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殿は今夜もご乱心

不倫が趣味の夫と暮らす
みりこんでスリリングな毎日をどうぞ!

レジェンド・2

2016年02月25日 10時32分58秒 | みりこんぐらし
私の周辺に限って‥と限定させていただくが

悩める若者には、いくつかの共通点が見受けられる。

まず物理的な共通点は、寝不足。

介護関係、医療関係、学習塾の講師など

不規則な仕事に就いていることが多いからだ。


不規則な仕事は人が続かないので

いつも募集がある。

そこへ行くんだから、きついのは当たり前である。

寝不足だと身体も弱るが

人の何気ない言動や、ちょっとした出来事が

必要以上にこたえるようになり、心も弱る。

会社が、労働条件が、人が‥と苦しむ前に

まず寝不足の克服を考えた方がいい。

病院の厨房で不規則な仕事をしていた私は

その経験から、早めの入浴をお勧めする。


悩める若者に入浴する時間をたずねると

一様に「寝る前」と答える。

仕事から帰ると趣味や遊びに没頭したり

クヨクヨと我が身を憂うのに忙しく

風呂は最後のプログラム。


寝る間際までグズグズしている本当の理由は

一人暮らしの場合、風呂掃除がかったるくて

なかなかその気にならないからだ。

家族と同居の場合は

誰かが風呂の用意をするのを待っているのだ。


就寝直前に入浴すると、寝つきが悪くなる。

寝つきが悪いから、早く起きられない。

親にガミガミ言われて起こされれば

「こうなったのは金もコネも無い親のせい」

なんて、八つ当たりしたくもなるわいな。


ギリギリに起きるから、おしゃれどころじゃない。

寝癖頭にボロをまとい

始業時間直前に仏頂面で滑り込みゃあ

誰も「よく来たね」とは言うてくれまいよ。


当然、楽しくない。

楽しくないから悩みは深くなる。

その悪循環で、若いハートは

ますます追い詰められる。


仕事から帰ったら

すぐ風呂に入る習慣を始めてもらいたい。

しっかり眠って気力と体力を取り戻し

すっきりした頭と心で

改めてあれこれ考えて欲しいものだ。



次に基本精神の共通点としては

妥協で就いた仕事が

ハズレだったと主張するところ。

「本当にやりたいことじゃなかった」

「親に勧められて」

たいてい、こうおっしゃる。


それが悪いとは言わない。

若者とは、そういうものだ。

「本当は違う」を保険にして

あとは誰かのせいにしているうち

にっちもさっちもいかなくなって

何の解決にもならないと思い知る。

それを繰り返して大人になっていくのだ。


ただ、この基本精神でいる間は地獄が続く。

未来ある若者が苦しむのを見るのは、辛いものだ。

できるだけ早く、この繰り返しから

脱出してもらいたい。


そのために、使う側と使われる側の

意識の違いを知ることが必要になってくる。

先ほどキーワードが出たのにお気づきだろうか。

「寝癖頭にボロ」「始業時間直前」「仏頂面」

寝不足に次いで悩みを深めている要因は

身だしなみに無頓着、出勤時間が遅い、無愛想

この三拍子である。


私の知る限り‥と再度限定させていただくが

仕事で悩む若者は、この三拍子が揃っている。

「な~んだ、そんなこと?」

「僕は、私は大丈夫」

彼らはそう思っており、こう主張する。

「おしゃれができるほど給料をもらってないし

仕事が大変で余裕がない」

「遅刻はしたことない」

「嫌なことを顔に出さないよう

気をつけているつもり」

個性という便利な言葉もあることだし

使われる側としては、これでいい。


が、使う側は違う。

それでは足りない。

「はっきりと目に見える事柄が

金銭を払う側の求める水準を満たしてない」

使う側にとって、三拍子の意味はこれである。


三拍子が揃うと、どうなるか。

すごく損する。

このメカニズムを知らないばっかりに

むざむざ辛苦の海へと身を沈めているとしたら

もったいないことである。

次回は、三拍子がなぜ損なのかを

説明させていただく。

(続く)
コメント (4)
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