今年から小平に畑を借りて農作物を作っています。
それを周りの方に話していると、農業の雑誌やら栽培法の雑誌や種のカタログなどが、自然と集まってきました。
考えることが多すぎて、どこが入口なのか皆目見当がつきません。結局どこまでやるのか、趣味で良いのか何も考えがないのが実情。
10年ほど前に新潟の棚田のボランティアに行き始めたのが、すべての始まりだった。私の生活は仕事と遊びだけだったが、同時期に始めた病院のボランティアを含め、きっと社会への還元が私なりに始まったのだと思う。
ランニングの途中で貸農園があるのを知っていたが、まさか自分がやるようになるとは、、、。
サカタノタネの「失敗しない野菜栽培」と「家庭園芸」の2冊は、新宿区の生涯学習という講座に出席してもらったもの。
新宿区は様々な講座やサークル、演劇鑑賞、音楽会を主催してくれます。文化都市の面目躍如です。
サカタノタネのテクノセンターから職員がいらして、家庭菜園についてノウハウを伝授していただきました。聞くよりやるほうが早いのは当たり前ですが、その道のプロに最初の一歩を教えていただいたのは良かった。
この本は、植物の個別について種からの栽培法をマニュアル化しています。いわば素人には菜園バイブルにような本です。
こちらは一緒に頂いた雑誌です。
こちらもサカタノタネが出版しているが、野菜、草花、果樹から園芸用品までのカタログ化している。
これを見ているだけで、いっぱしの農業人になったつもりになれます。
下3冊は南蛮連合のチバさんからいただいた雑誌。報道機関にいると様々な方面から資料が送られてくるそうです。
最初はこの「幸福な田舎のつくりかた」に共感したが、いろいろ調べていくと、これはある意味で幸せにも成功した生産者のおはなしで、問題は山積みだと思うようになった。
生産者が直売場という新しい流通を得て良かったというお話のオムニバスです。
直売場は流通革命ではあるが、それだけじゃ足りないと感じるようになった。
他に資料や雑誌を読んでいいくうちに、TPPに限らないが、農産物は直売はもちろんのこと、消費者を巻き込んで生産加工まで踏み込まなきゃ弱いのだなと気がついた。
安さか必要性かの勝負だと安さに負けることがあるからだ。
「農耕と園藝」は今現在に農業をやられている方向けの、具体的な栽培方法論を展開している。極めて実践的な農業専門家向けの雑誌です。
ここでは対処方はこうです、こんな器具が新しく開発されて使われ始めました、土壌の改良、機器の改良で農業が楽になりますといった内容です。農業を取り巻く社会環境より今農業をやっていて、どう技術改善できるかが焦点。
「AFCフォーラム」は日本政策金融公庫・農林水産事業部が発行元なので、農業の社会の中でのありかたを論議している。どうやって日本の農業を活かすのか、、、が焦点です。
政府系なので考える世界が「貿易が完全自由化されたとき、日本の農業はどう残れるのか」なのだろう。
興味深い記事がいくつもありました。
大規模農業で日本が米国やオーストラリア、フランス、ドイツと争ったって、規模の単位が違うから争うステージが違う。
むしろイタリアのように小規模農業で、アグリツーリズムを完成させたイタリアを参考にしたら良い、、、。スローフードと有機農業と農家との交流型アグリツーリズムだと。
消費者と生産者が同じ屋根の下で寝泊りする機会を増やす、、、消費者が生産者を主導する、、、。
課題は多いだろうが、大量生産だけじゃない、農業のあり方を探している。
興味深い記事が続きます。
道の駅を直売場と活用するだけじゃなく積極的な活用が道を開くと言っている。
農業の現場は、少子高齢化、担い手不足、耕作放棄地の増大に加えて、六次産業化といった急激な変化に生産者は取り残されている。
道の駅を「地域経営」の拠点にする。売るだけじゃなく「知の拠点」「情報の拠点」「生産者の拠点」にするのだ、、、。
農産物がその加工品が安い他国製品に置き換わらないようにするには、アイディアと長い準備が必要だろう。
この記事、水耕栽培のルーツは駐留米軍にあると言うこと。
当時の日本農業の肥料は人糞尿だったわけで、米国軍人はそんな(対戦国の)人糞でできた野菜は食べれなかったというわけです。
不潔極まりなく感じたことでしょう。実際、その頃の衛生では回虫駆虫剤を飲むのが習慣だったから、、、。
それで米軍家族用に大規模養液栽培農場を飛行場あとに作ったといいます。それが発展して水耕栽培技術ができてきました。
戦後の技術なんですね。
「スタイルアサヒ」は専門誌ではないので、現在ブームになりつつある貸し農園や家庭菜園についての特集記事。
農業というより趣味の週末農業が近年のブームです。
貸し農園を私までが借りるようになりましたから。
ランニングブームからトレランブームになり、自転車ブームになり、健康産業に広がりがあります。
枝葉ではランニングブームとは違うかもしれないが、良い余暇という意味にいおいて同じだと思います。
こちらは、もっと身近なベランダ菜園。
いろんなスタイルの「貸農園」があります。
休耕地や耕作放棄地の再利用です。
問題は土地の所有者である農家さんが、土地を貸さないことだといいます。
税制の問題ですね。
農業本にもいろいろあって、家庭菜園用の手ほどき本、カタログ本、ベランダ菜園や貸農園のあれこれ。それから専業農家さん向けの専門書、それと政府が出している日本の農業とはのような社会ととらえているものまで
読んでいると面白い。本を読んでも実際の農作業は別次元の出来事です、、、素人には。
私が借りている小平農園は学校のようなスタイルで100区画を一斉に同じ作物を植えています。毎週講義があって、初めての人でも専門家に教えをこいながら野良仕事を覚えていきます。ここは小平市が音頭をとってやっているようです。私は市民じゃないけど、直接頼んでやらせていただいています。往復で2時間かかるけど通農もいいものです。
2013年07月08日 「朝採れファーム高麗郷」を見つけた
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20130708
2013年5月07日 京都へ行った帰りに「伊賀の里モクモク」を発見
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20130507
朝採れファーム高麗郷
http://www.asadore-farm.com/
株式会社アグリメディア
http://agrimedia.jp/data/
国立ファーム(高橋ガナリの会社)
http://www.kf831.com/corporate/message/
伊賀の里モクモク手作りファーム
http://www.moku-moku.com/
田舎は土地がふんだんにあるからか
どのお宅も当たり前のように広い畑があって
皆さん耕したり手入れしたりにいそしんでいます。
母にこっちの人は感心だねぇと言ったら
「他にすることが無いのよ~」ですって (笑)
農業本を見ていると、立場や読者によって、こんなにテーマが違うのかと面白いです。
以前から新宿で畑をやられていたnobuさんの記事を見て、いつもへーと思っていただけでしたが、自分でやるようになりました。私の新宿畑は、ただ建物脇の土ですが、、、面白くてはまっています。
いい空気のところでお体を大切に、お母様に寄り添ってください。