goo blog サービス終了のお知らせ 

殿は今夜もご乱心

不倫が趣味の夫と暮らす
みりこんでスリリングな毎日をどうぞ!

近時事三題

2018年01月15日 09時24分08秒 | みりこんばばの時事
もう去年の話になっちゃったけど、富岡八幡宮。

神社という、いわゆる聖域で起きたことに衝撃が走ったわね。

外車を乗り回したり、キャバクラ通いをしたり

贅沢が過ぎて神主の地位を剥奪された弟が

後継者におさまったお姉さんを日本刀で斬り殺して自殺した事件よ。


殺害されたお姉さんは気の毒だけど、かなりの変わり者に見えた。

変人の姉とボンクラの弟による後継者争いといえば

我が家を思い出さずにはいられなかったわ。

義姉と我が夫の戦いよ。

あちらのお姉さんは整形、こちらのお姉さんはアイプチ‥

予算と手段の違いはあるけど

直視のはばかられる低い完成度に、共通するものを感じたわ。

弟の方も、懲りない甘ったれという面は同じね。


こういう時、親の育て方が悪いと言うのは簡単。

でもね、親は我が子を客観視できない。

客観視できないから、我が子が可愛いんだもの。

うちの娘が変とか、息子がおかしいとか、なかなか思えないし

気がついたところで修正の仕方なんてわからないわよ。


お金があれば、なおさら。

たいていのことはお金でケリがつくから

子供のことをあれこれ心配する必要が無いじゃないの。

後継をエサに、上の子と下の子を天秤にかけながら

我が世の春を謳歌してればいいんだもの。



一つ間違えると、うちも似たようなことになっていたかもね。

会社の調子がいい時は、姉の野心も絶好調。

仕事の会合なんかあると、弟に知らせないで自分が出席するかたわら

大型免許を取るため自動車学校にも通ったわ。

運転手になる気は無いけど、経営者として現場を知るためですって。


それから銀行勤めの旦那を役員にすると言い出したの。

その話に乗る旦那も旦那だけど

身内の後継争いに配偶者までが参戦すると

ますます厄介になるものよ。


目的のために準備と努力を惜しまないところは尊敬に値するし

浮気三昧で駆け落ち常習のボンクラ弟に会社を任せておけなくて

私が‥と立ち上がる気持ちはよくわかるんだけど

彼女の行いは、弟のプライドをズタズタにしていったわ。

親はそれ見てどうしてるかというと

やる気満々の姉を頼もしがって、弟をコケにするのよ。

きょうだいの骨肉って、そういう親のところで始まるものなのよ。


やられっぱなしの夫は一人でよく泣いていたけど

その苦しみは得意の恋で昇華していたわ。

殺人事件にならなかったのは

生死に関わるほどの財産や特権が無かったのもあるけど

愛人さんたちのおかげだと思ってる。

家に日本刀が無かったのも、幸いだったわね。

あるとね、つい使いたくなるんだそうよ。


そうこうしているうちに、ボンビーが訪れたの。

会社が潰れそうになると、姉弟間の後継問題は

醜い奪い合いから美しい譲り合いに変わっちゃった。

だから姉弟は両方無事。

ボンビーも、いい仕事するのよ。

ということで、身につまされた事件だったわ〜。



お正月が過ぎて、はれのひ事件も驚いたわ。

経営者が雲隠れして

成人式の着物を着られなかった女の子がたくさんいたそうだけど

ひどい話よ。

着物はちゃんとしたお店で買うか、借りるかした方がいいわね。

着物は金額が張るので、悪徳商法に使われやすいのよ。


余談になるけど私が成人式の時は、市が左寄り思想に転換して

何かっちゅうと声高に平等が叫ばれた時代だったわ。

その平等精神によって、前の年から成人式の晴れ着が禁止になったの。

晴れ着を用意できない家庭への配慮ですと。


私はどっちみち私用で出席できなかったから

着物だろうと洋服だろうと、どうでもよかったんだけど

少数のために多数に我慢を強いることも配慮と呼ぶのかと

疑問に思ったわ。

今はわかる。

貧困家庭への配慮は表向きで

本当は着物が民族衣装でない人たちのためだったのね。


晴れ着の禁止はその後も何年か続いたけど

いつの間にやら解禁になって、今は着物で参加できるのよ。

このいい加減ぶり。

何よ、平等はどこ行っちゃったのよ。


はれのひ事件で泣いた女の子たちには、その分きっと

幸運が待っているはずよ。

そしてどんな事情であれ、成人式に着物を着なくても

明るく参加できる女の子が増えるといいな‥

おばさんはそう思ってるわ。



カヌーの薬物混入事件も、びっくりよ。

ライバルの若手選手の飲み物に禁止薬物を入れて

ドーピング違反をさせたベテラン選手。


主役を争うライバルのトウシューズに画鋲を仕込むバレリーナの話を

子供の頃、少女漫画で読んだことがあったけど

漫画の世界の話だと思ってたわ。

大人になってからは韓国ドラマね。

ライバルを蹴落とすために直接、間接にかかわらず使われるいろんな手口に

「よくもまあ、恥知らずな」

とあきれていたけど、現実にあるのね。


私が食いついたのは、説明と謝罪に『義父』が出たこと。

血の繋がりが無いのに出てきて、立派なもんだとは思うけど

義父というからには奥さんの父親よ。

ガタイのいい、スポ根親父という印象の人だったわ。

同じカヌーでオリンピックに出た娘さんを鍛えていたんでしょうね。


その義父が出てくるということは、物心両面で

奥さんの父親に主導権を握られた夫婦と言っていいんじゃないかしら。

加害者が経営しているというスポーツジムのスポンサーは

あの親父さんかもね。


どこの家もそうだけど、妻の父親の発言力が強いと

お婿さんは痛々しいものよ。

小さくなって舅の意見をハイ、ハイと聞かなきゃならない。

今後もジムを経営していくには

奥さんだけオリンピック選手だったというより

夫婦ともにオリンピック選手の方が、ハクとしては段違いよ。

頼りの女房は、パパを尊敬しているから味方じゃない。

孤立無援の中、オリンピック、オリンピックと言われて

プレッシャーはすごかったと思うわ。

自分で罪を告白したのが、せめてもの救いね。


あ〜あ、今年も勝手なこと言っちゃった。

ごめんなさいね〜!
コメント (13)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする