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韓国でトリインフルエンザ発生

2006-11-24 07:23:41 | 自然養鶏
ついに恐れていた事態がやってきた。前回の韓国での発生の際も、カケスと思われる野鳥の飛来による、感染が日本でも、あいついで起こった。たぶん、今回も日本への感染の広がりは、十分考えなければならない。前回も渡り鳥による感染というより、偏西風に乗って、感染した野鳥が流されてくることが可能性として、高いようだ。と言われていた。

何処から韓国に来たのか。これも全く以外だ。中国での感染の状況から言って、韓国の南西部に突然現われると言う事は、ちょっと考えにくい。人為的なものの移動に伴って、起きた事なのか。以外だが、ともかく日本も厳戒態勢だ。季節的にも、風、乾燥、渡り鳥、とまずい時期に起きた。

対策と言っても、出来る事は少ないが、ともかく健康に育ててゆく事。九州や日本海側はすぐにでも、飛来の可能性はあるので、様子が分かるまでは、野鳥との接触は控えた方がいいだろう。先ず韓国の出の今後の広がりが、どう推移するか。これに注目したい。このウイルスがどの系列であるのか。何処からの感染かが分かるといいのだが。結果がでるのは、しばらく先になるだろう。

この間感染に対する日本での対策は、進んでいたのだろうか。前回の茨城の感染では、対応が後手後手で、人間への感染もあったと厚生省はしている。ともかく人の立ち入りが、特に他所の養鶏場に立ち入った人は一番良くない事。しばらくは、見学者なども避けたほうがいい。何がどのように波及するかは予測しがたい所なので、出来る限り感染要素を減らさないといけない。

この間のウイルスの研究では、ウイルスの変異が何処で起きたかについて、アメリカの研究では、福建省で発生した、福建株が大元としている。中国ではそれを否定している。どうもウイルス株にはいくつかの型が同時に、流行しているようだ。最近起きている。中国北部でのウイルスはどんな型なのか、WHOには報告が無いとされている。何故こういう情報が、きちっと出ないのか。よく分からない。ウイルスの変異が特定できれば、どのような状態で、ウイルスが変異するのかも、分かるはず。

この間、人間への感染の方が、当然研究が進み、ウイルスへの感染には人間の側の、何かが影響しているらしい。それが、遺伝的な血統で感染への強弱があるらしい。当初、予測していたような、感染爆発が起きない原因は、どうも今回のトリインフルエンザウイルスの性質にあるようで、変異が繰り返されているうちに、人間に感染しやすくなる可能性は在るにしても、まだ、この辺も実態は見えていない。

今のところ、動物間での感染。以前よく言われて、豚での感染が問題視されたが、野生動物間での感染の連鎖の中での、変異が心配されている。しかしこれは、人間がどうする事もできない問題。人は、こうした事にどのように折り合いを付けてゆくかしか、方法が無い。全てのウイルスを完全に防ぐ事など出来ない事。ウイルスと対決するのでなく、折り合いのつけ方を、研究する事の方が重要だと思う。
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