殿は今夜もご乱心

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手抜き料理・熱中症のその後

2023年08月21日 19時06分43秒 | 手抜き料理
前回の記事で、私がお寺料理の最中に

熱中症でダウンしたことをお話ししたら

5人の方から、優しいお見舞いのコメントをいただいた。

それぞれ表現は異なるものの、どなたもおっしゃっている。

「お寺料理なんか辞めてしまえ」

肉親であれば、きっと同じことを言うだろう。

温かい親心が嬉しかった。

本当にありがとうございました。


で、すっかり気を良くして元気になった私。

懲りもせずに後日談をお話ししたくなったので

胸クソ悪いだろうけど聞いてちょ。


一昨日、同級生5人で結成する通称5人会のLINEは

16日にあったお寺料理のことで盛り上がった。

まずマミちゃんが倒れた私の体調を問い、欠席したモンちゃんが心配し

横浜のけいちゃんが驚き…という順序。


私が「ありがとう、元気です、心配かけてごめんね」と返した時点で

ユリちゃんからお礼のLINEがある。

ここで連絡が行ったのだろう、しばらくしてユリちゃんの兄嫁さんからも

丁寧なお礼のLINEが届いた。

いつもは当日の夜か翌朝、ユリちゃんと兄嫁さんからお礼のLINEをもらうが

今回は3日ほど音沙汰なし。

別にお礼を言ってもらいたいわけではないので全くかまわないが

私の具合が悪くなったもんだから、二人は様子をうかがっていたらしい。


ともあれユリちゃんも兄嫁さんも言葉を尽くして礼は言うものの

体調を気遣うフレーズは無い。

うっかり体調の件に触れたら最後

「クーラーをつけてくれないと、もうやらない」

と言われたり、今後の体制について変更を提案される恐れがあるからだ。

これをブロックするため、義理の姉妹は連携している。


「お礼はいいから、料理の写真を送ってくれよ」

と思ったが、都合の悪い過去には触れたくない彼女ら。

こっちも蒸し返す気は起きず、そのままだ。


で、私が普段と変わらない様子なのを見て取ったユリちゃん…

「みんながいてくれなかったら、お盆行事はカレーしか作れなかったわ。

本当にいつも助かってます」

とたたみかけてくる。

彼女のプログラムでは、ここで私の謝罪と決意表明が述べられる予定。

「迷惑かけてごめんね。

次回から、また頑張ります」

「ありがとう、頼りにしてます」

これで全てが終わるはずだった。


が、私はプログラム通りにしなかった。

「カレーもええじゃん。

これがほんとのボン・カレー」

そう返したら、返事は無かった。



ところでこれ、何だと思う?


『オクラの花』という物体。

この夏、マミちゃんが時々くれる。

家庭菜園を始めた彼女、今のところ人にあげられるのは

これだけなんだって。


「成長を待って、オクラにしないの?」

私はたずねたわよ。

私だって、いつぞやオクラを育てようとしたことがあるもの。

途中まで調子良かったけど、毛虫に葉っぱを食べられて

茎だけになって終わったわ。


でも違うんだって。

この花が進化したらオクラになるわけじゃなくて

花そのものを食べる品種なんだって。

そういえば昔、料理屋で食べたことがあるのを思い出したわ。


調理法は超簡単。

洗って半分ぐらいに切ったらポン酢を付けて食べるだけで

火なんて使わない。

無味無臭なので、ポン酢の味しかしなくて

噛むとオクラみたいな粘りが少し出てくる。

マミちゃんは、サッと湯通ししてもいいと言ってたけど

湯をかけたら変色しちゃって汚くなったわ。


そうパクパク食べられる物じゃないし、美味しいわけでもない。

特に真ん中の雌しべ?だかは、食べるのに何だか勇気がいるから

最初に切り落としちゃう。

家では私しか手をつけないので夏の料理の参考にはならないけど

淡い黄色が美しくて、食べる時は森の妖精になったような気分なので

ご紹介してみました。


ついでに『キュウリの辛子漬け』


知人から教えてもらった漬物。

超簡単。

①キュウリ1キロ(10本ぐらい)を乱切りでも何でもテキトーに切る

②市販のカラシ粉(スーパーに売ってる)大さじ2杯

塩30グラム(大さじ2杯)

