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火防陶器神社

2020-07-22 | 建築巡り・街歩き【大阪】

「タイル建築探訪」に載っていた陶器の神様を祀った火防陶器神社。
境内でやきものの灯籠などは見たことがあったのだけど、社殿の中にさまざまな陶板があったことは知らなかった。
社殿は毎月、1、15、23日と、7月21~23日の茶碗供養とせともの祭の日に公開されているというので、訪れてきた。


残念ながらせともの祭はコロナで市は出てなかったが、
提灯がずらりと並ぶ境内。


茶碗供養が行われてて、一人、ひとつ茶碗を持ってきたら供養してもらえるようだった。


手水舎の水鉢は大きな信楽焼のもの。


水口は瀬戸焼の織部釉の竜


そばに、こんなやきもののナメクジもいた。


水鉢の周りは信楽の登り窯で使用されていたという窯壁などが再利用されているなどやきもの尽くしに。


信楽焼の額


由緒が書かれた額皿は有田焼。


タイル貼りのさい銭箱。


そして拝殿の中へ。
折り上げ格天井の格子の中には色とりどりの額皿がはめ込まれている。



各地のやきものの陶芸作家の方々の作品だそう。







繊細で華やかな色鍋島


勢いよく描かれた呉須赤絵


花瓦文


古伊万里花鳥文


皿いっぱいに描かれた白い牡丹が美しい


中には北欧調?な鳥が描かれたものも


こちらも可愛いなあ。


天井だけでなく両小壁にも陶板が入れられている。


窯場の図には登り窯や作陶する人々の姿が描かれている。


もう一方の小壁には昔日のせともの問屋の様子が描かれている。






そして欄間は瀬戸のもの。


孔雀が向かい合わせにデザインされている。


更に祝詞殿の両壁面には瀬戸の陶板が入れられている。
窯の中のやきものの様子が描かれているようだ。





祝詞殿の天井もすばらしい。
こちらは有田焼で鉄千唐草が描かれている。






欄間は九谷焼。
鶴と雲が描れた陶板。
正にやきもの尽くしの拝殿、祝詞殿だった。


拝殿の両脇には有田焼の染付の灯籠。
丁寧に細やかに模様が描かれたもの。





瀬戸赤津焼の灯籠も迫力がある。





瀬戸焼の灯籠も一対。
太陽の透かし彫り


こちらは月の透かし彫りが入ってた。



草の間にはこんな大きな土瓶も隠れてた。


石垣もやはり窯壁や窯道具が使われていて、いい味わい。





こんな釘隠しまで陶器が使われてた。

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