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地場・旬・自給

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コロナの湯のレジオネラ菌

2015-06-21 05:12:37 | 日帰り温泉

コロナの湯が閉まっている。出かけて行って、閉まっていたから何のことかと思った。再開はホームページで発表すると書いてあったので、ホームページを見てみると、レジオネラ菌が出たために閉めるということである。保健所からの営業停止命令ということなのか。どうも、病院のほうで、レジオネラ症の患者が出て、どこかでおふろでも入りませんでしたか、ということでコロナの湯が調査対象になったようだ。実はしばらく前からおかしい雰囲気があった。痴呆症とみられるお年寄りが、お風呂で糞尿をしてしまうのだそうだ。見たわけではなく、お風呂で常連の方たちがしきりにそのことを話していた。出入り禁止にすべきだという話だった。前に湯船の中で大便をしてしまい、大騒ぎになったときに、もう一回そういうことがあったら、入場禁止にするとなっていると話す人がいた。つまり、コロナの湯のほうでは、十分把握しているということらしい。痴呆老人への温情があだになったのか。

その他、掃除等についてもいろいろあったことを、話していた。私はそういうことは大丈夫なほうだ。銭湯などそういうものだと思っているからだ。むしろ困るのは、対策に塩素消毒を濃厚にする点である。皮膚がやられることがある。湿疹が出てひどい目にあう。だから、強い塩素臭がする湯舟には入らないようにしている。何しろ洗面器に塩素を溶いた水をドボドボ目の前でそそぎ入れるのだ。日に何度か各湯舟からお湯を取って、塩素濃度を測っているらしい。秦野の湯花楽などでは、塩素濃度を測るメーターで測っている。それがいくつなのかを知りたいと思うのだが、聞くことは何となくできないものだ。それでも、お客さんの前で塩素を加えることはないので、どこか裏のほうで入れることが可能なシステムなのかもしれない。コロナの湯の場合は、目の前で塩素を加えるというのは、無神経なのか、サービスのつもりなのか、その辺はよくわからない。

それでもレジオネラ症の患者が出たということで、調べたらレジオネラ菌がいたというい事になった。レジオネラ菌はどこの湯でもいる。基準値を超えているかどうかの違いだろう。どうも毎日ふろの湯を抜いて完全に洗っているのかどうかが怪しい気がする。前日と同じゴミが漂っていたことがある。何度も書くが私はその程度のことは当たり前だと思っている。そこで入り方を気をつけてはいる。以前、循環型の温度維持の機械を使っていた。山の中に住んでいて、水が貴重だったからだ。水がもったいないから、お風呂に入りたいなら、沸かし返すしかない。そこで循環方式の機械を入れて何年も使っていた。この機械もレジオネラ菌が増殖するということで、一気に下火になってしまった。間に入れてある、医師のあたりで増殖すると言われたが、そんなはずはない。レジオネラ菌が増殖をするのは怖いが、まず家族風呂ではそんなことは起こらない。むしろ人なりの発酵作用で良いお湯を作り出すことができる。それは自分の体で分かった。

以前、さざんかの湯ではレジオネラ菌のことで、打たせ湯がなくなったことがあった。確かに打たせ湯の場合、鼻や口から吸い込んでしまうので、感染の確率が高くなる。お風呂も入り方である。銭湯でお湯に潜るなどもってのほかである。結構平気で潜水している人がいる。これでは感染症にかかるリスクが高まる。極力お風呂のお湯が口に触れないようにするのは当然のことだ。まあ、世間にはいろいろの人がいるわけだし、痴呆症の人も来る。銭湯など汚くて入れないという人もいるのだろう。しかし、基本的なおふろの入り方さえ守っていれば、問題はない。レジオネラ菌など、大したことはない。正直言って厳密にいえば、大半の日帰りの湯には大腸菌だっているはずである。そう思って入ればいいだけのことだ。それより塩素消毒が強まることのほうが私は嫌だ。

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沖縄本島の温泉

2015-05-22 04:13:23 | 日帰り温泉

沖縄本島北谷にあるちゃたん恵み温泉 美浜の湯に行ってきた。北谷という所は、米軍普天間基地のそばである。基地の街を感じさせるアメリカンビレッジのそばにある。58号線の軍病院の前を海の方に行った所にある。観光客向きの様々な施設が集中した場所である。大きなイオンがある。ホテルが並んでいて、お土産屋さん、様々なレストランにカフェ。何故か100円ショップ。夜はネオンが輝いていて、アメリカ人の家族が沢山いた。「からはーい」というリンケンバンドのステージの有る劇場に行くのできたのだ。それに合わせて温泉に行った。リンケンバンドは週末という事で、他の日は別の人が歌っている。唄の方は私の好みの沖縄ソングではない事は分かっていたのだが、オリオンビールを飲んで、唄を聞いて、楽しく大満足であった。沖縄の宮中衣装は実に美しい。琉装という。紅型というのは舞台衣装になると、まばゆいあでやかさである。食べ物は種類はないが、味は悪くない。刺身を食べたがタコが美味しかった。

そして、沖縄一番と言われている、期待のちゃたん恵み温泉である。温泉は平日は1200円。温泉設備だけを考えると少し高めである。隣接ホテルに泊まれば無料である。65歳以上なので、老人料金の1100円であった。何か証明書はいるかと聞いたのだが、受付の女性は曖昧な顔をしている。見ればわかるのか。と確認したら、タオル代50円です。というもう一つの返事をした。温泉マニアとしては、当然タオルぐらいもって来ている。それで、1100円払って入れてもらった。お風呂は中程度の湯船が2つとサウナ。普通の銭湯よりいくらか広いというぐらいだろう。但し、外湯は掛け流しの温泉ということだ。確かに、塩素臭はない。いくらかお茶の様な色である。柔らかな暖まる湯であった。サウナは90度くらいの普通の温度である。問題は3人入ると後の人は入りにくい。所が、希望者が多くて、それとなく待っている感じがして、せわしない。水風呂はない。

実は外には温泉プールとか、低温サウナとかがあるようだったが、そっちには水着が無いので行けなかった。そちらからは、海岸にもそのまま出れるらしいから、外で泳ぐこともできると言う事のようだ。宮古島のシギラ温泉と似ている。それを考えれば、1200円は高くはない。それでもホテルの施設なら、中にもジェットバスや、打たせ湯ぐらい欲しい所だ。変わっているのは、履物をビニール袋に入れて、持ったまま更衣室に行く所である。ついお風呂を出た後、靴を忘れてしまった。お風呂に入るとすべてを忘れてしまうのである。その為にお風呂に入るのだ。習慣にない事は難しい。もう一つ違うのは、刺青の人の入場が制限されていないことだ。多分米兵の関係かと思う。実際に入れ墨を見事にした日本人の人がいた。ここの温泉に行くときは、水着の持参が必要である。水着を着て外に行けば低温サウナや、ジャグジーもある。

ここの温泉は地下1400メートルからのものだと言う。最近は地下1000メートルというものが珍しくないが、1400は入った温泉で一番深くから湧く温泉だ。海の脇だから泉質はナトリューム泉なのだが、それ程塩分濃度は強くない。効能書きにはなかったのだが、皮膚に良いような気がした。美肌の湯かどうかは縁が無いので分からないが、「ちゅらゆ」と名付けられている。ともかく、ここの掛け流しはかなりの量で、これは実に贅沢な感じだ。泉質も重めの感じがあり、シギラの黄金湯と似ている。沖縄の地層ゆえの温泉だと思う。温度は私には少し高めだった。41度くらいか。まさかと思ったのだが、これが町営の温泉なのだ。朝ぶろがあって、6時~8時でこちらは600円だった。入るならこれがいい。外には足湯があり無料。行きも帰りも大勢の人が座っていた。ここで毎日足湯をしていたら、先ずは水虫にはならないことは保証できる。

