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地場・旬・自給

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尾白の湯

2009-12-25 04:33:09 | 日帰り温泉
甲斐駒ケ岳の入山口に位置する。おじらのゆとよむらしい。JRの長坂駅から南に8キロほど入ったところ。尾白川渓谷の入り口に出来た、「べるが」白州・尾白の森名水公園の中にある。少し入った所に甲斐駒ケ岳神社がり、尾白川渓谷へと続く。天地水明の地がどんな所かを知りたいものは、尾白川をみろ。と言えるほど美しく、神々しい。入山口という場所はとても緊張感が漂う所で、夜明けの暗い中、装備を点検し、体操をし、いざ出陣と言う気持ちが高揚する。6台の車が駐車していて、ナンバープレートは高知まである。全国から甲斐駒黒戸尾根からの、標高差2200mの長大な尾根を登っている。これから正月に掛けては、冬山のつわものが集うのだろう。北沢峠からのカットコースが普通になったから、こういう王道を登る人は、本ものの登山家なのだろう。などと思っているだけで、こちらまで緊張感に包まれる。

1、清潔度「8」何の問題もない。よく清掃されている。塩素臭も気になる事はなかった。出来て3年目だと言うから、施設もぴかぴかである。

2、泉質「9」記載によると、日本最高級「超高濃度」1キロに31600ミリグラムミネラル含有。なのしろこの温泉水から塩を作っているくらいだ。源泉からのお湯はそのまま、露天風呂になっていて、ぬるめでいくらでも入っていられる。

3、環境「8」自然環境で言えば、完璧であるが、眺望と言う点で、惜しい作りになっている。外が見えると言う事は、中も見えると言う事で、最近の露天風呂は高い塀で囲われた作りになっている。少々見えたっていい。外が見たい。

4、食事「5」山梨名物のほうとうは合格点ではあるが、自分でも良く作るから、どうしても点が辛くなる。カボチャも同時に蕩けるように煮てほしい。メニューが常識的である。地元ならではもう一工夫できるだろう。

5、湯船施設充実度「8」サウナと水風呂と低温ジェットバスの組み合わせはなかなかいい。打たせ湯の水流が弱いのが、残念。サウナの熱が直接的というか、熱い割には汗をかけないタイプとなっている。遠赤と言うか。蒸気との関係など、研究した方がいい。

6、従業員の対応力「5」普通ではある。説明を伺ったところ、もう少し聞きたいことがあったにもかかわらず。事務的な印象で、お役所がやっているのかな。そんな気になってしまったので、それ以上は聞かなかった。

7、コンセプト「8」水の良さに尽きる。泉質のよさを生かしている。良い気も流れていて、とても癒される温泉である。自然環境の良さを生かした作りにしていない所が残念。見える所だけでも地域の木材を使うなどしたい。

8、価格満足度「9」700円なら満足できるだろう。白州の住民なら300円。これが素晴しい。本来、当然の事だが案外少ない。

9、全体施設「8」必要充分である。配置が少し問題。設計者がこうした温泉の利用者ではない。何となく、役所の事務所を作る設計かが、理屈で作ったような、温泉利用者が、癒される作りになっていない所が残念。壁の色。お風呂までの道筋。

10、アクセス「7」長坂のインターチェンジから、20分。リゾート地と言う事で、やむ得ないのだろう。

総合点75点。ここの湯は温まるという感じではなかった。高濃度と言う感じも特にしなかった。多分あまりないタイプの泉質だと感じた。
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湯花楽

2009-12-14 06:52:04 | 日帰り温泉
秦野の湯花楽に初めて行って来た。前に触れたがタンドール窯の材料を買うこともあって秦野に出かけた。どちらかといえば湯花楽に行ってみる、ついでに窯材料を買って来た。湯花楽がなかなかのものだという噂は何度も聞いている。小田原からわざわざ行く人も多いい。なかなか行けないでいたが、ついに行ってみた。噂どおりの「湯遊三昧」であった。そう案内にある。秦野にオデカケスル。子供の頃の街まで行く感じ。しばらく前からの、大げさに言えば私的イベントである。値段は平日650円(会員)。高くはない。一般は750円。会員になるには100円。こう言う値段設定はどういう意味が。入り口の自動販売機で戸惑いながら、ワクワクしてしまった。ついでに触れておけば、湯花楽は246号線を「チャイナガーデン」の所で山の方に曲がる。どうせなら、ここの中華で夕飯がお勧めである。値段が安い割りに中々のものである。以前、掛けてあった素晴しいタピスリーが、なくなっていたのはどうしたのだろうか。

1、清潔度「8」清掃が行き届いている。お湯自体が清潔に保たれている所が評価できる。二階のサウナでは、大きなマット布を自分用に仕えるのはありがたい、この値段にして、すごいサービス。

2、泉質「6」普通の水であるが、綺麗に管理されている点では点数が高い。多分使用するお湯の量が、普通より多いい気がする。水風呂は17度台冷たく、水量が豊富。

3、環境「6」静かな所ではあるが、自然環境という意味では中程度であろう。露天風呂から、景色が見えるという環境のはずなのだが、そうは作られていない。

4、食事「5」雑然としていて、残念である。日帰入り温泉の定番。奥の鉄板焼きコーナーは悪くなさそうだが、タバコの煙がすごいところが問題。メニューは常識的、高くはない。味は食べなかったので、申し訳ない。

5、湯船施設充実度「9」この値段でサウナが3つはすごい。1階が高温サウナ。二階には中温と低温サウナ。アメジストサウナと名ずけられた所で、ごろ寝が出来る所がいい。アメジストによる壁画は一見の価値あり。相当石が抜けているのは、アメジストゆえか。ジェットバスは勢いが強い。露天の滝をもう少し工夫して打たせ湯にすべき。二階には塩と、水の足湯を置くといい。

6、従業員の対応力「8」明るい若い従業員が多く。気持ちがいい。前向きな空気があって、今時珍しい。社員教育的な作られた愛想笑いでないので、実にいい。経営者がいい人なのかもしれない。

7、コンセプト「9」癒しをコンセプトにしてゆったり感が演出されている。静かに休める、ベンチベットの一角を設けたり、雪の降る部屋クールルームがある。黄土サウナ、アメジストサウナ、等を「癒公蒸」となずけ普通を超えようとしている。アメジストサウナの石によるモザイク画は一見の価値がある。せま目の空間だが、私が行った時は二階は4人ほどだったから、ゆっくりした気持ちが味わえた。癒しの音楽のはずがスピーカー故障か音質が悪く、残念。

8、価格満足度「9」650円なら満足だが、回数券がない所が少し疑問。

9、全体施設「7」窮屈感がある。混んだ場合はすれ違いでぶつかるような状態が予測される。お風呂屋としては必要充分でもある。

10、アクセス「7」電車で行くのは難しい。車なら問題ないが、駐車場は充分ある。

総合点:74点。私の経験では茅ヶ崎の愉快爽快についで第2位。75点以上は合格点なので、もう一息で、文句なしというところ。
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川原温泉と八ツ場ダム

