転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



特例臨時接種終了に伴う新型コロナワクチンの取扱い等について(PDF)
(厚生労働省健康・生活衛生局感染症対策部予防接種課 令和6年3月11日)

この厚労省の通達によると、
無料接種期間の終わる3月31日をもって、
現在、保管・使用されているワクチンは、一旦すべて廃棄されるべし、
ということなのだが、それには有効期限内のものも含まれる。
決して安価とは言えなかった筈のワクチンを、税金で購入しておいて、
まだ使えるものも全部、事務都合で捨てるとは、えらく無駄使いではないか。

これまでは、打ちたい人も打ちたくない人も関係なく、
全員に等しく機会や権利が与えられていたから、
抜け駆けなど論外で、接種時期や規定回数を尊重してやって来たのだが、
「捨てるくらいなら、年度内にもう一回打たせて貰えないか」
と希望する人たちは確実に居る。
秋頃に接種した場合、既に半年近く経っているから、
ブースターを望むとしても医学的に何もおかしくない。

勿論、無料のまま、人より回数多く接種を受けるのは、
不公平で許されないだろうというのはわかるが、それなら、
今無理ヤリに捨てたりせずに、4月からの有料接種に回して、
お金を払っても受けたい人たちの間でだけ、使えば良いのではないか。
そういう、民間による買取の方法は無いものだろうか。
国の所有であるものを、4月以降、民間を相手に売り渡すというのは、
多分、何らかの手続上の問題があって不可能なのだろう、
と推測はしているのだが、それにしても「なぜ駄目か」についての説明を
私はまだ聞いたことがないし、読んだこともないように思う。
私がテレビを観ないから知らないだけで、既に十分に報道されているのだろうか。
税金で買ったワクチンを一斉に廃棄するならば、有権者に対して、
せめて丁寧な説明をする責任が、政府にはあるのではないかと思うのだが。
この新型コロナワクチンは、日本在住の人ほぼ全員に関係のあった話だよ?

なお、毎度毎度書いていることだが、
私は、打ちたくない人がいる、ということは全く問題にしていない。
打ちたくない人はそのまま打たなくて良いのだ。
そうでなく、打ちたい人が打てるようにできないのか、という話をしている。
ワクチンが無駄にならず金も取れるからだ。
それと、我々の税金で買ったワクチンを大量に(だろう)廃棄するなら、
そうなる仕組みについて、政府は皆によく伝わるかたちで説明すべきだ、
と言っている。
よろしくお願いしますよ(^_^;。


追記(3月16日):廃棄は1500万回分だということだ。
どうして野党やその他の団体はこの件で政府を責めないのか?
というか、3月のこの時期になって言い出しても遅いので、
少なくとも政治家の皆さんは、前から知ってて黙っていたのだろうよね。
4月以降、打ちたい人にだけ打たせて彼らから金を取ればいいではないか、
と思う有権者は、ワクチンに賛成であれ反対であれ少なくないのではと思うのだが、
どういう仕組みでそれができないのかについて、誰も説明もしないのだね。
『説明責任』という言葉は、こういうときにこそ使うのではないのか(--#)。

コロナワクチン1500万回分廃棄へ、昨秋以降の接種は対象者の2割どまり
(読売新聞オンライン 2024/03/16 05:00)

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