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宮古島の温泉

2014-12-19 04:39:58 | 日帰り温泉


宮古島の耕作地 5号 まだもう少し描くが、今回宮古島で描いている絵。






宮古島には、2つの温泉がある。泉質はナトリウム塩化物温泉である。ひとつは1250メートル掘って湧いたという、シギラ黄金温泉と言う。薄茶色を黄金の色と命名したのだろう。全体がリゾート開発された地域である。ゴルフ場やマリンスポーツ。海底の散策。私はそういう事には全く関心が無いので、温泉だけである。温泉としてはなかなかいい感じである。ぺたっとした若干粘るような肌触りで、実に暖まる。但しここの問題は塩素消毒が強い。塩素の匂いか、温泉の含有成分なのか分からないが、見立てでは塩素である。サウナは大きくはないが清潔なものがある。但し、水風呂が無い。お風呂は2つで、高台にあるお風呂からは海が見える。女性用の方が眺めがよい。南国のサンゴ礁の海の見える爽快な眺めだ。特に夕景が良かった。朝ならさらにいいと思う。その他水着を着れば、温泉プールなども入れるらしい。価格は2000円と高め。しかし、1600円という割引がある。掃除はとても行き届いている。何しろ環境がこれ以上はないというくらいの場所である。奇跡の温泉と書かれていたが、確かに奇跡の様な夢ごこちの温泉である。

もう一つが1500メートル掘ったという、宮古島温泉である。こちらの方が、若干あっさりしている泉質。塩素は気にならない。ここは、リハビリ病院のとなりにあって、そいうしたリハビリの長期滞在型の温泉なのかもしれない。温泉には「宮古島温泉メディカルホテルRIGHT」というものがあって、1泊3000円で泊まれるとなっている。長期滞在は相談できるらしいので、リハビリをするなら、こういう所に滞在したいものである。こちらはどちらかと言えば、関東の日帰り温泉に近い施設である。気軽な感じで、900円である。設備としてはジェットバスは当然あるし、打たせ湯まである。男性の方は使用されていなかったのだが、全体にあちこち修理は必要なようになっている。地元の人も来るようで、和気あいあいの空気が流れていた。ブラウン管テレビの14型位のものがあるのだが、映っているのが不思議なくらい良く映っていた。温泉は源泉かけ流しで、特に露天の方は実に気分が良い。眺めは無いのだが、お風呂のぬるさかげんが良い。お湯が流れ込むあたりは40℃くらいで、そこから離れると、36度位かと思う。自分の調子で入る場所を変化させながら、相当にゆったりした気分になれる。

ユッタリが宮古島なのだ。それはどこのお店もそういう感じで、嫌な思いをすることがない。皆さんここに居ると人に嫌な思いをさせたくなくなる。温泉の受付をしている方も、何とものどやかで、気さくで、嬉しそうに話しかけてくれる。つまり、おもてなしの島、宮古島だ。だから、美しい海だけというような宮古島が、急に人なつかしい島に変わる。ある人のブログに、宮古島はパワーストーンの島だと書いてあった。パワースト―ンはいかがわしいと思うが、宮古島の人達と接していると、何故かそれを信じたくなる。土地のエネルギーが他とは違うような気になる。活気があって、働きぶりがいい。畑を見るとどれほど熱心かが分かる。そういう土地のエネルギーの噴出が温泉である。温泉は直接的であるが、例えば、宮古島の黒砂糖や、塩にはそういう他所にはない何かが籠っているのではないか。こういう土地に暮らすという事で、きっと人間は変わるのだと思う。JALの雑誌は沖縄の工芸特集だった。皆さん沖縄の作品を感じさせるものなのだが、実は、内地生まれの人が多いいのだ。

宮古島には大きな木が無い。30センチ以上の太さの木はまずないと言い切って大丈夫だろう。漲水御嶽気にあるガジュマルの古木は一番大きな古木だと思われる。風が極端に強いため、台風で折れてしまうのか。米軍の艦砲射撃で木がすべて無くなったのか。あるいは燃料として切りつくしたのか。ともかく大きな木はない。これがある種のこの島の風景を作り出している。沖縄に暮らすことで、土地の力に影響されて、にょきにょきと育って、作品に表われてくるのだろう。当然、それは自然の持つ総合の様なものなのだろうが、温泉と言うものはその象徴的なものだ。食べ物はすべてに美味しい。特に魚が上手い。マクブという魚の味噌汁を飲んだが、これほどおいしい魚汁は初めてだった。今回初めて沖縄の絵を描いた。宮古島の耕作地である。3枚描いた。見て描いたのだから、写生画であるのだが、何処と言う事はない。宮古島の耕地と言う事である。あの風にゴウゴウと唸るサトウキビや、それを熱心に刈り取る人も含めて、宮古島の水土と言うものを描きたかった。
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厚木湯花楽

2014-11-27 04:08:05 | 日帰り温泉


庭の眺め 中判全紙 赤い花は椿であす。黄色い花は菜の花である。この絵は気に入っている。多分説明的でないのに、庭を見ている気分があるからだと思う。




最近厚木湯花楽に何度か出掛けた。田んぼが終わり、気分的には骨休めのつもりもある。なんで厚木まで日帰り温泉に行かなければならなくなったかについては、お恥ずかしい事情がある。インターネットチケットである。以前、秦野湯花楽のチケットをインターネットで購入したが、良く分からないという話を書いたのだが、もう一度買った。こわごわ秦野湯花楽に出掛けたら、なんとその券は厚木湯花楽のものだったのだ。無駄にするわけにもいかないので、何がどう無駄なのかもこうなると分からないのだが、ともかく行った事のない厚木湯花楽というだけでも興味が湧いてくるので、秦野から厚木に向かった。行けば分かると思った厚木湯花楽を発見することが出来ず、そのまま帰る事になってしまった。ひどい話だ。厚木を秦野くらいの町だと思った事が間違いだった。厚木は都会の大きな町だった。日を改めて出直した。すると驚いた事に臨時休業である。風呂屋に出掛けるのに、こんなに手間どるとは。

厚木に行く方が無駄だというのは分かっているのだが。券は無駄にできないし、気を取り直して、3回目の正直で厚木まで出かけた。厚木の湯花楽はなかなかよかったのだ。おおむね、秦野湯花楽よりわずかに高級志向である。小田原の万葉の湯と近い感じがある。どこで分けるのかと言えば、洗い場のしきりである。洗い場に仕切りがあるのは中級以上という判定でいいだろう。昔からの銭湯には仕切りなぞない。所が最近の人のなかにはマナーが無い場合がある。お湯を掛けた掛けないでもめるわけだ。その位どうでもいいのだが、人間がイラついている。そこで仕切りのある風呂屋が高くても好きという人がいるのだろう。この点、平塚の湯快爽快では4分の1だけ仕切りのある洗い場があるし、障害者枠まである。良い判断である。厚木湯花楽はミストサウナだけである。ミストサウナというものに長く入るのは初めての事だ。熱くないというのは嘘だ。温度が60度以下に設定されていたとしても、暑くないわけがない。入っていられる時間は同じだった。

