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殿は今夜もご乱心

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手抜き料理・シーフードカレー

2018年09月06日 08時24分14秒 | 手抜き料理
関西方面を直撃した台風21号、ひどかったですね。

そして今朝は北海道の大きな地震。

それぞれの地方にお住まいの方、怖かったと思います。

大丈夫だったでしょうか?

お見舞い申し上げます。



さて、ここでカレーに触れるつもりはなかった。

だってカレーは、思い入れの強い食べ物。

実生活では、どなたも自分のレシピが一番おいしいと思っているし

カレーだけは、男性まで参戦してくる。

人心をかき乱してまで、ウンチクをたれるつもりはないからだ。

それでも話してしまうのは、こんなに早くて簡単な料理を

黙っておくのが惜しいから。


普通のカレーは、肉を柔らかくするために長く煮込む。

これに時間がかかる。

が、ここでご紹介するシーフードカレーは煮込み時間が短い。

さらにジャガイモもニンジンも入れない。

野菜は玉ねぎだけ。


ジャガイモとニンジンの皮をむくのは、けっこう時間がかかる。

時間はかかるのに、たいした栄養価はない。

ことにジャガイモはデンプンの塊。

つまり糖質の宝庫である。

カレーに付き物のごはんと合わせたら

糖質てんこ盛りを覚悟しなければならない。

糖質はある程度必要だが、過剰な摂取は望ましいとは言えない。

イモに取り組む時間があったら

付け合わせのサラダに労力を注いだ方が賢明である。


『シーフード・カレー』

①市販のシーフードミックスを袋ごと、水に浸けて解凍する。

②玉ねぎ2〜3個を荒いみじん切りにし、フライパンでしっかり炒める。

③玉ねぎを鍋に移して湯を注ぎ、カレーの素を入れて5分煮込む。

④玉ねぎを炒めたフライパンで、解凍したシーフードミックスを1〜2分炒める。

⑤シーフードミックスから水分が出て、半生程度になったら

汁ごとカレーの鍋に入れてひと煮立ち。

以上。


あっという間にできて、本格派を装える。

煮込み時間が短いので台所が暑くならないため、夏にもおすすめ。

油やバターを使わないので、カロリーも抑えられる。

カレーのルー、うちはジャワカレーの中辛

または業務用の大きいジャワカレーを切って使う。


シーフードミックスはボールに張った水に突っ込んでおくと

短時間で柔らかくなる。

エビやイカなどの海鮮は、水で解凍するとプリプリした弾力が残るのだ。

これは魚屋さんに聞いた。


シーフードカレーが敬遠されがちなのは

シーフードミックスをレンジで解凍し

その上、玉ねぎと一緒に炒め、さらに煮込んでしまうという

三段階の過剰な加熱を行うからだ。

するとルーの中に何やら浮いている、固くて小さくて生臭い物体に成り下がる。

シーフードミックスは、煮込んじゃいけないのだ。

軽く火を通す程度にとどめて、柔らかさと弾力を残していただきたい。


解凍は、完璧でなくていい。

カチンコチンでなくなれば、OK。

シーフードミックスを炒める時に出る水分は

良いダシになるので必ず入れていただきたい。


辛いのをご所望、または海系の匂いが苦手な人は

シーフードミックスを炒める時、カレーの粉末を少々ふりかけるといい。

ただし多過ぎると、じゃがいもなどの野菜でごまかしてない分

味がクリアで激辛になるため、自己責任で調節していただきたい。


水での解凍と、煮過ぎないことに気をつけさえすれば

早くできて、安い材料費にもかかわらずおいしい。

忙しい人、料理が苦手な人、給料日が待ち遠しい人の

強い味方になってくれると思う。


余談になるが、私はシーフードカレーを作る時

玉ねぎを6個、7個と多めにみじん切りして、全部炒めておく。

そのうち何割かをカレーに使い

残りの玉ねぎはジップロックに入れて冷蔵、または冷凍する。


その玉ねぎは翌日、ミンチ肉と合わせてハンバーグにする。

すでに炒めた玉ねぎがあるのだから、ハンバーグはすぐできる。

この時、ミンチはなるべく多めに使い

人数分のハンバーグを丸めたら、ハンバーグのタネをわざと余らせる。


その余ったタネをジップロックに入れて、冷凍。

せんべいのように平たくしてから、冷凍庫に入れる。

こうすると素早く冷凍できるし、解凍がしやすい。


この冷凍したタネは、いずれ自然解凍して

ミンチカツやスコッチエッグ、肉団子になる。

このように献立を回す技を覚えると、忙しい時やかったるい時

料理がグンと楽になる。



余談ついでに話すが、シーフードではないカレーを作る時

うちでは生のピーマン半分、バナナ3分の1、水少々をミキサーにかけ

仕上げの隠し味として入れることがある。

おいしい!と言うほどではないが

人によっては個性的な香りが癖になるかもしれない。


これは何十年も前、テレビでカレー屋を営むお爺さんが公開していたレシピ。

企業秘密なんて言わず、終始ニコニコとやって見せた。

お爺さんの店では、このカレーに生々しい目玉焼きを添えていた。

「孫に食べさせると喜ぶから、店を続けている」

お爺さんはそう言って、目を細めるのだった。



そうそう、お爺さんといえばボランティアのプロ

大分県日出市の尾畠春夫さん78才。

山口県で行方不明の幼児を発見した人だ。

彼は現在、7月の豪雨で被害の大きかった呉市天応町にいる。


この町に仕事で入っている同業者から聞くところによると

二つのテレビ局が毎日、張り付いて撮影しているそうだ。

しかし彼は気にも止めず、黙々とボランティアを続けているという。

そのうち特番が放送されるかもしれないのはさておき

「生きながら神様になれる人がいる‥」

これを知った私は、日本の未来が少し明るくなったような気がしている。
コメント (5)
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