この8月にあったお寺料理のことは、すでにお話しした。
とうとう熱中症になり、倒れた件だ。
頭痛、吐き気、目まい、胸と背中を圧迫されるような痛みに耐え
料理を出し終えて横になった私に、ユリちゃんは言い放ったものである。
「エアコンを付ける経済力は、うちのお寺にはありません!」
その声は、かすかに震えていた。
自身にとって都合の悪い状況になったことを認めたくない時
人は怒りに似た感情が湧き起こり、つい声が震えるものだ。
まったく、恐ろしい女じゃ。
けれどもその時、ホッとしたのも確か。
“根性無し”として、ユリちゃんに見限られたのを確信したからだ。
ラッキー!
その後、私は熱中症が癖になった。
一度なったら後を引く…それが熱中症の怖さ。
前にも何回かなったことがあるけど、予後は平気だった。
しかし今回は加齢と体重減少で、回復力が衰えたらしい。
朝はピンピンしているのに、夕方になると胃が痛くなって
胸が押しつぶされるように苦しくなり、吐き気をもよおす。
大丈夫な日は一日も無かったが、歯を食いしばって耐えた。
苦節1ヶ月余り、ようやく解放されたのは
朝晩が涼しくなってきた最近のこと。
私が熱中症の後遺症に苦しんでいる間、ユリ寺でも色々あったらしい。
ユリちゃんの兄嫁さんからたびたび連絡があり、流れを把握した。
たびたび連絡があったのは、私の体調を気遣ってのことではない。
お盆行事で出した鯛そうめんや、他の料理の作り方をたずねる内容だ。
それをたずねていたのは、私より3つ年下で還暦のTさん夫妻。
ご主人のほうは同級生の弟だから、全然知らない人ではない。
彼らは分限者の家系で、その昔、ユリ寺はT家の全額出資により建造された。
その功績を示すため、ユリ寺の瓦にはT家の家紋が付いている。
よって檀家の長である総代は、代々T家の当主が務めるならわし。
つまりはユリちゃん一族にとって、T家はダントツのお得意様なのだ。
けれども時代は変わり、もはやT家は泣く子も黙る分限者ではなくなった。
細々と自営業を営む今の当主、T夫婦にとって総代の地位は魅力が無いらしく
一方的に辞めると通告してきたのが5年前。
以来、T夫妻は行事に参加しなくなっていた。
ユリ寺は、唯一のスポンサーから見捨てられたのである。
先祖代々の総代に逃げられて以降のユリ寺は
檀家の中から手当たり次第に総代を立ててやり過ごした。
しかしその人たちは高齢だからか、次々に他界してしまう。
任期半ばで亡くなれば、急きょ兄嫁さんが引き継ぎ
新年度にまた別の人を総代に当てがう作業を繰り返していた。
このような末期症状に苦しむユリ寺の行事に
T夫妻が再び出席するようになったのは去年から。
彼らが料理、特に夏の鮎を楽しみにしているのは私にもわかっていた。
鮎は、T夫妻の大好物なのである。
今回もお盆行事に出席したT夫妻は後日、ユリ寺を訪れた。
その来意は料理のお礼と、作り方を教えて欲しいというもの。
鮎は入手も料理も太刀打ちできないので調理法を聞く気は無いが
鯛そうめんは家でも作るそう。
が、どうしてもうまくいかず
製作者に連絡を取って欲しいと熱心におっしゃる。
夫妻がこんなに食いつくのは初めてだった兄嫁さんは、感激しきり。
私に作り方をたずねてきたのだった。
それまではユリちゃんも兄嫁さんも
私が抜けたってかまわないつもりでいたと思われる。
マミちゃん得意のカタカナ料理さえあれば、彼女らは幸せなのだ。
が、T夫妻が絡んだとなると、話は別。
若手の彼らが総代にカムバックしてくれるかも…寺はその可能性に燃えた。
夫妻の好きな鯛も鮎も、私がいなければ出てこんじゃないか。
みりこん株は急上昇、勝手なものだ。
お寺の人々は、私の引き留め作戦に出た。
その作戦とは、台所にエアコンを付けるというもの。
