
赤坂プリンスクラシックハウスの後、やってきたのは、加藤さんイチオシの
三宅坂ビル。
このビルは、全体がモザイクタイルで覆われてるというモザイクタイルビル。すごい~

加藤さんの記事によると、国産一眼レフカメラの旭光学のビル、「ペンタックスビル」として建てられたもので、

デザインは、画家、寺田竹雄により、一眼レフカメラをパーツに解体して、絵画的に再構成されたものだそう。

近くに寄ってみると、
ほんとに細かいモザイクタイルの一粒一粒が迫ってくる。
遠目で見るとよくわからないが、近づくとタイル感が増し、

同じ色の中にも濃淡があったりと、楽しい。
サインも入ってた。
別の角度からの屋上の目玉を見るのを失念してしまった…

そして地下鉄を乗り継ぎ、やってきたのは鳩山会館。
大正13年に岡田信一郎設計により建てられた鳩山家の洋館が、一般公開されている。
小川三知のステンドグラス三昧を楽しみに訪れた。

玄関の階段ホールには鳩が並んだステンドグラスが迎えてくれる。

色とりどりの鳩とコリント式柱、青い空が爽やかで、鳩山邸のステンドグラスの中でも好き。

ホールには、照明のシルエットが天井や壁に反射して、とてもきれい。

第一応接室。

第一応接室は、エンブレムのようなデザインのステンドグラスが、大理石のマントルピースを挟んで両脇に入っている。
よく見ると、三羽の鳩が縦に並んでる〜

第二応接は、サンルームとの境に花や鳥がモチーフのステンドグラスが入る。

色合いも明るく華やか。

小鳥が花の中にひそんでるデザインも可愛い。

照明も部屋毎に違っていて、
それぞれの部屋の雰囲気にマッチしてる。

お隣の食堂にも第二応接室と同じ形式でステンドグラスが入っていて、

こちらはライチの実がデザインされてる。

食堂の照明は、蝋燭を模したようなデザイン。

明るく居心地良さそうなサンルーム。

サンルームの床は、モザイクタイル貼りだった。

庭に出ると、ちょうどバラが見頃。
バラ越しの鳩山会館。

そして2階へ。

階段の踊り場には、大きなアーチ窓に、法隆寺の五重塔が描かれたステンドグラスが存在感を放ってた。

木々の色合いも深みがある。

2階には館内で唯一の和室がある。

書斎にはキジがデザインされたステンドグラス。

一見白っぽい部分のガラスが、実は様々な色が混じり合っていて、
西日を受けると、更に美しく輝くのだとか。
確かによく見るとオパールのような色合い。

大広間は建物公開に先立ち、三つの寝室を大広間に改造したのだそう。
さまざまな会合に用いられているという。

テラスに出ると、ブロンズの鹿の首像、

両サイドのコーナー部分には鳩があしらわれている。
ステンドグラス三昧の館を堪能できた。