NATOの東京事務所設置にマクロンのフランスが反対した。北大西洋条約機構(NATO)は太平洋とは関係ないじゃないかというのが理由らしい。理屈はその通りなのだが、これをマクロンに吹き込んだのは明らかに習近平だ。
中国の行状は今や世界的脅威であり、単に地域の問題ではない。地域の問題に矮小化したいのは中国であって、「北大西洋」の名前を取り上げて言いがかりを付けるのは、いかにも名称にこだわる中国らしい。そして、馬の合うマカロンちゃんを抱き込んだ。
→「マカロン」20230413
天王星84年周期でいえば、今年は1939~40年頃に当たる。
1939年ナチスの侵攻に対抗する連合軍が生まれ、それが後に国際連合になった。同じパターンの再現なら、NATOが名前も変えて世界連合に変わることになる。既に、第三期「国連」の胎動が始まっているのかも知れない。
84年前の再現なら、マクロンはビシー政権のペタン元帥のようなものだ。ナチスの傀儡ならぬ、中共の傀儡だ。そうなると当然、自由フランスも動くだろう。
マクロンがビシー政権に似ているのは、その場その場を誰かに頼って切り抜けようとする、覚悟の無い現金さだ。常に100点を欲しがる、オバマと同じ修羅場を知らない優等生だ。中国に「いける!」と思わせ、暴挙を許したのもオバマだった。
→「まもなく」20220715
体験者が生きていない明治維新は、物語になるが、第二次世界大戦はまだ生きている人がいる。馬鹿な人類も、少しは賢くなって良いはずだ。
NATO加盟には反対だが、新規国際連合は良いかもしれない。
理想だけの国際連盟、現実だけの国際連合、第三期世界連合には常任理事国のような愚を繰り返さないことを祈るのみだ。