羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

寿ぎ

2013年01月01日 09時28分30秒 | Weblog
 

 謹賀新年


       平成二十五年元旦

 

 新しき年の初めに、皆様のご多幸をお祈りいたします。
  
 昨晩は、珍しくNHK「紅白歌合戦」を見ました。
 話は飛びますが、最近の夏の花火はコンピュータ制御によって打ち上げられるようになったとか。
 昨晩の歌合戦は、デジタルを駆使した「平成・冬の花火大会」のようでした。
 そのなかで唯一、美輪明宏「ヨイトマケの唄」が昭和の花火。
 ここまでやるのなら、紅白どちらに入るのかわかりませんが、「初音ミク」までそろって、平成の歌合戦だと思うんですが。
 思えば、歌合戦は親鸞の時代、いやそれ以前にまで遡って、古は歌垣かな。
 日本人は歌合戦が好きなんですよね。それは時代を映し出す鏡だからなんでしょう。

 アフリカからメッセージと歌を届けたMISIAとNHKホールを蹂躙した矢沢永吉、二人の「特別出演」(コネ入社みたい、という人もあり)に一票ずつ、司会も歌もIT共演も果たした嵐に一票を投じました。
 二人+一組を選び出してみると、グローバルな現代のありよう、過去の上昇エネルギーの健在、近未来のスマート社会予想が繋がって、歌が映す歴史と社会が透けて見えてきました。
 
 昭和24年生まれ、今年64歳。自分が生きた昭和から平成の時代への軌跡をたどり、これからしばらく生きるだろう時代の予感を、三曲に読みとって感慨を深めた夜は更けました。
 
 あまり大きな災害や事故や事件もなく、「こんな筈じゃなかった」と、あっちこっちで言わなくてすむ一年であってほしいです。
 
 体操が体操を超えて、しかし体操であり続けるために、今年も歩き続けられますように。
『自然に貞く からだに貞く』を、求めてくださる方々に、届けることができますように。
「前提として大切なこと」と「本質として大切なこと」が、安易に混同されませんように。
 祈りこそ、体操の本質です。
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