あるきメデス

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西武ハイキングで飯能から仏子へ入間川沿いを散策(埼玉・飯能&入間)

2021-06-04 12:04:51 | ウオーキング
 2021年6月2日(水)

 今日は西武鉄道のウィークデーハイキングに参加して、飯能(はんのう)駅から仏子
(ぶし)駅までを歩いた。


 西武池袋線下り電車に乗り、10時08分に飯能駅に着いた。南口のスタート受付で受
付を済ませて地図をもらい、10時25分にスタートする。


 駅前通りを南西に延びる美杉台通りを緩やかに下り、入間川(いるまがわ)の飯能大橋
を渡る。上流の堰堤(えんてい)の上の流れは最近の少雨で淀んでいて、緑色の藻らしい
のがいっぱい望まれる。


 橋を渡りV字状に折り返すように北西側の美杉谷方面に向かい、反時計回りに半円形に
上り坂を進む。


 上がりきった辺りは美杉台公園で、ヤマツツジが咲き残る。


 美杉台の戸建て住宅地を下る歩道沿いには、カエデかと思われる街路樹が続く。
     


 美杉台小学校バス停前の前に「生活の木 薬香草園」呼ぶ施設があり、道路際のヤマボ
ウシは花いっぱい。
     

 その先には「ひかり公園」があり、間もなく美杉台通りを美杉台入口交差点で横断する。


 ブルーベリー畑のブルーベリーは実が膨らんできていた。


 少し先で細道に入って下り、大蓮寺の前を過ぎる。



 南側に緑豊富な展望が広がり、眼下のクリ畑は花盛り。


         道路際のたわわに実る梅の実も大きくなっていた。
         

 近くの交差点際に、移設された天保5(1834)年造立の大きな庚申塔が立っていた。
     

 たくさんのソーラーパネルに覆われた浄化センター際に出ると、東方に駿河台大の建物
群が望まれる。



 入間川の支流、成木川の左岸に出た。上流には3段の小ダムが望まれ、流れを見ながら
左岸沿いに下流に向かう。





 浄化センター入口前で新大橋を渡り、右岸に近い道路を少し進んで成木川と入間川との
合流点に出た。この辺りが今日のハイキングの中間点のよう。



 入間川右岸に沿った緑豊富な遊歩道となり、鍛冶橋の下を東に抜ける。



 橋の先からは、桜並木の続く遊歩道沿いとなり、正午近くなったので流れを眺めながら
昼食をする参加者も。









 500mほどで桜並木が終わり、JR八高線(はちこうせん)の高架橋下を抜ける。橋
際には休憩舎が。


 川から離れてさらに進み、駿河台大キャンパスの北側を過ぎると、再び入間川右岸沿い
に延びる阿須運動公園で、草地の続く遊歩道となる。



 右岸には何本ものオニグルミの木があり、堅そうな実が膨らんでいた。



 気持ち良い草地の中を爽やかな向かい風を感じながら、遊歩道は緩やかに左カーブして
1㎞余り進む。



 昨日から解禁になったようで、流れにはチラホラと釣り人が。


     
 たくさんオニグルミの実る木の下を抜けると間もなく、2つの橋が近づいてきた。


      最初の橋は車道の上橋で、対岸の橋際には大ケヤキが望まれる。
     

 その先で河岸沿いからアジサイの咲く横を上がり、西武池袋線の鉄橋が近づく。


 2つの橋の間には河川敷に枝をいっぱい広げた木が茂り、いまは付け替えられた西武線
の古いレンガ積み鉄橋の下をくぐる。



 西武線の鉄橋を過ぎると再び桜並木の遊歩道となり、その下にアジサイが続き、幾つか
のベンチも設けられていた。







 見ごろになったアジサイの何色もの彩りや、流れを見下ろしたりしながら入間川遊歩道
をゴールに向かう。

 右岸沿いの遊歩道を離れると間もなく、ゴールの「文化創造アトリエ・アミーゴ」で、
12時50分に到着した。道路に面しているのは事務所のある本館。



 のこぎり屋根など幾つもの建物の奥は入間川を見下ろす広い草地の公園で、その一角に
ゴール受付が設けられていた。



 ゴールの周辺には、アミーゴの役割を紹介する繊維製品の製造器具や製品などを展示す
るテントが並んでいる。
     




 ゴールしたウオーカーの多くは、草地や円形建物際のベンチなどで昼食中。私も水の無
いせせらぎの石垣に腰を下ろして昼食にした。


 食事を終えてから、入間川の流れを見下ろす。上流の橋の上に奥武蔵の山並みが望まれ
るが、今日は曇天で山容は分かりにくい。


 ちなみに、ここ「文化創造アトリエ・アミーゴ」は埼玉県繊維工業試験場の跡地。試験
場は大正から平成へと地元に密着し技術・品物・人を育ててきたが、平成10(1998)
年3月に歴史を閉じたという。

 平成13年2月からは、入間市文化創造アトリエ・AMIGO(アミーゴ)として、市
民により運営される文化創造拠点となり、入間らしい文化を創り出す施設となっている。

 ここには7つの建物があり、事務所や多目的ルーム、スタジオ、サロン、ホールとギャ
ラリー、織物工房や染色工房等に活用され、広い草地は公園になっている。

 食事後、幾つかの建物を回り、多目的ホールや織物工房の内部をのぞいてみた。

 こちらはのこぎり屋根の中の多目的ホール

          
      織物工房では、体験できる織機やその製品の直売をしていた。
          


 円筒形の建物、スタジオ・パティオの内部は見えず、そばにスモークツリーが咲く。


 13時30分にアミーゴを後にして、駅に向かう。

 事務所前の交差点の南西側、スーパー・ヤオコーの敷地に平岡仙太郎の胸像があった。
     
 平岡仙太郎はこの地で織物業を営んでいた平岡家の長男。昭和4(1929)年にレー
ス生産が有望と考えて刺繍レースの生産を始め、「平仙(ひらせん)レース」として最盛
期には全国レース生産の3割を占め、日本第2位の生産高になったとか。
 
 後に県議会議員や所沢織物工業組合の理事長として業界の発展にも尽力し、昭和12
(1937)年にアミーゴの地に仏子(ぶし)繊維指導所を誘致するなどの業績を残し、
仙太郎と平仙レースは社会事業や子女教育にも貢献し、地域の発展に大きな足跡を残した
という。

 ここヤオコーの敷地は、平仙レース第2工場のあったところのよう。


 交差点から南へと緩やかに上がり、13時36分に西武池袋線の仏子駅に着いた。13
時39分発池袋行き上り電車に乗る。

 (天気 曇、距離 8㎞、地図 西武ウィークデーハイキング用地図(1/1万4千)、
  歩行地 飯能市、入間市、歩数 15,600)




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