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コロナ入院制限とは何事か。

2021-08-07 04:37:22 | Peace Cafe


 菅義偉首相は新型コロナウイルスの急増地域では、入院を重症患者や重症化リスクの高い患者に制限し、自宅療養を基本とする方針をまとめた。4日夜、菅義偉首相は「必要な医療を受けられるようにするための対策である」と述べ、撤回しない考えを示した。  

 コロナには間違っても感染できない。何しろ感染しても病院には入れてもらえないことになるらしい。自宅療養しろというのが政府得意の自助努力だ。ひとり暮らしだったらどうなるのだろう。ああ恐ろしい。ついに日本はここまで落ちぶれた。

 日本での感染者数は100万人を超えた。これは125人に一人が感染したと言うことだ。死亡者は1万5261人 。死亡者数も昨日は20人と増えてくる傾向も見られる。ワクチンが遅れている間に、ウイルスが手強く変異した。

 必要な医療というのは、重症者の医療と言うことだろう。それならまず自宅療養者にどういう対応をするのかを説明して貰いたい。ここまでやるから自宅療養で頑張って下さいと言うことだろう。

 自宅療養者が出歩いて感染を広げることはかまわないらしい。ひとり暮らしであれば、どうしたって生活のためにスーパーに行ったりする。軽症の人は外食に出かけてしまうかもしれない。

 ついこの間まではコロナは指定感染症2種。設備が整えられている感染症指定医療機関(特定、第一種、第二種)に原則入院する対応が取られています。行政による勧告での入院 。現在でも指定感染症期間が2年に延期された状況である。

 指定感染でありながら、自宅療養を政府が主張するなど、まともとな事では無い。要するに医療崩壊が近づいていると言うことだ。医療崩壊しないためには、軽症の人達は医療機関は対応できないという現実である。医療を準備できなかった政府はどう責任を取ってくれるのだ。

 また、自宅療養者が感染を広げることをどのように防ぐのだ。まず、自宅療養の十分な対応策を示すことだろう。食事などの暮らしの基本を保障しなければならない。そして、重症化への以降の監視を行政の責任でおこなわ無ければならない。

 すでに東京には自宅療養者が1万6000人居るとテレビは叫んでいる。これから、自宅で死亡してしまうコロナ患者は増えて行くに違いない。コロナに感染したと言うことは、重症化する可能性は誰にでもある。この危険な病気で寝ている人が、一体どうやって冷静に重症化の判断ができるのだろうか。

 心配になったひとり暮らしの若者が、東京都に感染したときのためにどんな準備をしておけば良いか保健所に尋ねたそうだ。その応えがなんと、水とのど越し良い食事を準備しておけと言われたそうだ。行政はもう人間としての対応の限界を超えているのだろう。

 これは要するに棄民だ。国民を投げ捨てたのだ。病気になったのは自己責任だというのだろう。自宅で無く、せめてホテルに収容すべきだろう。食事も自己責任。自宅療養者にパルスメーターすら配らないという。政府は要するに対応を放棄したと言うことと考えざる得ない。ひどい国に生まれた哀れを見つめるほか無い。

 政府はコロナに対応する有効な手段が見いだせない。能力がないので、国民を切り捨てたのだ。オリンピックは開催しておきながら、一体どういうことだ。何が大切なのかがまったく分かっていない。国が一番大切にすべきことが国民の命である。今は国威発揚どころではないのだ。

 こんな事態に陥った背景にはワクチンが遅れていることがある。一番ワクチンが遅れている国が日本なのだ。この能力不足は外交力の不足。判断力の不足。医療水準の遅れ。結局は金儲けにならないことには力不足なのだろう。

 政府には有効な手立てが無い。病院も医療崩壊が近い。唯一の手立てが、入院制限ということになった。医療崩壊しないために病気になった人を病院が挙止する。こんな馬鹿げた政府を持った我々が、哀れだ。許せない無能な悪人として菅氏を記憶に止めておこう。これほど馬鹿げた総理大臣は滅多にいないだろう。

 これはワクチンを打たない人への生命の脅しなのかもしれない。ワクチンを打たないで居れば、感染しますよ。感染しても病院には入れませんよ。恐怖の自宅療養して下さい。ワクチンを打たない自業自得なのだから、自己責任は当然です。嫌ならワクチンを早く打つことです。こう言いたいのだろうか。

 いくら打つ手なしでも、これは無いだろう。「だから早く、ワクチンを打て。」政府の本音ではこう言っているのだろう。それならもっと早くワクチンを確保して、どこでもいつでもワクチン接種できるようにしなければダメだ。

 アメリカでの菅氏とファイザー社の社長との電話での約束はどうなったのだろうか。ぜんぶ嘘だったのか。たしか、オリンピックにも来て、菅氏は会ってお礼を述べたたはずだ。とすると、オリンピック選手のワクチンの依頼だけだったのか。

 企業での集団接種も止まったままだ。打ちたくとも打てない人が若い人の大半なのだ。まあ、打てるのに打たないで居る若い人は論外であるが。確かに副反応は一定ある。ワクチンだから当然である。しかし、感染して重症化する可能性よりはるかに低い。

 しょうが無い。これも我々が選挙で選択した政権である。諦めるほか無い。諦めるしか無いが、泣きたくなる。これほどに無能な人間が何故総理大臣なのだ。政府を頼るな。あんたが入院できる病院はもう無いとへいぜんと自助を述べることのできる政府。

 今は町では火事が起きている。その最中に、町内ではお祭りをやっている。お祭りは確かに楽しい。しかし、火事は誰かが消さなければならない。火事の方はひとまず置いておき、それぞれが対応して下さいでは、火事は広がるばかりである。

 金メダルを取ったという、次のニュースがコロナで東京4000人の感染が3日連続になった。近々1万人もあり得ると言うことになる。頭が切り替えられない。オリンピックが終わったときに来る、脱力感は、祭りの後の恐ろしさということになるのだろう。

 空手で喜友名 諒 選手が金メダルは嬉しくて、沖縄県人として、万歳を叫んだ。沖縄のコロナ日本一の蔓延も、一時は忘れた。心よりおめでとう、ありがとうである。コロナでの一年延期の精神的重圧を見事に空手家として乗り越えた。コロナ感染もあったのだ。心の中が分裂してしまいそうだ。
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