2009-11-08 04:22:53 | 日帰り温泉
川原温泉の熱さが、まだ足先に残っている。何しろ源泉から来る湯温は80度。水道のホースからの冷たい水で身体の回りを防御しながら、お湯に浸かった。「聖天の湯」紅葉の海に突き出したような、空中回廊の湯。ほてった顔や頭に降り注ぐ、冷たい波しぶきのような落ち葉。こんな贅沢な思いをさせていただいたのは、めったにないことである。きっかけは、おんりーゆの緑のドームの話を読んでくれた友人のTakeさんが、緑の海に浮かんだ温泉があるから行かないか。と誘ってくれた。Takeさんはこのブログを設定してくれた人である。小田原に越して来た頃、コンピューター買いかたとかホームページの作り方とか、教えてくれた人である。身近に質問できる人が居ると言う事が、いかにありがたいことか、パソコンをやった人なら身に染みて居ると思う。

川原温泉である。おんりーゆーの事もあったが、八ッ場ダムの中止の事もあった。秋の紅葉の吾妻渓谷の事もあった。Takeさんはこんな大騒ぎになる前の、川原温泉を尋ねていて、50年間のダム問題と向かい合ってきた地域に、深く感ずる所があったようだ。それは、この久野地域がダック反対闘争に明け暮れた10数年の年月。その中心で事務局を支えた人間だからこそである。そもそも、反対運動をやるような人ではない、そこに普通に暮らしていた人間が、降って沸いたように巻き込まれる、暴力的な事件ともいえる、巨大公共事業。公の為に個の利害を捨てろと、暮らしそのものを、いやおうなう巻き込み、転覆させてしまう事件。50年間ダムと言う、絶対的な力を前にして、暮らしをたててきた人々。そのあげくの中止の発表。まさに、公に翻弄される、個の暮らし。そのことが気になって訪ねたらしい。

吾妻渓谷である。日本の絶景である。鹿飛び峡の目も眩む迫る断崖。さすがにこれをダムの湖底に沈めるわけには行かないと、計画は変更され、少し上流にダムが設置される予定変更だったようだ。そうは言っても、この美しい渓谷の山里自体が、既にコンクリートで、無残に破壊されつつある。それはテレビに映る以上に、深刻な状況であった。ここまで自然を傷つけてしまう痛ましさ。暴力的な自然破壊行為、暮らしの実感とは程遠い、意味不明の橋脚のコンクリート。ああー、ここにも日本現実がむき出しになっている。関東の組長たちが、組長会議を開いて、「早く沈めてしまえ。」叫んだ訳である。今どうするかは別にして、やってはいけないことをやってしまったことだけは確かである。50年前の治水、水資源確保は、工業化社会の推進を前提にして、突っ走って来た日本の現実である。日本の方角が変わった今、過去が問われようとしている。

ダム中止は、間違っていない。日本が今置かれている革命的方向転換の為に、多くな無残ことは、今後もあるだろう。高度成長期以降の日本の伸びきった姿を、地に足の着いた、本来の姿に立ち戻る為には、さらに矛盾に満ちた苦しみを経ることになるだろう。経済においても、さらに悪化を辿るだろう。今日本は、不時着しようとしている。このまま迷走飛行を続けるより、不時着地点を見つける方を選んだ。いまなら、まだ被害が少なくて済む。と私は思いたい。思いたいが、民主党政権はいまひとつ、不時着地点を指し示していない。95兆円の概算要求である。自転車操業を続けてきた、大半の企業にとって、速度を落としての方向転換は、困難極まりないことであろう。それでも、もう自転車をこぎ続ける力も、限界に達してきていた。きっちりと自らの足で歩き始めるための優しさが必要。川原温泉に対して、ビジョンを提案させてもらう事が、国の緊急に行うべき事だろう。
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おんりーゆーのお得情報

2009-10-29 05:54:53 | 日帰り温泉
《その1》11月24日(火)~27日(金)ポイント2倍DAY!!
《その2》12月1日(火)~12月4日(金)期間限定!大変お得な回数券(10枚綴り)販売!!
1日使える『かよい券』が通常16000円→なんと12000円!!
18時以降のみ使える『宵湯券』が通常13000円→なんと9000円!!

「おんりーゆー」からはときどきメールで案内がある。会員と言うのか、よくは分からないのだが、出来た頃から登録をしている。メールと言うのは便利なものだ。無料で、大量に案内が出来る。どうせ、18時以降しか行けないのだから、当然宵湯と言う事になる。1回900円なら、時には良い。期限があるわけではないので、こういう時に買うことにする。「おんりーゆー」の良さは静けさである。小川の流れの音だけが響いている。と言いたいのだが、なにやらモーター音、ボイラー音が聞こえて気になる。どうもここお風呂はいつまでもコンセプトの徹底がない。しょっちゅう変更はあるのだが、方向性が定まっていない。まあーいいのだが、止められたら残念と言う事がある。あいかわらず、空いている。大いに赤字が心配である。私が心配する事ではないのだが、900円は仕方がないと思うことになる。何が仕方がないのかも良く分からないのだが。ともかく、人が少ない。人が少ないのは、入るほうとしては、悪い事ではない。一人だけと言う贅沢もしたことがあるくらいだ。

ここのお風呂の一番のすごさは、欅のドームだ。男の方の露天風呂は完全に欅の大木で覆われている。この2年で枝がさらに張り出し、いい感じになった。露天風呂に入っているのだが、実は上半身は、欅の作り出す、夜の空間と言うお風呂に入っている感じだ。風呂に入っている下半身より、上半身の夜の空間という物に入り込んでいる、闇に浸かっている感じが始まる。葉っぱの作り出しているドームにニューと身体を差し込んでいる状態。闇と言う空気感に包まれ、浸る。この自然と一体になる感じは、ちょっと他にはない。たぶん、箱根のヒメシャラの湯に夜中に一人では居ればそういう感じがあるかもしれない。しかし、ヒメシャラの植え込みの人工的な感じはちょっと違う。あの森空間を生かしてお風呂を作ったと言う、設計のコンセプトは、なかなかのものだ。

子どもはお断りと言う事らしい。たまに見るから、廃除している訳でもないのだろうが、騒ぐ子供はお断りらしい。一体騒がない子供など居るのだろうか。それは子供らしくない子供だ。騒ぐ他人の子供を上手く指導できる大人が居ないのだ。私には子供の騒ぎより、風呂の側のモーターの音の方が、はるかにうるさい。音という物は、主観だ。小川のせせらぎが聞こえてうるさいと思う人はない。以前はジャズが流れていて、いいと思ったが、いつも同じ曲が流れ続けていて、あきれた。それであの曲は誰の何ていう曲なのか、聞いてみたが誰も知らなかった。それでも森の中で、大木に覆われてコルトレーンだと思うのだが、聞いている気分は悪くなかった。流し続けたのが悪かっただけだ。止めたとなったら、チンとも音がしない。たまには流れるのも良いとは思うが、そんなことを言うとどんな曲になるか分からないから、今の方が増しであろう。

おんりーゆーは計画をたてた人の感性は、相当のものだと思う。推測だが、温泉コンサルタントでも居たのではないか。しかし、それを継続して運営する人は、どうもそのコンセプトを理解していないようだ。その一番は人がしょっちゅう変わっている。そして、職員の理解はどんどん一般的なお風呂屋さんに近づいてきている。気取った感じより気さくで良いのだが、少々心配ではある。この心配は止められたら困ると言う意味である。毎月の通信というものがある。以前は手書きのものを印刷している、実に素朴な手作りの味わいがあった。今は、ワープロで作られている。それでもないよりは良いのだが、以前を思い出すと少し寂しいものだ。森の樹木の方はそんなことにはお構いなく、設計思想にしたがって、どんどん深まっている。庭の下草にしゃがが植え込んであるのだが、こちらはいつになっても広がらない。
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サウナ入浴法

