あるきメデス

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フランス8日間の旅 第6日(パリ市内を巡る)③ヴェルサイユ宮殿の内部

2013-07-04 18:48:14 | フランス旅行
 2013年6月2日(続き・その2)

 ヴェルサイユ宮殿は、1661年にルイ14世がパリから宮廷を移すため、木も水もな
い荒涼とした村で工事に着手したが、セーヌ川から水を引く工事が難航して、21年後に
未完成のまま宮廷が移転したという。

 宮殿全体は1710年に完成し、当時宮殿に住む貴族は約1,000人、仕えた従業員
は1万人ともいわれ、貴族のぜいたくな暮らしがフランス革命の引き金になったが、
1789年の革命時まではフランスの政治の中心地だったとのこと。ヴェルサイユの宮殿
と庭園は、世界文化遺産である。


 13時25分頃到着し、宮殿専用のガイド、Yさんの案内で内部を一巡することになる。



 日曜日とあり観覧者が多く、はぐれぬよう付いて行きながら次々に回る部屋の説明を受
けるが、メモをとる暇はない。撮った写真の幾つかを資料と比べ、順序に従い紹介する。



 豪華絢爛な各部屋の飾り付けや彫刻、天井に描かれた絵画など、ただただ目を見張って
眺めながら回って行く。

 王室礼拝堂から入って、ヘラクレスの間、豊饒の間、ビーナスの間などへと回る。

 これは「ヘラクレスの間」の天井画。


 「ヴィーナスの間」は1670年代に作られ、天井画は太陽王と呼ばれたルイ14世を
讃えて太陽の装飾や神話を描いているという。




 ヴィーナスの間に続き、ディアーヌの間、マルスの間、メルクリウスの間などがある。 









 こちらは「アポロンの間」。




 「アポロンの間」にはルイ14世の玉座が置かれ、天井の飾りには金が施され、宮殿内
で最も豪華な装飾とか。


 部屋の窓からは宮殿の庭園が望まれる。





 どの部屋も素晴らしい天井画に彩られているので、つい目が上に行く。





 壁面の装飾も技巧を凝らしたものばかり。


 宮殿の中で最も知られている「銀の回廊」。正殿と王妃の居室をつなぐ場所で、全長は
73mあり、1684年の完成という。








 第1次世界大戦の終了となるベルサイユ条約は、この回廊で締結された。


 さらに次々に幾つかの部屋を回って行く。








 「王妃の寝室」。3人の王妃が利用し、ここで19人の皇子が誕生したところ。出産は
一般公開されたとのこと。

 現在公開されている家具や装飾はマリー・アントワネットの時代のもので、1980年
に復元されたという。



 次の「貴族の間」の天井。王妃の謁見の間として使用されたところのようだ。


 貴族の間に続く「大膳式の間」で、王と王妃が公式の食事をした部屋。

 公式の食事には人々の参列が許されたが、テーブルに着けるのは王族のみだったとか。



 続いては「衛兵の間」で、日夜王妃の警護にあたった12人の衛兵が控えていたようだ。


 「戴冠の間」には「ナポレオン1世の戴冠式」が飾られていた。

 
 ルーヴル博物館で見たオリジナル作品と同様、ダビット本人によるレプリカだという。


 




 20近い部屋を巡り、中庭に出て外観も眺めた。


 ミュージアムショップを経て宮殿内部の観覧を終える。このあと少し時間があったので、
庭園を巡ってみることにした。(さらに続く)






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