お風呂は2層になっている。上の階は屋上で露天風呂である。案外に悪くない。ここにはラドン温泉らしきものがあった。さすがにこの時世で入る人は見なかった。行ってみたのだが、ドーム風呂という感じで、それなりの良さがある。ラドンがどうかは一度や二度では分からない。弱いタンサンセンらしきものがあったが、ここにはテレビがあって、一番人が集まっていた。風呂で相撲を見るというのは極楽風呂である。さらに良かったのは、立ち湯である。かなり深めの風呂で底には5センチほど石が敷き詰めてある。ここを歩きながら入るのだ。足裏の痛い感触がなかなかいい。周囲の立派な庭石に驚く、屋上まで良く上げたものだ。よく天井が抜けない。どうもこういう露天風呂が多いいのだが、向昌院の裏庭の鯉の池に入っているような気になって困る。庭石を手で伝わりながら、何周も歩いた。他には入る人がいなかった。歩いているのが気になって来ないのかもしれない。マナー知らずの迷惑な客は私だ。

さらにすばらしいのが地下1500メートルからの源泉かけながしの冷泉である。井戸は深いほどいいという訳ではないが、コロナの湯の1000メートルから、厚木では1500メートルに深化した。22度位の冷泉なのだが、入っていれば体が休まって来る。冷たい水につかって、静かな気持ちになる。そして、水の流れ落ちる音を聞きながら、このせせらぎが体の中を通り抜けているような状態になる。出来れば浮いているのがいい。自分が水になったような気分になる。10分もすると、身体が浄化されたような気分になれる。さらに16度とかいう水風呂もあるが、そちらと交互に入ると悪くない。相当詳しくなったのは、チケットが5枚もあって、何度も行ったからだ。間違いから始まった事だが。なかなかのお風呂に入れて頂いた。有難い体験をした。ついでに食事は一度だけ食べたが、それなりのレベルで悪くはないが、良くもなかった。
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湯花楽秦野

2013-05-19 03:57:29 | 日帰り温泉
最近少し時間がある日は、秦野の「湯花楽」に行く。インターネットで安いチケットを購入したのだ。これが複雑で初めてのものには不安なものだった。グループ購入の仕組みだ。入泉料に生ジュースが付いて、600円というものだ。インターネットから、紙に打ち出して持って行けばいいというのだが、意味がわからないかった。10枚まで買えるというので、思い切って6000円も出した。この時は期限があるとは考えなかった。後で気がついたのだが、期限は7月末までだった。一回行けば2枚使うのだから、まあその位は行けるだろうということだが、これがカードから落ちるということになるらしい。これがよくわからないので不安がまだある。カード番号を知らせるのだから、この口座が悪用されないのだろうか。暗証番号が8けたになったものがあったが、覚えて居られてわかりにくくして、時々変える。便利は面倒だ。最低限しか口座にはお金は入れてない。他の人もそうなのだろうか。

口座からカードローンを勝手に組む、犯罪がないのか。カードローンが出来ないようにしてもらいたいが、そうなっているのかどうかがわからない。こういうことは詳しい人は、実に詳しくて、きっと安全に利用して居るのだろう。どうもよくわからないまま使うということに抵抗感がある。それでもカードを使わないと決めると、インターネットショッピングは使えないものも結構ある。代引き手数料が必要になり、割高なものになる。。買い物に行くという、時間もあまりないので、インターネット購入である。湯花楽のチケットの複雑さはすごくて、お店の人も熟知して居ない人もいる。それはそうだろう、私がプリンターで打ち出した紙で、入場券というのは安心できないだろう。いくらでも似たようなものは作れる。今でもどうなっているのかわからない。お店の人は打ち出した番号を書きだしている。私に書きこめという時もある。不安であるが安くお風呂に入っていることだけは確かだ。

使ってみてびっくりしたのは、次回とさらにその次の割引券をくれることだ。これが、400円と、300円なのだ。つまり、600円の割引券を購入すると、1回の入泉料が、433円になるということだ。その上に、10回分は食事の半額券や生ジュースが付いている。別に宣伝する訳ではないが、リスクを感じても購入したくなるのは当然だ。と言いながら、10回券を買ったつもりが、結局30回券を買ったことになった。それで少し大変だなと思いながら、喜んで通っている。結局行きたくなるのは、どこか疲れがあるからだろう。田植えまでは、緊張もするし、作業が重なる。6月は一年で一番の農繁期である。身体の維持も大切なことだ。そう言い訳をしながら風呂屋に行く。これは一体誰に言い訳をしているのだろうか。貧乏性なのだろう。

湯花楽が良いのは、黄土サウナである。ここで寝ていることが出来る。一か所涼しい風が出てくる個所がある。そこに顔を位置すれば、楽な呼吸で寝ていられる。あっという間に時間が経過する。極楽である。一回お風呂屋に行くと、1,5キロ汗をかく。この汗をかく量も、体調で違う。2キロ汗をかいたことが過去最高記録で、1キロまで行かない日もある。汗をかく機能もしばらくサウナに入らないと落ちる。汗腺の能力を鍛えている感じだ。こういうことが健康的なのか、不健康なことなのか、意見は分かれるだろう。しかし、一回始めてしまうと、汗をかくことにはまってしまい、行かないと気分が何となく優れない。足が冷えたりする。行けば肩こりがなくなり、よく眠れる。期待しているのは汗とともに老廃物が良く出て、代謝が良くなるのではないかということだ。いずれにしても、今のところ体調に問題はない。むしろ良い方だろう。病院に行かないで、銭湯に行っているなら許されるだろう。
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2013年の日帰り温泉

2013-02-26 04:12:23 | 日帰り温泉
しばらく日帰り温泉について書いていなかったが、よく行っている。行かなければ身体が持たない気すらしている。最近の自分の中の小田原周辺での順位を上げて見る。色々のところに行くのが好きなのである。1、愉快爽快茅ヶ崎 2、おんりーゆー南足柄 3、コロナの湯小田原 4、湯花楽秦野 である。一番行っている回数が多いのはコロナの湯である。最近行っていないのが、竜泉寺の湯平塚。桜の湯山北。サザンカの湯東海大学。箱根の方にも、湯河原にも行っていない。時間があれば御殿場の方の温泉に行きたい。富士山を見て風呂に入り、農業資材の豊富だという、ジャンボ園長とかいう所に行ってみたい。

1番の愉快爽快はやはり施設的に気に入っている。打たせ湯が最高である。ここの打たせ湯は水量が多く力が強い。余りに強いので、利用する人が少ないほどである。痛くて使えないらしい。肩こりがひどく辛い時にはどうしても行きたくなる。一回1分30秒ほどの長さなのだが、これを7回やるとカチカチの肩こりは消え去る。加えてジェットバスの強力型が1台だがある。これなど立っていられないほどの水圧である。腰を当てるには、少し水位が深いところが難点なのだが、足のこりや足裏マッサージには、最高である。その他の施設も万全で、近くにあれば毎日でも行きたいだろう。価格も平日回数券600円。たまに、さらに下がることもある。高いほどではない。それほど混んでいないのが不思議だ。