ユリちゃんは以前から我々がエアコン設置の要望を口にするたび
「建物が古くて付けられないと思う」、「旦那がウンと言わないはず」
などと言い訳していたが、今回、彼女のご主人モクネン君はあっさり許可。
エアコンはすぐに付いた。
「エアコンが付きました!」
ユリちゃんからは証拠の画像と共にグループLINEで報告が来たが
反応する者は誰もいなかった。
犠牲者が出て、しかも夏が終わってからそんなもん見せられても
かえって腹が立つばかり。
マミちゃんもモンちゃんも、同じ気持ちだったと思う。
LINEでは、続いて10月の行事のことに触れ
「よろしくお願いします」
と言ってきたが、これにも皆、無反応。
冷た…。
返事が無いまま数日が経過…
ユリちゃんから、檀家さんに送る行事の案内ハガキまで届いた。
こんなことは初めてだ。
これにも「よろしくお願いします」と自筆で書いてある。
が、無視。
マミちゃんにも届いたと思うが、彼女はどうだか知らない。
さらに数日後、ユリちゃんから電話があった。
マミちゃんもハガキに無反応だったそうで、不安になったらしい。
やっぱりあの子も同じ気持ちだったのね。
だから、ちょっと厳しいことを言ってやった。
うちらは使用人ではない…
人をタダで使うなら、最初に環境を整えるべきだった…
その上、手土産や晩ごはんまでとなると重労働だから続かない…
この際、言いたいことを言ってやるもんね。
「わかってる、それはよくわかってるのよ」
ユリちゃんはそう答え、やんわりと仏教の教えを語ってケムに巻くのが常套手段。
それから必ず言うのだ。
「だけどみりこんちゃんも経営側の人だから、私たちの難しさもわかるでしょ?」
今回はその件に厳しく突っ込んだ。
「うん、少しはわかるつもり。
うちらを使うのも、経費をかけずに安く上げるためじゃん。
なおかつ手作りのオリジナリティが出せたら、言うことないよね。
じゃけど人が離れていくのは、経営のやり方が間違っとるけんよ。
仏教と経営は両極にあるものじゃん。
その間を取り持つのが坊守の存在価値じゃないん?
仏の道より先に人間の心を理解せんと、現代の経営は成り立たんよ」
ウンウン、そうなんじゃね…
ユリちゃんはつぶやくように言うが、聞いてないし。
とりあえず彼女が私に聞きたいのは、10月の行事で料理をしてくれるかどうか。
我々の代わりに公務員OGの梶田さんを使えばいいようなものの
この日は御会式(おえしき)といって
宗派の開祖の命日を祝うだか悼むだかの大きな行事なので人数が多い。
上限8人、折り詰めの手土産無しという条件で料理をする彼女では回せない。
だから引き受けた。
言いたいことを言ってスッキリしたし、暑くさえなければ私はかまわない。
ユリちゃんは9月も遠慮したらしく、一度も呼び出しは無かった。
久しぶりなので、やってもいい。
ただし年末の大掃除の日と、お雑煮を作る1月3日はもう行かないと言った。
年末はそれでなくても忙しいし、正月早々、働くのはしんどい。
大掃除なんて、檀家の人数は年々減って、今じゃ一人か二人だ。
そのためにわざわざ何日も前から準備して、結局作っているのは
ユリちゃん一族の昼ごはんと晩ごはんなんだからバカバカしい。
こうして出動回数を減らすもんね。
というわけで、清々しい気持ちで行事の料理番に臨むワタクシ。
熱中症の病後?を免罪符に、家のごはんは手抜き三昧。
例えばマツタケごはんとか、豚汁とか。
マツタケごはんは前にもご紹介したことがある。
マツタケはもちろん、1本千円ぐらいの外国産。
2本使って4合炊けば、あれこれ材料を買って料理を作るより
安くて簡単にできて家族が喜ぶため、うちでは手抜き料理の扱い。
昔はこれに鶏モモを入れていたけど、年齢と共に鶏の脂が鼻につくようになり