2008-07-23 05:05:47 | 日帰り温泉
サウナに入る事で、身体の方が、何とか毎日を無事こなせている。これは健康的なのか、それとも、肉体の足掻きなのかは、わからないが、ともかくサウナ無しには、日々の労働に耐え切れない状態にある。これも中毒の一種か。何故サウナに入るようになったかと言えば、そもそもひんぎゃのサウナが始まりだ。青ヶ島の中央部は噴火口で地温が高い。その高い地温を利用してサウナがある。それまでサウナと言うものには入った事がなかった。熱いであろうし、そもそも何が良くて、暑さを我慢しなきゃならないのかが分からなかった。我慢と言うことが好きじゃないたちなのだ。所が、入ってみると汗をかく。子供の頃から汗をかけない体質だった。陸上の夏合宿などで、塩を吹くほど練習しても、汗らしきものをかかない。顔がじゃりじゃり白く塩の結晶状態でも、ランニングが濡れると言う事がない。だから体温が上がってしまい火照る。登山でもみんなが汗をかいて着替えが大変だ。と言う時でも、火照るだけだ。

それが、ひんぎゃのサウナで汗が、初めてダラダラとでた。汗をかくのは、悪くないと思えた。それから、酒匂の湯にあったサウナに入ってみた。肩こりがとれた。背中の痺れの塊が無くなった。神経痛にもいいかもしれない。そう思って、少しサウナの入り方と、体の変化を観察し始めた。それからが病み付きと言うか、サウナ無しでは身体が持たないと言う、良いのか、悪いのかはわからないが、体調が悪くない。サウナは身体に良くないという説も聞く。だから、今でも慎重ではあるが、もう4,5年続けてみて、悪くはないのだから。入り方によっては、いいものじゃないかと思えてきている。あくまで私の身体においては、と言う限定的なことだ。汗をかかないと言うのは、膵臓あるいは胆嚢の機能が問題なのではないか。このように言われたことがある。何かが問題ではあるのだろうが、それがサウナによって補われてきた、と言えるかもしれない。

サウナには77度前後の「おんりーゆー」と90度ある「コロナの湯」のどちらかに入る。体力が衰えている状態では、おんりーゆーに行きたくなる。一日働いて、筋肉がこわばるような日は、コロナの湯に行きたくなる。田植えや、穴掘りを一日中やっても、サウナにさえ行けば翌日筋肉痛のようなことはない。現在の入り方を整理すると、12分を一単位として、4回はいる。と言ってもそんなには入れるものではない。辛ければすぐ出る。12分を3分毎に分けて、最初の3分が「慣らし」次が「味わい」次が「佳境」最後が「治癒」言葉の力は重要で、いまは「味わい」の時間だと考えると、体の各部がその暑さを味わおうとする。治癒の時間だと思えば、治癒になるやも知れぬ。一回目なら、治癒の3分までを全うし、治癒が6分になる事もある。4回目では、佳境を体験できない場合もある。夏冬では当然違う。身体に従う。サウナから出たら、まず、ぬる湯で半身浴を10分。その後水風呂で、足だけの運動浴を400歩数える。この繰り返しで、サウナ4回。

以上を集中して行う。この間呆然と、リラックスしているだけだが、これが結構心理的にいいと言えばいい。ただからだの状態だけをおもん計る。かいた汗をときに舐めてみる。味が状態で違う。最初はわずかにしょっぱい。苦い時もある。4回目の汗は味がしない。汗とともに排出するものが重要ではないだろうか。体重を測定すると、1キロから、1,5キロの減少が見られる。終了後あるいは途中でも、水分補給を行う。今は自分で配合した、特製ヨーグルトジュースを、500ccほど飲む。心配はこうして自分の元気を、無理に搾り出していやしないか、と言う事だ。このあたりの事は、いまの所わからないが、ともかく体調はいいようだ。60歳の定年まで、後一年。搾り出してもやらなきゃならない事も多い。後一年間このサウナ法で、しのぐしかない。
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御殿場御胎内温泉

2008-06-21 04:27:51 | 日帰り温泉
初めての日帰り温泉御胎内温泉に行くことが出来た。なかなかのお湯であった。御殿場高原と名付けてあるが、富士山の南山麓に位置する。小田原から見れば富士宮方面である。富士サファリパークにも遠くない。当然のごとく、湯船から富士が見えるところが売りである。温泉はアルカリ性単純泉、湯温は35.8度。名前の通り「御胎内」という、溶岩洞窟がある。子宮に見立てた、噴火の際流れ出た溶岩の中に出来た空洞で、ぐるりと入り口から出口に一周できるというものです。江戸時代の富士講などとも関連があるのだろう。お祭りがしてある。何でも信仰にしてしまうところが、江戸的だ。そのそばにあるのが、「御胎内日帰り温泉」

1、 清潔度「7」味気ないほどさっぱりしていて、清潔感もあるし、掃除も良く行き届いている。風呂場の床にぬるっとするような所はなかった。洗い場も良く整えられていて、合格点の清潔さだ。湯量が豊富なのか、透明で汚れがまるで無かった。特に露天風呂の清潔さは他にはない。休憩室も広いが、絨毯敷だが、机が沢山並んでいて、これで混んでくるとどうだろうか。
2、 泉質「8」アルカリ性とあるが、皮膚に少し刺激がある。湯上りで肌に変化がおきた。他の湯ならすぐに美人の湯と名乗るだろう。温まるという感じではない。立派な温泉感がある。
3、 環境「9」富士山を借景にするという贅沢な庭が広がる。周辺は凝った庭園風で、いわゆる日本庭園風。あくまで風。20メートルはあるかという樹木が、20本。その中で風呂に入るのだから、悪い訳がない。ただし、富士山麓は風光明媚という訳ではなく、土が悪いためかどうも豊かな感じがない。小低木の生育が悪い。
4、 食事「6」それほどのものではない。周辺には食べ物屋はないので、ここで食べるしかない。健康ランド的に特徴がない。しかし、価格が高いわけでもない。テーブル席で食べるも、床席で食べるも、運んでくれる。
5、 湯船施設充実度「9」露天風呂が広い。30坪はある。ここから富士山が見える。打たせ湯があるが、湯量が少ない。ジェットバスもあるが、泡が弱い。サウナはいい。富士溶岩を並べて、遠赤が出るようにすればさらに売りに成るので残念。しかし、温度も90度ある。映りの悪いテレビもある。水風呂は、理想的なもの。深さが腿上まであり、水温は17.3度。洞窟風の風呂や、檜風呂まである。内風呂も広いものが2つ。洗い場は不思議なつくりで、一人ひとりつい立の中で洗う。
6、 従業員の対応力「8」控え目ながら、悪くない。若い人が多く、明るい雰囲気を作り出している。訪ねた事にはきちっと対応してくれる親切心も感じられた。邪魔にならない、気遣いが嬉しい。
7、 コンセプト「6」―富士山が見える―がテーマかもしれないが、それ以外は公共の施設的、味気なさがある。遊びとか、余裕がない。和風庭園の池と、露天風呂は別物であるべき。3メートルある、凝った石組みから流れ落ちる湯の滝は見事だが、地震で崩れる不安がありそばに近づけなかった。
8、 価格満足度「8」入館時間で価格が分かれる。10時から1300円、15時から1000円(平日800円)18時から700円と良く出来ていて、割安感がある。さらに10回で1回無料になる。これで経営できるかの不安を感じた。平日はすいている。
9、 全体施設「6」なんでも一通りはある。どの施設も広々している平屋建てがいい。駐車場も広い。マッサージチェアーも新しいもので、200円15分。もう少しひとつのものに特徴があれば、さらにいい。
10、 アクセス「3」観光地と言う事だから、比較しても仕方がないが、御殿場駅からバスで20分というほど不便。道も分かりにくく、間違えて自衛隊の演習場などに行ってしまうと最悪である。