2番のおんりー湯は自然環境が素晴らしい。大雄山の参道に続く森の中にある。のんびりしたいときには行く。露天ぶろで欅の梢の空を眺めていると、心が洗われる。最近人が沢山いることがある。昔は、一人で入る事も多かった。これは案外いいものではない。先日の日曜の夜は、露天風呂全体で30人いた。これは始まって以来のことであった。何とか経営も安定してきたようでほっとしている。夜5時以降の入浴なら、900円の回数券が売られることがある。少し高いのでためらうが、のんびりしたいときには、最高のお風呂である。ここのお風呂のお湯は、皮膚への刺激が少ない。

3番のコロナの湯は銭湯感覚である。安いし、確か500円の回数券がある。実用的には過不足がない。ここが無くなったら生活に困るという気分である。一番混んでいる。しかし、混んでいるのも案外にいいものである。最近露天風呂にもテレビが付いた。先日、相撲中継があり、見ている間にあまり長く入っていて、体調を崩してしまった。相撲が終わるまで呆然と見てしていたのでよくなかった。上半身が凍っていた。問題は、水風呂の塩素が強い日があること。私の場合は、一遍で皮膚がやられたことがある。今では水風呂に入ってその後、水で流している。混んでいるため、水の汚れとの関係ではないだろうか。ここの食堂はいまいちである。何度も代替わりしている。施設は素晴らしいのだから、味でもう一努力してもらいたいものだ。

4番の湯花楽は、秦野方面に用があれば必ず立ち寄る。ここも銭湯的ではあるが、必要十分である。気になるのは常連客が牢名主的な態度を取る所である。他にはこういう所はない。ああなるとなかなか治らない。2階の方に低温のサウナが2種類あるが、これは銭湯料金だけで入れる。少し洗い場が足りない気がするが、使えなかったことはない。食堂は味も悪くはないのだが、時間がかかる。

冬の間は一日外作業をすると体が冷えてしまうことがある。絵を外で描くなどということは、後でつらい場合がある。ともかくゆっくり風呂に入る。風呂に入った分命伸びている実感がある。少なくとも、風呂に入っている間は、命の持ち時間は減っていないだろう。
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瞑想と座禅

2012-09-02 04:02:53 | 日帰り温泉
瞑想と座禅は似て非なるものである。どちらの方が上とかいう事ではなく、それぞれの意味を理解して、かかわることが大切だと思う。私は最近瞑想の方を実践している。若いころ本気で座禅をした時期もあった。本気というのが、例えば悟るまで座り続けるというような、めちゃくちゃな乞食禅であった。瞑想と座禅の違いはどこにあるかと言えば、座禅は苦行である。肉体的な限界ギリギリのところに自らを置いての修行である。少なくとも若い私にはそういうものであった。今想像するに、本当のところはまた違う気はする。違う気はするが本当のところを知らないので、苦行という事だけが強く印象に残っている。苦行は苦行で意味があるのだろう。肉体の限界を越えようという辺りの真剣さの中に、受け取れるものがある。そう言うものを経た人はどこかが違う。スポーツでもオリンピックで活躍するような人は、人相がある。苦行を越えた人だけの、くっきりした人格というものがある。断るまでもないが私は越えた訳ではない。

瞑想は誤解を恐れず書けば健康法のようなものだ。瞑想を何故しているかと言えば、暑いからである。苦行とは相対するような、極楽をしようということである。暑いので、水風呂につかった。入った水が、16℃くらいのごく冷たい水であった。心臓が弱い方なので、半身浴である。しばらくするとフクロハギあたりの筋肉や手先などが、水の冷たさで痛くなった。それを通り越したらば、しびれてなにも感じなくなった。ふとその状態が浮遊感覚ってこういう感じなのか、という気がした。そこで少し筋道を立てて、水に浸かる半身浴を瞑想時間にしたら面白言うという気がした。ただ冷水に浸って居てもすぐ飽きるからである。瞑想は時間も、肉体も離れ、ただ漂うような気分で再生する心境ではなかろうか。多分、自分の精神が弱まっているのだと思う。人間には、弱い時も滅入ってしまう時もあるのだから、少しでも気分がほぐれれればそれでいいと思う。修行が出来るというのは、相当強い前向きな時のことだ。

具体的に言えば、と言ってもそれぞれのことなので決めつけられないが。水温は17度位がいい。そこに、へそまでつかる。低い椅子に座る位の姿勢が安定する。それなりに深い水の中に椅子というか段差があれば具合がいい。手は膝の辺りに上を向けて開いておく。この時、肘の付け根くらいまで腕も水に浸かる。座ったら呼吸を整えながら、数を数える。50くらいで足や手先が痛くなる。70くらいが痛さのピークである。これを越えると、徐々に冷たさに慣れて、麻痺してくる。100を越え、150くらいになると、足の存在が不確かになってくる。下半身が無くなり、水が身体の中あたりを流れているような気分になる。成るというかそういう妄想を抱く。300くらいまで数えたら、一サイクルが終わる。体が温まったらまた繰り返す。これを5,6回繰り返すと、頭の中がすっかり洗われたような気分になる。座禅などに比べたら気持ちが集中しやすく、頭に想念が湧くことも少ない。しかし、湧いたからと言って断ち切るのでなく、あくまで身体のあったはずの辺りに水が流れ込み、身体が水になってしまった様な感覚に一体化するようにする。

滝行というのは、多分こういうものなのだろうか。苦行に見えるだけで、実はとても快適な瞑想なのかもしれない。水が流れ落ちる音が聞こえたら、水道の蛇口からでもいいのだが、その音が頭の中から身体の中まで通り抜けていくように感ずる。暑い時期は特にいいのだが、夏これを始めると、冬でもやりたくなる。私はどこでやっているかと言えば、日帰り温泉である。大抵の温泉に水風呂があるので、ここの隅でやらしてもらう。混んでいる時は迷惑なので、避けた方がいいが。だいたいの場合、水ぶろまで混んでいるということは少ない。お風呂やサウナと交互に入ればいいのだ。随分騒がしい場所での、おかしな瞑想だと思われる向きもあろうが、これが雑踏の孤独というか、私には一人よりいい。ともかく気分の回復がある。頭の中を洗うような感じだ。意識し出したのは最近であるが、結構昔から続けていたことになる。

昨日の自給作業:大豆の草取り3時間 累計時間:3時間
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加賀山中温泉

2012-08-30 04:02:08 | 日帰り温泉
山中温泉に行ってきた。2年に一回開かれる大学の美術部の同窓会である。卒業して、40年以上たつのだが、楽しみな機会になっている。今回も「ササムラ、もう絵だけ描いていても良いんじゃないか。」こう言われたことが、ず―うと頭に残っている。こんなことを本気で言ってくれるのは大学時代の友達だけだ。山中温泉は金沢から見れば、福井との県境にある。何かがあるという所ではないが、伝統的な温泉場として賑わっている。河鹿荘ロイヤルホテルという所に泊まった。参加したOさんが何か20人分の券を提供してくれたそうだ。そのおかげで安く宴会が出来た訳だ。有難いことだった。宴会の料理はとても美味しかった。特別豪華という事ではないが、味がとても良かった。いつも思うのだが、金沢に行くと、魚が新鮮でおいしい。小田原も新鮮な魚が無い訳ではないが、日本海の魚の方が、どうも美味しい気がしてしまう。そう言う素材を生かした料理という事もあるのだろう。