砂糖200グラム(計量カップ1杯)

ホワイトリカー(果実酒を作るお酒で、酒屋に売ってる)100CC

以上を大きめのジプロックに入れ、そこに切ったキュウリを入れて

一昼夜、冷蔵庫に放置したら出来上がり


けっこう水分が出るから、ジプロックの口はしっかり閉めてね。

食べる時は、水分を捨ててください。


これ、甘くて冷たくて美味しくて、後を引く。

初めてもらった時、うちの義母ヨシコがすごく気に入って

また食べたいと言うのでレシピを聞いた。

キュウリを10本も食べられないから5本でいいわ…

とおっしゃる方は、全ての分量を半分にしてください。


ホワイトリカーは1.8リットル入りが多いから

他に使い道が無いと思って買うのを躊躇するかもしれないけど

お酒なので腐りにくいし

美味しくて何回もリピートするようになると思うので大丈夫。

できあがったら、人に分けてあげても喜ばれる。

ホワイトリカーを使うと言ったら、何やら特別な感じが漂うものよ。

卑怯者の私にとって、その満足感はプライスレス。



さらについでに『糸コンニャクの明太子炒め』


冷たい料理に飽きたら、たまにはどうぞ。

①糸コンニャクはサッと茹で、明太子は中身を出す

②フライパンに油を小さじ1杯入れ

糸コンニャク、明太子、酒少々を入れてサッと炒めたら

仕上げに薄口醤油を好みで適当にかけて出来上がり


油は、天ぷら油でもゴマ油でもオリーブオイルでも何でもいい。

どうってことない一品だけど、箸休めやお弁当のおかずにおすすめ。

食欲が出るかもよ。

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8 コメント

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ユリは奇麗な花だけど (田舎爺S)
2023-08-22 15:11:47
ユリは奇麗な花だけど
ユリ寺百合子は違うのよ
得にならないことならば
知らぬ顔してスルーする
冷房無くてゴメンネと
ひと言でさえ謝らぬ
それがユリ子でございます

糸コンニャクの明太子和え、美味しそうですね。
返信する
Unknown (みりこん〜田舎爺Sさんへ)
2023-08-22 19:58:15
ヒャハハハ!
名作、再び!
大笑いさせていただきました。
ありがとうございます。
タイトルは「そんなユリ子にだまされて」
あたりでいかがでしょうか。

糸コンの明太子和え、私はよく作ります。
美味しいですよ。
返信する
Unknown (ぎんど)
2023-08-23 00:02:16
体調が戻られて良かったです。
コメをしなくても記事を読んだ人はみりこんさんの身を安じられたと思いますよ。

ボン・カレーの返し最高です。
みりこんさんをどう攻略しようか頭を悩ませているところでしょうかね。(笑)
それにしてもなんでみりこんさんが、迷惑かけてごめんと謝らなくちゃいけないんですか!
ふざけてますよ。
8歳の小学生の女の子が体育の授業の後熱中症で亡くなったとニュースで見ました。
かわいそうに。防げた事故ですよ。
熱中症は甘くみたら大変な事になりかねないですね。
無理はなさらないでくださいね。
ユリちゃんの損得勘定ばかりで思いやりが無いのは致命的ですよ。
私だったらトンズラしてますわ。
ユリちゃんの観察はみりこんさんの作家魂なんでしょうか?

