あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

続カタツムリ歩行で川越市内を巡る(埼玉)

2014-06-15 23:46:03 | カタツムリ歩行
 2014年6月15日(日)

 梅雨の中休みで快晴となった今日、FIFAワールドカップ予選初戦の日本-コートジ
ポアール戦が行われている頃、私たちは「続カタツムリ歩行」の第15回例会で、川越市
内を巡っていました。

 10時7分に、集合地の西武新宿線の本川越駅をスタートしました。駅前広場では、古
書市を開催中。


 東武東上線とJR川越線の川越駅に伸びる「クレアモール」と呼ぶ、いつも賑わうショ
ッピングストリートを少し進み、車の少なそうな通りを東に向かいます。


 600mくらいで、中院(なかいん)の北側に着き、緑陰豊富な境内に入りました。


 モミジの新緑。秋の紅葉の頃は、どんな彩りが見られるのでしょうか…。


 東向きの本堂も、木々に囲まれていて全体はよく分かりません。


 中院は、慈覚大師により天長7年(830)に創立されたとのこと。

 境内南側には、川越に生まれた島崎藤村夫人の加藤みきさんのために、藤村が贈ったと
いう「不染亭」と呼ぶ民家が移築されていました。
    
 加藤みきさんの墓も、この寺の墓地にあるようです。

 寺院の東側は川越総合高校。その間の通りを北に向かうと、次の交差点の角に本堂の無
い墓地だけの一角がありました。


 すぐ近くが、川越の代表ともいえる寺院、喜多院(きたいん)の広い境内です。寛永
10年(1633)頃の建立と考えられている随神門から境内に入ります。

 仁王門のつくりですが、両側の仁王様が立つ場所は空っぽでした。

 境内には、江戸時代の建物が幾つも残っています。こちらは正面高台にある東照宮の拝
殿と弊殿。国の重要文化財です。

 正面には、創建当時の寛永10年(1633)12月に、後水尾天皇の御真筆の勅額が
掲げられているようですが、確認しませんでした。

 境内にある「葵庭園」と呼ぶ池には、5月下旬から7月上旬にかけてホタルが飛び立つ
とか。池の周りを囲むアジサイが咲きだしていました。


 こちらは慈眼堂。寛永20年(1643)に天海僧正が寛永寺で入寂して慈眼大師とな
り、3年後に徳川家光の命によりこの慈眼堂が建てられたとのことです。


 この鐘楼門も国の重要文化財。元禄15年頃の建立と推定されているよう。


 「慈覚堂」とも呼ばれる本堂。ほかの堂塔とは比べもにならない大きさです。


 境内北側にある多宝塔の横を北に抜けて、喜多院を後にしました。


 喜多院の駐車場前にあるのは、川越銘菓で知られる亀屋の売店。


 そばの小さい交差点際には、川越のシンボル「時の鐘」に似た塔が…。

 「寿庵」と呼ぶおそば屋さんでした。

 次の交差点際には川越歴史博物館がありますが、時間が無いので入館は省略しました。


 同じ交差点の手前側は、成田山川越別院です。


 成田山の南側の通りを西に向かいます。古そうな店は、天明3年(1783)創業とい
ううなぎ屋さん。


 連雀町交差点に出て、スタートした本川越駅から北へ、蔵造りの町並みに延びる県道
39号に入り、すぐ右手の川越熊野神社へ。


 今日は毎月第3日曜の縁日なので近隣の方が参詣に来ていて、露店も出ています。


 県道を挟んで西側は、川越七福神、福禄寿尊の連馨寺(れんけいじ)。
 

 天文18年(1549)に創建された浄土宗の寺院。本堂前には、なでると御利益が高
いと人気の、おびんづるさまが鎮座していました。
        
 私もあちこちをなでて、身体の健康を祈りました。

 県道の仲町交差点の北側から、蔵造りの町並みが続きます。

 交差点際は、川越の銘菓で知られる亀屋の本店。

 県道に相対する建物。 


 川越観光の代表的な場所とあり、多くの観光客で賑わっていました。


 国の登録有形文化財となっている、埼玉りそな銀行川越支店。

 第八十五銀行本店として大正7年(1918)に建てられた近代金融史のシンボル的な
