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あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

スイス8日間の旅 第3日 ツェルマットからゴルナーグラード展望台往復①

2012-06-07 22:00:37 | スイス旅行
 2012年5月29日(火) 快晴後晴
 
 == マッターホルンのモルゲンルートと展望台からの大展望 ==

 マッターホルンのモルゲンルート(高山の朝焼け)に期待して5時半過ぎに起床する。
ホテルの部屋から外を見ると快晴で、マッターホルンもばっちり!。


 5時40分頃から山頂に太陽が差し始め、次第に下へと広がり輝きが増してくる。



 マッターホルンの彩りの移り変わりを楽しんだ。


 すっかり太陽が差し込んだ7時42分頃。


 昨夜も遅かったので、ひと寝入りしてから8時からの朝食を済ませ、9時にホテルを
出る。

 マッターフィスパ川沿いから線路沿いの道を進んで、昨夕来たシャトル列車のツェル
マット駅に接する、ゴルナーグラート登山鉄道のツェルマット駅に行く。


 9時36分発の6両編成の登山電車はほぼ満席である。急斜面に対応した2列のラック
レール付きの線路を電車は次第に高度を上げ、方向が変わるに従い移りゆく展望に、右
を見たり左を眺めたりと忙しい。








 4駅ある途中駅にも標高の表示があり、高度の上がって行くことが分かる。


 10時9分に終点のゴルナーグラート(Gornergrat)駅に着いた。

 標高は3,086mあり、1,620mのツェルマットに比べると涼しいが、太陽がいっぱいなの
で思ったほどは寒さは感じない。

 そばの展望台からは、快晴の青空の下、南面いっぱいに大展望が広がっている。

 左から右へ、主なものだけでもヨーロッパ第2の高峰モンテローザ(Monte Rosa)(4634m)
をはじめ、Parrotspitze(4432m)、Ludwigshõohe(4341m)、リスカム(Liskamm)(4527m)、
カストール(Castor)(4223m)、Pollux(4092m)、ブライトホルン(Breithorn)(4164m)、そ
してマッターホルン(Matterhorn)(4478m)など白銀の山嶺と、それらの間から流れ出る
5つの氷河がまばゆく輝いている。
                モンテローザ


                   リスカム


           カストール(左)とPollux(右)


                          ブライトホルン


                ↓Klein Matterhorn(3883m)


                  マッターホルン




 ほとんどの人がマッターホルンをバックに記念撮影をし、大きな山岳救助犬セントバー
ナードと並んで記念撮影(有料)をする人も多い。

         背後はゴルナーグラート駅


 さらに、すぐ上に見える2つのドームを持つホテルやレストランのある建物の上まで行
くと、反対側の展望も得られ、眼下に瑠璃色に凍った流れや小さい湖も望まれる。




 素晴らしい展望を堪能した後、建物内のレストランで早めの11時から昼食をした。レス
トランの外にもたくさんのいすが並べられていて、展望を楽しみながらゆったりと飲食を
する人も多い。




 午後は飲食のためのオプショナルツアーが計画されていたが、参加者が無く全員がフリ
ータイムとなる。


 ゴルナーグラード駅12時19分発の下り登山電車に乗る。





 上りとは反対側に席を取ると、また違った風景が楽しめる。

                   ↑動物の雪型のように見えませんか?



 途中駅での下車も自由とのことだったが、本格シーズン前で電車の運行間隔が約1時間
ごとということなので、そのままツェルマット駅まで下り、13時に到着した。  (続く)
 


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スイス8日間の旅 第2日 ベルンからシャモニー経由ツェルマットへ②

2012-06-06 21:24:29 | スイス旅行
 2012年5月28日(月) [続き]

 == モンブランとマッターホルンを見る ==

 峠を越えると間もなくフランス領。国境にゲートと検問所があるがゲートは開いて
いて検問所は無人。バスは自然にフランスに入り、標高約1,000mにあるシャモニーの
中心街に11時40分頃着いた。




