皆さん、すでにお気づきだと思う。
ここしばらく、ぱったりとミサイル騒ぎが無いことに。
この13日から、友人がハワイ旅行に出かけている。
私は諸事情で参加しなかった。
出発前、友人は電話で私に言った。
「こんな時期だけど、一週間も留守にできるのは今しかないから
覚悟を決めて行ってくるわ」
こんな時期とは、もちろんミサイルのこと。
あちらさんは当初、基地のあるグァムやハワイに向けて撃つと言っていたのだ。
もしもその通りのことが起きたとしたら、混乱は免れない。
「総選挙だから、大丈夫じゃない?」
私は言い、友人はその真意を測りかねて一瞬黙ったが
「みりこんちゃんがそう言うんなら、大丈夫ね」
と笑った。
実は後で、少し後悔した。
もしもかの国の人々に対する私の認識が間違っていたとしたら
友人一行は、無事に帰国できるだろうか‥
我ながらいい加減なことを言ったものだ‥。
が、今のところ静か。
選挙中に騒ぎを起こしたら、多くの日本国民が気づいてしまう。
「夢や理想で国は護れない」と。
「今大事なのは国防」と。
「未経験者に命を預けるわけにはいかない」と。
だから静か。
なんとわかりやすいことだろう。
このゲンキンさに感心してしまう。
本国は静かにする一方、日本国内に散る同胞は
マスコミを使って、与党が優勢と大喧伝。
過去、どこが優勢だの、議席が何割取れる予定だのと
ここまで賑やかに報道されたことがあるだろうか。
選挙を少しでも知っている人であれば
これがいかに危険な報道かが即座にわかるはず。
選挙戦真っ只中に「大丈夫」や「安泰」の言葉が出始めたら
非常に危ない。
相手を落選させるために、あえて楽勝、大勝の噂を流すのは
昔からポピュラーな戦法の一つである。
「どこに投票しても同じなら、かわいそうな方に入れる」
「勝つとわかっている人じゃ面白くないから、危ない方に入れる」
「長い人は飽きたから、新しい人に入れる」
この言葉、戦歴は少ないものの
経験年数だけは20年以上のウグイスとして
私は実に多くの有権者から、直接聞いている。
このお花畑の票をいかに取り込むか。
それを考えながらウグイス稼業をやってきた。
経験から言うと、いや、誰でもわかると思うが
これは有権者の40%を占めるという、浮動票狙い。
日本人は、劣勢と言われる方に味方してしまう習性がある。
同じ椅子に長く座り続ける者に対して、嫌悪感を抱く習性もある。
この習性を知っておくのは、ウグイスの常識だ。
その心理を利用した、報道操作に丸め込まれようとしている。
日本人にとって、とても危険な状況だ。
与党大勝の予測を言いふらして浮動票を誘導し、得をするのは誰か‥
喜ぶのはどこの国か‥
そう考えた時、黒幕はおのずと浮き上がってくる。
で、現在。
与党優勢をあんまり強調し過ぎて、気を引き締められてしまったので
ちょっと静かになって様子見というところ。
政治がおわかりになる賢い方々の考えは知らないけど
選挙の現場しかわからない私の認識をお話しさせていただいた。
‥4才の時だった。
私は家の前で、三輪車に乗って遊んでいた。
と、急に後ろから、私に覆いかぶさるようにして
三輪車のハンドルを掴む者がいた。
小さい子にこういうことをする者は、まずいない。
驚いて見上げたら、隣に住む在日一家の長女、2才年上のお姉さんだ。
一緒に遊んだことは無い。
この時が、ほぼ初対面だった。
体の大きいお姉さんは、無言で私に覆いかぶさったまま
後輪の間に片足を掛け、もう一方の足で地面を蹴って
三輪車を私ごと運び始めた。
私はどうしていいかわからず、めまぐるしく過ぎ去る灰色の道路を見下ろしていた。
乗っ取られた三輪車は、家からどんどん離れていく。
何百メートル走っただろうか、母の呼ぶ声が聞こえてきた。
その声が聞こえると、お姉さんはスピードを上げた。
母は私の名を呼びながら、追いかけてくる。
お姉さんは、さらにスピードを上げる。
やがて追いついた母は三輪車の前に回り、ハンドルをつかまえた。
ハアハアと息を切らし、必死の形相であった。
今思えば、無理もない。
私たちが走っていたのは国道。
衝動によって開始されたこの行為が、やはり衝動で終了する可能性は低くなかった。
連れ去りに飽きたら、放り出されたかもしれない。
無事に解放される保証は無かった。
お姉さんはパッと手を離すと、走ってどこかへ行ってしまった。
母は無言で私を抱いたまま、片手で三輪車を引いて帰途につく。
家に帰ると、母は雑巾で足の裏を拭いた。
彼女は裸足で追いかけて来たのだった。
今、あの時のことを思い出す。
裸足で駆けつけ、我が子を取り戻した鬼の形相の母。
本気で守ってくれるのは誰かを知った瞬間だった。
これが私の感傷的追憶に過ぎないことを心から願う。
