あるきメデス

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「京の冬の旅」の終盤に早春の京都へ(第1日・旧三井家下賀茂別邸)

2023-08-04 22:38:58 | 京都を歩く
 気象庁が観測を開始して以来の猛暑になったという7月が終わったが、8月も同様の暑
さが続きそうとの予報で外歩きも最小限で済ませており、新しい投稿が出来そうにない。

 そこで、時季外れではあるがアップしてなかったので、3月中旬に出かけた、京都デス
トネーションキャンペーン「第57回 京の冬の旅」終盤期の、ふだんは非公開の文化財
を特別公開した寺院などを訪ね歩いた、京都3日間のレポートを。

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 2023年3月13日(月)

 8時過ぎに自宅を出て、東京駅に9時40分頃着き、10時03分発東海道新幹線下り
ひかり507号に乗る。




 神奈川県内に入ると雲が増え、大山も山頂付近は望めない。


 静岡県内も同様で富士山は全く見えなかった。12時37分に京都駅に着いた。

 
 まずは昼食をすることにして北口の駅ビル食堂街に下り、「幸福飯店 糀」に入って「桜
海老の糀・炒飯」(1,390円)を注文した。



 
 13時40分頃食事を終え、構内のコインロッカーに荷物を預けて、京都駅北口から今
日の目的地、「旧三井家下賀茂別邸」に向かうことにする。


 駅前から七条京阪前までバスで行き、七条駅から京阪電車で出町柳駅まで行こうとした
のだが、その方向へのバス乗り場には多くが観光客らしい長い列が出来ていて、しばらく
は乗れそうにないので、歩いて行くことにした。

 駅前を少し東進して1本北側の七条通に回って東へ、高瀬川の橋を渡る。



 さらに進んで鴨川の七条大橋へ。左岸には桜並木が続いているがまだ枯れ枝で、北東に
は比叡山の上部が望まれる。




 七条大橋の上流側中ほどの欄干には、登録有形文化財のパネルが。


 橋を渡り終えたところに京阪電車の七条駅があり、そばの柳が芽吹き始めていた。


 近くのサンシュユは花盛り。


 京阪電車で終点の出町柳駅まで行く。なお、この区間、電車は川端通りの地下を走行し
ている。



 駅を出て西側の高野川の河合橋を渡る。橋からの上流の眺め。



 渡り終えてすぐ先から北へ。下賀茂神社への参道の赤い鳥居の手前、左手が旧三井家下
鴨別邸である。


      

 旧三井家下鴨別邸は、三井家11家の共有の別邸として三井北家(総領家)第10代の
三井八郎右衛門高棟により建築され、1925(大正14)年に完成したとか。

 1949年に国に譲渡され、1951年以降は家庭裁判所の所長宿舎として2007年
まで使用され、現在は国の重要文化財施設として一般公開されているという。




 ふだんも公開はされているが、今回の「京の冬の旅キャンペーン」では、通常は公開さ
れてない主屋2階と3階望楼が、明日3月14日(火)まで特別公開されている。(特別
公開料金1,000円・通常公開エリアのみは500円)
     
 
 15時頃に玄関を入って特別公開のチケットを求め、順路に従い玄関棟から主屋へと回
ることにした。
     
 
 特別公開の主屋2階と3階望楼へは、係の人の指示により時間を限って数人ずつ順番に
観覧するようになっていた。


 2階からの庭園などの眺め








 こちらが玄関棟


     


 2階の部屋


     

          

 
 急階段を上がった3階望楼からの眺め。望楼は、四方ともガラス張りになっていて、東
側は東山連峰の展望がよい。



 東方眼下に下賀茂神社の赤鳥居、その向こうには比叡山も。
 


 東方には大文字山が。


     



 
 特別拝観エリアでの拝観を終えて、主屋1階の部屋なども一巡する。




     

 1階軒先にあった手水鉢にはツバキの花手水が。



     玄関棟と主屋内部の拝観を終えたので、庭園も一巡してみることに。
     




 庭園からの玄関棟↑や主屋↓


 こちらは主屋の南東側にある茶室 


     





     

 庭園も見終えたので、三井家下鴨別邸を15時50分頃出た。


 そばの赤鳥居をくぐり、北側に延びる表参道を世界文化遺産にも登録されている下賀茂
神社に向かう。右手には秀穗舎という建物がある。


      
     さらに表参道を進むと、小さな鳥居2つの先からはケヤキ並木が続く。
     

 豊富な樹木に覆われた広い境内の森は「糺の森(ただすのもり)」と呼ばれている。

 その森の西南側に最初の摂社で、「方丈記」で知られる鴨長明(かものちょうめい)ゆ
かりの河合神社があった。
 

     入口の瀬見の小川に架かる流れは紅葉橋で、この一帯は紅葉の名所のよう。
     

 この辺りで16時を過ぎ、少し寒くなってきたので、その先の拝観は止めて戻ることに
した。


 三井家下賀茂別邸のそばの赤鳥居まで戻り、さらに南へ少しの河合橋際から、出町柳駅
とは反対の西に向かい、すぐに鴨川の出町橋を渡る。橋からの上流の眺め。


 渡り終えた右岸橋際には、「鯖街道口」の標石が。北に延びる街道は、日本海側の福井
県小浜に通じている。


     標石のそばの柳の古木も芽吹き始め、冷たい北風になびく。
     

     近くの河原町通に出て、葵橋西詰に16時20分過ぎに着いた。
     
     10分足らずでバスが来たが、待っている間の北風が冷たかった。
 
 205系統のバスに乗り、四条河原町を経て京都駅に戻る。

 京都駅からは市営地下鉄烏丸線で四条駅まで行き、近くのビジネスホテルに入る。

 
 19時近くに夕食に出て、四条駅に通じる京都三井ビルB1階にあった讃岐手打ちうど
んの店「めん坊」四条店に入り、おすすめ定食とまぐろのやまかけ、それに生ビールを注
文して夕食とした。





 20時を過ぎても賑やかな四条河原町交差点周辺。


                                 〈第1日終わり〉

 
 


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