総合点70点、なかなかの高得点だ。以前のこの温泉はカルキ臭で悪評があった。現在はカルキ臭いはしない。これは時間によるかもしれない。10年は経つらしいが、施設は少しも古びていない。特に露天に立つ東屋は、大きな石が湯船にあり、しの上に20センチある丸柱が立つ。これが2間渡しで、合計8本。立派なものだ。石も庭石としては凝ったものが並んでいる。姿の在る石も多く、石好きにはこたえられない所がある。又富士の見える好天に行って見たいものだ。
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コロナノ湯のリニューアル

2008-04-03 08:03:39 | 日帰り温泉
コロナノ湯は相当に変わった。一番は健美効炉という遠赤サウナが出来た事だろう。どうせモンゴルの朝青龍が行きたかったサウナなど、まやかしだろうと思っていた。所がこれが、なかなかのものだった。どう効果があったかは、細かく説明させてもらうが、これがどうも「漢方小説」中島たい子著の漢方解釈を思い出した。なかなかのストーリーテーラーで、一気に読んでしまうのだが、納得できたようで、良く考えると、何だったのだろうという、つまりあまり根拠はない。漢方の流行も、実はこういう解釈が広まっているのかと思う。遠赤サウナの効能というのも、岩盤浴というのも、同類といえば言える。人間は実に多様で、多様なほうからせめて行くのが、東洋医学。一方人間基本は全て同じ、つねれば痛いし、切れば血が出る。というのが西洋医学。人間同じでも、病は実に多様。だから、西洋医学では対応しきれない、この辺が最近の普通の考えか。

遠赤サウナとは何か。熱線の中の遠赤外線を利用する。遠赤外線とは字のごとく、赤色より外の光。遠赤外線より更に外には電磁波というものがあるらしい。もとより見たことはない。物は高温に熱せられると、光を出す。闇夜のタヌキが、赤外線カメラでうろうろしている所が、テレビに映る。石を800度まで上げる。すると、そこから電磁波に近いような光線が出てくる。これは布などは通過する。これが身体もある程度通り抜け骨などに当る。当然、暖める物質によって光の性格が異なる。麦飯石には多様なミネラルが存在していて、出てくる赤外線も多様に成るとされる。健美効炉では、麦飯石が入れてあるというが、富士山の溶岩を暖めているようだ。モンゴルの麦飯石も暖めているというが、どうも溶岩しかないようにみえるだが。確かに下に敷いてあるのは麦飯石のようだ。

効能はある。入浴のお奨めは、二時間おきに2つある、高炉が交互に厳かに開く、このときの5分だ。効果が高い。夕方7時は入口側の炉が開く。この側面手前半分にいること。そして不調な場所を光に向けて充分熱する。出来ればそのまま30分は必要。筋肉痛。神経痛。関節痛。疲労回復などに効能あり。あくまで、個人的見解。3回利用してみて、一定の効能ありと判断。5時なら、奥の炉の手前半分の側面。石が高温に熱せられた時にのみ、電磁波に近い遠赤外線は出る。これはより体内に入り込むはず。それが身体によいかどうかは定かではない。筋肉痛は治ったが、よりまずい病気に成ると言う事も無いとは言えない。いずれ、自分の身体に良く聞く以外ない。しかし、聞けないから病は起こるので、わかる時は治るとき。

リニュウアルで良かったのは、風呂のタイルを滑らないものにした事。「すべるので注意」と書いてあるぐらいなら、滑らないタイルにしたらいい。こう思っていた。何処の風呂に行っても滑って転んでいる人を見る。本当に足元が確かということは、ありがたい。全国の日帰り湯の鏡だ。相変わらずというか、良くならなかったのが、レストラン。成田食堂、寿食堂(その場所では評価できるだが)と同じようなやり方だ。日帰り湯に相応しい料理でない。セルフサービスはいい。食べてみようとしたものの、選べるものがなく、食べることができなかった。200円のマッサージ機が多様に新設された。これもいつも使われているので、評判はいいのだろう。休憩室が出来た。つまり、入浴券一枚で、途中出て一休みができるようになった。計器類が当面修繕された。量りや温度計などいつも狂っていたので、今度はどうだろうか。650円への値上がりだが、仕方がない範囲かと思う。
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ひめしゃらの湯

2008-04-01 06:30:38 | 日帰り温泉
箱根登山鉄道の塔ノ沢にある「ひめしゃらの湯」に行った。箱根ベコニア園に併設されている。入り口右手に大きなひめしゃらの木がある。この木から命名されたのだろうか。箱根はひめしゃらの群生地もある。実は、このベコニア園はベコニアマニアの間では、相当のレベルの施設として有名なものだ。熱川のバナナ鰐園が、実は蘭のコレクションで、すごいというのと同じだ。今ベコニアは花の時期で、3月中には一度は行こうと思っていた。前回見学に行った時には、ひめしゃらの湯の方は入らなかったし、さして興味も無かったのだから、不思議なものだ。それにしてもベコニアの改良は進んでいる。もう牡丹か芍薬か、というレベルだ。何故人間はこんなことをするのだろう。結局、地味な原種が一番美しいと思うのだが。一通り鑑賞させて頂き、隅に追いやられてセントポーリアがあった。流行が去った感がある。花の流行というのも変なもので、最近はクリスマスローズが流行している。

1、清潔度「3」塩素のにおいが相当にきつい。菌はいないでも残念ながら清潔とは言えない。掃除は一応行き届いているが、さすが山の中、辺りが苔むしてきていて、いまいち清潔感がなくなっている。脱衣所や、入り口付近のごたごた感が、雑然とした感じになっている。

2、泉質「5」なかなか暖まる、重い感触のお湯だ。アワで攪拌された辺りは、とてもいい。しっとりした肌触りだが、肌には刺激が強い方だろう。しばらく入っていると、皮膚にかゆみが出た。箱根の湯は残念ながら、泉質で素晴しいという所にまだであったことはない。東北のお湯と比べる方がいけないのか。

3、環境「6」箱根の山中で悪くはない。太い大木が斜面を埋め尽くしている。樹間越しに見え向かいの山が、霧雨にぬれて美しい。それなのに、6なのはすぐ下の方に、国道1号の数珠繋ぎが見えて、落ち着かないのだ。ひっきりなしに通る車、これが見えないようにしてしまった方が、返っていい。

4、食事「4」無料休憩所と共用食堂になっている。掘りごたつ式の大きなテーブルた並んでいる。横になって寝ている人もいる。ちょっと食べる雰囲気ではなかった。セルフサービスで、値段は普通だが、食べてみていないので、味については判らない。

5、湯船施設充実度「2」2つしか湯船がない。露天と、内湯のみ。これでは緋がいり温泉ファーンには物足りない。ホテルのお風呂レベルである。露天もホテル的に凝った作りではあるのだが、池を作るのと、露天風呂を作るのは違う。ここが残念な所。サウナはない。打たせ湯もない。

