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みりこんおばちゃんのお勝手相談室・心の傷の癒やし方2

2024年09月10日 09時58分08秒 | みりこんおばちゃんのお勝手相談室

今日も引き続き、いかどんさんからのご質問、二つ目です。

『② 話が長い→短く

私が仕事や家庭の事で 夫に意見を言う時

忙しいから 手短に言ってと、よく言われます。

自分では 要点のみを伝えているつもりですが

何処を気をつければ 手短になるでしょうか?』

 

「忙しいから手短に言って」

まだ優しいじゃん。

同級生マミちゃんのご主人は、厳しいわよ。

「はあ?なに言いよるかわからん。

ちゃんとしゃべれんのなら黙っとけ」

だとよ。

うちの夫がこんなこと言ったら、無傷じゃ済まんわね。

 

親の代で土地成金になった人と

お見合い晩婚したマミちゃんだけど、中途半端なお金持ちには

人格と財産のバランスが取れてない人がいるものよ。

自信だけある旦那って、奥さんの気苦労が多いみたい。

だから彼女はお出かけが好きなのよ。

過疎でお客があんまり来ない、親の洋品店を引き継いで

市外からせっせと通うのも、そういう理由から。

 

確かにマミちゃんは、要点を簡潔に話すタイプじゃない。

だけどその分、優しい言葉を優しい声で話すので癒されるし

彼女の周りにはいつも温かい安心感が漂ってる。

私と違って、とってもいい奥さんだと思うんだけど

それでもこんなこと言われるなんて、あんまりよ。

「傷つくのが嫌だから、旦那がイライラしない話し方をしたい」

マミちゃんは健気に言うの。

 

さて、いかどんさんは

『自分では 要点のみを伝えているつもりですが

何処を気をつければ 手短になるでしょうか?』

謙虚にそうおっしゃっています。

 

頭はパッパラパーなのに、口だけ達者で毒舌の私こそ

こういうことに気をつけなきゃいけないのよ。

放っといたらナンボでもしゃべるもんで

話をできるだけ短く切り上げる努力をしないと

生きる迷惑、歩く凶器になっちゃうからね。

 

そのために色々考えてきたんだけど、おそらくこれは男女の脳の違い。

女性が要点と思っているのは、経緯という名の物語なのよ。

「さっきね、Aさんがこう言って、それからBさんがこう言って

そしたらCさんが来て、それは違うって言い出して

私はその時に思ったんだけど…」

女性にとって経緯は物語だから、どの場面も大切。

最初から何もかも説明して

できるだけ多くの情報を伝えるのが親切だと思ってる。

女性は、その手順で伝えてもらうと安心だから。

 

一方、男性は結論が大事で、経緯はオマケ。

彼らの多くは長文が苦手なので、物語は聞きたくない。

欲しいのは「ぶっちゃけ何が起きたのか」という結論で

経緯は添え物だから手短かを望む。

夫や息子たちの話し方を聞いていると、つくづくそう思うわ。

 

重要と考えるものが男女で違うから

「女の話は長い」、「男は気が短い」

それぞれが思ってしまうんじゃないかしらね。

女性が男性に話す時は、できるだけ結論から言うようにして

説明を求められたら経緯を述べる習慣をつけると

スムーズになるかもよ。

 

あとは、伝える内容に優先順位をつけて

絶対に伝えなければならないことから話す。

伝えないと危険なこと、伝えないと大変になることなんかね。

「あんたが座ってる椅子、壊れてるよ」

「この手形の期日、今日なんだけど」

とかね。

 

他の情景描写や自分の気持ちは、余計なことだから後回し。

優先順位をつけることを習慣にして行ったら

話の容量って自然に減るものよ。

そしたら、そうまでして伝えたいことなのかどうか…

まずここから考えるようになるので、話す回数も減っちゃうんだけど

私はサッパリしていいと思ってる。

 

家族経営に携わる奥さんは

こういうのを身につけると便利かもしれません。

社員さんや取引先にも男性はいるでしょうから

ナメられないように立ち回るためにね。

争いって、ナメられて起きるものだから。

 

少しずつ訓練して行ったら、話が長くて嫌われる年寄りにも

ならないような気がします。

私は好かれなくていいから

せめて嫌われない年寄りになりたいんだけど

なれますやらどうやら。

 

 

いかどんさんのご質問は、もう一つ。

彼女の会社にも、周囲を混ぜ返すアホがいらっしゃるようです。

『今度夫 長男の3人で この方に対する話合いを

する予定なんですが 何か注意点など有るでしょうか?』

 

私のお返事は以下です。

『アホについて話し合っても無駄です。

こちらがリスクを負ってでも去ってもらうか

我慢し続けるしか道は無いです。

しかし主人とご長男と3人で話し合いの場を持つのは

私の持論、“共通の敵は結束を深める”において

とても良いと思います。

この重要な3人が1人のアホに対して団結することは

会社にも家庭にも良いことです。

悪口大会でいいじゃないですか。

気楽にやってください』

 

ざっくりそう申し上げたので、少し補足をさせていただきますね。

アホは何を言っても理解しないし、ましてや改めることはできません。

無理です。

しかし理解や自己改善はできないのに、アホは隙を突くのがうまいです。

人と人の間にある小さな隙間を見つけては

隙間を広げて壊そうとしたり、そこから入り込もうとします。

 

アホは常に、争いを招きたがる生き物です。

自分の思い通りにならない場所を破壊したい本能に加え

ゴタゴタが起きている間は

自分の怠惰や落ち度に矛先が向かないので

安心していられるからです。

アホはその安心を求めて、色々と仕掛けてくるものなのです。

 

アホが原因でゴタゴタしたからには

そのアホは、いかどんさんたちの間に隙間を見つけたことになります。

心当たりはあると思います。

よって、いかどんさんご夫婦と長男さんが話し合いを持つのは

隙間を埋めておくために必要です。

こういう機会に結束を深められるので

アホの存在も悪いばかりではありません。

3人の絆がより強固になれば、また違った展開が訪れます。

 

給料を支払いながら揉まされるご主人は

たまったもんじゃないでしょうが、経営者とはそういうものです。

一族経営だと、なおさらです。

起業の苦労をしてない経歴が、生涯付いて回るので

周囲にナメられやすいからです。

 

トップがしっかりしなきゃいけないことなので

奥さんはあんまり口を出さずに

見守る程度でいいんじゃないですかね。

女の意見や助言って、あんまり役に立たないことが多いので

「自分が何とかしよう!」と思わないことが意外に大事です。

 

ということで、勝手なことばかり言っちゃって

申し訳ないんですけど、応援しています。

《完》

コメント (6)
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