あるきメデス

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英国・コッツウオルド・ウェイ(南部)とその周辺6

2006-06-15 16:38:38 | 英国のウオーキング
 いよいよ、昨年のコッツウオルド・ウェイ南部歩行の最終日の模様です。


2005年6月11日(土)  晴
 =コッツウォルド ウェイ第3日 デューズレイ~ペインズウイック
                             (26km)

 6時起床、部屋の窓から近くにあるクラシカルな教会がよく見える。

 7時半朝食、民宿の奥さん手作りのメニューだが、何枚かのパンと、目玉
焼き、ベーコン、ジュースなど、皆おいしくいただいた。


 中庭で花をバックに奥さんと記念写真を撮り合い、感謝して8時40分に宿
を出る。


 町の中心街に出て、商店街にあるスーパーSOMERFIELDで昼食と飲料を買い、
近くの郵便局に入る。ここでも食料品を販売しており、地図もかなり豊富に揃え
てある。

 この通りには買い物客が多い。ほかの店もチェックして9時45分に出発した。



 町並みを出て東北の丘陵に向かって上がって行く。振り返るデューズレイの
町並みも、落ち着いた彩りの家並みが周囲の緑と一体化している。

 牛のいる牧場を抜けて丈の短い草地を進む。行く手に、八ヶ岳山麓の飯盛山
を小さくしたような感じの、緑の草に一面覆われたピークが近づいてきた。

 その手前に馬の牧場があったが、まっすぐ抜けるはずのフットパスがビニー
ルテープで囲ってある。テープに沿って右側をう回してピークの下に出た。


 ピークまでは標高差100mもないが、直登するので結構傾斜があり、早く
もひと汗かいた。


 一面短い芝草に覆われたピークからは、近くはデューズレイの町並みから、
はるか遠くまで緩やかな丘陵に緑が広がり、すばらしい展望。この3日間の中
でも1,2を競うビューポイントである。

 反対方向から来た中年のご夫妻はマルタ島の方とか、やはりしばし展望を
楽しまれていた。


 飯盛山に似たのは、Peakd Downという標高184㍍のピーク、その先、Came
Long Downという220mのピークにかけ、短い芝草だけの展望のよい稜線が
1km余り続く。


 西方には、ブリストル海峡に流れ込むセバーン(Severn)川の幅広い流れも
遠望できる。


 2つのピークの間に一面にワラビの伸びた稜線があり、その先では牛がのん
びりと休んでいる。こんな展望のよい場所で暮らす牛は、「モー気持ちイー」
といった気分で、牛乳も肉もさぞかしおいしいに違いない。


 稜線の先端まで進んで東に下る。下り道にもたくさんワラビが伸びていた。

 100m近く下るとHodgecombe Farmという数戸だけの小集落がある。馬に
乗った若い女性2人が向こうからやってきた。

 今度は林の中の上り、かなり傾斜がきついので大汗をかく。コッツウォル
ド ウェイの稜線は、標高200m台なので、20~30分ほどで上がれる
のだが、ほぼ直線状に道がついているので、傾斜はかなりあるように感じる。

 Cliff Woodまで上がり、その先2kmほどは森の中の道が続いている。しば
らくは林間をトラバースする気持ちよい土の道。珍しく倒木が2本あった。

 少し先の分岐で、2人の女性がどっちへ行こうか迷っていた。どうやら日本
人らしい。先頭にいた畑中さんと向こうの女性のひとりが、顔を見合わせて
ビックリ顔!。

 なんと、昨年のコッツウオルズウオークに、畑中さんなどと一緒に参加した
東京・板橋の内田勝子さんと友人の上野和子さん、まさかここで会うとは…。
 
 少しだけ稜線上の車道に出て、ナショナルトラスト地に沿って左に回り込み、
標高233mのビューポイントに着いた。

 車で来た観光客もいる。やはり西側、セバーン川の流れや、牧草地の間に
点々と並ぶ木立や森などの展望がすばらしい。


 案内板の載った石塔のそばで、展望を楽しみながら昼食にする。お二人の
今日の宿は近いので、のんびり行くとのこと、昼食後分かれた。


 再び森に入り、木もれ日の差し込む林間を進む。オダマキが咲いていた。
道幅はあるのでマウンテンバイクで通過する若者もいる。北側の展望が開け、
King's Stanley方面の家並みが見えてきた。

 ご夫妻のウオーカーと行き違い、再び林間へ。Pen Hillと呼ぶ自然保護区の
西斜面を進み、林を出てMiddleyardに下った。教会のそばの芝生で休憩する。


 牧草地に入ると、珍しくレンガ造りで煙突もある工場らしい建物が行く手に
見える。真っ直ぐ下るつもりが、少し東側をう回して工場横の車道に出た。
King's Staleyの町並みの東側になる。     〈続く〉

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