6、従業員の対応力「3」説明が不足していて、何処からお風呂に入ればいいか判りにくい。入り口辺りの、お土産屋さんをどうしても通過するようにしているらしいが、3度も行ったりきたりしてしまった。お土産屋さんはなかなかの品揃えで、楽しめる。植物好きなら飽きないものがある。

7、コンセプト「6」べコニヤとひめしゃら、植物園とお風呂の組み合わせはなかなか良い。指宿の熱帯風呂のようにベコニア園の中で風呂には入れたら、最高なのだが。完全な別施設になっているところが、残念。休憩室を温室の方とつなげるとか。何らかの形で、関係付けられないものか。ひめしゃらの30センチもある大木に免じて6点。

8、価格満足度「3」ベコニア園の見学とセットで、1450円のお値ごろ感は人によって全く異なるだろう。ただのお風呂と考えれば少し割高感あり。

9、全体施設「2」全体に施設が小ぶりだ。斜面がきついと言う事もあり、余裕が感じられない。通路とか、ホールとか、休憩室、トイレ、駐車場。いずれ階段か、きつい斜面移動。スペース不足か。中国語、韓国語、英語。出案内が充実しているのは、さすが箱根。

10、アクセス「2」塔ノ沢の駅から歩ける事は歩けるが、坂道だし、かなり不便といえる。箱根湯本から歩くのは、上り坂がきつく。ちょっと大変。ベコニア園のバスが、30分に1本あることはある。

総合点:36点。申し訳ないが低くなった。これはあくまで、私の趣味的な感想で、日帰り温泉を実用的な健康回復施設と、考えての事。観光のついでに、一風呂浴びての考えであれば、全く違う評価になるかもしれない。そういう意味で、箱根湯本も、天山やら、岡田屋、弘法の湯、まだまだどんどん出来ている。日帰りの競争は激しくなっている。また、何処も繁昌している。この先、ただの旅館のお風呂を、開放するという考えだけでは、難しくなるのかもしれない。
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「おんりーゆー」と「コロナの湯」

2008-03-17 06:52:42 | 日帰り温泉
ご承知の方は、少ないかもしれないですが。実は小田原コロナの湯が、リニューアルで休んでいた。これは寒い間の事で、私にとっては、神経痛再発の恐れもあり、深刻な事態だった、これが幸い3月20日再開と言う事になった。平日で650円となった。値上げは困った事だが、内容が良くなったのなら仕方がないが。辞めてしまわれるのが一番困るのだから、重油も更に上がる、やむえない所だろう。「健美効炉」という朝青龍がどうしても行きたかったと言う、モンゴル式低温サウナのようなものもが出来るらしい。どんな感じかは又改めて報告したいが、今のところ雰囲気が想像できない。男女混浴らしい。専用の服は貸してくれるらしいが、どうなんだろう。

一方、「おんりーゆ」では料金の大幅値下げをした。一度利用したいと思われる方はこの機会を逃しては惜しい。今月一杯、3月中のみ販売の10枚8000円の回数券がある。これで10回入ると、1枚おまけがくるので、つまり、11枚で8000円。1回727円となる。当初2600円と言い放った、頃から思うと、やっと実情を把握してきたようだ。なんと、35%までの値下げだ。これくらい、この施設は、全体の展望なく進んできた。何とか、上手く経営して続けて欲しいので、今度の改革で、利用者が増える事を、経営者になりかわって、期待している。ただしこの回数券は6時以降の利用となる。なるほどアイデアだ。私は昼からはさすがに行けない。何しろ夜は、私一人では入っていたこともある。山の中なので、女湯は恐いとか、温泉プールとしてはなかなかいいとか、これでは展望がない。

所がコロナノ湯が休みに入り、少しづつ入浴客が増え始めた。まぁー私もそうなのだが、日帰り温泉仲間に顔を合わす。情報交換すると、万葉の湯も、鴨の宮のスカイサウナも人が一気に増えたそうだ。その流れが、おんりーゆにも及んだ。そこで、コロナが再開する前に、思い切って回数券作戦に出た。何しろ回数券を買ってしまえば、必ず行く。行きだせば、人の流れが出来る。通常1万円の回数券を、2割引の8000円でと言う事だ。こちらの特徴は、土曜日曜関係がない。何処でも平日券を分けているのに、余り混んだ事が無いのでそこまで心配していないのだろう。それでも昨日の日曜の夜は、珍しく人がいた。やはり効果がでてきた。帰ろうとした8時に男湯には、25人居た。これは開闢以来の大入りだろう。

一つ残念な事がある。雨の日の露天風呂にはいる為の、三角の蓑傘がある。利用してみたが、ざぁーざー降っている中で、水しぶきを浴びながらの露天風呂というのも、なかなかいい。問題はこれが、掛けてある釘だ。生きている立派コナラの武者立ちの木の胴に、ぶすぶすと止め金具をねじ込んである。榎の方にも2つ。その数、9箇所。何という残虐な。グリーンサービスと言う会社が経営らしいが、ここのグリーンに対するサービスとはこんな思想か。これを眺めながら、ゆっくり風呂に入る事ができない。心が痛む。そこで、職員に、何とか改善して欲しい、こう3回低姿勢で頼んだ。所が、改善されるどころか、更に新しい木にまで傷をつけた。何という愚かな職員だろう。こう言う事に全く平気な人はいる。板壁に釘を打つのと変わらない意識。むしろ新しい板壁を大切にする神経。これを3回お願いして、駄目だと言うのは、ここの写経や座禅まで行う、コンセプトがいかにも形だけと言う事がわかる。

昨日の自給作業:小屋の前の畑の整備と、堆肥置き場の改造 2時間。累計時間16時間
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湯快爽快茅ヶ崎

2008-02-26 06:56:46 | 日帰り温泉
近在で一番の日帰り温泉は湯快爽快茅ヶ崎だ。同じ湯快爽快でも、以前あった小田原酒匂のものとは、物が違う。規模も設備もお湯の質も全くに違う。同じ名称だから似たようなものと考えていたら損をする。でも、遠い所が難点。家から、30キロある。1時間かかる。西湘バイパスを使って250円で、45分。めったに行けない。それでも、背中が怪しくなったら行く。背中の丁度心臓の裏側辺りの背骨の横に、しべれの塊が出来る。触るとぴりぴりとだけして、触角がなくなる。これを取らないと、肋間神経痛の再発がある。誰にでもお勧めれできる。モデル的日帰り温泉と言える。日帰り温泉は、温泉の真似をしてはいけない。家庭のお風呂で出来る事をやっていては始まらない。こういうのは誰にでもと言っても、若い人にはあまり関係がないようですが。

1、清潔度「6」先日お会いした人から、笹村さんは清潔を一番に考えている。と言われた。ここでの清潔感は衛生的とは全く違う。消毒で、菌がいないというようなことは、不衛生。塩素のにおいがしたら、不潔。掃除が良く行き届いているか、と言うような意味で、湯快爽快はそこそこ。

2、泉質「9」なかなか暖まるお湯だ。塩素臭がしないところがいい。地下1500㍍からの塩化物泉。ぬる湯でも充分に暖まる。原湯かけ流しで、贅沢にお湯を使っている。

3、環境「4」静かな所ではあるが、自然環境がいいとは言えない。これがここの唯一の弱点である。

4、食事「5」特別ではないが、価格は安い。何でもある。味は普通。海鮮丼がやはりお奨めか。お好み焼き屋さんが別にあるが、お奨めとまではいえない。

5、湯船施設充実度「10」たぶんここ以上の湯船は考えられないほどだ。温泉関係者なら、一度見学する必要あり。例えば、湯口をわざわざ泡立てるように、2段にして工夫している。湯もみではないが、酸素と絡ませる事は大切。サウナは3つあり、高温は常に90度以上。ごろ寝のミストサウナは暖かい石の効果。塩サウナは、体がつるつるになる。