泊りがけだから、1時まで飲んだ。こんなことはもちろんこの時以外にない。翌日はやはり4時過ぎには目が覚めてしまったが、すっきりそのまま温泉に行った。朝から温泉というのも極楽気分である。8時から朝食ということだったので、散歩やら何やら、時間をつぶすのに苦労した。川沿いに散歩道があるのだが、こおろぎ橋も、あやとり橋もどうという事もない。そのまま早朝の街を歩いてみたところで、なにもなかった。何か特別のことがないのに、ホテルは人でいっぱいであった。実ににぎわっている。日本人ばかりである。やはり夏休み終わりという事もあったのだろうか。温泉は特別に良いお湯という事も無い。サウナはある。含石膏芒硝泉と書いてあった。調べると今ではナトリウムカルシウム硫酸塩泉というらしい。芭蕉は大層気に入ったらしいが、奥の細道の温泉よりいいとは芭蕉は温泉が分からないようだ。

みんなに会うと、自分が確認できる。自分が出来上がって行く年齢で出会った人たちである。会ってみたいなと思う人でも、同窓会というような形では顔を出したがらない人も結構いる。まだ忙しくて、とても時間が取れないという人もいる。路頭に迷っているのか、音信不通になってしまったひともいる。社会的な立場で言えば、随分偉くなっちゃた人もいる。小さな農家のおやじはどちらかと言えば見劣りするが、そうでもない雰囲気だ。あって何でも話せればもう十分である。私の場合は、大学の美術部にいた頃のまま、つまり、笠舞の下宿で、夜が明けて今日になった様な暮らしをしてきた。そして今回原発事故には打ちのめされた。日本経済にどういう影響が起こるかなど、本気で語っていた人もいた。実際に仕事をしてきた人の実感だから、参考になった。インターネットゲームの世界を事細かく教えてくれた人もいた。

「絵だけ描いても良いんじゃないか。」この言葉がこころに響いている。確かにそれが本当の事だ。いい訳も含めて、実際にやってきたことは「絵だけ描いていても、本当の絵は描けない。」こう考えてきた訳だが、しかし、「絵をどうするかをいつまでも遠回りしてもいられないぞ。」「なんで、水彩画をやっているのだ。油をやらないのだ。」こういう事を言う人もいた。多分これも同じことを言っているのだと思った。正面からの取り組むしかないという事を言っているのだと思う。それは、それぞれが生きてきた裏付けのある言葉だ。逃げている訳でもないし、水彩画が迂回作戦だとも思わないが、何となくそういう風に見えるのだということは分かる。絵を描くということは、自分の中にあるものを出しつくすということ。こういう共通認識は、時代的なものもある。自分の中を育てない限り、だめ。これをいつまでもいい訳に使っていてはだめだよという警告。

昨日の自給作業:イノシシ対策2時間 累計時間:17時間
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小田原周辺の日帰り温泉

2012-07-04 04:11:24 | 日帰り温泉
相変わらず日帰り温泉に行く。サウナに入ると肩こりが取れるのでつい行きたくなる。大勢の人と風呂に入るという雰囲気も好きだ。一番行くのは「コロナの湯」である。安いし、比較的近い。知り合いともよく合う。施設的にはごく普通のもので、特別特徴がある訳ではない。最近困っているのは、私としては、震災以来だと思うのが、温泉が変化して入れなくなったことだ。震災の後、黒い様なお湯にしばらく変わった。温泉が出ないという話も聞いた。その内前のようなお湯は出るようになったのだが、入ると皮膚に湿疹が出る。もちろんお湯に問題があって湿疹が出るとも言えないのだが。塩化温泉というものと皮膚が合わなくなったという感じである。この調子だと、海にはもう入れないと思う。塩素消毒がいけないのかと思っていたが、温泉以外では問題がない。温泉に行って、温泉に入れないというのもどうかと思うが、結局一番行くのがコロナの湯である。

コロナの湯のサウナにはテレビがある。テレビを見る以外、やることも無いのでよくよく見ている。それで他の人の感想など聞いていると、世間の様子が分かる。しばらく前、故障していた。すぐに直しますと貼紙がしてありながら、1月ぐらい直さない。それで本を持ち込んで読んでいた。そうしたら、職員から読まないでほしいと怒られた。読んではいけないという表記はどこにもない。表記があるのはすぐテレビをすぐ直すという事だ。1カ月はすぐなのか。と抗議をした。翌日、テレビは治った。と言いながらもコロナの湯にはとても感謝をしている。これがなかったらどれほど困るだろう。16日と、26日は風呂の日という事で、回数券ではいるとしても、無料券が一枚もらえる。つまり半額ということになる。友人が安い回数券を世話してくれたので、工夫すれば1回300円前後で入れる。何か贅沢をしているという、申し訳なさはあるが。いい訳になるが、衰えをカバーする身体の状況である。

次に行くのは、「おんりー湯」である。大雄山の山の中にある。森の中の夕暮れ時は他にはない良さがある。最近、知られてきたのか、それなりに人が入っている。これでやっと無くならない安心感が出来た。宵券という回数券があって、5時から900円で入れる。高いので、行くことは少ないのだが、ここの露天風呂でしばらく寝ていると、心身が生き返るようだ。ここの温泉では湿疹が出るようなことはない。むしろ良くなるような気がする。サウナもあるのだが、おんりー湯ではただ、露天ぶろで暮れて真っ暗になるまで、空を見ている。1時間半ほど入っていたことがある。そのとき私の前に来て、私の後まで入っていた人がいた。時間に余裕のある時にはゆきたくなる「おんりー湯」。その次に特別の時に行くのは、一番気に入っている、平塚の「湯快爽快」である。肩こりが取れないときここの打たせ湯に当たるとだいぶ良くなる。2台あるのだが、案外に使う人が居ないんぽは不思議である。小田原にあった頃は、順番待ちでなかなか使えなかった。

ついでがあれば、行くのが秦野の湯花楽である。ついでというのは大体は、カインズホームである。カインズホームには、湯花楽のついでに行くのである。ここの特徴は2種類の低温サウナである。サウナで寝ていることが出来る。コロナの湯にも低温サウナはあるのだが、着替えて遠くまで移動しなければならないので、面倒くさくてだめだ。湯花楽では裸のままである。これも以外に入る人がいない。冷たい雪が降ってくるというものまであるのだが、これははいったが、駄目だった。それより、水ぶろがそばにあった方がいいと思う。難点がもう一つあった。サウナに流れる音楽である。何か昔で言えばテープが伸びてしまったような調子はずれで、音の狂いが気になってしょうがない。大体ゆくのは、この4か所である。
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銭湯文化

2011-11-07 04:18:34 | 日帰り温泉
銭湯文化は江戸時代に、まさに江戸的に出来上がったものだろう。今はスーパーセント―が繁盛する時代になった、日本人の銭湯文化はなかなか深いものがある。インドなどではガンジス河で沐浴をする。仏教を通して、こうしたインドの風習のようなものも、伝わった側面もあるのかもしれない。寺院と風呂は少し関係があるようだ。奈良時代には、すでに薬浴のような医療的な意味合いもある、蒸し風呂が登場している。同時に日本のいたるところに存在する温泉の方も、さらに古い神代の時代から利用されていたようだ。ようするに日本人は風呂好きだ。これは四季のある、湿度の高い気候から来ているもあるのかもしれない。いずれにしろ、日本人の清潔志向は、西欧から学んだものでなく、根っから日本的なものである。これは、何も無いところに神性を感じるような、文化的伝統とも関係がある。清清するという感じは、掃き清められ、一切事物が存在しないことである。

江戸時代の銭湯は社交場であり、風俗店であり、健康ランドである。要するに、エネルギーを充てんし、再生する場所であった。もちろん幕府はたびたびの禁止令が出す訳だが、湯女の人気で、吉原が衰退すると言うほどだったらしい。そんな話ではなかった。私の興味があるのは、健康ランドの方だ。常磐ハワイアンセンターが、映画になったり、健気な婦女子の物語に成っている。しかし、関東では船橋ヘルスセンターの方が身近で、インパクトがあった。と言っても一度潮干狩りの町内旅行の際、立ち寄った位だが。今はららぽーとになり、それがデズニーランドにもつながっているのだから、東京湾の埋め立て利権の歴史のようなものだと思えばいい。ついそれるが、健康と温泉がつながるところが、いかにも日本人とお風呂の関係を表している。温泉病院と言うのもある。

銭湯と言えば庶民だ。裃を脱いでの裸の付き合いがいい。今でもその空気は全く変わらない。銭湯で付き合えないような人間にはなりたくない。どこか地方に行けば、その地方の先頭に行くと良い。その地域の人間の空気が感じられる。私には、初めての風呂屋でも何も変わらない。ゆっくり、ゆったり、の―んびり出来る。そうしてエネルギーを再生する。どちらかと言えば、混んでいた方がいい。おんりーゆーでは一人だったことが何度かあるが、決していいものではない。江戸時代の庶民は毎日風呂屋に通う。その空気は1965年ころまでの東京の銭湯にも残っていた。オリンピック前までかもしれない。江戸時代の暮らしを想像できる場所であった。私の家族は誰も銭湯にはゆかなかったが。何故か私だけ一人で良く行った。ようするに子供のころから風呂屋が好きだったのだ。家で風呂に入らないくせに、風呂屋に出掛けた。今思えば不思議なのだが、何故だったのかは分からないが。あの空気が好きだったとしか言えない。

銭湯と健康の話だ。銭湯に行くことで、かろうじて凌いでいる。身体と心のケア―である。それは10年ほど前からだ。50過ぎたころからそうなってきた。肩こりで身体が持たない。これをどうにかしなければということで、酒匂にあった愉快爽快の打たせ湯に行った。夜中に目が覚めてしまうほどの肩こりがなくなった。年齢とともに身体の扱いに注意が必要になった。一日外仕事を続けると、どうしても疲れが残るようになった。そう言えばお風呂屋さんでは、同年代の身体を使う仕事の人が多い。農家のおじさんも結構いる。草刈りで大変だという話は夏の間良く聞いた。キウイや米の話はよく聞こえる。願いは、銭湯に保健センター機能の設置である。会員カードで、身体の記録が残せることである。それだけで、1割客が増えそうだが。
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おんりーゆーに行く

2011-04-08 04:03:03 | 日帰り温泉
久しぶりに「おんりーゆー」に行った。5時から夜の入浴券が使えるようになった。節電の為に宵券が一時間繰り上がった。これがなかなかいい。それでも1回が900円だから、安いという訳ではない。たまになら行く価値があると思う。露天風呂で日が暮れて行く中に居るのが良いのだ。南足柄は夕日が良い場所である。西側に金時山があり、太陽は箱根の山に落ちて行く。谷間が紫色に暮れて行く日がある。この色合いの深さは他に変えようがない。なぜあのようになるのかはよく分からないが、箱根の山とその向こうの富士山が、太陽をさえぎる衝立のようになり、独特の色合いに空を染めるのではないか。小田原や山北ではそうならないのが不思議だ。大雄山の駅あたりでも、素晴らしい夕日に出会える。アサヒビールのある怒田 のあたりを染める夕日は、えも言われぬものがあり余所で視たことがない。怒田には「がらんどう」という喫茶店がある。窓辺に座っておいしいコーヒーを飲む。あそこで一休みして夕日を待つのはいいものである。

おんりーゆーでは、露天のぬるいお湯で夕やみに包まれて、ただただ寝ているのが良い。ぬるくて風邪をひきそうである。お腹が冷えてしまいそうにぬるい。あのぬるさはたまらないがそれが良い。熱いお湯もあることはあるが、そちらには入ったことがない。森の中では熱いお湯より、ぬるいお湯の方があって居るということだ。ともかく何もしないで、1時間半ボーとしていた。こういうことは昔は我慢できなかった。今はその位あっという間に過ぎて行く。ただ、暮れて行く空の色の深さを呆然と見てた。絵にも描けないどころか、あの静かな画面にまさることは出来ない。このひと月の疲れをしばらく忘れていた。良くないのはいつの間にか絵を描いていることだ。そんなことをしなくて良いのだが、ついつい絵を描いている。あの空は清色である。コバルトブルーにセルレアンブルーを混ぜながら、ブラックを混ぜる。この場合、青炭を混ぜてやりたい。それぐらいなら、青炭だけの方がいいか。いずれ水分量はどうすればいいか難しい。

あのドーム状に覆い尽くす、木々の枝は描くことが出来ない。梢には新芽がわずかに膨らんでいる。この色合いの良さときたら、微妙過ぎて驚くばかりである。木によってその春の段階の違いがあって、自然というものの絶妙は際立つ。ゆっくりしていて見えて来るものばかりがある。一時間前見えなかったものが、ただボーとしていて見え始める時間の不思議。この1時間という時間はどのように描けるのだろうか。一瞬に見えたものと、見続けて見えてきたものと、絵のつもりでは全く違っている。そんなことを言えば、風呂から見た場合の夕日と、畑から見た夕日では違って見えていなければおかしい。見えるということはそういうことになる。泣きながら見た夕日。笑いながら見た夕日。みんな色が違うのだろう。ある時、急に深く入り込んで見えるときがある。多分根の事など忘れて、無心に見た時のような気がする。

箱根の北側の山麓は修験道の地域である。最近はやりの言葉で言えば、パワースポットである。大雄山最乗寺は曹洞宗の寺院でありながら、天狗さまが祭られている。江戸時代には大山詣でと並んで、重要なお参りの場所であった。江戸時代の人には金時山山麓の空気が、よそとは違うことが感じられたのだろう。こうした時代に、おんりーゆーの良さはだんだんに浸透することだろう。江戸時代だってどうしようもない閉塞した時代ではある。だからこそ、内に内に世界が広がって行った。娘がナチスに追われている心配のさなかに、マチスの絵は平和の絵である。今起きていることは、一つの結論のような気がする。戦後日本人のやってきたことの結論のように感じられる。おんりーゆーに入って、少しは楽になった。
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「ホタル」から「さざんか」へ

2010-12-16 04:23:03 | 日帰り温泉
「ホタル」から「さざんか」に日帰り温泉が変わったのだ。多分ホタルが倒産して、さざんかに経営が譲渡されたのだろう。(倒産ではないようです。訂正させていただきます。)日帰り温泉も経営は大変だと思う、気が気でない。東海大学前の温泉で泉質がなかなかのものだ。めったに行かなかったのだが、年数回、秦野のカインズホームに行く位が、我が家のリクレーションである。当然コースにはホタルも入っていた。行ってみたら名前が違うのでびっくりした。サービスが良すぎたので、あれでは行き詰るかとは思っていた。打たせ湯があったのでたまには行きたくなっていた。お風呂で氷を配ったり。良い雰囲気だった。サウナで自分の汗を自分で拭いて出る慣習が自然出来ていた。色々サービスが無くなったが、それは仕方がない。しかし、打たせ湯だけは残念である。お湯が出なくなった代わりに張り紙があった。「行政機関の指導により打たせ湯は休止しました。」とあった。本当だろうか。もし事実なら、何がいけないというのだろう。