 間近に白銀の山並みが見上げられるレストランに入り、まずは昼食に。今日のメニュ
ーの主菜はローストポーク。フランスビールを飲みながらいただく。




 これから上がる展望台へのロープウェイ↓


 昼食後、近くのロープウェイ乗り場に行き、シャモニーの町並みを見下ろしながら
標高2,317mまで上がる。



 さらに上のロープウェイに乗り換え、下から20分ほどで今回の旅の最高地点、垂直
に落ちる岸壁の上に設けられた、標高3,842mのエギュー・ドゥ・ミディ(Aiguille.du Midi)
展望台に上がった。


 富士山より高いところなので、高山病にならないよう静かに歩くよう言われる。



 確かに急ごうとすると息が切れそう。ゆっくりと展望台に出たが、ガスがかかって
いて遠望は利かない。

 眼下に登山者が見え、アイゼンを付けたペアが、最後のはしごを使い展望台に上が
ってきた。眼下の雪の中に、さらに数人の登山者が見下ろせる。



 15時40分にロープウェイ下に集合までは自由時間。息が切れないよう慎重に歩いて、
幾つかある展望台を結ぶ洞窟を抜けたり、売店をのぞいたりする。



 しばらくするとガスが晴れ、期待したモンブラン(4,807m)の滑らかに白銀に覆われ
た山頂が姿を現した。         ↓モンブラン


 フランスとイタリアの国境にあるヨーロッパの最高峰である。待っていた甲斐があ
ったと皆喜び、カメラのシャッターを何度も切ったり、ある人はビデオカメラを回す。




 集合時刻に間に合うよう、2つのロープウェイを下ってバス乗り場に行き、バスは
15時55分にシャモニーを後にする。


 再びフォルクラ峠を越えてスイスに戻り、シャモニーから約21㎞、国境ゲートのす
ぐ近くのル・シャトラール・フロンティエ駅に着いた。

            赤い旗(スイス旗)↑のあるところが国境ゲート


       ル・シャトラール・フロンティエ駅

 16時25分にバスを下り、ここから16時48分発のモンブラン特急の始発電車に乗る。


 電車は色鮮やかな赤いボディ、展望のよい室内のシートもカラフルだ。


 右側に深く落ちる谷間を見下ろしながら次第に低地に向かう。


 17時35分にマルティニー(Martigny)駅で下りた。


 再び回送されたバスに乗り17時50分に出発、ローヌ川に沿って東に向かう。岩陵の
露出した山すそや古い城砦などを眺め、州都シオン(Sion)を通過する。



 次第に川から離れ、残雪の見える高地に上がる。Vispでローヌ川沿いから分かれ南
に伸びる谷間に入り、テーシュ(Täsch)に19時16分に着く。

 この先ツェルマットまでは、環境保護のためにガソリン車は入ることが出来ず、シ
ャトル列車で向かうことになっているという。

 駅構内のCOOP(スーパー)に入ったりして待ち、荷物専用車にスーツケースなどを乗
せ19時40分発の列車に乗る。


 列車は狭い谷間を進んで、10分ほどで2泊目の町の玄関、ツェルマット(Zermatt)
駅に着いた。


 駅前広場には、独特の形の電気自動車が何台か並んでいる。その1台、アンタレス
(Ant'ares)ホテルからの迎えの車に、いっぱいに荷物を乗せ、歩いて20分ほどという
ホテルに向かう。


 商店の並ぶ駅前通を南に進む。ほぼ商店が尽きたあたりのカトリック教会の横を左
折してマッターフィスパ川の橋に出ると、行く手の南側谷間正面に写真やテレビでお
なじみのマッターホルンの雄姿が見えた。

 左肩に雲がかかってはいるが、ほぼ全容が望まれる。

 橋を渡って川の右岸沿いに少しずつ上がり、20時20分頃、アンタレスホテルに入る。
クラシックな造りのヨーロッパらしい雰囲気あふれたホテル。シャンデリアの輝く食
堂で、チーズ・フォンデというスイス料理の夕食を味あった。