洋風建築で、現在も営業中です。


 こちらの店は、箸(はし)置きの品揃え日本一とか。あなたの欲しい箸置きが見つかる
かもしれません。
    

 さらに続く蔵造りの建物。
  

 服部民俗資料館の看板が下がっていました。


 通りの反対側も、蔵造りが続きます。


 通りの東側、路地を少し入ったところに「時の鐘」が見えました。
    
 寛永年間(1624~44)の創建から約390年間、美しい音色で「時」を告げてき
た川越のシンボル。4代目といわれる現在も、6時、正午、15時、18時に鐘の音が響
きます。

 釜めしの店など。


 川越まつり会館。秋の川越まつりで実際に曳(ひ)かれる山車2台を展示し、大型スク
リーンでまつり当日の約6分間の映像が見られ、日曜や祝日にはお囃子の実演もあるとか。


 レトロな彩りのボンネットバスが通過しました。


 川越まつり会館の少し先、札の辻交差点で蔵造りの町並みは終わり、次の三差路の信号
を右折して東へ、裁判所の先にある川越氷川神社がゴール。12時ちょうどに入りました。


 境内にあった戌(いぬ)岩。姿が本殿に向いた犬の形をしていることから名付けられ、
安産祈願の参詣者が多いようです。
    

 太田道灌手植えという矢竹もあり、道灌が読んだという歌も記されていました。
        

 次々の参加の皆さんが到着しましたが、赤ちゃんの初参りなど神社への参拝者が多くて、
食事できそうな場所が無いので、南東方向にある初雁(はつかり)公園に行くことにしま
した。

 川越市立美術館と市立博物館↓の前を入ると初雁公園です。


 12時15分頃に着き、高校野球の県大会も行われる初雁球場に入り、中学生の試合を
見ながら昼食をしました。



 食事を終えて記念撮影をして、12時50分頃流れ解散となりました。

 (天気 快晴後晴、距離 5㎞、地図(1/2.5万) 川越北部、歩行地 川越市、
  歩数 7,200)

 この後私は、通過していない通りを回って本川越駅に向かうことにしました。その行
程は次回に。



埼玉県 ブログランキングへ



にほんブログ村 アウトドアブログ ウォーキングへ
にほんブログ村 



コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 雨の中 ときがわ町の里道を巡... | トップ | 初雁公園から本川越駅へ(埼玉) »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
歴史ある川越 (こんちょ)
2014-06-19 21:30:23
saikoroatさん、いつもカタツムリ例会のまとめありがとうございます。
自分とは異なったルートで、違った風景を楽しめました。また同じ風景を見ていても、細かくは見てないので見落としもいっぱい。
おびんづるさまもユニークですね。

私はたまたま見つけた巨樹めぐりのルートマップを手に、ゴールに向けて歩きました。
八幡神社(縁結びのイチョウ)→中院(シダレザクラ)→三変稲荷神社(むくのき)→喜多院東照宮→喜多院→川越高校(ケヤキ)→氷川神社(ケヤキ)→三芳野神社(クスノキ)→時の鐘や街並みを通って本川越駅へ
面白かったのは、中院東にある三変稲荷神社は実は方墳跡にできた神社であったということでした。いわれなければ古墳だなんてわからないような、実に小さなものでしたが何か心惹かれました。

喜多院の葵庭園では、カタツムリの前夜にホタル祭りがあったと新聞に載っていました。
川越はまだまだ魅力がいっぱいありそうです・
まだまだ見どころはいっぱい (saikoroat)
2014-06-20 10:25:13
こんちょさんの、巨樹めぐりマップのことは知りませんでした。巨樹巡りも楽しいですね。
川越は、半日ではとても訪ねきれないほど見どころがあるので、ゆっくり時間をとって訪ねた方が良さそうですね。
喜多院の葵庭園で前夜ホタルを放したことは、私も新聞で見ました。
あの庭園のどこにテントを張ったのか、想像がつきません。

コメントを投稿

カタツムリ歩行」カテゴリの最新記事