今じゃマツタケと油揚げだけになったので、さらに安くつく。
タコ刺し
長男が釣ってきたので、切るだけでいいお刺身。
難しいと思われがちだけど、よく切れる包丁があったら意外と簡単なんよ。
大きいタコの方がやりやすいけど、これは小ぶりのタコだったので
ちょっと時間がかかった。
吸盤は生だとお腹が痛くなることがあるので、サッと茹でて適当に切って添える。
人に配ったら、喜ばれた。
刺身はそのまま食べられるんだから、喜ばれるのは当たり前か。
とうとう熱中症になり、倒れた件だ。
頭痛、吐き気、目まい、胸と背中を圧迫されるような痛みに耐え
料理を出し終えて横になった私に、ユリちゃんは言い放ったものである。
「エアコンを付ける経済力は、うちのお寺にはありません!」
その声は、かすかに震えていた。
自身にとって都合の悪い状況になったことを認めたくない時
人は怒りに似た感情が湧き起こり、つい声が震えるものだ。
まったく、恐ろしい女じゃ。
けれどもその時、ホッとしたのも確か。
“根性無し”として、ユリちゃんに見限られたのを確信したからだ。
ラッキー!
その後、私は熱中症が癖になった。
一度なったら後を引く…それが熱中症の怖さ。
前にも何回かなったことがあるけど、予後は平気だった。
しかし今回は加齢と体重減少で、回復力が衰えたらしい。
朝はピンピンしているのに、夕方になると胃が痛くなって
胸が押しつぶされるように苦しくなり、吐き気をもよおす。
大丈夫な日は一日も無かったが、歯を食いしばって耐えた。
苦節1ヶ月余り、ようやく解放されたのは
朝晩が涼しくなってきた最近のこと。
私が熱中症の後遺症に苦しんでいる間、ユリ寺でも色々あったらしい。
ユリちゃんの兄嫁さんからたびたび連絡があり、流れを把握した。
たびたび連絡があったのは、私の体調を気遣ってのことではない。
お盆行事で出した鯛そうめんや、他の料理の作り方をたずねる内容だ。
それをたずねていたのは、私より3つ年下で還暦のTさん夫妻。
ご主人のほうは同級生の弟だから、全然知らない人ではない。
彼らは分限者の家系で、その昔、ユリ寺はT家の全額出資により建造された。
その功績を示すため、ユリ寺の瓦にはT家の家紋が付いている。
よって檀家の長である総代は、代々T家の当主が務めるならわし。
つまりはユリちゃん一族にとって、T家はダントツのお得意様なのだ。
けれども時代は変わり、もはやT家は泣く子も黙る分限者ではなくなった。
細々と自営業を営む今の当主、T夫婦にとって総代の地位は魅力が無いらしく
一方的に辞めると通告してきたのが5年前。
以来、T夫妻は行事に参加しなくなっていた。
ユリ寺は、唯一のスポンサーから見捨てられたのである。
先祖代々の総代に逃げられて以降のユリ寺は
檀家の中から手当たり次第に総代を立ててやり過ごした。
しかしその人たちは高齢だからか、次々に他界してしまう。
任期半ばで亡くなれば、急きょ兄嫁さんが引き継ぎ
新年度にまた別の人を総代に当てがう作業を繰り返していた。
このような末期症状に苦しむユリ寺の行事に
T夫妻が再び出席するようになったのは去年から。
彼らが料理、特に夏の鮎を楽しみにしているのは私にもわかっていた。
鮎は、T夫妻の大好物なのである。
今回もお盆行事に出席したT夫妻は後日、ユリ寺を訪れた。
その来意は料理のお礼と、作り方を教えて欲しいというもの。
鮎は入手も料理も太刀打ちできないので調理法を聞く気は無いが
鯛そうめんは家でも作るそう。
が、どうしてもうまくいかず
製作者に連絡を取って欲しいと熱心におっしゃる。
夫妻がこんなに食いつくのは初めてだった兄嫁さんは、感激しきり。
私に作り方をたずねてきたのだった。
それまではユリちゃんも兄嫁さんも
