16日から20日まで、医療生協で被災地の組合員訪問の計画が組まれました。
組合員さんの現在の生活の場を知り、困りごとや要求を知ること、機関紙「みんなんの医療」はじめ資料の配達場所の確認などが目的です。
私は今日、参加しました。若槻北部支部の運営委員仲間である原田さんと一緒に行動しました。
雨の日の訪問でした。
私達の入った地域は、1階が水没、2階は助かったという、大規模半壊と判定された住宅地です。
どこのお宅も、1メートルほどのかさ上げをして建てられています。この地域は水が上がる危険があるから、用心深く建設されているのです。
それよりもはるかに、水が上回ったということです。
沢山回りましたが、お会い出来たのは二人だけ。
雨だったので、いつもは片付けなどに出かけてくる方も、もしかしたら今日は来なかったのかもしれないし、泥だしも床剥ぎも掃除も終わっているので、しばらくは来ない方もいるのかもしれない。
お会いした方は、1階を直してそこに住む、と言っていました。
まだ、床などはがしたままの家、すでに床、壁が修繕されていた家、様々でしたが、しっかり乾燥させなければならないし、「春までかかるだろう」とは修繕に入っていた業者の方の話です。
2階で暮らしている方、子どもさんの家に身を寄せながらかたづけに通っている方、いろいろです。
大規模半壊出は150万円が支給されます。
皆さん、「仕方がない」と明るくふるまっていましたが、150万円ではどこにも足りない。大出費です。
こんな時に国や自治体にはもっと支援してほしい、との気持ちが伝わってきます。
「安倍はだめだ。加藤市長はやめてもらいたい。ただし、この震災の後始末を綺麗にいしてからやめてほしい」との訪問先の方の言葉が印象的でした。
その方は、「千曲の堤防が決壊したとの連絡は一切なかった」と怒っていました。この怒りは、今までもたくさんお聞きしました。
これは災害の検証すべき内容の一つになりますね。
いいことがありますように、祝い鶴を折りました。