6、従業員の対応力「7」なれた従業員が多く。利用者との関係がいい。邪魔にならない心配りがある。おんりーゆーのように、お帰りなさい。と迎えてくれるような事は、サービスに見えて、実は違う。普通が大切。

7、コンセプト「9」徹底した、設備主義。15種の風呂施設。しかもそれぞれが徹底した品質。

8、価格満足度「10」回数券だと何とこれだけの設備で、600円で1回入れる。温泉だけでこの価格をを実現しているのはすごい。原油高騰の折、健全経営で、永続を祈るばかり。

9、全体施設「8」仮眠のできる、休憩室もある。タイ古式ヒーリング、ぼデーマッサージがある。岩盤浴、ゲルマーニューム入浴施設まである。何故か考えられる全てをそろえた。これで、健康管理センター施設を併設すれば完璧。

10、アクセス「8」北茅ヶ崎駅前にある。茅ヶ崎駅との間には無料送迎バスあり。駐車場も無料で、いつでも入れる100台分ある。

総合点:76点。私の経験では最高点。75点以上は合格点で、ある意味100点ライン。誰でもが一応の満足は得られる日帰り温泉。後は各自の好みの範囲で、受け止め方が変わるだろう。平日でもかなりの入浴客はいるが、ともかく広いので、入れないという事はない。平日は意外なほど、子供は少ない。何となく日帰り温泉のプロのような人が多い。常連なのだから、会話があっても良さそうだが、都会的に誰もしゃべらないのは、小田原との違い。この辺に田舎と都会のラインがある。もちろん私は田舎組。
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神奈川県の温泉

2008-02-11 07:04:31 | 日帰り温泉
神奈川県の源泉数は562で、全国12番だそうだ。しかし、ここ5年の新規掘削が増加している。こっちでは、全国1位だとか。1000メートル以上掘る温泉が、390も増えたそうだ。一般に100メートル掘るごとに地下温度は3度前後上昇するといわれる。深く掘れば25度以上の、成分は別にした「温泉」を汲み出すことができる。温泉掘削の許可は都道府県が行っている。温泉地である箱根、湯河原などを特別保護地域に指定して新規掘削を制限してきた。ところが元々の温泉地ではない横浜市などで掘削が活発になってきたことから、こうした地域にも指導基準を設け、掘削深度は最大2000メートル、既存の大深度温泉の周囲1キロメートル以内は認めないなどと決めた。

私には理想の日帰り温泉がある。いつも考えている。必ずしも温泉である必要はない。温泉も様々で、いい湯もあれば、大したことのない温泉も多い。むしろ飲んでおいしいくらいの湧水を、利用して。塩素をあまり使わない方がいい。かけ流しの温泉は理想だろうが、日常的なものでそこまで期待するのは無理だ。湯船は、38度程度と、41度の二つ。打たせ湯があれば直良い。森の中が良い。少なくとも木はあるほうがいい。木の力はすごいものがある。普通のサウナは必要。組み合わせで、冷たい水ぶろも。そして、体調管理の機器が必要。ここがポイント。体重、体脂肪、血圧、尿分析。これらが、入選券登録カードでコンピュター管理されている。

今病院が大変な状態だ。何故医師が増えているのに、医師不足か。簡単に言えば病人が増えたからだ。医療費もぐんぐん上昇して、小田原の市立病院も赤字だ。これを解消するには、予防の健康管理しかない。市民が健康を意識するようになる事が、医療費の削減の第一だ。地域医療の基本は日常の健康管理。と言っても、人間ドックに入れとか、健康診断を受けろではない。各自が自分の健康に意識を持つようにする事だ。休まず働いて、暴飲暴食して、タバコを吸って、酒びたりで、自ら病気になって、それで医療費は健康保険で、といわれても困るのだ。みんなが自分の身体を大切にする。これには、自分の身体を知る事が出発点。日帰り湯の体調データー管理に登録するのには、年間1万円はかかる。しかし、これを月に10回程度実行している人は、健康保険料が割引になる。必要なデーターが記録されていれば、データーによって自動的健康診断が出来る。変ですよ。と自動的に連絡を取って、精密検査が出来る。早く処置すれば費用もかからない。年に一度健康診断するにしても、このデーターを見ながら行えば、病気発見の精度が高まる。

坊所には素晴しい湧水がある。あれを利用して、日帰り温泉健康管理センターはできないものか。もちろん舟原なら、私には直良い。諏訪の原のフラワーガーデンに併設すると言うのもある。理想の日帰り温泉だった。茶室は欲しい。ゆっくりお茶を点てて飲める。煎茶でも良い。眺めも欲しい。小田原のお茶が飲める。食事も当然、小田原産品だ。小田原の海と山の豊かさが実感できる食事。市民には入泉割引券があってもいい。市のボランティアに参加すると、お風呂券がいただける。地域通貨でも入れるようにすれば、さらに良い。お年寄りには、敬老の日にはお風呂券。市の財政は苦しいわけだから、とても施設を作るお金はない。これを民間企業でやるところはないだろうか。南足柄では、足柄グリーンサービスが、おんりーゆーをやっている。小田原には素晴しい企業があるわけだから、昔、梅干やさんが湯快爽快をやったように、市と協力して始められないものか。
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小田原・万葉の湯

2008-02-05 06:43:08 | 日帰り温泉
コロナの湯が休みで、時どき利用させてもらっているのが、万葉の湯。家から近いという点では、一番。小田原の駅から、歩いても、3分ほどの小田原の街のど真ん中にある。駐車場もあって、車がとめられないようなことはない。一階は受付と、アレコレの物産のお土産やさんがある。これが中々の品揃えで、結構あきない。不思議な靴べらや、面白いデザインの手ぬぐいなど、時間の調整には都合がいい。「♪いつも、待たされたー。」という具合で、2人で行けば、風呂を出るのは一致しないのは通例で、どこかで待っている。食堂で待つという手もある。3階は大食堂。ここの生ビールは行ける。たぶん小田原では一番だろう。生ビールファーンなので、それなりのものと思ってくれて、間違いありません。風呂上りの生ビール。これだけでも、他の店では適わない訳で。