私が抜けたってかまわないつもりでいたと思われる。
マミちゃん得意のカタカナ料理さえあれば、彼女らは幸せなのだ。
が、T夫妻が絡んだとなると、話は別。
若手の彼らが総代にカムバックしてくれるかも…寺はその可能性に燃えた。
夫妻の好きな鯛も鮎も、私がいなければ出てこんじゃないか。
みりこん株は急上昇、勝手なものだ。
お寺の人々は、私の引き留め作戦に出た。
その作戦とは、台所にエアコンを付けるというもの。
ユリちゃんは以前から我々がエアコン設置の要望を口にするたび
「建物が古くて付けられないと思う」、「旦那がウンと言わないはず」
などと言い訳していたが、今回、彼女のご主人モクネン君はあっさり許可。
エアコンはすぐに付いた。
「エアコンが付きました!」
ユリちゃんからは証拠の画像と共にグループLINEで報告が来たが
反応する者は誰もいなかった。
犠牲者が出て、しかも夏が終わってからそんなもん見せられても
かえって腹が立つばかり。
マミちゃんもモンちゃんも、同じ気持ちだったと思う。
LINEでは、続いて10月の行事のことに触れ
「よろしくお願いします」
と言ってきたが、これにも皆、無反応。
冷た…。
返事が無いまま数日が経過…
ユリちゃんから、檀家さんに送る行事の案内ハガキまで届いた。
こんなことは初めてだ。
これにも「よろしくお願いします」と自筆で書いてある。
が、無視。
マミちゃんにも届いたと思うが、彼女はどうだか知らない。
さらに数日後、ユリちゃんから電話があった。
マミちゃんもハガキに無反応だったそうで、不安になったらしい。
やっぱりあの子も同じ気持ちだったのね。
だから、ちょっと厳しいことを言ってやった。
うちらは使用人ではない…
人をタダで使うなら、最初に環境を整えるべきだった…
その上、手土産や晩ごはんまでとなると重労働だから続かない…
この際、言いたいことを言ってやるもんね。
「わかってる、それはよくわかってるのよ」
ユリちゃんはそう答え、やんわりと仏教の教えを語ってケムに巻くのが常套手段。
それから必ず言うのだ。
「だけどみりこんちゃんも経営側の人だから、私たちの難しさもわかるでしょ?」
今回はその件に厳しく突っ込んだ。
「うん、少しはわかるつもり。
うちらを使うのも、経費をかけずに安く上げるためじゃん。
なおかつ手作りのオリジナリティが出せたら、言うことないよね。
じゃけど人が離れていくのは、経営のやり方が間違っとるけんよ。
仏教と経営は両極にあるものじゃん。
その間を取り持つのが坊守の存在価値じゃないん?
仏の道より先に人間の心を理解せんと、現代の経営は成り立たんよ」
ウンウン、そうなんじゃね…
ユリちゃんはつぶやくように言うが、聞いてないし。
とりあえず彼女が私に聞きたいのは、10月の行事で料理をしてくれるかどうか。
我々の代わりに公務員OGの梶田さんを使えばいいようなものの
この日は御会式(おえしき)といって
宗派の開祖の命日を祝うだか悼むだかの大きな行事なので人数が多い。
上限8人、折り詰めの手土産無しという条件で料理をする彼女では回せない。
だから引き受けた。
言いたいことを言ってスッキリしたし、暑くさえなければ私はかまわない。
ユリちゃんは9月も遠慮したらしく、一度も呼び出しは無かった。
久しぶりなので、やってもいい。
ただし年末の大掃除の日と、お雑煮を作る1月3日はもう行かないと言った。
年末はそれでなくても忙しいし、正月早々、働くのはしんどい。
大掃除なんて、檀家の人数は年々減って、今じゃ一人か二人だ。
そのためにわざわざ何日も前から準備して、結局作っているのは
ユリちゃん一族の昼ごはんと晩ごはんなんだからバカバカしい。
こうして出動回数を減らすもんね。
