あるきメデス

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新宿御苑を回遊する(東京)

2008-07-25 23:21:49 | Weblog
 2007年7月23日(水)

 一昨日紹介した、新宿御苑インフォメーションセンターでの
風景画展を観覧後、新宿御苑内を回ってみることにしました。

 厳しい日差しですが、広大な都市緑地の新宿御苑では、正午
過ぎで約2℃、周辺市街地より気温が低くなることが観測されて
いるとのこと。それに期待してそばの新宿門から入園しました。


 新宿御苑は、徳川家康の家臣・内藤氏の江戸屋敷の一部が
そのルーツといわれ、明治に入り、農事試験場を経て、明治39
年(1906)に皇室の庭園となり、戦後、昭和24年(1949)に
国民公園として一般に公開されました。

 広さ53.8ha(約18万坪)、周囲3.5㎞の園内には、フランス
式庭園、イギリス風景式庭園、そして日本庭園が巧みにデザイン
され、明治を代表する西洋庭園といわれています。

 さて、入園した新宿門は御苑の北西側にあります。園内をどう
回るかですが、時計回りに一周することにして、まず園路を東に
向かいました。


 暑いので入園者はあまり見えません。でも陽の当たる芝生広場
で休んでいる人もいました。


 豊富な木々の下に、夏の花、アガパンサスが何か所かで見ら
れ、中には白い花も咲いていました。


 管理事務所や国重要文化財の旧洋館御休所の近くには、大きな
ユリノキが伸び伸びと枝を広げています(下の写真左側)。

 明治9年(1876)に日本最初に植えられたもので、樹齢は
100年以上、樹高35mは園内の木の中で最高とのことです。

 新宿御苑の目玉の一つ、温室は昨年から改装のため閉館中。
リニューアルオープンするのは3年後のようです。


 東北にある大木戸門の先に回ると、御苑のルーツといわれる、
江戸時代に完成した内藤家の庭園「玉川園」の玉藻池です。


 御苑が東に突き出たあたりには、よく育ったプラタナス並木が
あります。


 両側にプラタナス並木を挟んでバラの花壇があり、そのあたり
からは西側に、新宿副都心の超高層ビルが望まれます。


 バラ園には、たくさんの種類のバラがありましたが、ほとんど
盛りを過ぎていました。残った花の中で1番鮮やかだったのが、
このラバグルトという名前の花。


 東南の隅にある下の池に向かったところ、日本最初の疑木の
橋がありました。明治38年(1905)に、フランスから購入した
ようです。

 右側にも似たようなのがあり、今の疑木に比べるとかなり凝った
造りです。

 これが下の池。池の東から南側は、豊富な樹林に覆われていま
した。


 東側の木々の下には、あちこちにヤブミョウガが咲いていました
が、下の池のそばのここが、一番たくさん並んでいます。


 下の池に続くのが、この中の池。南側にはツツジ山があり、花
どきのツツジを思い出された方もおられることでしょう。


 さらに西に進むと、日本庭園の入口付近に旧御涼亭の独特の
建物が見えてきました。

 後の昭和天皇の皇太子時代、ご成婚記念に台湾在住の邦人
有志から贈られたもの。清和時代以降の1920年代の、台湾の
建築様式とのことです。

 ここでデジカメのバッテリー切れ。日本庭園は撮ることができ
ず、気温が周辺より2℃低いと行ってもやはり30℃は越えて
いて暑いので、そろそろ切り上げることにしました。

 園内のレストランで遅い昼食を済ませ、新宿門から退園しま
した。
 
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