
この日は、京の冬の旅の特別拝観、西本願寺の書院と経蔵の見学申し込みをしていた。
いつものごとく西院からレンタサイクルを借りて、西本願寺を目指す。
モザイクタイルに目を惹かれて立ち止まる。
今は廃屋のようだけど、右手の方には、元ショーケースらしきものが
あったので、何かのお店だったのかな?

腰壁に貼られたふっくらモザイクタイルは、見事に結晶が現れていて、
一番下に貼られたタイルは、斜め線の地模様が入っていた。

竹製品を販売するお店のお気に入りの外壁タイル。

シンプルなラインが可愛いタイル。

西本願寺についたが、自転車は、どこに止めたらいいのか~?!
本願寺第二庁舎の辺りにある参拝者用駐輪場を案内される。
そのすぐそばにあった御手洗いのタイルが、スクラッチタイルで、グレーからブルーの濃淡がきれいで、良い風合いだった。
新しくてもこういうタイルは良いなあ~


そして、特別拝観の書院へ。(内部撮影禁止)

西本願寺の書院は1618年に建てられたもので、最も規模の大きな対面所、鴻の間は欄間に鴻の透かし彫りや松や鶴などが描かれた金碧障壁画など豪華絢爛な造り、鴻の間に続いて、雀の間には、襖に可愛い雀が飛び交う様子、
格天井の一つ一つには四季折々の花が描かれている。更に雁の間、菊の間と続き、
それぞれの間の障壁画と天井画がすばらしくて、めちゃめちゃ眼福だった。
書院には、対面所のほかに二つの能舞台もあり、
更にそれぞれ趣向が凝らされた白書院、黒書院といわれる小広間も続く。
そして桃山時代の様式である枯山水の虎渓の庭もすばらしく、とても見応えがあった。
ひとつ教訓を得たのは、冬のお寺の内部拝観は、特別厚めの靴下持参するのがよさそう。足が冷たくて冷たくてかなりキツかった・・
今回は有料ツアーだったが、毎月16日の親鸞聖人の日には、書院は、無料ツアーも行われてるみたい。

その後、経蔵へ移動する途中、
御影堂の天水受け、その四隅を支えてる石像、天邪鬼。
二頭身のこの石像が、それぞれポーズが違ってとっても愛らしかった。



経蔵。
こちらも内部撮影禁止で、窓の外からぐるりと一周回って見せて頂く。
経蔵の内部には、輪蔵といわれる回転式の書架があって、そちらに経典の全てが収められている。
見たかったのは、建物内部腰壁に貼られたタイル。
有田焼の2種類の龍を描いた色絵タイルが約300枚貼られていて圧巻だった。

記憶の隅にあった、そういえばINAXライブミュージアムで見たタイルかな?!
と写真を探したら、やはり一昨年開催していた「日本のタイル100年 美と用のあゆみ」で展示されていたものがそのうちの一種類、翼を持った龍、応龍だった。

有料の特別拝観が終了した後、お寺主催の無料ツアーにも参加。
お坊さんのお話を聞きながら阿弥陀堂と御影堂を案内して頂く。


和のシャンデリアには、葡萄の蔓と鳥たちが透かし彫りされている。


そして、探すのに夢中になったのが、この「埋木」というもの。
木材の補強や修復のために穴や亀裂を埋めた跡がいくつも残されていて、
様々なものをかたどった当時の大工さんの遊び心が伺えて楽しい。
魚の上には、瓢箪と桝?!

お茶碗のような形。

木の中にある年輪や模様を使ってるのもおもしろい。
これは、目力強めな魚。

ちょっとふっくらしたひよこもいる〜

ハートは、あえて黒い木材の中にうかびあがるように?

壺

コマとお花?!

これは何だろう?!
としばらく考えたが、口を開けた蛇がとぐろ巻いてる姿かな?!

下はなすび、上は大根だろうか?!
年輪が大根葉のようでおもしろい。

小さいゾウさん。

富士山も。
茄子と鷹もあった。
建物の両脇に、意外とたくさんあって、パッチワーク状態。
当時の大工さんたちの技の競い合いみたいなのが垣間見れて楽しかった。


帰り、龍谷大学図書館の外観を少し覗いていく。

火灯窓を模したような窓。
窓の縁はタイルで縁取られ、窓上には、モザイクタイル。

腰壁にも、ボーダータイルとモザイクタイル、間には七宝繋ぎ文がタイルで描かれていた。

この日は、雨もやや降り出して来たので、大宮の喫茶Hattoryへ立ち寄って帰ることに。

ウロコミチさんのお店にある亀甲型のタイルの色違いがあると聞いていたので、遅めのランチを兼ねて。

このタイルだなあ。
毒々しいまでの鮮やかな赤と黄色が混ざり合っている。
このタイルに囲まれた特等席?!には、先客がいたので、横目でタイルを観察。

カウンターを囲む壁面もまた、渋めな赤色の小口タイルが貼られていて、
所々に岩っぽいものが貼られてる。


自分が座った席の後ろは布のクロス貼り。

日替わりランチを頼んだ。
日替わりは、白身魚のコロッケと言われたが、大きな平たい白身魚入りのコロッケが出て来た。
また今度来る機会があれば、タイルに囲まれた特等席を陣取りたいな。

西院へと向かう途中、ふと陶製の歯医者さんの看板を見つけた。

吉岡歯科という漢字になぞらえて、
絵文字みたいに、さまざまなものが寄り集まって文字が作られてた。
絵文字みたいに、さまざまなものが寄り集まって文字が作られてた。

歯医者さんにまつわる何かかなあ?
と見ていたが、何なのかはっきりわからず。

Xに投稿すると、銃や火薬かなという書き込みを多数頂き、歯医者になぜ銃?!
と疑問だったところ、詳しい方から情報が寄せられて、「古銃収集・研究家として著名な故・吉岡新一氏の歯科医院」と判明。
さすがX、すごいなあ・・

漢字を模っているものは、銃関係の様々な備品のよう。吉の下は、銃口であるとのこと。
おもしろいなあ。
銃の素人では、ちょっとわからないような部品の数々。
謎が解けてよかった。