白川長六橋向に町屋立居申候 同名文左衛門以前語被申候 拙者も右の通に存候
                          或時澤村宇衛門御家老の時林孫助是も五百石取御使番勤居申候能男振にて覺申候 右両人宇衛門殿所
                          にて外大勢咄居申所にて互に何かせり合申時孫助申は其方は一残と付被申たるは定て御幼少の
                          殿様御入國も被成候はゞ一命差上可申覺悟に見へ申候 餘り詞過たるぞと申候へば一残返答なく堪忍
                          仕居申候 孫助は以後阿曾へ御腰物被差上候御使者番に自分の刀に取替候て知れ申候故御暇被遣候 拙
                          者初江戸迄は神明邊に取賈仕乞食同前に成候由皆々咄たる衆にかくれ申由承候 如斯の大盗人も口き
                          ゝたるは口論抔様成事には先見事に見へ申候 大勇は申度事も控あの男相手には不足と存候へばいか
                          に々々々誤り申候 御免候へと少も々々心に懸申間敷候 木村長門守事具に見可被申候 九十九の鼻のか
                          けたる猿か一疋の鼻のかけぬ猿を笑申たとへに候 先頃三悦より状給申候内に天の見る事宣く候へば
                          人の善悪のとなへに叶不申共心に天道おそれたる古語書付被差越候 扨々尤如紙面萬事心つけ被申候
                          へば珍重存候 又幸右衛門先年西澤氏時に廿七日は古文右衛門忌日に文左衛門役も被除御暇も廿七日
                          拙者申ごとく祖父の罰を蒙りたるとの事拙者へ被申候 扨も々々拙者は覺不申候に尤と存被申候か心
                          付られ候事唯今少も失念不申又傳右衛門御留守番に参候内紙面にて方々御使者勤申刻拙者御供にて
                          定て此通を通りたるかなとゝ心付たる紙面にて早江戸の勤致安堵候 他人にても一言一筆の事にて心
                          付候へば大形十に八九ツは如察候 八十に餘り數十年の事覺申候 随分々々隙に古人の傳に心付可被申
                          候 尤聖賢の書物見申候ても拙者式文盲故中々わけ如兼申候 近く熊澤・貝原書たる物先見よく候 各心が
                          け被申候へば幸之助・傳次幼少より尚々能成可申候 随分心懸可被申候候忠孝に成可申候 

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