 支配人は、いま即位60年の祝賀で話題の英国・エリザベス女王に似た女性。かな
り日本語が堪能で、この地も日本人客の多いことが知れる。(歩数 12,300)



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スイス8日間の旅 第2日 ベルンからシャモニー経由ツェルマットへ① 

2012-06-05 22:02:48 | スイス旅行
 2012年5月28日(月) 快晴後晴

 ベルンの朝は快晴。メトロポールホテルで6時30分から朝食をする。出発まで少し
時間があったので、昨日回っていないところを主に、旧市街の散策に出た。




 ビルに組み込まれたアーケードの、ウィンドウに並ぶ商品を眺めたり、次々に通過
するトラムを見たり、精巧に飾られた噴水などを見て歩く。


 昨日のバスで8時に出発し、高速道路12号線でベルンから南南東に約80㎞、スイス
最大の湖であるレマン湖畔のラ ヴォー地区に向かう。


 車窓からは牛が草を食む牧場や、レンガ色の家並み、雪を残す山並みなどが望まれる。


 9時に、レマン湖を望む湖畔にブドウ畑が広がる、ラ ヴォー(Lavaux)地区のシェエ
イブル(Chexbres)という村?に着き、50分間ほどの観光時間となる。



 レマン湖を見下ろすブドウ畑には、高さ1m前後の丈の低いブドウが緩やかな斜面
に沿って広がり、穏やかな彩りを見せる。




 これは、ブドウ畑の一角にあった見本園のブドウ。



 ブドウ畑を見下ろす民家の多くには、鉢植えの花や庭先に花が植えてあり、ブドウ
絞り機を置いた家もある。


            ブドウ絞り器



 町中にあったスーパー・ミクロスで飲物を求めたりして、シェイブル駅前広場に止
めたバスに戻った。下はシェイブル駅。



 バスは東へ、チャップリンも愛したというヴヴェイ(Vevey)の町並みや、湖畔に立つ
シヨン城などを見下ろしながら進み、レマン湖畔を離れる。




                    シヨン城


 車は南南東へ向かい、人口1万人というマルティナ(Martigny)に入り、フォルクラ
(Fordraz)峠(1526m)に向かって南西に上がって行くと、マルティナの町並みが見下ろ
せる。




 峠への途中、ドライバーさんの勧めでバスを降り、町並みや周辺の山並みなどを眺
めながら小休止した。







 これが、旅行中の鉄道以外の移動に使用したグリンデルワルドバス。 (続く)


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スイス8日間の旅 第1日 成田からチューリッヒ経由ベルンへ

2012-06-04 22:34:00 | スイス旅行
 第1日 2012年5月27日(日) 晴

 当初予定では、成田国際空港発9時25分発のLX8947便だったので、わが家の最寄り駅、
西所沢駅発の上り初電で行かなければならなかったが、出発3日前に連絡があり1時間
後の10時25分発LX161便に変更になり、集合も8時25分になった。

 西所沢駅5時41分発に乗り、京成電鉄と北総鉄道経由、成田国際空港に7時43に着き、
第1旅客ターミナルビルK18~20カウンターのトラピックス受付に行く。

 今回のツアー参加者は全部で21名。構内の銀行の両替所で約88円のスイスフランの両
替後、添乗員の I さんの案内で、スイス航空LX161便に乗る。


 機体はエアバスA340-300で、エコノミークラス219シートは満席とのこと。中ほどの
4人並びの席の通路側に座る。出発予定時刻より少し遅れて10時40分に離陸した。

 飛行機は日本海に出て北上し、北海道札幌西方からからシベリア大陸に入り、ヤクー
ツクの南西やノリリスク付近を通過し、白海、モスクワ北方、ヘルシンキ南方などを経
て12時間近くかけて、成田から9604kmのスイス、チューリッヒ空港に、日本より7時間
遅い現地時刻の15時20分に着いた。

