年も明けて、今年はどうなるか、不安と期待で騒がしい。
安倍総理も酉年占いをしてくれた。
酉年は、大まかに木星が天秤座の年と言える。日本にとっては過去の成果が出る年であり、同時に、新しいことを始める年になる。
何時も言うように、惑星が来た時、思い立って新しいことを始めると、代償が大きくなる。逆に、過去の成果を大切にし、それを固めるには良い年だ。
これまでの成果は、既に昨2016年後半から出ているはずだから、それが何かと考えると、経済復興だろうか。これには、観光や地方創世、外交関係も含まれるだろう。
とすれば、ここで調子に乗って深追いはしない方が良い。現在の傾向の質を高める事に注力する時だ。
解りやすい例として、観光は4000万人を目指すより、内容を充実させることを目指せば、結果的に数値も上がる。アジアからの数に頼るより、欧米先進国からの来訪を増やし、宿泊や交通のインフラを整え、観光資源の質を上げるべきだ。観光地の対応が雑になっている傾向がある。数より質。スイスのようにハイレベル観光を目指し、観光のブランド化に繋げる時だ。そのために、むしろ一端、数を減らすことを考えても良いくらいだ。
木星が来た時は、チャンスを確実に具体化する時だ。新しいことを始めると、新しい苦労が生じ、時には破滅に繋がる。個人的には、結婚したり子供が生まれたりするが、それをどう育てるかが大切だ。
2018の前年
木星・天秤座は、風の星座全体にチャンスとなる。日米露には大きなチャンスになるから、米露の動きに便乗する手もあるが、実は、木星の来ている日本が仕掛け人になっている。日本は中国の暴走に対抗するため、中国包囲網形成の努力を重ねてきたが、最も影響力のあるのは当然、ロシアであり、トランプ政権誕生により、米露の接近が可能になった。中国は自ら大国と名乗り、自ら米中冷戦を求めている。
中国が行き詰まるとすれば、2018年が重要な年と思われるが、2017年はその前年になる。2017年にどんなことが起こるかと言うより、2018年の前の年にどんなことが起こるかと考える方が歴史的には意味がありそうだ。つまり、後年、2018年事態は2017年にこういうことがあったからだと説明されるようなこと。そう考えれば、今年、何が起きるか簡単に推測できる。歴史先取りの占いの視点が、今の一歩を見やすくする。
天秤座の木星で現在、実は、中国はかなり苦しい、ジッとしていられない状況にいる。それが昨今の動きだ。ところが、秋には木星がサソリ座に移り、急に視界が開ける。暮れに土星が180゜の山羊座に入るが、サソリ座の木星で救われる。しかも、天王星も牡牛座圏で中国にとって好都合だ。
これが、現在の中国に都合が良くなることかと言えば、おそらく逆だろう。中国にとって良くなることは、中国共産党にとって良くなることとは限らないからだ。
また、一方、山羊座の土星は日本には領土の葛藤を表す(既に現在、冥王星運行中)。中国にとって木星が吉角の時、日本にとっての領土問題が起こるとは悩ましい。