ここしばらく、ぱったりとミサイル騒ぎが無いことに。
この13日から、友人がハワイ旅行に出かけている。
私は諸事情で参加しなかった。
出発前、友人は電話で私に言った。
「こんな時期だけど、一週間も留守にできるのは今しかないから
覚悟を決めて行ってくるわ」
こんな時期とは、もちろんミサイルのこと。
あちらさんは当初、基地のあるグァムやハワイに向けて撃つと言っていたのだ。
もしもその通りのことが起きたとしたら、混乱は免れない。
「総選挙だから、大丈夫じゃない?」
私は言い、友人はその真意を測りかねて一瞬黙ったが
「みりこんちゃんがそう言うんなら、大丈夫ね」
と笑った。
実は後で、少し後悔した。
もしもかの国の人々に対する私の認識が間違っていたとしたら
友人一行は、無事に帰国できるだろうか‥
我ながらいい加減なことを言ったものだ‥。
が、今のところ静か。
選挙中に騒ぎを起こしたら、多くの日本国民が気づいてしまう。
「夢や理想で国は護れない」と。
「今大事なのは国防」と。
「未経験者に命を預けるわけにはいかない」と。
だから静か。
なんとわかりやすいことだろう。
このゲンキンさに感心してしまう。
本国は静かにする一方、日本国内に散る同胞は
マスコミを使って、与党が優勢と大喧伝。
過去、どこが優勢だの、議席が何割取れる予定だのと
ここまで賑やかに報道されたことがあるだろうか。
選挙を少しでも知っている人であれば
これがいかに危険な報道かが即座にわかるはず。
選挙戦真っ只中に「大丈夫」や「安泰」の言葉が出始めたら
非常に危ない。
相手を落選させるために、あえて楽勝、大勝の噂を流すのは
昔からポピュラーな戦法の一つである。
「どこに投票しても同じなら、かわいそうな方に入れる」
「勝つとわかっている人じゃ面白くないから、危ない方に入れる」
「長い人は飽きたから、新しい人に入れる」
この言葉、戦歴は少ないものの
経験年数だけは20年以上のウグイスとして
私は実に多くの有権者から、直接聞いている。
このお花畑の票をいかに取り込むか。
それを考えながらウグイス稼業をやってきた。
経験から言うと、いや、誰でもわかると思うが
これは有権者の40%を占めるという、浮動票狙い。
日本人は、劣勢と言われる方に味方してしまう習性がある。
同じ椅子に長く座り続ける者に対して、嫌悪感を抱く習性もある。
この習性を知っておくのは、ウグイスの常識だ。
その心理を利用した、報道操作に丸め込まれようとしている。
日本人にとって、とても危険な状況だ。
与党大勝の予測を言いふらして浮動票を誘導し、得をするのは誰か‥
喜ぶのはどこの国か‥
そう考えた時、黒幕はおのずと浮き上がってくる。
で、現在。
与党優勢をあんまり強調し過ぎて、気を引き締められてしまったので
ちょっと静かになって様子見というところ。
政治がおわかりになる賢い方々の考えは知らないけど
選挙の現場しかわからない私の認識をお話しさせていただいた。
‥4才の時だった。
私は家の前で、三輪車に乗って遊んでいた。
と、急に後ろから、私に覆いかぶさるようにして
三輪車のハンドルを掴む者がいた。
小さい子にこういうことをする者は、まずいない。
驚いて見上げたら、隣に住む在日一家の長女、2才年上のお姉さんだ。
一緒に遊んだことは無い。
この時が、ほぼ初対面だった。
体の大きいお姉さんは、無言で私に覆いかぶさったまま
後輪の間に片足を掛け、もう一方の足で地面を蹴って
三輪車を私ごと運び始めた。
私はどうしていいかわからず、めまぐるしく過ぎ去る灰色の道路を見下ろしていた。
乗っ取られた三輪車は、家からどんどん離れていく。
何百メートル走っただろうか、母の呼ぶ声が聞こえてきた。
その声が聞こえると、お姉さんはスピードを上げた。
母は私の名を呼びながら、追いかけてくる。
お姉さんは、さらにスピードを上げる。
やがて追いついた母は三輪車の前に回り、ハンドルをつかまえた。
ハアハアと息を切らし、必死の形相であった。
今思えば、無理もない。
私たちが走っていたのは国道。
衝動によって開始されたこの行為が、やはり衝動で終了する可能性は低くなかった。
連れ去りに飽きたら、放り出されたかもしれない。
無事に解放される保証は無かった。
お姉さんはパッと手を離すと、走ってどこかへ行ってしまった。
母は無言で私を抱いたまま、片手で三輪車を引いて帰途につく。
家に帰ると、母は雑巾で足の裏を拭いた。
彼女は裸足で追いかけて来たのだった。
今、あの時のことを思い出す。
裸足で駆けつけ、我が子を取り戻した鬼の形相の母。
本気で守ってくれるのは誰かを知った瞬間だった。
これが私の感傷的追憶に過ぎないことを心から願う。