うちもご近所から野菜色々貰いますがオクラの花は無いですね。
キュウリが気になります。
ホワイトリカーの少量がないかな?
返信する
Unknown (みりこん〜ぎんどさんへ)
2023-08-23 09:29:32
ありがとうございます。
鬼の霍乱で、皆さんにご心配かけちゃったかも。
すみませんでした。

8才の女の子、かわいそうでしたね。
コロナでマスク生活になった時も体育の授業で
熱中症になった子供さんが何人か亡くなりました。
指導者に普通の配慮があれば、防げた事故でした。

北海道は冬休みが長いので夏休みは短いと
聞いたことがありますけど、北国生まれの人は
南国生まれの人と比べて熱を逃がす汗腺の数が
少ないそうですから、夏がこんなに暑くなってしまうと
対応しにくくなるので、特に注意が必要だったと
思います。

私の攻略か〜!
確かに言えてると思います。
お人好しの音頭取りを一人つかまえておけば
そいつがいるうちは安泰だもんね。

ユリちゃんの観察、好きなんですよ〜。
趣味が人間観察なので、悲劇のヒロインを見ると
つい燃えてしまいます。

ああいう人はパターン化しているんですよ。
基本が甘ったれの子供なので、何もかも
「人が悪い」で片付け、周囲を恨むばかりで
成長が無いため、軌道修正の機会を逃し続け
それがさらなる過酷を呼ぶ。

しかし最も興味深いのは、あれでも若い頃は
物のわかったお姉さん的な存在で、同級生の尊敬を
集めていたこと。
人を恨んでばかりいると成長しないのか
いつの間にか、我々が彼女を超えて大人になったのか。

とはいえお寺人でこのタイプ、彼女だけではありません。
もちろん例外もありますが、お寺系はこの手が多いです。
選挙で関わったこともありますが、似たようなものでした。
何か起きる→悪くないお人好しが謝る→満足
このパターンが王道になっている業界です。
周囲にかしずかれて生きてきたので人間が浅いというのか
物事の本質を見極めようとする意思が最初から無く
誰かが折れればオールOK。
それが当たり前になっているんでしょうね。

ホワイトリカー、おそらく半分量のが
あると思います。
もし見つけたら作ってみてください。
返信する
Unknown (田舎爺S)
2023-08-23 14:00:02
「そんなユリ子にだまされて」、
いいですね。
返信する
Unknown (モモ)
2023-08-23 17:45:58
いやいや、みりこん姉さんは
「そんなヒロシにだまされて」
が、最初なのに
とうとうユリ子さんまで~
成長しない人間を支える側が、成長し続けるという法則。
また、成長しない人間には、長年に渡る徳が有るか無いかで人生後半の栄枯盛衰が表れる様に思えます。
そうか~、人生後半は収穫の時期なのだから、帳尻をあわせる法則が働くのかもしれませんね。
などと、みりこん姉さんのブログに登場してくる異星人達を見させて頂いて、そんなふうに感じました。
来年はボン・カレー一拓で!
返信する
Unknown (みりこん〜田舎爺Sさんへ)
2023-08-23 20:48:21
良かった?
ありがとうございます!
返信する
Unknown (みりこん〜モモさんへ)
2023-08-23 21:18:58
ハッ!そうだった。
私はそんなヒロシにもだまされたんだっけ(笑)
モモさん、よく覚えてくださってて嬉しいです。
今度はユリちゃんのお涙頂戴話にだまされて
地獄を見る…と。

なるほど、成長しない人間を支える側が
成長するのか〜。
言えてると思います。

人生の収穫期、還暦を過ぎてひしひしと実感中。
人間、一番辛いのは孤独じゃないかと。
幸せな人生って、お金や地位名誉、損得じゃなくて
温かい人間関係だと。

たとえ最後に自分一人が生き残って
孤独と呼ばれる立場になったとしても
温かい人間関係を築けた人と、そうでない人は
孤独の質が天国と地獄ほど違うように思います。

来年はもう自信無いので、参加しません。
マミちゃんと梶田さんでやってもらう。
あの人たちも拒否したら、ボン・カレー一択じゃ。
返信する

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