
プラハ、町歩きの続き。
アドリア宮へやってきた。
チェコでは、アール・ヌーヴォーの建築以外に、キュビズム建築巡りも楽しみにしていた。(2009年にリクシルギャラリーで開催された「チェコのキュビズム建築とデザイン」を見てから、次回行く時は見たいと思ってた。)

アドリア宮は、パヴェル・ヤナーク設計、円弧モチーフが特徴的なロンドキュビズム建築といわれるもの。
お城のような堂々とした佇まいの建物は、イタリアの保険会社の建物として建てられたそう。

円形のエントランスホール。
床は大理石モザイクが貼られ、大理石の柱に囲まれたリッチな空間。

1924年と年号の入ったモザイクや、

煙突のついた建物、煙突や窓からは煙がたなびいてる様子。

蒸気機関車?

汽車と貨物車?!

保険会社として使われていた時のオフィスの入口。
現在は劇場として使われているようで、こちらが劇場の入口になってるみたい。

入口上部は星座をモチーフにしたブロンズ像が並んでいた。

この日は休みなのかどこも閉まっていたが、他にもオフィスやアパート、ショップやレストランとして活用されている。

ギャラリーかな?

金色のドアもゴージャス。


古いエレベーターも残されているようだった。
嬉々として写真を撮っていたらこの時、二階から下りてきたおじいさんが、
ここにも、あっちにもモザイクがあるよ~、と教えてくれた。

可愛い象のモザイクも。

入口に小さく写る、最後まで見送ってくれたおじいさん。

アドリア宮の斜め向かいくらいにあったアール・ヌーヴォーの優美な扉。
扉周りのレリーフの細工も細かく美しい~。

ドーマー窓が連続して並ぶインパクトのある建物。

そして、ウ・ノヴァークーの館にやって来た。
旧プラハ保険会社と旧トピチョ出版社と同じく、オズヴァルド・ポリーフカの設計。

建物の中央部に入れられたモザイク画が圧巻の存在感。

遠目で見ると、まるで印象派の点描画のような雰囲気のモザイク画。

拡大すると、たしかに細かいモザイクタイルが貼られてる。
淡い色彩で、やわらかな印象のモザイク壁画。

森の中で、ピクニックをしてるかのような人々の様子がのどかでいいなあ。

入口周りの装飾。

植物をモチーフに自由な曲線を描いた持ち送り。

入口の扉は、ステンドグラス。
デザインは、蝶の羽を模したものかな?

ガラスの表面にはさまざまなエンボス模様が入り、
マーブル模様が複雑な色合いを醸している。

扉の下部は、ブロンズのレリーフで犬が描かれていた。

ハンドル部分。

光を通すと、更に美しさが増すステンドグラス。

周囲のアイアンの細工と共に、美しい芸術品だった。

入口を入ると、アーチの回廊が続き、様々なお店やオフィスなどが入っているよう。

この扉もシンプルだけど曲線のラインが優雅。

ガラスの扉越しに、優美な階段の手すりを発見。

モザイクタイルの床があったり。

建物の中は思ったより縦にも横にも広く、、ショーウィンドウが素敵なお店があったり、、
ただしこの日は閉まっていたが。

こちらもロンドキュビズムのようだけど、レジオン銀行かと思ったら、
違ってた。

1階にはカフェあり。
この後、黒いマドンナの家でカフェる予定だったので、ここはスルー。

扉の意匠がみたことないようなタイプのデザイン。

ドアノブ周り。
町歩きは、更に続く・・