あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

第10次中山道ウオーク②(加納~太田)〈続き〉

2009-04-21 16:32:59 | 中山道を歩く
 2009年4月2日(木)
 =加納宿から太田宿まで〈続き〉

 各務原駅を出て3㎞余り進み、国道を右に分けて旧道へ。車が少なく
なりホッとする。

 鵜沼(うぬま)の町並みに入り、県下最大の円墳という衣裳塚(いしよ
うづか)古墳下を進む。このあたりは段丘上となり、町並みの南に国宝・
犬山城が望まれる。


 古い家並みの残る鵜沼宿の一角に、中山道鵜沼宿町屋館があった。
 
 江戸時代、「絹屋」と呼ぶ旅館だったところで、昭和30年代までは郵
便局だったという。登録有形文化財に指定され公開されていた。


 鵜沼宿の外れで左に大きくカーブして、うとう峠に向かっての上り坂と
なる。気温も上がってかなり汗ばんできた。

 鵜沼台の住宅地の間を進み、人造池の横を上がって、謡坂一里塚の
そばにある「日本ラインうぬまの森」に着き休憩。

 ソメイヨシノ咲く背後にアカマツなどの広い緑の森が広がり、久しぶり
に緑の豊富な一角である。

 出発を前に芝生地で靴を脱ぎ、Nさんなどのリードで、ストレッチ体操
をして疲れをとった。


 桜も咲く謡坂を上がってうとう峠を越え、さらに林間の気持ちよい落ち
葉道を下ると、木曽川の流れが現れ、再び国道21号に合する。


 国道の横に、数知れぬほどのツクシが並んでいた。


 1㎞ほど先、木曽川が90度流れを変えるあたりで、左手の急斜面を
上がり、大岩の下に祭られたその名も岩屋観音堂に参拝する。


 観音堂は高みにあるので、眼下に木曽川が見下ろせる。


 すぐ先の勝山集落西端付近で、木曽川の右岸堤防上に設けられた
「日本ラインロマンチック街道」と呼ぶ遊歩道に上がった。

 自転車と歩行者専用道が、この先3.5㎞近く続いている。

 右手に木曽川の流れと急斜面の山肌が続くが、水量が少なく、日本
ラインの景勝地という印象には少し弱い。しかし対岸の山肌に、ところ
どころヤマザクラの白い花や、萌え出たばかりの新緑が目に入り、車
を気にせず歩ける気持ちよい道筋である。

 「行幸巌(みゆきいわ)」碑の立つところで小休止。説明板には、ここを
訪れた昭和天皇を始め、皇族や外国の国賓などの名が刻まれていた。


 ここで、昨日通過した垂井町にお住まいで、何度もコースリーダをされ
た I さんが待っていた。

 行く手に美濃加茂の市街地が近づき、その向こうに雪を被った御嶽山
(下の写真)や中央アルプスが望まれ、右手には、恵那山らしいのも見
える。


 日が傾き、少し涼しくなった。中濃大橋で堤防の遊歩道を離れ、太田
宿である美濃加茂の市街地に入る。間もなく、太田宿中山道会館と呼
ぶ広場と建物がある。

 展示室や休憩飲食コーナー、物産展示販売コーナーなどがあるようだ
が、宿も近いので寄らずに通過した。


 うだつの上がる家や、連子格子(れんじごうし)の民家など、古い家並
みの多い町並みを進み、中心街に近い今日の宿泊地、元禄荘に16時
35分に着いた。

【コースタイム】JR岐阜駅前8・03ーR56号横断8・47ー手力雄神社9・12
 ~25ー善林寺9・50ー各務原市民公園10・19~30ー川崎重工業前
 11・11ーJR各務原駅周辺(昼食)11・47~12・52ー衣裳塚古墳下
 13・30ー日本ラインうぬまの森14・05~33ー岩屋観音堂15・03~05
 ー行幸巌15・30~42ー太田宿中山道会館16・26ー元禄荘16・35

(天気 晴後快晴、距離 28㎞、地図(1/2.5万) 岐阜、犬山、美濃関、
 美濃加茂、歩行地 岐阜市、各務原市、坂祝(さかほぎ)町、美濃
 加茂市、歩数 45,600)

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