というわけで、清々しい気持ちで行事の料理番に臨むワタクシ。
熱中症の病後?を免罪符に、家のごはんは手抜き三昧。
例えばマツタケごはんとか、豚汁とか。
マツタケごはんは前にもご紹介したことがある。
マツタケはもちろん、1本千円ぐらいの外国産。
2本使って4合炊けば、あれこれ材料を買って料理を作るより
安くて簡単にできて家族が喜ぶため、うちでは手抜き料理の扱い。
昔はこれに鶏モモを入れていたけど、年齢と共に鶏の脂が鼻につくようになり
今じゃマツタケと油揚げだけになったので、さらに安くつく。
タコ刺し
長男が釣ってきたので、切るだけでいいお刺身。
難しいと思われがちだけど、よく切れる包丁があったら意外と簡単なんよ。
大きいタコの方がやりやすいけど、これは小ぶりのタコだったので
ちょっと時間がかかった。
吸盤は生だとお腹が痛くなることがあるので、サッと茹でて適当に切って添える。
人に配ったら、喜ばれた。
刺身はそのまま食べられるんだから、喜ばれるのは当たり前か。
流石です。
仏の道より先に人間の心を理解せんと、現代の経営は成り立たんよ
この言葉、首長に言いたい~
そう考えると、亡き総理も、そういう方針だったのかと、今更ながら感じます。
昔のままの方が都合がいいんでしょうね。
それで経営を語るなっちゅうんじゃ。
首長って、今の人のことかしら?
あの人はあの人なりにすごく頑張ってると思うんですよ。
色々あり過ぎて後手後手感が目立ってしまうのと
政界では一、二を争う口下手なので
国民に「やってる感」が伝わりにくい。
疲弊した国民は口先だけでもいいから「俺に任せろ!」
みたいな安心感を感じたいのだと思います。
亡き総理はその点がうまかったですけど
方針は同じだと思います。
モモさん、鋭いわ。
行事のあとはお茶と菓子だけにし(檀家の懇親が主目的やろがい)、持ち帰り弁当を業者に頼んだほうがはるかに負担が少ないのに、自分たちのご飯のためにやらせるんですね。
ユリちゃんはどんな仏教の話でケムにまくんでしょう。
善い行いをしたら良い事があると教えるのは新興宗教で、本当の仏教はユリちゃんのものの考え方やったらしぬまでじごくやで(宗派によってはしんだあとも)という教えのはずなんじゃが。
料理をするようになったのですが
行事に出ると昼ごはんと持ち帰りの晩ごはんがあるので
参加人数が多くなってきました。
ユリちゃん一族はもとより、檀家さんも
よっぽどごはんを作りたくないのね。
ユリちゃんの仏教の話?
仏教そのものというより、良い人とそうでない人の例を挙げて
“ご縁”や“因果応報”、“巡り合わせ”なんかの
話に持って行くタイプ。
お父さんが教師だったので、その受け売り的な
教訓話が多いです。
もちろん彼女の“良い”と“悪い”は
ユリちゃんやお寺にとっての都合の良し悪しであり
世間の常識に沿ってないことが多いです。
例えば自分たちの結婚式の招待状を
ある親戚の檀家さんに持って行ったら迷惑そうで
お祝いの言葉も無く、当時の衝撃で
今も傷ついている話とか。
慶事を素直に喜べない、つまり寺のイベントに
喜んで協力しない人は…
言うなればユリちゃんを敵に回した者は…
先で良いこと無いみたいなの。
だけどその人はご主人を早くに亡くし
働きながら二人の子供を育てていたのを
私はたまたま知っていました。
結婚式に招待されたら御祝金がいるので
いくら親戚でも手放しで喜べないのではないかと。
反論したら長くなるので黙って聞きますが
心では思っていますとも。
「そんな自分中心でしか考えられんと
勘違いばっかりしよったら、あんたが地獄じゃわ」って(笑)
でもお寺の人って、このタイプ多いです。
善い行いをしたら良いことがあるのは信仰宗教なんですね。
勉強になりました!