中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

教育とはともに希望を語ること、胸に誠実を刻むことではないのか

2019年12月10日 21時29分33秒 | 活動日誌
医療生協の若いママの会「森もりねっと」でした。

健康チェックの後、「はたらきたい」論議に花が咲きました。


 働きたいが、まず保育園に入れるかどうかわからない。入所基準が厳しくなった。
 フルで働いていれば入れるのだろうが、上の子も1年生でそれはむりがある。
 

仕事も条件を言い出すとダメ。土日は休みに、というともうアウト。

 職場では保育園に入所が決まっていないと雇うことに躊躇する。
 
一方、保育園ではやめる先生が多く、教室はあるが受け入れができないところもある。

 保育士の仕事はきつい、給料は安い。おまけに、長野の場合は公立では正規職員が少なく、パートが6割以上。責任は正規と同じ。子どもには、正規であれ、パートであれ、先生ですよね。

 そんな悪循環の中で苦労しているママたちの話でした。
 
「保育料が無料になったって、何にもならない。ごまかされた」と怒りです。
 
フルで働けば、本当に時間に余裕のない生活で子どもにしわ寄せがいく。助けてくれる身内もそばにいない。
 
悩ましい限りです。

 フルで働いているママたちの頑張りには、敬意を表します。成長しつつある子は、汗と涙の結晶です。


 仕事も子育ても両立するような「働き方改革」でなければならないのに、逆行しています。

特に日本では、女性の地位はほんとに低い。OECD先進国のなかでも、最下位のほうです。
 

目の前の問題で私が一番気になっているのは、教員の変側性勤務の導入です。

そんなことをしたら人間性豊かな教育が壊される。
 壊れてしまう教師が増えるのでは、と不安は、不安に終わらないと思うのです。

 
教育とは希望を共に語ること、誠実を胸に刻むことではないのか。


「給食、だいすき!」 保育園で。
コメント
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