一言で言うなら、「おんりーゆー」が国民宿舎風なら、「万葉の湯」は○○魚センター風。

1、清潔度「7」全体的には、きれいな方だと思う。一部、汚れが目立つようだ。床のすべる所がある。最近滑って、転んだお年寄りがいた。洗い場の清潔度は素晴しい。サウナ、特に、ミストサウナ室の清潔度が、少し、気に成る所。
2、泉質「3」湯河原から運んだ温泉量が少ないようだ。それを沸かし返すから、塩素臭が気に成る。温泉効果はあまりない。それなら一層、井戸水を汲み上げて、沸かした方が、実質いいのではないだろうか。
3、環境「2」街中のビルの中で、風呂場としては、閉塞感があり息苦しい。特に、屋上まで上がらなければならない露天風呂は、感心できない。それも滑りそうな階段を相当に登らなければ成らない。一度登って、それ以降登った事がない。
4、食事「5」ごく平凡な食事。メニューが豊富といえば言える。何でもあるが、一度食べたものをもう一度注文する気にはなれない。しかし、風呂のあとそのまま、居座れるという所がいい。生ビールは最高の味。健康ジュースコーナーがある。
5、湯船施設充実度「5」湯船は広い。屋上分まで入れれば、充分の面積。サウナは15人程度。温度は充分。テレビがある。水風呂は水温が、20度はありそうで駄目。洗い場は広くて、器具もしっかりしている。湯水も良く出る。
6、従業員の対応力「4」従業員の数が多い点がいい。しかし、素人的。入り口受付が、手数がかかることが多く。つまり、説明が必要な、要件がかなり多い。しかも、様々な割引などは手首につける番号で、決まるのだが、受付以外では変更出来ない。待たされることがある。
7、コンセプト「4」街中のいこいの場、リラックスセンターをめざす。という点は評価できる。少しありきたりで、長時間たぶん、3時間は想定して居るらしいが、無理。1000円の散髪屋がある。マッサージや、エステは充実しているようだが、利用していないのでわからない。無料のイベントを企画すべき。
8、価格満足度「2」中高年層の観光客でも、入場料2400円払って、入るには少し物足りない内容だ。入湯時間1時間は1000円。早朝割引は1400円だったと思う。コーヒ無料。アチコチに割引券が置かれている。
9、全体施設「4」色々あるのはいいが、お土産センターの感性で、小田原を生かしていない。食べ物や、物産。休憩室でも例えば、茶室があって静かにお茶を立てて飲ませるとか。工夫の仕方はある。禁煙ブースのない食堂も、今時無理だ。
10、アクセス「8」10時から9時と一晩中やっている。深夜料金をプラスして、4000円で泊まるという手もある。

子供が居ない。子供が居ないのはいいと思う人も居るだろう。が、騒ぐような、子供がいるほうが、ずーと好きだ。それにどんなに混んでいても、嫌と言う事がない。賑やかでいいな、と言うぐらいの事だ。水風呂をプールだと思って飛び込む子供などが、人の顔を見て、怒られると思うらしいが、かまわないよ。というのだが、大抵は怯えて逃げてゆく。そんなに怖そうか、とがっかりする。

追記、昨日「おんりーゆー」に行ったら、通信の1号があった。従業員が頑張っている。1点プラス。何と野菜は三竹の方と、開成の瀬戸さんと記載がされていた。もしかしたら、読んでくれたかな。1点アップ。合計点62点。
どの日帰り温泉も、実は大ファーンだ。決して、批判している訳ではない。大いに温泉談義がされて、盛り上がり、もっともっと盛んになってほしい。褒め言葉だけでは、盛り上がらないように思って、つい辛口になっているので、悪しからず。
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おんりーゆー

2008-01-31 07:02:04 | 日帰り温泉
南足柄の大雄山の最乗寺の傍に、おんりーゆーが開設した。最乗寺境内と言ってもいい場所、以前どんぐりの家という宿泊施設があったところだ。場所柄、禅宗的雰囲気をコンセプトにして、座禅や写経が出来るようになっている。この施設、始まる前は2800円と言う、珍しい高値で、一体なんだと思ったのだが、始まると、1500円と言う事だ。更に、スタンプでの割引や、回数券もあるらしいので、1300円ぐらいになるらしい。実はTさんから2枚も入館券を戴いたのだ。本当にありがたい。行こうと思いながら、踏み切れないで居たので、本当にありがたいことでした。

温泉場の湯河原や、箱根の日帰り湯も、施設が充実していなければ、今や成り立たないと言うのが、地元の人達が、盛んに言われる所である。小山には500円でなかなかの施設があるとか、もうそういう話題が、風呂では常に飛び交っている。私は、一番好きなのは、茅ヶ崎の湯快爽快であるが、さすが遠いのでなかなか行けない。そこで、いつも行くのが、鴨宮にあるコロナの湯だ。所がこれが、1月から休業してしまった。3月には再開と言うが、それまであちこちでシノがなければ成らない。日帰り温泉オタクとしては、マニアとしては、ファーンとしては、評論家としては、少し、客観評価をしなくては他の人の参考にならない。つまり、湘南番外地さんが、この辺の食べ物を活写されているように、私も、日帰り温泉を分かり易く説明したいものだ。そこで、10項目100点満点法で迫らせてもらう。

1、清潔度「9」何と言ってもお風呂は清潔が一番。まだ新しい事もあるが、掃除は良く行き届いている。ただし、従業員が、水風呂で設備の洗い物をしていたのには、ビックリ。
2、泉質「7」温泉量が少ないが、泉質は温まる。塩素臭が気に成るほどでない点がありがたい。38度以下のぬる目の設定が、ありがたい。それでも充分暖まる泉質。
3、環境「9」ケヤキが何十本もある。隣に流れる川も、水は少ないが、一応は河原はある。全体に小ぶりではあるが、良い運気に囲まれた、爽やかな空間。
4、食事「7」家庭料理的なバイキング形式で、私向きではある。味付けも納得。ただし、1500円ならば、せめて原材料の表示までして欲しい。1300円なら納得。
5、湯船施設充実度「3」露天風呂2、内風呂1、水風呂1、サウナ5人用。露天風呂は満足できるもの。サウナは残念ながら、80度以下で失格。水風呂は水温が低く合格だが、膝までもないのは中途半端。あと10センチ欲しい。
6、従業員教育「3」初期の従業員は良かったらしいが、現在はいまひとつ。心がこもった感じがなく。不満が伝わってくる。たぶんこれを作った人の、ちょっとややこしい、気持ちを理解できていないようだ。
7、コンセプト「8」中高年に向けた、精神的な湯治を目指す。と言う所が評価できる。静謐な空気を生み出している。ただし、私が行った時は、写経も、ストレッチも利用者が居なかった。壁にかかる書が、雰囲気を高めるものだろうが、良い字もあるが、悪い字もあり、気ざったらしい字は耐え難い。
8、価格満足度「7」入館料1500円は高いとは、言えないが、利用者には種類がある。入湯時間割引や、早朝割引、深夜割引を取り入れ、施設のフル稼働を目指す必要がある。
9、全体施設「4」例えば、サウナの明かりは40ワットが3基あるが、電球は20ワットが使われている。もう少し明るくする必要あり。全体に施設が分散し、施設間を、寒い中着替えた薄着で歩かなければ成らない。お年寄り中心にもかかわらず、階段あるいは傾斜路が多い。
10、アクセス「3」車以外では、困難な施設である。有料の路線バスだけでは、限界がある。

総合点60点。同じ手法で評価すると、『茅ヶ崎湯快爽快』で76点である。さすが合格点である。『万葉の湯』は44点となる。赤点スレスレとなる。『天山』は38点の赤点。『岡田屋』51点となる。その他まだまだあるのだが、順次報告させてもらう。肝心の『コロナノ湯』が何点かは、改装後詳しく報告させてもらいたい。
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茅ヶ崎「湯快爽快」

