これは、6月3日・木曜日の記録である。
まあ、賞味期限は厳しいが、実は、記録として重要。
ワリワリきのこをつかさどる者にとっては、来年に向け大事なのだ。
写真・この場所で「ウルトラセブン」の撮影が行われたのだ。
一応、現場に行った証拠。
身内のな、野暮用、ちょっとしたトラブルの相談でのう・・駆り出されたわけな・・
酪農家の朝は早い・・・一仕事終える、10:30に来て欲しいという、オファーであった。
T市を8時に出れば十分なのだが・・その時間、高速に乗るまで、道は混む・・・
俺は、混むのは嫌いだ!
で、6時には出た。
いいのだ!山なら、何時間時間があっても、楽しく過ごせる俺なのだ。
会社では、「木曜に休暇をとる」と言ったら・・・何人もの者どもから「まだ、ウド採れるとこ知ってるんでしょ?採ってきてね!」だと・・・
しょうがないので、注文の分は採った。
いや、ウドなんぞは、どうでもいい。
俺の見たかったのは、これだ!
基本、秋のきのこだが、このヌメリスギタケモドキは、初夏にも発生する。
何度か、6月に目撃したが(いや、車で走りながらね・・・)本格的に調査は初めてだ。
発生数は、秋の十分の一程だが、確かに見事に発生する。
ステキだ!旨い!
しかも・・・極上品!
朝のお山は、楽しいのだ・・・
ついでに、見事な「ジャグマアミガサタケ」!!
死亡例のある、猛毒のキノコだ。
***アミガサタケと、まあ、見た目が似るので命名されているが、アミガサタケの仲間は「アミガサタケ科」であるが、こいつは「ノボリリュウ科」である。
めったに見ないが、見れてうれしい。
巨大な「こしあぶら」の大木。2週間前なら、「採集」にちょうど良い新芽を、うらめしく眺めたに違いない・・・はしごがあれば採れるが・・はしご持参で、山菜採りはしたことが無い。
イワカガミが綺麗だった。
ハナイカダって、葉の中に、花が咲く・・・やがて、実がそこに乗る。
変な植物でないかい?
ちなみに、黒く熟した実は甘いで。
野暮用は、全くな~・困ったな~であった。
全くな~~であったが、道筋は示してきた。
お山の身内は、女が多いのだ・・・極めて少ない男の1人なので、男が必要なときには、駆り出される・・・まあ、これも、浮世の義理ってやつか。
午後は、かみなりが鳴ったと思ったら、すぐ土砂降りの雨になった。
山のかみなりは正直者で、早い!
3つ鳴れば、もう頭の上にやって来て、すぐ雨だ・・・
釣りの場合、2つ鳴ったら、すぐ竿をたたみ、撤収することにしている。
午後、「あの場所で、モミジガサ・・」なんて、欲の塊だったが、あえなく撤収であった。
横川SAで、かなり遅い「昼飯」・・・・
夏野菜の冷たい蕎麦にした・・・
昨年は旨かったが、今回・・・キャベツの茹でたのが、苦かった・・・
6月のお山・・・・楽しさ・苦さの入り混じった1日であった。