あるきメデス

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春の彼岸に京都と彦根へ③ 彦根城と玄宮楽々園、彦根城博物館〈前半〉(滋賀・彦根)

2024-05-10 18:33:18 | 国内旅行

 2024年3月23日(土) 〈前半:彦根城へ〉

 

 JR東海道線 彦根駅東口近くの東横インで6時半頃起床した。

 外を見ると予報通りの冷たそうな雨で、近くの山も霞んでいる。日中の彦根の予想気温

5℃前後で、真冬並みのよう。

 

 9時前にチェックアウトして彦根駅へ。連絡通路のコインロッカーに荷物を預ける。

 

 一日中雨の予報だが、今日は彦根城、そばの玄宮楽々園(げんきゅうらくらくえん)、

それに彦根城博物館を観光の予定。 (下図は彦根観光協会発行「おいしい ひこね旅 

DELICIOUS TRIP!!」から)

 

 連絡通路の西口側から見下ろす、駅前広場にある彦根藩初代藩主・井伊直政公像↑と

根城方面へ伸びる通り↓。突き当たりが彦根城だが、雨で霞んでいる。

 

  

       

 西口から彦根城に向かう通りへ。短いアーケードがあり、その終わった交差点の北西

側に、一昨日夜に食事をした「だいみょう かもん」が。

 

 さらに進むと右手は彦根市役所で、駐車場には彦根市のマスコットキャラクターの

「ひこにゃん」を描いた乗用車があった。

 

 構内にはこんな石像も。

 

 その先、通りの両側には石材店が幾つか目につき、大きな石像などが並ぶ。

 

 通りの突き当たりは滋賀県護国神社だが、参拝は省いた。

 

 ここ神社前を左折してすぐ、彦根城の中堀の角へ。

 

右折して中堀沿いに並ぶ「いろは松」の下を、彦根城に向かう。

  

 昔は47本あったので「いろは松」と呼ばれたよう。この松は土佐松で、地上に根を

り出さず人馬の往来の邪魔にならないので、わざわざ高知から移植されたのだという。

     

 

 松並木の終わる辺り、反対側に「井伊大老(直弼(なおすけ))歌碑」が立っていた。

     

 「あふみ(近江)の海 磯うつ浪の いく度(たび)か 御世(みよ)にこころを

 くだきぬかな」と刻まれ、安政7(1860)年正月に読んだもの。

 

 この歌は、琵琶湖の波が磯に打ち寄せるように、世のために幾度となく心を砕いてき

と、幕府大老として国政に尽くしてきた心境をあらわしているという。

 

 井伊直弼は、この2か月後の3月3日に江戸城桜田門外で凶刃に倒れている。

 

 降り止まぬ冷たい雨の中、彦根城の佐和口が近づき、右手には城の北東側を囲む堀が。

 

 佐和口を右左折した右手には開国記念館があるが、寄らずに過ぎる。

 

  突き当たった内堀沿いを左へ進むと、天守閣らしいのが見えてきた。

  

 

 左手に、L字状に続くのは国重要文化財の馬屋(うまや)。開放されているので中に

り一巡した。

 

 すぐ先が城の表門橋で、橋際には今日「ひこにゃん」が来る時刻と場所のパネルが。

 

 橋を渡った先で入城券(彦根城・玄宮園・彦根城博物館のセット券(1,300円)を求

めて城内へ。

        

 上図は「国宝 彦根城天守 特別史跡 彦根城跡」リーフレットから

 

  まずは緩やかな斜面を上がって石垣の間などを進む。

  

 

  正面に国重要文化財の天秤櫓(てんびんやぐら)が。 

  

 

 琵琶湖が見えてきたが、雨で霞んでいる(家並みの向こう)。

 

 さらに緩やかな傾斜を上がって天秤櫓の近くへ。

 

 入るのは省き、雨に煙る周囲の山並みなどを望見する。

 

 すぐ先には時報鐘(じほうしょう)が。

 

 12代藩主の時代、弘化元(1844)年の鋳造で、現在は6時、9時、正午、15時、

18時の5回突いているようだ。

 

 太鼓門(国重要文化財)をくぐれば本丸の広場で、正面に彦根城天主が。

 

 

  

 国宝の天主は、関ヶ原合戦で耐え抜いた大津城から移築されたといわれ、慶長12年

(1607)頃の完成のよう。政治的象徴としての外観の美しさだけでなく、城本来の

能である軍事面でも優れているという。

 

 ちなみに、国宝の天主はほかに姫路城、松本城、犬山城それに松江城のあわせて5つ

み。私は松江城以外は訪れていて、彦根城も2度目になる。

 

     城内は急階段だが、最上階まで上がってみることに。

      

 

 途中階の一部では修理工事中のよう。

 

 幕末の彦根藩主、井伊直弼公像

     

 

 

 開放されていた窓から、西北側の野球場付近

 

 こちらは西側の琵琶湖畔周辺

 

 天秤櫓だろうか・・

 

 

     

 

 

 これから行く予定の玄宮楽々園

   

 

     最上階まで上がったので、順路に従い別の階段を下る。

          

     途中の階段は、この様な急傾斜、ほかもほぼ同様である。

 しっかりと、両手両足を使って慎重に下った。

 

 これから天主に上がる観光客

 

 天主を出て、本丸の中心に立つっている、まだ枯れ枝の桜など眺める。

 

 雨に濡れる芽吹き前の枝や紅梅

 

 次ぎに予定していた玄宮楽々園には、天主の左手から背後の東北側に回ってりる道が

ることが分かりり、そちらに向かう。

  

 

 天主の北側は南北に長い西の丸で、芝生地の上に桜などが植え込まれている。

 

 西の丸、北側からの天主は堂々とした構えを見せていた。

 

 そばにある城内地図では、玄宮楽々園へは井戸曲輪(くるわ)の北側から、黒門山道

呼ぶ緩やかな石段を北北東へと下るようになっている。

   

 

 急石垣の続く城壁を出て少し下ると井戸曲輪だが、その場所らしい窪みがあるだけで井

は残っていない。

 

  

 苔むす石垣を見上げながら、緩やかな石段の道を滑らぬよう注意してジグザクにって

黒門へ。

 

 こちらからの城への入場者のための「黒門券売所」を抜けて内堀を渡り、玄宮楽々園に向かう。 

                                    

                                              〈続く〉

 

 

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