想像はできる。レジオネラ菌である。以前もお風呂の24時間循環システムが、レジオネラ菌で汚染されるというので、大騒ぎになった。NHKの原理主義的な対応が出発点である。鬼の首を取ったように、滔々と危険を述べていた。霧状になったお湯を吸い込んで、菌も同時に吸い込む。という余計なお世話である。レジオネラ菌のことは少しも心配していない。以前もあの騒動で、24時間循環風呂は下火になった。倒産したところもあると聞いた。そういう病気がないとは言えないが、普通の健康人には発病の恐れはない。自然界に幾らでもいる菌だ。心配なら外に出ることすらできなくなる。無菌室に閉じこもるしかない。共同浴場など、もっての外だ。共同浴場の衛生管理を騒ぐたびに塩素臭が強くなる。塩素が怖くて風呂屋にはいけないという人もいる。気にし出せばきりがない。現代社会では、こういう山のようなストレスが、神経症の始まりになる。ともかく原理主義に陥らないことである。

ホタルの時期が終わり、店を閉じたと聞いた。そして山茶花の咲くころ、新しい温泉として始まった。さくらの頃には、また桜の湯にでもなるのか心配になる。なにしろ日帰り温泉なしでは、身体の維持が出来ない。お恥ずかしい限りであるが、歳をとったのである。受け止め、微調整である。氷が無くなり、打たせ湯が無くなり、100円値上げである。これでは客足はさらに遠のくだろう。風呂には苦情を言い続ける、モンスター化した客がいる。お湯をもっと流し水にせよ。床を良く洗え。サウナの温度が低い。洗い場が汚い。脱衣所が濡れている。外風呂が落ち葉が浮いている。テレビの移りが悪い。戸の開け閉めがスムースでない。明りが切れている。もうありとあらゆることを、言い続ける人物がいる。クレーマーである。打たせ湯は危険だからなど、保健所に行きかねない。そんな文句ばかり言って居て、止めてしまったら、どうするというのだろう。私には行き場が無い。有難く使わせていただくという訳にはいかないのか。

万葉の湯のように、2600円とかするお風呂もある。そんなところなら、どんな文句でも言えば良い。それに相応しい設備管理が必要である。600円くらいでは、温泉に入れていただけるだけで、感謝しなければならない。私などは、追い出されないだけ感謝というものである。回数券だから、500円。身体の回復を考えれば、安いものである。回数券と言えば、小田原のコロナの湯では、23日から割引販売がある。「映画を見て、3回入浴が出来て、2000円だ。」18日から『最後の忠臣蔵』上映される。本当は「武士の家計簿」を東宝シネマで見たいのだが。風呂付でない点が残念。もう一つは回数券の割引販売。10枚で5000円である。さらに5セット買うと3枚おまけがつく。さらに、さらに、例年元旦には、福袋がある。買えた人の話では、通常より安い回数券が入っていたそうだ。元旦9時から行列で、すぐに売り切れる。これはまだ、張り紙がない。止めないように大いに風呂屋に行こう。
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茅ヶ崎の湯快爽快

2010-05-26 04:09:02 | 日帰り温泉
久し振りに茅ヶ崎の「湯快爽快」まで、日帰り温泉に出かけた。総合得点76点の合格点温泉である。特に強烈な打たせ湯があって、芯まで肩こりになったときには、出かけたくなる。ところが、同じ茅ヶ崎に、何と78点の竜泉寺温泉が出来た。名古屋から初の関東進出である。茅ヶ崎で起きた東西の激突である。関東日帰り温泉の雄「湯快爽快」と、日帰り温泉発祥の地名古屋からの進出に耐えられるか。ああ茅ヶ崎が羨ましい。何と、高濃度炭酸泉を湯快爽快でも取り入れた。さらに、700円への値下げである。回数券なら、同じ600円。竜泉寺温泉には回数券が無いから、値段は並んだ。思い切った反撃である。総合得点は78点に上がった。現在得点としては、並んだと言える。本当にこの勝負どうなるのだろう。

じつは湯快爽快はがらがら状態であった。新規開店当初だからやむえないか。お陰でこの多様な施設を、マイペースで堪能させてもらった。まず、高温サウナに入る。ああ、テレビの乱れが起きている。これは減点か。充分体を温めて、打たせ湯。要所、要所で3回。次は、塩サウナ。塩で全身を充分にじゃりじゃりやる。また打たせ湯。そしてミストサウナでごろ寝。一休みして、高濃度炭酸泉。そして水風呂。サウナ、薬湯、ジェットバス。打たせ湯。高濃度炭酸泉。すっかり愉快爽快になった。これだけ入ってもまだまだ入らないお風呂がいくつもある。竜泉寺に負けていない。従業員も以前に増して、掃除や施設点検に一生懸命であった。充分挽回すると思われる。しかし、回数券600円は無理があるだろう。これがダンピング競争の悪い所か。

それにしても、高濃度炭酸泉は確かに温まる。一体何か。ラムネの湯。と言う話だけは聞いていた。ヨーロッパドイツでは温泉治療らしい。炭酸が温泉に溶けていて、体の中にしみこんでゆく。身体に染み込んだ炭酸は血管に入り込む。血管を広げ血管の循環をよくして、老廃物の代謝を進める。と言うような能書きが書いてあった。良くある健康食品の宣伝のようなもので、半信半疑で入ってみた。老廃物が出たような様子は温泉の湯船にはない。まあ出ないだろう。しかし温まるのは確かである。入ると泡が体にビーとくっついてくる。半身浴で合計15分入ったが。普通の風呂とは確かに違う。従業員の人が、大きな注射器を持って、測定に表れた。お湯を吸い取って、良く攪拌する。何%の炭酸があるか。9の位置までお湯が減った。9に数値をかけて、1200PPMです。これは高濃度と言える数値です。とちょっと自慢げに説明してくれた。

小田原にもこういう日帰り温泉があればと思う。しかし、新しい温泉が出来たらば、コロナの湯は苦戦になる。確かに、競争してサービスが良くなれば利用者はありがたいようなものだが、たぶん湯快爽快酒匂のように古い方が閉店してしまう。コロナの湯より、施設的には湯快爽快酒匂の方が良かったという人が多いい。コロナが新装オープンして閉店してしまった。小田原には観光客向きの万葉の湯がある。こちらは地域利用者には、利用できるのは早朝風呂ぐらいで、価格的にも内容的にも、また別物である。コロナでもサウナの蒸気施設をやっと直した。高濃度炭酸泉も取り入れた方がいいのではないか。竜泉寺でも湯快爽快でも何とコロナで見かける人がいた。車で仕事に通う人は、案外茅ヶ崎まで行くのもその日の仕事の都合で、苦にならないのだろう。
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竜泉寺温泉に行ってきました。