 機内放送ではチューリッヒの気温は20℃とのことだったが、外に出るとやや蒸し暑い。
迎えに来てくれた黄色い車体に赤帯入りのGrindelwald Busに乗る。2日間運転してくれ
るドライバーはサーシャさん。バスは16時14分に空港を出て今日の宿泊地である首都ベ
ルンに向かう。

 ベルンはスイスの西部にあり、チューリッヒの南西約125㎞のところ。両都市とも標
高は500m台だとのこと。バスは最高時速100㎞の高速道路を順調に走行する。高速道路
といっても日本のような料金所はなく、バスや乗用車などに分かれた年間パスのような
ものを支払って通行するのだという。


 チューリッヒ郊外に出ると、緑の森や牧草地の間に点在する住宅などの気持ちよい景
観が続き、高速道路に平行して赤い彩りの電車も通過する。


 ベルン市内に入り、17時30分頃市内東北部にあるバラ公園に着き、20分ほどの観覧の
時間となる。


 バラの花はまだこれからだが、何色もあるツツジは見ごろ。ベニバナトチノキも花を
見せ、シャクナゲは盛りを過ぎていた。



 豊富な緑に包まれた公園からは、眼下に流れるアーレ川の向こうに、屋根が同じ彩り
に統一されたベルンの旧市街が一望でき、背後に残雪の山並みも望まれる。


 さらにバスは10分ほどで市内の旧市街に入り、宿泊するホテルメトロポールには18時
10分頃に到着した。隣接するビル同様、クラシックな5階建てのビルだがロビーは狭く、
受付は道路の反対側のビルにある。


 荷物を部屋に置き、休む間もなく近くのレストランANKERに行き夕食をする。


 夕食後、添乗員の I さんの案内で旧市街を1時間ほど散策することにした。




 町中には幾つもの噴水があり、いずれもみごとな彫刻が施されている。


 旧市街は赤レンガ屋根5階建てのビルが並び、今日か明日は国の祝祭日のようで、ど
のビルも国旗や州旗などが飾られている。



 旧市街の中心にあるのが門の上に設けられた時計塔。尖塔下と中ほどにある時計の横
のからくり人形は、毎時4分前に動き出すとか。


 塔を見てから時間まで周辺を回ってみることにした。古い建物の間をトロリーバスや
トラム(市街電車)の路線が入り交じり、ひんぱんに通過する。スイスは右側通行なの
で、日本とは反対方向からの車の確認をしなければならない。


 ビルの間の細い路地を抜けて南側の通りに回ると、ベルンのランドマークになってい
る大聖堂があった。1421年に着工して1893年までかかって完成されたスイス一の高さを
誇る尖塔とのことだが、いまは工事中で尖塔部分や1階の精巧な彫刻部分などが覆われ
ているのが残念なところ。


 次々と通過するトラムの間を縫って西に回り、連邦議会議事堂前に行く。



 ベルンがスイスの首都となった1848年から1902年にかけて建設され、ベルンのシンボ
ルになっているとか。議事堂前の広場には、平面から吹き出す噴水があった。


 ちなみに、ベルンの人口は約13万人でスイスでは4番目の都市。標高は540m前後で、
中世のたたずまいを感じさせる旧市街はユネスコの世界遺産に登録されている。


 さらに旧市街を回り、日曜で閉店している商店街のアーケードを抜けたりして、20時
近く再び時計塔下に戻る。


 からくり時計は2回動いたが、何れもほんのわずかな時間だけだった。



 時計塔の北にあるコルンハウス橋に行き、旧市街をU字状に囲んで流れるアーレ川の
川沿いや北側斜面に広がる住宅地などを眺め、まだ明るい20時20分頃ホテルに戻った。




                          【歩数 11,100歩(自宅から)】



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