館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

「タット・テイラー」・僕の育った音楽Tの仲間たちその12。

2024-06-01 04:59:14 | 僕の育った音楽
土曜は音楽のはずだったが、すっかりご無沙汰。久々に音楽!今日は土曜日のはずっ!



ケンタッキーカーネルズがデビューした翌年1964年に同じレーベル「WORLD PACIFIC」からリリースされたドブロ奏者タット・テイラーのデビュー・アルバム。LP時代には日本盤もリリースされていたが、CD化されたのかな?写真のCDは、LPをCD-Rに落とした、私家版(俺の友人がさくさく作った)。

SIDE-A
1 Freight Train
2 Dobro Country
3 Pickin' Flat
4 Lonesome Dobro
5 Hang Your Head In Shame
6 Steel Guitar Rag

SIDE-B
1 Just Because
2 A Fool Such As I
3 The Sinking Of The Ruben James
4 Frankie And Johnny
5 Nobody's Darlin But Mine
6 Black Ridge Ramble

ドブロにピッタリの曲目が並ぶ。ドブロは1930年代、ヒルビリーの世界ではすでに花形だったが、40年代に入ってから、カントリーで市民権を得て行く。やがてブルーグラスでも、F&Sあたりから、なくてはならない楽器となってゆく。(きっとここまで、このジャンルに興味が無い方々には、なんのこっちゃの世界だろう。)

B・オズワルド、R・エイカフ、AJ・グレイブス、M・オールドリッジ・・・いまやどこでも、ジェリー・ダグラスと皆味のある名プレーヤーに酔いしれた方々も多いだろう。
1923年生まれの、本編のタット・テイラー。上記名手たちは、フィンガーピックでスリーフィンガーで弾くのだが、テイラーさんはフラットピックで弾くという独自なスタイルであった。ラジオから耳で覚えたので、てっきりフラットピックで弾いていると勘違いして、スリーフィンガーで弾くことを知った時は、すでの彼のスタイルは確立していて、直す気はなかったという。

コアなファンには愛されたが、売れっ子になることは無かった。彼の良く知られたアルバムと言ったら、この1枚だろう。

だが、俺は、タット目当てでなく、確信的に、ギターで参加のクラレンス・ホワイト目当てだった。そのクラレンス、見事・天晴・参ったなぁ・・の演奏を繰り広げるのだった。
可憐な、ローランドのマンドリンも良い。そして、ピッキングの強い、テイラーさんのドブロも俺は好きだぜ!!



彼の開発した12弦ドブロが使われている。しかしまぁ・・・とろけるような、クラレンスの美意識だわな。このテイクでは、クラレンスも12弦ギターで応じている。
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