
旧魚半別邸の見学を終えた後は、翌日は雨の予報だったので、この日のうちに歩けるところを歩いておきたいと、まだ訪れたことがない町、津島へ向かった。上街道沿いなどに古い町並みが残っているということなので歩くのを楽しみに。

住宅街を進むと、不思議なデザインの門があり、

近づいてみると、やきものが嵌め込まれていた。模様も独特で面白い。

2階にはベランダの手すりがついている洋風の下見板貼りの建物

わぁ〜きれいなタイル

このタイルが、1階にも2階にもびっしりと貼られてたお宅。

お隣にあったのは、喫茶飛鳥。
Googleマップには、12時に閉まる風に書いてあったけど、まだ開いてるみたいで、
まだ津島に着いたばかりだけど、入っておこう。

扉を開けると、いきなりのタイルの床にテンション上がる。
モダンな蜀江文柄。色合いもいいな。

もう少ししたら、一旦閉めるところだったらしく、滑り込みセーフ。
Googleマップに12時に閉まると書いてた、と伝えたら、ええっと驚かれ、
12時どころか夜もスナックとして営業してるという。
お店は、50年ほど前からあるそう。
てっきり店主さんかと思ったおじさんは、お世話好きな、ご近所のおじさんだった。

カウンターの足元にもこんなモザイクタイルが貼られてて、細かい所までデザインが
行き届いている。

カウンターの上には、真っ白な大きなカサブランカの生花が、清々しい。
そのカウンターの背後にもモザイクタイル。

大きなガラスブロック窓から、ほんのり明かりが差し込む。
扇型のオレンジのアクリル?窓とブルーのカーテンの色合わせもいい〜


四隅の角が落とされた八角形のテーブル。

店内に二つあったこの菱形の窓も素敵だった。

珈琲を頼んだら、おじさんがお菓子のカゴ盛りを持ってきてくれた。
まだ津島に着いたばかりで、暗くなる前に歩き回りたかったので、一休みさせて頂いたら、出発。

歩いていると、錆びたトタンの奥にタイルらしきものが、チラ見え。

近寄ってみると、タイルではなかったのだけど、木製の六角形のパーツがタイルのように貼り合わせられてた。目地らしきものもちゃんと入っていて、カラフルで可愛いかった。
何のお店だったんだろう?!

こちらは、細かな茶色のタイルと黄土色のタイルが貼られた建物。
ショーウィンドウを見ると、アンティークショップのよう。
窓から見えるカーテンもいい感じで、

この可愛いタイルたちの雰囲気にぴったり似合うお店だった。

他にもタイル貼りの建物もちらほら。

ミントグリーンのモザイクタイルが、一部に貼られた建物。

タイルとガラスブロック、型板ガラスが見えたので駆け寄ると、

玄関ポーチには、カラフルなモザイクタイルが貼られ、手前は、より細かいモザイクで包み込むように貼られてて、その丸みに萌えた。


こちらは喫茶店。
真っ赤なタイルと、庇のように貼られたタイル。タイルの角を並べてギザギザ感を出すなんて、斬新な貼り方。

風化してしまったばこの自販機。

丸窓が開いてるのかと思ったら壁が丸く塗られてた。

風格漂う早川薬局。

昭和4年に建てられた旧津島信用金庫本店の建物が、現在は、津島観光交流センターになっていた。
案内所の方によると、信用金庫の前は、東海銀行だったとか。

中に入ると、吹き抜けの大空間が広がり、
2階には回廊が巡らされている。
観光案内所兼ショップになっている。

正面奥には、大理石に囲まれた大きな金庫も残されてた。

鮮やかなミントグリーンの分厚い鉄の扉は、当初からこんな色だったかは、わからないそう。
岩津金庫の重厚なプレートがついている。

観光案内所を出て、再び歩く。
2階のベランダがアールにカーブを描くタイルが貼られた家。

花々とタイル。

イラボ風にもやっとした釉薬がかかったタイル。微妙にさまざまな色が混じり合ってるのが美しい。

肉のとりじん。
両サイドの柱がモザイクタイル貼りに。

夕日を浴びて輝くパズル風の赤茶色のタイル。

そして、素敵タイル物件が登場。
元美容院だろうか?!
バラエティに富んだモザイクタイルが貼られてる。

両サイドは、正面とは違うタイルでカラフルに。

木製の九つの窓枠、下のモザイクタイルと合って、ピンクなのが可愛い。

コーナーの柱には、縦長のグリーンのモザイクタイルが引き締めてる。

郵便局のタイル。

猫にも出会った。


もう一軒、年季の入った薬局も。

屋根神様の乗った立派な町屋。

コンクリートの覆いをかぶせたようなモダンな造りの美容院。

タオル専門店の店先には、

一見、石のような模様のパズルタイルが貼られてた。

久しぶりに知らない町を歩けてワクワクした〜
暗くなってきたので、撤収。