あるきメデス

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新緑の越後路・下越へ① 新発田その1(新潟・新発田・後半)

2023-06-30 10:06:45 | 国内旅行
 2023年5月23日(火) 〈新発田市内を観光後 月岡温泉へ・後半〉

 新発田市の国指定名勝・清水園にて、昼食後に3つの資料館の観覧をして、その後はメ
インの大名庭園を回遊することにした。

 新発田藩大名庭園は、近江八景を取り入れた京風の庭の中央に草書体の「水」の字を描
く大名池を配した回遊式庭園で、十万石大名の下屋敷にふさわしく越後路から東北にかけ
て他に比を見ない名園といわれているという。


 東側の木戸を入り、大きな池に沿って北から西へ、さらに南から東へと一周することに。
受付でもらった案内リーフレットの回遊順路としては逆回りになる。




     



     

 池の北東側に咲いていた花。


     豊富な木々が新緑の彩りを池に映す。
     

 池の北東側にある車室・松月亭



 
 池の南西側に見えるのは腰掛待合と呼ぶ建物のよう。






 松月亭と棟続きの茶室・同人斉(どうじんさい)


 池の西北側まで進み、対岸にある一番大きな書院を望む。


    


 南岸から東へと、少しずつ変わる風景を眺めながら進む。


     

          

     

          
 西側へ回り込んで石橋の横をさらに進む。


     庭園の南西端近くには鐘楼があるが、鐘は吊されてない。
     

          

     

          

 池の南側を東へ向かうと、当園を10年にわたり修復したという庭師、田中泰阿弥の自
筆歌碑が。
     
「くくとなき ころころとなき かかとなく これさ 蛙のよろこぶうたか 泰阿弥」と刻まれ
ているという。



     


 池の南東側近くまで進むと書院が近づき、茶室・夕佳亭の横へ。 

 


 池の北側の建物は、茶室・松月亭のよう。



 最大の建物、書院前へ。解放されていて室内にも入れるが、かなり時間が経過している
ので外から眺めるのみにする。






     書院の南側に咲くキショウブ
     



 書院付近からふり返る茶室・夕佳亭



 庭園を一巡したので退園することにした。最初に通過したたくさん咲くエゴノキの横を
進んで、かやぶきの門を出て清水園を出た。
    






 このあとは、新発田川沿いの通りを挟んで東側に長く延びる「旧新発田藩足軽長屋」へ。

 藩政時代に足軽が居住したかやぶき平屋建の八軒長屋で、天保13(1842)年の建
築のよう。当時は「北長屋」と称し、全国的にも例を見ない遺構として国指定重要文化財
となっている。







 長屋の週一周することにして東側から南へ向かう。


     庭の東側にはアヤメ系の花が咲いている。
     


 
     窓からのぞき見た内部の一部
     
 
 一巡したので、駅の方向に向かうことに。

 信号のある交差点まで戻って駅とは反対側を見ると、アーケードが続いてはいるが、シ
ャッターを下ろした建物がほとんどのように見えてさびしい感じ。



 王紋酒造のそばの交差点まで戻り、突き当たりの諏訪神社に参拝することにして、交差
点に面した西向きの正門を入る。



 諏訪神社は、四代藩主 溝口重雄公により現在地に移され、七代藩主 溝口直温公が社殿
を建立し、現在の社殿は平成16(2004)年に再建されたとか。


 拝殿の右手前にあるのは御輿殿

 毎年8月27日~29日には、諏訪神社とその周辺で「城下町新発田祭り」が開催され
るという。

     社殿の右手前には御柱(おんばしら)が立っている。
     
 この御柱は、信濃国(長野県)一之宮の諏訪神社春宮に平成28(2016)年に建て
られた一之柱を下賜されものだという。

     東南側から境内を出た。駅に向かう沿道の店舗に咲く花。
     

 15時30分頃新発田駅に戻った。改札を入って白新線上りホームに行ってから、コイ
ンロッカーに荷物を置いたままだったと気付く。上り電車まであと10分ほど、急ぎ改札
に戻り、駅員に話して改札を出てコインロッカーの荷物をとり出してホームに戻る。
 

 15時48分発 長岡行き電車は2分足らずで来たが、なんとか間に合いホッとする。


 今日の宿は新発田市の南西郊にある月岡温泉で、ここに行くには白新線の豊栄(とよさ
か)駅からのシャトルバスしかない。


 豊栄駅には16時02分に着いた。バスは16時40分発なのでバス乗り場のある南口
でしばらく待つ。
 
 バス乗り場の近くには古いSLの動輪が展示されていたが、説明パネルはない。


 
 15時50分発月岡温泉行きシャトルバスに乗り、中ほど過ぎにはJR羽越線の月岡駅
前を通過し、17時10分頃に月岡新湯バス停で下車した(300円均一)。


 今日の宿は、横の通りを入って間もなくの「湯あそび宿 曙」、17時15分頃に着いた。

 
 部屋からの南側から東側方面の月岡温泉の眺め。




 ちなみに、月岡温泉は発田市の南西郊にある温泉。大正4(1915)年の開湯、石油
を採掘している時に偶然温泉が出てきたことから湯治場として始まったようで、新潟県を
代表する温泉地とか。「にっぽんの温泉100選」に例年ランクインしているという。

 美人を作る温泉として知られ、温泉街には現在13軒のホテルや旅館があるようだ。

     


 夕食は18時30分から「喰処飲処ちゃらくてい」で会席料理をいただく。


 地元新潟の食材を使った美味しい料理だったので、全部いただいたら普段の食事に比べ
て食べ過ぎで、せっかくの温泉にも浸かることなく寝る羽目となった。

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