館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

笠木透と雑花塾・館林ロスト・平和コンサートで歌う。

2008-10-21 06:30:54 | ロスト シングアウト


10月10日夜の記録である。
「館林・邑楽・憲法9条の会ネットワーク」主催によるコンサートが行われた。
出演は、メインは「笠木透と雑花塾」であるが、前半30分、我がロストも前座でパフォーマンスしたのだ。



主催者は、こうしたコンサートの主催の経験は余り無く、まして音響などはどうして良いかわからない。まあ、ある意味当然である。

で、僕らに「音響も何とかならないか?」と頼まれたのである。

朋友関口氏と僕で、音響の仕込みなのだ。機材は「あかんべ山」の機材総出演なのだ。



ここの会場は「館林市文化会館小ホール」・音楽のコンサートには向かないのだ。
黙っていて残響がひどいのだ。
まあ、「大浴場」にマイクを並べ、スピーカーで音を流す・・・そんなのを想像してもらえばよい。ハウリングがすごいのだ!



笠木さんたちは3時には会場入り・すぐにリハーサルが始まった。
そして2時間余、先の「残響」をとり省く調整が続いたのだ。
開場寸前に、やっと音楽になる状態に調整だったのだ。





開演はPM6:30・僕は会社の休みを取ったが、他のメンバーは6:15を目指して集合。本番はぶっつけだった。
主催者の挨拶があって、僕らの本番は定刻。
「仕事探し」で出だした。イントロを弾く・・・モニターから返る音は良い。
気持ちよいステージが始まった。



僕らのフォークは、笠木さんが70年代に提唱した「フィールドフォーク」の影響をとっても受けている。
その笠木さんは、知る人ぞ知る「全日本フォークジャンボリー」を立ち上げた人である。

全日本フォークジャンボリーとは?

TVやマスコミにあまり縁を求めなかったので、知らない人も多いだろうが、沢山の名曲を生み、今も歌い継がれている。

「我が大地のうた」「私に人生と言える物があるなら」「私の子供達へ」「あなたが夜明けをつげる子供達」などなど、どこかで歌った方も多いだろう。



我がメインのボーカルのお姉さん達も、度胸の入ったステージだった。
アツコの新曲やりりこの新曲を織り込んだが、結構入魂の出来だった。
うれしい・・・



笠木さんが、ステージに立つ。「今までと違う」スローなテンポで、聴きなれた「私に人生と言える物があるなら」を歌い始める。
その存在感がすごい!

70を過ぎ・まだまだ、体中からオーラを放っていた。

笠木さんたちとは、僕らが彼らを呼んでコンサートを行ったり、別の主催のコンサートでジョイントしたりと、結構長い付き合いであるが、ここ3年は毎年一緒のステージがあり、特に「9条を守ろう」と言う趣旨のコンサートでは、つながりが多い。お互いの「手の内」がある程度分かるというのは、かなりやりやすかったのだ。



笠木さんとコラボする「雑花塾」のメンバーは茨城の農民バンド「ヒューマンファーマーズ」の面々である。昨年「北関東憲法フォークジャンボリー」を主催した方々で、それに僕らも出演し、お世話になったので、もう「知り合い」の様な、懐かしさだ。うれしい再会だった。



地球上の文明を破壊しつくすに、十分の「核」はある。
そして21世紀になっても続いている「テロと報復の戦争」は僕らに「あらゆる争いを武力で解決する」道は、決して解決を導かないと教えていないか?
今だ、アフガンでもイラクでも、泥沼だ。
イラクに投入されたアメリカ軍はすでに4000人を超えて「名誉の戦死」だ。

そして、いつも、戦火で苦しんでいるのは、生活者であり、子供や女性・老人だ。

弱い者が苦しむのが、戦争だ。

国際貢献の名の下に「給油」を続けようとする政治家達。

日本には「憲法」があり、その9条があることで、こうしたことに「疑問符」が投げかけられ、巻き込まれずに済んできた。

争いを収める、長くて遠いが、確かな道はこの9条の精神であり、世界に誇れる哲学だと僕は思っている。

そのような思い出、ロストも笠木さんたちも、歌を歌った。



200余りの客席は、満席だった。
ほっとした!



コンサートの最後に、笠木さん達と、僕らは一緒に歌った。
「私の子供たちへ」だ。
子供たちへ、壊れそうな地球を手渡すような贖罪。
次世代が「9条の精神」をにぎりしめて・・と祈り、歌った。



主催者の皆さんが、「打ち上げ」をやってくれた。

終わった開放感で、酒がしみた!

笠木さんたちとは、11月の栃木県那須の「北関東憲法フォークジャンボリー・第2回」での再会を確認して、別れた。
コメント (4)
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