2010-05-18 04:27:33 | 日帰り温泉
竜泉寺温泉実などと言うと、どこか遠くに旅行に行ってきたようだ。じつは茅ヶ崎の日帰り温泉である。コロナの湯で話題沸騰だったので、早速行ってみたのである。4月22日開店と言うから、まだ一月と言う施設である。噂どおりのすごい温泉である。日帰り温泉発祥の地と言われる名古屋の会社だという。さすが、名古屋的合理性というか、要領のよさが特徴。必要最小限の設備で充実感満載。茅ヶ崎には湯快爽快と言う、素晴しい施設が既にある。どういう勝負になるだろう。ああ、茅ヶ崎に暮らしたい。

1、清潔度「9」 湯量が多いい所が良い。このまま続くかどうかは分からないが、湯船から溢れ出る湯量が、なかなかの物である。新しい施設だから、綺麗なのは当たり前だが、設計段階から、掃除しやすく出来ている。全体の配置でも、湯船の設計でも汚れが溜まるような、隅っこがない。

2、泉質「7」地下2000メートルまで掘ったという。すごいことをやるものである。と言って泉質が良いという感じはない。人工的に溶かし込んでいる高濃度炭酸泉と言うのが、ちょっとすごい。これを泉質と言っていいかどうかが疑問なので、一応7点だが。考え方次第では、10点でも良い。

3、環境「6」仕方が無いわけだが、東海道線と新湘南バイパスに接した住宅地である。海の近くではあるが海は見えない。富士見の湯とあるが、眺めるほど展望を取ると、隣の大マンションの住人が困るだろう。いわゆる、ビルの4階、5階の温泉施設である。

4、食事「8」料金的に内容は納得できる。メニューはありきたりで特徴は無いが、今の所味と価格はバランスが取れている。今の所というのは、まだ、全メニューが販売されていない。どういう意味なのか不思議。エビフライを食べたが、合格の油と上げ方で香ばしく上手い。しかし大海老とあったが、それほどは大きくない。値段がエビフライ定食で1000円しないのだから仕方がない。生ビールは麒麟。

5、湯船施設充実度「9」サウナが黄土サウナ。不思議なサウナで入り口からの風が冷たい。入るなら、右奥が温度が高い。ともかく、高濃度炭酸泉にはビックリ。すごい。温まる。又入りたい。これは半身浴まで。全身入るととのぼせる。ジェットバスは水深90センチ高。腰の悪い人と腹のダイエットにはいいかもしれない。そのほか岩盤浴が別料金300円である。こちらは入らなかったのでわからない。岩盤がビルの5階にというのは実は岩盤でなく、砂利らしい。今度確認する。

6、従業員の対応力「7」まだ慣れないのか、対応がまちまち。何で入り口にズラーと立ち並んでいるのか。不思議だし無意味で、不気味。と言って感じが悪いと言うのではなく、普通にいい。教育中というところか。皆さん笑顔のところがいい。

7、コンセプト「8」健康志向であろう。大浴場を高濃度炭酸泉だけに絞ったところが良い。屋上露天風呂が案外、開放感があり健康的。とくに、露天風呂にテレビがあるのは始めて。時間がある時のんびりするには、いいかも。ごろ寝湯もあり、あそこからテレビを見たらさらにいいが、特等席は1つだけ。

8、価格満足度「9」600円なら悪くない。なかなか出来ない価格だと思う。10点と言いたいぐらいだが、値上げされても困る。さらに朝風呂は6時からで500円。今からでも行って来たぐらいだが。残念ながら、いつの日にいけることやら。

9、全体施設「8」日帰り温泉常習者にとっては、必要充分な施設。洗い場は少々狭いが、区切られているので、周りの人にあまり気お使わなくて済む。ゆったりスペース感が不足なのは、混みすぎかも知れない。透いて居る時なら又違う印象だろう。駐車スペースが安心なくらい広い。これはいい。

10、アクセス「7」そう便利な所ではない。西湘バイパス、新湘南バイパスなどを利用して、来る人を当て込んでいる。いずれ、車利用が前提である。判りにくい場所であることと、住宅地の施設なので、交通には注意。

総合点78点。日常使える環境に暮らしている人が羨ましくなる。

昨日の自給作業:アスパラの植え付けなど1時間 累計時間:27時間
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自噴天然温泉「ほたる」

2010-03-13 04:09:40 | 日帰り温泉
丹沢湯彩「ほたる」は東海大学前の駅を降りると、駅前から直登する。南に南に上っていった小高い斜面の上にある。駅から、徒歩5分という案内と10分という説明がある。良く分かる説明である。遠くからでもいかにも日帰り温泉ですという、オレンジがかった色の建物が見えたら、まさにそれがほたるである。家からは少し遠い場所なのだが、一度出かけて見たいと思ったのは、強力打たせ湯がある。これはコリの芯まで、届く武器である。どうにもならないような深いコリが出来ると、茅ヶ崎の愉快爽快にまでどうしても行きたくなる。絵を描いていると、姿勢が悪いのか、目を使いすぎるのか、ぐりぐりが固まってゆく。カヨ子さんも彫刻の制作を続けていて、コリはひどいはずだ。そこで、以前から気になっていた。ほたるに行こうということになった。明日の泥窯と醤油の仕込みに備えて温泉で見よ清めると言う事でもある。

1、清潔度「7」 今風の施設が、古び始めたという手のつけにくい問題もないではない。よく清掃はされている。塩素臭も気になるれべるではなかった。常に清潔にしておくぞ、というスタッフが動き続けているので、先ずは安心。お湯の量も良く流れていた。


2、泉質「7」自噴温泉アルカリ性9,1とか書いてある割には、肌にどうこうと言う事はない。自噴量が少ないのではないかと思うが、127とかあるが単位が分からないので、イメージがわかない。本当に今もそうなのか、どの湯船もそうとも思えないが、効くと言うほどの温泉でない事は確かである。

3、環境「7」住宅地の中にあるにもかかわらず、善戦している。北に大山がどどっとそびえている。丹沢連峰一望である。眺望と言う点で、惜しい作りになっている。風呂からは外が見えない。露天の空間の広がりはあり、悪いほうではない。

4、食事「7」併設のほたる亭が以外に低料金。セルフサービス方式で、ラーメンから定食各種。ありきたりのメニューであるが、560円のサバ味噌に定食は合格。300円の餃子は不合格。もちろん生ビールもある。

5、湯船施設充実度「9」サウナと水風呂と低温ジェットバスの組み合わせはなかなかいい。常時流れ落ちる、バツーカ打たせ湯の水流が強烈。サウナは87度のぬるめ。敷きマットが、1回1枚使っていいので、それは贅沢。狭いが必要最小限は揃った、立派な施設である。

6、従業員の対応力「10」見事ではある。今まで利用させていただいた施設の中で、最も優れていた。自分はこの施設を気持ちよく絶対にするぞと決意している方が居る。感激した。

7、コンセプト「6」少し平凡である。当たり前の良さはあるが、特徴に乏しい。日常の銭湯ならそれらしく質実剛健に。リクレーション気分の演出なら、それら雰囲気を。

8、価格満足度「9」平日600円10回回数券なら550円。土日祝日は700円。この価格で、バツーカ連続打たせ湯は贅沢なものだ。

9、全体施設「8」日帰り温泉常習者にとっては、必要充分な施設。

10、アクセス「7」悪いといったら怒られるが。坂道は少々きつい。車では案外分かりにくい。

総合点76点。日常使える環境に暮らしている人が羨ましくなる。
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