2007-12-12 06:17:15 | 日帰り温泉
昨夜は急に茅ヶ崎に出かけた。大事な約束を忘れたままで、出かけてしまった。茅ヶ崎に、モンベルクラブの店があるので、そこに行きたくなってしまった。火曜は養鶏の日で、暗くなった5時まで、目一杯働いてていたら、カヨ子さんが茅ヶ崎に行かないかと持ちかけた。夜の10時まで茅ヶ崎のモンベルクラブはやっているという。以前から、茅ヶ崎の「湯快爽快」には行きたかった。「湯快爽快」に行くならと行くと条件を付けて、出かけた。風呂の事が頭によぎったとたん、全てを失念してしまった。茅ヶ崎まで行くと、家から1時間はかかる。風呂屋に一時間もかけて出かけると言うのは、おかしなことだが。一日力仕事をすると、この疲れを取るには、風呂屋しかないような気に成る。

モンベルクラブは茅ヶ崎のジャスコの2階にあった。ついたのは6時過ぎだが、小1時間ほどいたけれど、他にお客さんが居るようでもなかった。12月はスポーツ品店のかき入れ時の筈。それにしても、茅ヶ崎は都会だ。町の雑踏と緊張感が東京と同じだ。商品は、小田原には売っていない物をずらりと並べている。湘南の感じとモンベルのセンスは合うかも。全商品サイズがそろっていると言う所がいい。もちろん私の目当ては手袋だ。実はそこで手に入れた手袋で今書いている。実に具合がいい。暖かい。滑らず、フィット感がいい。フリーズの手袋だ。指の曲がりが負担無く弓なりというところがいい。迷わず女性用のところに行ったわけだが、Lサイズをしたら、大きい。いよいよそういう時代が来た。わたしにはMサイズならいい。カヨ子さんは何やらあれこれ見ているので、店を一回り見ると、何と欲しかったタイプの帽子がある。その昔、弘前で買った奴。黒で、つばがあり、耳の所を下ろせる。顎のところで紐を結べば、完全な雪国のおっさん帽子。今かぶって書いている。耳が暑いくらいだ。

ジャスコで、食品まで買った。出る頃には案の定、喉をやられていた。いがらっぽい。さすが都会だ。湯快爽快はすぐそばにあった。900円。駐車場は無料。すぐ止まれた。中のシステムは酒匂にあったものと少し違う。基本は万葉の湯に近い。下駄箱番号の腕輪で中での代金を管理する。夕食もここで食べて見た。おいしくはないが、風呂の前には腹ごしらえは必要。中はすごいレベルだ、10タイプ以上の風呂がある。サウナも3タイプある。すごい。素晴しい。あちこち入らなくちゃならないので、目が廻るようだ。スチームサウナの40℃の部屋では、黒御影石の湯の流れる寝床。これは何ともいい。疲れがどこかへ消えていった。石鹸を使わないので、日頃汚い汚いの濡れ衣を着ているので。70℃の塩サウナで、ふんだんにある塩でごしごしやった。頭から全身塩まみれで、人汗かく。あぁー、なんと言う贅沢。

合間合間には、強烈な打たせ湯を3回。これは水のバツーカ砲だ。背中にある怪しげなコリもこれで何とかできるかもしれない。水風呂が17℃台。この温度も実は大事。しかし入ってみると、19℃はありそう。どこでも温度計は壊れている。浅いところがいい。階段状の所を、上り下りしながら入る。足は運動しながら冷やすのがいいのだ。スーパージェットバス。ジャグジー露天風呂。檜のごろ寝風呂。信楽の壺湯。全く、夢のような風呂だ。茅ヶ崎駅から無料の送迎バスがあるようだ。ここで、ピーンと閃いた。東京からの帰りの、茅ヶ崎一時下車パターン。東京で一杯やる。茅ヶ崎まで来て、少し酔い覚めて、風呂に入る。小田原につく頃にはシャッキリだ。今月はこのパターンがすぐにもありそうだ。ワクワクする。
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養生法2

2007-12-08 04:50:19 | 日帰り温泉
医療のお世話には、限界までならない覚悟で暮している。その基本が自分の体の自己把握だ。そのことは以前書いたので、どのように健康に留意しているかを書いてみる。と言ってもこれは全く個別の事で、他の人に参考になるのかどうか。これは知らない。自己分析的に考えて見れば、私は子供の頃からの虚弱体質。と言っても、どちらかと言えば、山の中での暮らしもあり、自然と密着して育った方だろう。自然免疫の洗礼は多様に受けたほうだろう。様々病気をしながら、特に風邪から気管支炎、肺炎。そして結核。と呼吸器関係が弱いようだ。運動もした方だが、肉体的には、きわめて貧相。風呂屋で私より見劣りする人を見かけたことがない。山北山中に越した30代後半から、呼吸器系は改善された。ただ、間違って喫煙車両に一駅乗っただけで、熱を出した。そんな具合で都会は無理なのかもしれない。

自分の体を調整するのは、具体的には3つ。まず、食事。口から取り入れるものが、何より大きな影響をもたらす。2つ目が運動および入浴。3つ目が睡眠。そして、それらを総合する、精神的安定。わかったように書くが、あくまで自分の事だけ。
「食事」できる限り少なく取る。少食に限る。便を観察する。生来下痢便の体質だが、その情報を重んずる。便は体調の伝令。母は体調が心配で、赤ん坊の私の便を舐めて見たと言う。汚いなどと遠ざけないこと。その思いを受け止めている。食べるものに善悪はない。肉もよし、野菜もよし。米もよし。自分の食べたいと言う信号に従い。食べたいものを食べる。理屈で良し悪しを決めるのは危険。正しく暮していない為に、自分の体が、食べるべき物を判断できなくなっている故。暮らしを整えれば、身体に従うことが出来る。

「運動と入浴」ゆっくりした例えば歩くような運動は、毎日30分以上を心がける。農作業などはこの範囲。重いものを運ぶ、穴を掘るなども、ほとんどゆっくりした運動の範囲。5分続けたら、限界に達するような激しい運動も、毎日5分行う。身体が限界に達し、発熱し、息が切れる運動を行う。全力で、疾走するような運動。入浴については、温度差を重視する。腿が一番重要な体温調整機関なので、暖めたり、冷やしたりする。手、足の身体の末端を温度変化させることで、体循環を則す。汗を出来る限りだす。心臓を暖めず。身体の末端との温度差を作る。サウナと風呂と水風呂を交互に利用し、身体に温度変化を与える。

「睡眠」早寝早起き。8時に寝て、4時に起きることを基本にする。集まりと言うと夜なので、止む得ないが、これを破るのは週に2回まで。早起きは、中学生の時からの自己鍛錬法。朝目覚める時は、自分の気持ちの一番弱い時。この気持ちの弱い時に、気を奮い立たせて起きる。8時に寝れば、4時に眠いと言う事はなくなる。8時に寝ると言うのが難しい。眠りに入る事ができない理由は、気持ちに安定がないから。毎日少しでもいいから座禅を組めば、眠りに入る落ち着く方法が身につく。

どうすれば、こうした暮らしを繰り返せるか。例えば運動を継続するのは、案外に難しい。それをどうすれば出来るようになるか。誰でも腹筋運動を10回ぐらいなら出来る。それを、毎日1回ずつ、増やす。10日目には20回になる。これを、3ヶ月続ければ、100回の腹筋運動が出来るようになる。まず、目標は小さく、できる範囲で持つ。そして可能な範囲のわずかの努力を加える。今日は72回目ができたと言う達成感がもてれば、継続が可能になる。実は私も意志力は弱い。しかしと言うか、だからと言うか、ブログは継続している。意志が弱いから、気が向いたら書くというのでは、続かない。続けるのが何だと言う事になるが、継続は力なりで、100回の腹筋が出来るようになり、毎日行えば、元気に暮せる。
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